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羊たちの沈黙
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羊たちの沈黙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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娘は読書が好きなので、気に入ってます。 | ||||
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1980年代に映画化もされたサスペンス・ホラーの古典的名作。 ホラー系は敬遠していたのだが、「東西ミステリベスト100」に載っているのはさすがに読もうと思って入手し、しかし3年以上積読になっていたものをようやく読了。 1988年作品。巻末解説によると4部作シリーズの第2作という扱いらしい。実は事前の予備知識はほぼ映画の予告編のみ。古典の金字塔ゆえ一度はよんどかないとくらいのモチベーションでしたが、途中からドンドコと引き込まれて計8時間ほどで一気に読了。 ただこれ、分類は絶対ミステリィじゃないです。 序盤あたりから超ご都合主義な展開が気になりつつ読んでたのですが、まぐれなラッキーで解決してメデタシメデタシやら、実は〇〇は全てお見通しなのでしたとか最後で興ざめ。 解説にもあるように、あくまでサイコスリラーないしはサスペンスなんだという前提で読まないといけなかったということだ。 ふつうに読んでるだけで、このシーン絶対ハリウッド映像化考えて書いてるよな、とか凄く目について下品かなぁというのも気になるし、あと、古典だからOKなのかもですが、今となってはこんな色眼鏡な人物描写したら特にアメリカじゃ裁判だらけになりそう。大丈夫なんだろうか。 | ||||
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「羊たちの沈黙」は映画史に燦然と輝く名作として今も色褪せない。 映画を観た当時はまだ原作は未読であったが、魅力的なキャラクター、スリリングな展開、美しささえ感じられる狂気、それらすべてが噛み合っており、文句のつけようがない名画であり、痛く感心した。 言わずもがな原作を持つ映画にも傑作は多い。わかりやすくスティーヴン・キング原作の映画に絞らさせていただくが「ショーシャンクの空に」「スタンドバイミー」などは文句なく原作の雰囲気を再現することに成功した傑作だろう。 これらに比して「IT」や「グリーンマイル」はどうだろうか? 駄作とまでは言わないが、原作の雰囲気やメッセージを、漏れなく汲み取ることには失敗しているという印象を少なからず持ちはしないだろうか? そのわかりやすい原因としては、前者は中篇であり、後者は長篇であることが挙げられるだろう。原作が長ければ、長いほど、映画という限られた時間の中に纏めることが難しくなるのは至極当然である。 映画「ダヴィンチコード」を観て、原作との違いに不満を覚えた方も少なくないのではないかと思われる。 さて、では原作が長篇であるはずの「羊たちの沈黙」の映画はなぜこうまで纏まりを持った傑作となりえたのか? 今回、原作を読んでみて、私にはそのわけが腑に落ちた。小説「羊たちの沈黙」は長篇ではあるが密度が薄いのである。登場人物の内面も、その人物の数は多いのだが、その誰もが人間的な掘り下げがどこか浅いのである。登場人物のあるひとりが別のあるひとりに親愛の情を抱く、または嫌悪感を抱く、それらはどの小説でもあることだが、本作はその根拠がいかにも薄く弱いのだ。よって登場人物に感情移入することがなかなかできなかった。 展開も、「飛ばし読み」と言うと語弊があるが、飛ぶように読んでも、内容を把握できないということがない。これは良い面でもあると思う。多くの人から本作が賞賛され、許容されることになった強みでもあるだろう。 私が考えるに本作の小説の密度が薄い(と私には感じられる)理由は、狂言回しのハンニバル・レクターを、人物、そして論理においても、小説内の頂点に君臨させている、それゆえ他のレベルを必然的に下げざるを得ない、そのことにあるのではないか。 ハンニバル・レクターより頭の良い人物を作るわけにはいかず、ハンニバル・レクターより魅力的な人物を作るわけにもいなかない。その制約が図らずも物語を映画としてまとめやすい浅薄なものにしているのだと思われる。 それは作者の手にさえも余るハンニバル・レクターという魅力ある稀代の悪役を作り出すことに成功してしまったことによる避けられない弊害だろう。 それを証拠にその後、ハンニバル・レクターが主役に格上げになった作品においてはトマス・ハリスは目も当てられない駄作を上梓する結果に今のところなってしまっている。 | ||||
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又やってしまいました 早く読みたい一心で手持ち確認しませんでした 上下揃って2組です。。。と言うわけで本当は5星です | ||||
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映画を見ていないが、映画化するには良い作品だろう。描写がくどく、退屈なシーンが多すぎるように思えた。 | ||||
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まだ読んでいる途中ですがあっという間に引き込まれました。 内容は他の方も書いているとおりだと思いますが、いかんせん訳のせいで雰囲気が若干壊されちゃってます。訳にうるさい人がこの本を買うならやめておいたほうがよいでしょう。古臭い訳で、カタカナではジェロゥとかいう謎のデザートが出てくるし(ゼリー?)、日本語がぎこちなく昔の英語の教科書みたいだし、急に主人公のキャラが豹変するしでいつの時代の訳かわかりません。昔はこのような訳が普通にあったので大人の人は平気な人もいるでしょうが、私のような青二才の10代にはちょっと耐えられないです。最近の新訳などと比べるとあまりにも酷いです。20年以上前の訳にしても古臭すぎます。 | ||||
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このたび本書の新訳がでたため、20年以上ぶりに新旧両方を合わせて読み直してみた。旧訳には生硬という批判もあるようだが、僕としては旧訳のほうがはるかにリアリティがあると思う。もういったサイコ・サスペンスには緻密な論理性が物語のおもしろさを支えるキーになると思うし、旧訳にある、ある種の硬さが心理描写や作品の重厚さに寄与していると思う。 | ||||
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上下巻を一緒に買うとカバーデザインが楽しめます。店頭に出た時は、平積みで2冊同時だったからでしょうね。 | ||||
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上下巻2冊で、並べてみると、こんなデザインだったなーと思い出しました。人食いハンニバルと捜査官クラリスとの対決を別ストーリーでもう一度読みたかったです。 | ||||
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サイコものなんて珍しくないのに、倦むことなく読めたのは、この作品が確かな知識(と思える)に裏打ちされた骨太なストーリーを持っているから。 サイコ(バッファロービルの連続殺人)を土台にして、教養小説(クラリスの)と推理小説(レクターが探偵)を構築したような感じ。そのバランスがいい。 推理小説的には、ビルの動機に焦点が当てられていて、解明されたそれがサイコなのがよかった。また、最大の見せ場は、レクターの脱出の場面。もちろん、クラリスの造型にも十分な厚みが与えられている。幼少時の事情、「ちくしょう」と舌打ちする心の声など。ルームメイトがいい感じなのもお約束。 ただ、クラリスにどっぷり感情移入出来た訳ではなく、結構、冷静に読んだ。 | ||||
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他の方の言う通り、翻訳がダメダメです。しかし、内容が良いので☆3つ。 | ||||
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翻訳の評判が悪いようですが、実は私もあまり好きな文体ではありませんでした。原書を読んだことがないので、悪いとかいいとかまでは判断できかねますが、好みの範囲のみの話でいうと「なんか気持ち悪い文章」なんと言うか原作の英文をまさに忠実に「そのまま」訳している印象を受けました。あくまで英文を、というイメージです。(えらそうなこと書いて申し訳ありません)文体の古臭い感が否めませんでした。前のレビューでも書いていらっしゃる方がいますが、日本でカタカナ英語としても定着している単語の書き方の気持ち悪いこと!「ベイビイ」「キャンザス」・・カタカナが多いページは少しイラっとしました。 また、特に男性の個人個人の話し方の違いがあまり感じませんでした。英語に比べて日本語は「誰が」話しているのかをかなりわかりやすく表現できると思うのですが・・・誰が話しても同じ印象。 クラリスがしょっちゅう「ちくしょう」だの「くそ野郎」と言って(思って)いますが、映画のクラリス=ジョディフォスターのイメージで固まりすぎていたせいか、私はそこにはしっくりきませんでした。そりゃ知的で教養のある人も「ちくしょう」くらいは言うかもしれませんが、美しく優秀だ、という描写があるのですから、もうちょっとなんとか表現はなかったものでしょうか。ちょっと下品すぎやしませんか。 ☆は翻訳が合わなかったのが全ての評価につながります。翻訳で読むことが多い海外の作品はそれが難しいところですね。 違う人の翻訳も読んでみたいです。できれば自分で原書を読んでイメージを膨らませるのが一番だとは思うのですが。そのうち挑戦してみたいと思います。 | ||||
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映画も観たけど映画だけだと分かりづらいデティールを知りたかったので小説も読んでみました。 結末が分かっていても読まされるし、スラスラと読めたしなかなか面白いと思います。 一連の映画を観てて完全にアンソニー・ホプキンズのイメージで読んでたんですが、微妙に重ならなかった です。アンソニー・ホプキンズのイメージが強すぎて本来のレクターの人物像をつかむ前に読み終わってし まいました。どうも映画版のレクター博士の方は意図的に絶対的な超越した人物として描れている様な気が します。映画の方は2割増で描いているんですね。普通は逆なんですが。 その辺が微妙なズレなのかなと思います。作中でのクロフォードのレクター評が多分一番正しいのかな。 翻訳者を変えるべきという意見には賛成ですね。本来この小説は様々な要素をもった面白い小説のはずです。 作品に直接関係ないかもしれないけど、翻訳者による解説もひどいですよ。ほとんど作品のあらすじを 書いてるだけですからね。 | ||||
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☆2個減点の理由はトマス・ハリスのせいではありません。他のレビュアーの方も書かれてますが、翻訳者が悪すぎる!珍妙な訳語連発で読みづらい。固有名詞のCrawfordをクロフォードではなくクローフォドとしてるのはまだご愛嬌。もっと珍妙な訳語がいっぱいある。TAPEがテープでなく「テイプ」TABLEがテーブルでなく「テイブル」赤外線GOGGLESが赤外線ゴーグルでなく「赤外線ゴグル」まだまだある!FAST FOODがファーストフードでなく「ファーストフッド」MESSAGEがメッセージでなく「メッセジ」極めつけはBOUTIQUEがブティックでなく「ブーティーク」(笑)外国語を日本語で表記する際の正しいルールがあるわけではないが、これはひどすぎるでしょう!私の身の回りでMESSAGEを「メッセジ」、TABLEを「テイブル」と表記している人は一人もいません。ましてや「ブーティーク」なんて言葉は日本中で菊池氏以外は使用しないと思われます。「メッセージ」「テーブル」など完全に日本語として定着しています。この人は本当にプロの翻訳者でしょうか?娯楽小説なのだから、多くの人に伝わるように訳すのが大原則です。菊池氏の意図がわかりません。小説の内容は素晴らしかったです。別の翻訳者での改版を希望します。 | ||||
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映画も見てないのだけど、サイコホラーブームの火付け役となった作品。 だけど本当に面白いでしょうか。 内容まったく覚えていないけど。 あ、レクター博士が脱出したところは覚えてる。 | ||||
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訳文は凄かったでしょ?私、目ぇむきました。「クローフォド」さんでしょ?このスカタンなオッサンはこれ誰だ菊池光。こんなところでもバブルが終わったのは非常に健全で(ホンマに関係あるんか、おい)、変な自己中なオッサンの自己顕示欲の発揮場所(^^;はなくなってしまったわけだ。「アルカ・セルツァ」に一切訳注がないのも挑戦的でしたねぇ(その後売り出しましたが。シュワシュワ水に溶かす頭痛薬ですね)。 '70の翻訳作品「深夜プラス1」とか極めて健全だったのに一体どうして? 続編「ハンニバル」では高見浩氏の固有名詞の訳し直しに関する苦笑混じりのコメントもお見逃しなく。 | ||||
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