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三体
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三体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 21~40 2/4ページ
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ぶっちゃけた話、小島秀夫が絶賛しているという時点でいやな予感はしたが、小島の作る凡人を拒絶するスーパーオナニー物語には辟易していたので、この小説もその類のものなのかなあと。 しかし中国で二千万部突破という文句につられて購入してしまった。 最初は引き込まれた、文革の描写が非常に現実的で読み応えのあるものだったし、でもVRゲームの描写辺りから少し苦痛になって来て、何より登場する中国人科学者たちがもろに白人化していて、彼らのセリフも欧米のSFをそのまま借用したような、それ以上に科学者と庶民の言葉遣いというか、その口調の差がひどいんでないかい、何か作者にも庶民をバカにしている態度が窺えて、宇宙物理に関しても分かるヤツだけでいい、アホは読むなと言った感じで、そこが悪い意味で物語とかみ合っていない印象があり、作者の持つイメージがなるだけ簡明に直接的に読者に伝わる、この手の小説ではその点が大事だろうが、それがほとんどなかったように思う。 俺はこの作品に生臭いドロドロした中国人像を期待したがそれは間違いであった。要はこれは中国を舞台にしたハリウッド的サイエンスフィクションであって、であればこそヒューゴー賞も取れたのではないか、小島もオバマも愛読したのではないかと。欧米や日本人に対して本音をぶちまける骨太な中国人が普通に登場していれば、それこそが中国の現実を正確にえぐるものであり作者にその精神性があれば有無を言わさぬ迫力が生まれるだろうが、この小説がヒューゴー賞に選ばれることはなかっただろうし、小島が持ち上げることもなかったね。 主人公の相棒の刑事も、いかにも欧米サスペンス小説に出て来そうな感じだったし。 物語的にもクライマックスで飛刃でタンカーを切断というのはやり過ぎだろと感じたし、最後の智子ちゃん現象も一読しただけでは全く理解できず。絶賛してる人ってあれが分かるの?だとしたら凄いね。 この世界観だったら三体世界の太陽とこっち側の太陽が共鳴して互いにメッセージを発信した、それを地球人が受け取って感動したという展開の方が良かったんじゃないかと、「星を継ぐ者」的でさ。 読了して思ったのは、これは所謂借景小説だなと。中国を背景にしてそこに欧米的な登場人物と展開をちりばめた物語。勿論この作品をハードSFとして高く評価している者を批判する気は全くない。内容は全体としてそれだけのものを有しているとは思うし、作者が欧米小説の影響を受けたというのは当たり前のことであって、実際優れたものが多くあるわけだから。 だがこの作品に生の中国社会、生の中国人像の確たる表出を見られるとわくわくした自分としては方向性が真逆であったことは否定できない。現実としてそれは難しいのかもしれんけど、この時代、アジアからも白人作家に拳を突き上げる硬派な作家が現れて欲しいなあと願う俺としては些か、いやかなり残念だったのであります。 以上、一人の日本人読者の意見でした。 | ||||
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後書きにあるように読む章の順番を変えたほうが良かったのかも。 着眼と展開は面白かったです。でもやはり作者の実体験からなのか使う語彙に少し抵抗を感じるというか…中国人特有なのか…中国の作家さんはこれが初めてなのでどうなんだろ。でも2巻もポチります | ||||
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続編を読んでいる途中なので、これからの展開に期待です。 | ||||
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前振りが長い。 それを突破すると、おもしろくなっていく。 おもしろくなると、最後まで読みたくなる。 | ||||
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230ページくらいまで読んでも何が言いたいのかどうなってるのかよくわかりませんでした。SF慣れしてない自分にはこれ以上続けて読む気力が出ませんでした。 | ||||
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難しいところは斜め読み、でも中国のSFは初めて。面白かった。 | ||||
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シリアスな展開とバカSFが混在していて少々苦痛になる。どちらも個人的には好きなのだがそれを混ぜるとこうも白けてしまうものなのかと実感した。 | ||||
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子供がよんでくれた | ||||
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いかんせん話のとば口が文革による主要人物の絶望から始まるので、かの地の特殊な政治問題を考えながら読まざるを得ない。その結果として読みながらずっと(それって人類の罪じゃなくて毛沢東の罪だろ)という不満を感じながら読む羽目になる。 文革時代の描写は我々が遠くから垣間見たあの狂乱を内側からの視点でよく書けてると思うのだが、話が現代に移ると途端に出てくる登場人物の描写が薄っぺらくなる。例えるとまるで韓流ドラマの登場人物みたいな非現実的な人物ばかり。出てくるのが知識層ばかりだからそうしたのかもしれないが、史強のような市井の人物ですら妙に哲学的で「こんな中国人おらんやろ」と思ってしまう。 また中国産のエンターテイメントにありがちだが、改革開放で海外文化が怒涛の勢いで流入してきた70年代中盤以降の情報のみから世界を描写してるので、世界観の構築にやはり薄っぺらさを感じる。また日中韓にありがちだけど、西洋人からの承認欲求の描写も強い。中国人らしく振舞ったうえで、それを白人に褒められたいんだよね。 その辺のローカル事情に全部目をつむって純粋にSFとして評価すると、科学的物理学的アプローチで侵略モノを描いたところはまあまあ面白いとは思うけど、SFに目の肥えてるはずの日本人読者が、ここまで絶賛するほどエポックメーキングでは無いと思う。多分に中国本土からSFが出てきた事に対するご祝儀評価が多いのでは。オバマをはじめとするリベラル系知識人からの高評価もそういう流れからのものかと。 | ||||
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しばらく前から気になってはいたけど、前評判から「SFガジェットを詰め込みすぎてストーリーが破綻」のパターンではないかと疑念が残り手を出さずにいた作品。 セールを機に読んでみたけど、蓋を開けてみると、可もなく不可もなく…といった感じ。 ガジェット頼みにならないように、ストーリーと絡めようという努力は感じられるけど、やはり本筋に必要な以上に科学技術のコンセプトを登場させているという印象は否めない。 他にも欠陥はいくつかあるけど、なによりも「三体」のタイトルの由来にもなっている三体問題に対する科学考証が甘いのはいただけない(ネタバレ後述)。 エンターテイメントたろうという意欲は認められるものの、「SF」として読もうとすると高い評価は与えられない。本編で一番興味深かったのは中国の歴史・文化の描写や文化大革命のシーンだけど、それってSFとしての評価じゃないよね… 総じていうとセールであれば買ってもいいぐらいかな。 以下、ちょっとネタバレかも . . . . . 三体人の母星のアルファ・ケンタウリ星系は三連星であり、三つの太陽による三体運動がカオス的なふるまいをすることで、三体人の文明が危機に陥り、移住先を求めて地球を侵略する動機となった…っていうストーリーなんだけど、そのアルファ・ケンタウリ星系は実際にはA星とB星が近く、二連星のようになっており、C星(プロキシマ)はその1000倍くらい離れたところを回っているという構成です。三体問題のカオス的な挙動が発生するような条件ではありません。イメージ的にはA星とB星を一つの星系と見て、プロキシマは別の恒星系ととらえてもいいくらいです。 また、仮に三連星がほぼ同じ距離にあり、三体問題のカオス的な運動をしていたとしても、その恒星系に存在する惑星のもっともありそうな末路は、系から弾き飛ばされて恒星間を漂う浮遊天体となることで、本書にあるように何度も乱紀と恒紀を繰り返し、200もの文明が現れては消えていくような時間があるとはとても思えません。 さらに、劇中の潮汐力の描写も納得いきがたいものがあります。三連星が一列になり重力が極大に達し、太陽の重力により生き物や物体が空へ飛んでいく…という描写があるのですが、これは率直に言って噴飯ものです。足元の惑星も太陽の重力の中をいっしょに「自由落下」しているのですから、上に乗っている物体だけが太陽の重力を強く感じるわけがないでしょう。潮汐力というものはありますが、これは惑星と地表の太陽からの距離の差から生じるもので、ほとんどの場合は微小なもので、三連星を一列にしたぐらいで物体を浮かせるような力はありません。 まあ、そもそもハードSFというわけではないんでしょうけど、アルファ・ケンタウリ星系のWikipediaを見ればわかるぐらいの考証はしてもらわないと萎えてしまいます。 | ||||
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散漫だねー | ||||
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ありがとうこざいました。ありがとうこざいました。 | ||||
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アイディアは良いが文才はいまひとつ。翻訳のせいか。 | ||||
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着想がいい 最初は文化大革命で削がれた 次第にワクワクして来た 退屈な箇所が多々あり挫折しかかった 話題作なので耐えて 片手間に何とか聞き終えた 本のほうが自分の世界に入れたかも | ||||
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文化大革命の下りから、VRゲームの話とかなかなか本題に入らない状態がずっと続いて、読んでて苦痛でしたが、 300ページ目辺りから、やっと異星人である三体人との交信の話になって、そこから面白くなる感じです。 主人公への感情移入をさせる為に文化大革命の下りから話が始まってるのかもしれませんが、 正直中国人以外の人から見ればどうでもいい話だし、 VRゲームも後になって分かる事ですが、精々前振りの話は100ページ程度に納めて、 三体人との交信後の話を充実させた方が良かったのでは。 評価が低い人はそこまでに至らずに挫折してしまってると思います。 とは言え、三体人との交信が始まった後の展開も、結構無理のある話のもって行き方するので、 SFエンタメとして気軽に楽しむ程度で読んだ方が良いかもしれません。 | ||||
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いや、続編があること自体は知ってましたが、ここまで切りが悪いとは思ってませんでした。 なぜ〇〇〇なら〇〇〇を救えると思えるのか意味不明ですが、それについては作中できっちりとツッコミが入っているので今後フォローされるのでしょう。 序盤、どこまで世界を細かく調べられるかみたいな話が出てきて、物理学者が死んでるという話もあったので、シミュレーションの最少単位にたどり着かれると困るシミュレーション実行者との戦いみたいな話になるのかなと思ってたら違いましたね。ただ、一巻終わっての感想としては、その自分の妄想の方が話としては好みですね。単なる戦争ということになってしまうとなんか別に……。 ともかく、このままではあんまりなので続きも読んでいきます。 | ||||
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途中までは面白く読んだけど、ゲーム『三体』が実在の三体世界を正確に描いていると知った時まず、えっと思った。三体惑星の環境の過酷さはゲームの世界ならではと思っていたので。 絶対零度の極寒。三太陽による大地が溶け地平線まで広がる火の鋼と化すほどの高温。更には三恒星直列がもたらす重力変動により大気層が消失。あげくの果て惑星は真っ二つに引き裂かれる。そのたびに新たな文明が勃興するのだが、ゲームでなく現実世界でそんなことがあり得るのか。こんな極端な天変地異が実際に一度でも起きたらその惑星は死の星となるだろう。 次にええっ! と思ったのは智子(ちし)についての描写を読んだ時。陽子を二次元平面に展開、その平面に千隻以上の宇宙船が一万五千時間を費やし二次元回路をエッチングし人工知能『智子』誕生。十一次元に移行させれば元の陽子サイズに戻るのだが、この智子が最強。 真空からエネルギーを引き出して光速に近い速度で飛行。地球に到達した智子は一体で一万基の高エネルギー加速器をコントロールすることが出来る。他にもフィルムや人の網膜に文字や数字や図形を描くなどおちゃのこさいさい。量子もつれは距離に関係なく作用するので宇宙の両端に置いた智子でリアルタイムでコミュニケーションすることさえ可能。 って、ここまで来るともうドラえもんの最強道具『ソノウソホント』。これは顔に装着し嘘をつくとそれが全て現実となるという道具で、もうこれがあればタケコプターもどこでもドアも不要。なにせ思ったことをなんでも実現できるのだから。 ドラえもんは漫画だからこんな道具を出しても許される。でも大人向けのSF小説で、これをやっちゃダメでしょう。いくらなんでも三体人と作者にとって都合が良すぎる。これからもこんな荒唐無稽なガジェットやストーリー展開が登場すると思うとすっかり読み続ける気が失せてしまった。 | ||||
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物理学や天文学用語が多く、やや難解です。なかなかストーリーに入って行けませんでした。 人気のSF小説との事で購入しましたが、このⅠ部だけでは、良さがあまりわかりませんでした。 Ⅱ部、Ⅲ部に期待したいですが、高額なので文庫本が出たら購入しようかなと思っています。 | ||||
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宇宙人が侵略してくるといったありきたりなSF。ただ設定は面白いし、読み応えもあります。 中国の文革時代から話は始まるので、内容が気持ち悪いし、読みづらいと妻は速攻で断念。妻が感想を発表する必要があったので、何故か代わりに私が代読し、ポイントを伝えることに。 最初は渋々読んでいましたが、途中から話は面白くなってきた。最初の山を超えれたら、完読出来るのではないかと。 まあ、よくこんな話を緻密に書くよねというのが率直な感想。男性受けしそうなイメージ。 個人的に合点しなかったのは、 ①地球規模の話なのに何故か特定国の人がメインで活躍するのは何故? ②この異星人は愛の水準が極めて低いのに、何故宇宙に進出するまでのテクノロジーを持てたのか?環境の熾烈さ以上に、他愛の低さだとお互いに滅ぼしあっているのでは? また、登場人物の名前も覚えづらく、最後まで人物表が手放せなかった。 自分でお金を出して買うなら中古で充分かな。もう一回読みたいか?と聞かれたら、それは無いという感じ。 | ||||
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絶賛されてるんで読んでみた。出だしの文革のクダリは圧倒的な迫力。しかし後になるほど緩くなっていく。ハードSFだと思ってると、決定的に重要なポイントにオカシすぎる(ってか、著者が物理を誤解している?)ところが多くてどうもいけない。(「三体」の運動とか、M理論の次元とか、entanglementの意味とか…)。構成としては、ことにVRゲームを持ち込むところに、ちと無理があるように思う。(ツツイヤスタカはもっとうまくやったぞ。)で、娯楽としてトータルどうなのかと言うと、ま、面白いのは認めるよ。 | ||||
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