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リプリー(太陽がいっぱい)



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【この小説が収録されている参考書籍】
太陽がいっぱい (河出文庫)
リプリー (河出文庫)

リプリー(太陽がいっぱい)の評価: 4.69/5点 レビュー 26件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.69pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(5pt)

続編も含めて行動を追いたい主人公

アラン・ドロン主演の映画「太陽がいっぱい」の原作ということだが、映画の設定とはかなり相違がある。一番異なるのは映画がヨットでのシーンの印象が強いのに、本作ではヨーロッパの街を舞台にした一種の逃避行であることだろう。アメリカ人が憧れを抱いているヨーロッパを舞台に、画家かぶれの金持ちのお坊ちゃんと貧乏だが自分の才能にうぬぼれている友人という二人のアメリカ人を軸にした物語となっている。
 ヨーロッパの都市やリゾートの何となく怠惰な雰囲気の中で、一人であれこれと策略をめぐらして保身を計る主人公の姿は決して格好良くはなく、英雄気取りの本人が哀れになってくる。映画ではそんな主人公の性急な野望を映画の枠内にうまく表現しているなと思った。
 ところで、驚くのは本作がシリーズものであるということだ。従って結末は映画とは異なる。主人公であるトーマス・リプリーの続編での活躍(悪事ではあるが)をさらに読みたい気持ちにさせる。
 (その前に、未見のマット・デイモン主演のリメイク版「リプリー」を見るべきですね。こちらの方が原作に忠実らしいし、主人公の鬱屈した感じがお似合いかもしれない)
リプリー (河出文庫)Amazon書評・レビュー:リプリー (河出文庫)より
430946193X
No.3:
(5pt)

The Talented Mr,Ripley

『他人の人生を一度味わってみたい』自分に少しでも劣等感を抱いている人ならなおさらそう思うだろう。トム・リプリーもその一人。この作品を読んでいて痛いほどトム・リプリーの気持ちが解りました。それは私自身も少なからず劣等感を抱いて生活しているから、自分と重ねてしまい物語に強く引き込まれてしまう。トム・リプリーのように、満たされない人生・心、自分への劣等感・不満を抱えながら歩む者にとっては、外国・異国の地で、もしかしたら今の自分と決別し、新たな自分へ変身できるのではないかと、胸高まり・期待してしまうことがあるかも知れない。それは誰しもが抱いている気持ちであり、友情が殺意に変ることもありえること。殺害した人物に成りすますと言うことは、トム・リプリーには最高の思いつきだったのかもしれない。読み終えた後、彼はどうしたのだろうと考えてしまいました。Patricia・Highsmith=The Talented Mr.Ripley 本当に見事な、素晴らしい作品であり、自分の今の状況を深く考えさせられる作品でした。
リプリー (河出文庫)Amazon書評・レビュー:リプリー (河出文庫)より
430946193X
No.2:
(5pt)

The Talented Mr,Ripley

『他人の人生を一度味わってみたい』自分に少しでも劣等感を抱いている人ならなおさらそう思うだろう。トム・リプリーもその一人。この作品を読んでいて痛いほどトム・リプリーの気持ちが解りました。それは私自身も少なからず劣等感を抱いて生活しているから、自分と重ねてしまい物語に強く引き込まれてしまう。
トム・リプリーのように、満たされない人生・心、自分への劣等感・不満を抱えながら歩む者にとっては、外国・異国の地で、もしかしたら今の自分と決別し、新たな自分へ変身できるのではないかと、胸高まり・期待してしまうことがあるかも知れない。それは誰しもが抱いている気持ちであり、友情が殺意に変ることもありえること。殺害した人物に成りすますと言うことは、トム・リプリーには最高の思いつきだったのかもしれない。
読み終えた後、彼はどうしたのだろうと考えてしまいました。
Patricia・Highsmith=The Talented Mr.Ripley 本当に見事な、素晴らしい作品であり、自分の今の状況を深く考えさせられる作品でした。
リプリー (河出文庫)Amazon書評・レビュー:リプリー (河出文庫)より
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No.1:
(5pt)

リプリー

 トム・リãƒ-リーはニューヨークで警察に追われるç"Ÿæ'»ã‚'ã-ていたが、ある時富豪のグリーンリーフから、ヨーロッãƒ'にいる息子に会いに行きアメリカに帰るように説å¾-ã-てほã-いと頼まれる。トムはふたつè¿"事で引きå-ã'、ディッキーと友é"になろうとするが失æ•-ã-、彼ã‚'殺そうと思うようになる。 彼はディッキーã‚'殺害ã-、まã‚"まと彼になりすますã"とに成功する。が、彼の犯行は計ç"»æ€§ã«æ¬ ã'、かなりずさã‚"なものだ。そのために何度も絶ä½"çµ¶å'½ã®ãƒ"ンチに追い込まれるが、そのたびに彼のæ¼"技力と幸運によって切り抜ã'てゆく。ã-かã-そういったトムのå 'å½"たり的な行動のためにリアリティーがå¢-ã-、手にæ±-握る展é-‹ã¨ãªã‚‹ã€‚ トムがディッキーになりすまã-たあと、彼の女友é"やグリーンリーフとは何度も手ç'™ã!®!!やりとりã‚'するわã'だが、その過程でトムの作り上ã'たディッキーのイメージã‚'彼らが信じ込むとã"ろがまた面白い。とくにグリーンリーフは息子が何ã‚'考えていたのかわã'がわからなくなってã-まう。ã"ã"には親子の信頼é-¢ä¿‚は存在ã-ない。 ハイスミスの小説の中ではモラルや正義は通ç"¨ã-ない。正ç›'いってその作å"ä¸-界は好きにはなれない。とã"ろがいったã‚"読み始めると、その恐æ€-感や不安感から抜ã'出せなくなりé€"中でやめられなくなってã-まう。いつもã"ういう作å"ã‚'読みたいとは思わないが、嫌悪ã-ながらも惹かれる作å"ã¨ã„うのも読書の楽ã-みではある。
リプリー (河出文庫)Amazon書評・レビュー:リプリー (河出文庫)より
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