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むらさきのスカートの女
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むらさきのスカートの女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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芥川賞受賞作品ということで、購入致しました。 前半の丁寧な描写から、後半の展開は、読み手の想像に委ねられているのかもしれませんが後半の展開がはやさが、残念でした。 後半の展開がどのようになるのか、読んできて先が知りたいという気持ちにはなると思います。 ボリュームは比較的少ないので、数時間で、読み終わると思います。 | ||||
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芥川賞受賞し話題になっていたので、むらさきのスカートの女を読んでみました。 とにかく読みやすくあっという間に読み終えました。 最初の謎めいたむらさきのスカートの登場からドキドキが止まらずどういった展開になるのか非常に楽しみでした。 つかみがかなり強烈だった印象です。 ただ読み進めるにつれ、思っていたほどの盛り上がりはなく淡々と進む展開にあれこれで良いのか・・と疑問がわいてきました。 読み終わった後の残念感がハンパなかったです・・・。坂道を下り続けるように自分のテンションも下がっていきます。 | ||||
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読み始めて3ページ目で止めようと思った。何だこれはと。単なるストーカーものじゃないかと。 だけど腐っても芥川賞受賞作。何か良い所が有るんだろうと思い、我慢して最後まで読んだら、うーん、そう来たかと。なら、まあまあかなと。 最後まで読めたのは一にも二にもその文体ゆえ。読みやすいし、完結にして明瞭だ。けれど・・・。 芥川賞だからなあ。正直、新人作家に与えられる文壇最高の賞がこのレベルで良いのかとも思う。もっと高潔で気品のある、「新しい」作品であって欲しい。 | ||||
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文章は読みやすく、1時間程度ですらすら最後まで行けた。 最後があまり納得行かない感じだった。 あれほど執着していた紫のスカートの女の行方を探すような感じもないし、急に最後論点がずれたような締めくくり方だったので星みっつにしました。 若干コンビニ人間に雰囲気が似ていると思います。 最近の流行りなんでしょうか。 でもコンビニ人間の方が終わり方はしっかりしていたと思います。 | ||||
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奇妙に面白かった。 黄色いカーディガンの女は、自分がむらさきのスカートの女になりたかったんだろうか… 分からんけれど楽しく読んだ | ||||
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面白く読めました。ただ、インパクトは、こちらあみ子の方があったかなぁ。 | ||||
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芥川賞受賞作、「むらさきのスカートの女」というタイトルからスリリングな内容を期待していましたが。。。 そもそも主人公がなぜ執拗に彼女を追いかけるのか、最後まで謎が解けなかったのが残念です。 同じ職場で働けるように画策するあたり、恋心がなせるわざ?と思いきや、それを否定する言葉を発したり。 主人公のキャラクターが見えてこないので、なかなか感情移入できませんでした。 自分だけかもしれませんが。。物足りなさが否めなかったのが正直なところです。 ただ、全体的に会話のシーンが多めだったので一気に読めました。 | ||||
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静かな狂気の怖さ、不気味さは楽しめました。 途中からだんだん展開が読めるけど、それでも不気味さはきちんと続きました。 ただ、それ以上のものはなかったです。不気味さが粛々と続いてそのまま大きく予想を外れる展開もなく、すっと終わる感じでした。 | ||||
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一日であっという間に読み終わりました。芥川賞受賞作品なのでこちらの期待値が高すぎたのかもしれませんが、それほど面白い内容ではありませんでした。軽く読めるので、そういうものを求めてる方には良いと思います。 | ||||
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そこそこ面白いストーリーで、変わり者と呼ばれる人の頭のなかを覗いた感じです。 1つの作品として綺麗にまとめられていて、文章を組み立てる「構成」はとても上手だと思います。 ただ、最初から最後までずっと平坦な文章でつむがれていて、思わずうなって圧倒されたり、読者の魂に深く刻みこむような芸術的な表現力は見当たりません。 そこそこ楽しめたけど、あとに何も残らない。 この読後感は、『コンビニ人間』を読んだときと似ていると思いました。 芥川賞に期待しているのはストーリーではなく、芸術的な表現力です。 | ||||
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今度の芥川賞受賞作は、女性がむらさきのスカートの女に興味をもちつけ回す話、ときいてそれだけで面白そうだと購入。 そして期待通りとても面白いものでした。サスペンスのような要素もあり、どうなるのかドキドキして一気読み。時代設定は10年ぐらい前でしょうか。 今なら「なぜまだ若い女性がこんな生活してるの」と思いそうですが、10~20年前なら「誰でもありえる話」だった気がします。 若者が日雇いバイトで食いつなぐ。女性のホームレスも珍しくない。フルタイムのバイトは争奪戦。採用されやすい職場はろくでもないから離職率が高い。 高級ホテルの客室清掃の仕事は面白そうでした。登場するスタッフ達は関わりたくないような感じの人ばかり。 同じく清掃の仕事など点々として突然解雇されたりと不安定だったであろう作者は、時々作家の主婦みたいなので「なんだ。私の方が不安定で貧しそうなのに高い単行本買うんじゃなかった」と思わされました。 最近の芥川賞は昔より軽い作品が多いのでしょうか。「ちょっと面白い小話」とは思ったけど、純文学なのかは謎です。 | ||||
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すいすい興味深い展開に楽しく読めました。 でもむらさきのスカートの女っていう言葉の繰り返しが多いかなと。 黄色いカーディガンの女は何がしたかったのか・・・? 好き?だからストーカーのような感じになるのかなぁ こんな人に目をつけられたらコワイです。 ホテルの清掃という作者の経験が生きた作品でもあるんですね そういう点ではコンビニ人間も同じだなと思ったりします 続編があったら面白いですね☆ | ||||
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「うちの近所に『むらさきのスカートの女』と呼ばれている人がいる」と書き出して、その女性がどれほど変わっているかが述べられる。若くはなく、髪はボサボサで、シミもある。いつもむらさき色のスカートをはいて公園の隅のベンチでクリームパンを食べている。むらさきのスカートの女の行動をつぶさに観察する「わたし」・自称「黄色いカーディガンの女」は彼女と友だちになりたいと願う。そして、「わたし」はベンチに求人誌を何度も置いて、とうとう彼女を「わたし」の職場に誘導することに成功する。ホテルの客室掃除の職場に入った「むらさきのスカートの女」はすぐに仕事を覚え有能ぶりを発揮する。やがて職場で事件が起こり、「むらさきのスカートの女」と「わたしは」は初めて向かい合って口をきくことになる。 読みながら疑念がしだいに膨れ上がってくる。なぜに「わたし」はこうも「むらさきのスカートの女」に執着し、つけまわすのか。普通なら知りえない会話の中身まで書かれている。これではまるでストーカーではないか。「わたし」のほうが「むらさきのスカートの女」よりもはるかに問題のあるヘンな人ではないか、と。平易な文章でさらさら書かれているが、その内容は不気味で、読み手の不安をじわりじわりとあおる。そして、意外な展開の末にラストに描かれる「わたし」の姿に唖然とすることになる。 平易な言葉よって不穏な雰囲気を醸し出す文章力はたいしたものである。会話が生きていて、どんどん引き込まれる。人物の造形やストーリーの展開も巧みである。このユニークな作風が新しさと評価され芥川賞につながったのだろう。しかし、「巧いな」「面白い」と感心はするけれど、感動には至らない。感性の鋭さや技巧は評価できるが、表層的で深みに欠ける。それが「面白い」と感じても心動かされるほどではない理由であろう。 本書を読んでアガサ・クリスティの小説「春にして君を離れ」を思いだした。本作品と同様に一人称で書かれており、幸せな生活を送る人格円満な婦人が、過去を回想するなかで実は自分は狭隘で冷酷な性格の女性だったことに気づく逆転のストーリーである。クリスティは婦人を覆っていたベールを1枚1枚はがし彼女の真の姿を見せるのだが、その衝撃は大きかった。結婚とは、愛情とは、豊かさとは何か?人生とは何か?という問題を読者に突き付けるからだ。つまり読者をして自らの人生を振り返らせる力をもった小説なのである。今村夏子さんの芥川賞受賞作をアガサ・クリスティと比べるのはふさわしくないかもしれないが、感性と文章の巧みさでは太刀打ちできない文学の世界があることを指摘しておきたい。 | ||||
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んー 読みやすいけど、 僕でも書けそうと思えば書けそう。 だけど、 こういう素朴な感じが受賞されるんですね。 | ||||
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「むらさきの女」と取り巻くホテルの人たちのやりとりがリアル。場面の展開、ストーリーのつなぎ方、構成、間違いなく上手いです。セリフもコンパクトでリアリティがある。けれど全体的には少し物足りなく感じました。 だんだんと「むらさきの女」が何をしようかどう行動しようか、そこまで興味、関心が持てなくなってきました。感情移入できないというか、所詮は他人事、というか、、、 | ||||
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「むらさきのスカートの女」が、社会からドロップアウトしたような生活をしているうちは それなりにアトラクティブでミステリアスなのに、 だんだんと社会化するにしたがって、 その辺にいるあまり質の良くないねんちゃん、に変化していくところが面白い。 むらさきさんを自分と同じ職場で働くように仕向けたのも、 ホテルのタオルを盗んでバザーに出品し子供たちに店番させたのも、 死んでない男を死んだと偽ってむらさきさんをにっちもさっちもいかなくなった現実から逃がしたのも 「黄色いカーディガンの女」(語り手)です。 人から全く注目されないこの女、なかなかの策士なのです。 語り手はむらさきさんの社会化に見事に失敗しました。 次はどんな色のスカートをはかせて、再挑戦するのでしょう? 成功することをお祈りしています。 | ||||
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履歴を見れば輝かしい作者。今期の芥川賞最有力候補であるようだ。今回の候補作のような俗悪な低調子で、過去受賞した作家がいないわけではない。いわば、75点で芥川賞受賞した作家であるが、今村夏子も、その系列に属するのだろうか。受賞後の展開に期待すること大であるとすれば、審査員の見識に期待するほかはない。 | ||||
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