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夢果つる街



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【この小説が収録されている参考書籍】
夢果つる街 (角川文庫)

夢果つる街の評価: 3.83/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ミステリーではなくハードボイルドかな

トレヴェニアン「夢果つる街」です。ザ・メインというカナダ、モントリオールでの日常を1つの事件を中心に見る物語。そこザ・メインには警察のラポワント警部補が知り尽くしている。ミステリーの要素は低いです。謎解きを楽しむのではなく、ラポワント警部補の人物をいわば「楽しむ」物語となっております。つまりハードボイルド小説になっているのです。持病を抱え、妻をなくし、若い娼婦を家に招きいれ、大学出の新米刑事に現実を教える。警察自体の近代化にも乗り遅れ、いわば「厄介者」になっているラポワント。ここで起こる殺人事件はひとつの触媒に過ぎません。その触媒をとおして、ザ・メインが明らかにされていきます。ミステリーを期待されている方には、難点ありですが、ハードボイルド小説をご要望なら本作はカチッと収まります。
夢果つる街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夢果つる街 (角川文庫)より
4042450024
No.1:
(3pt)

舞台が異色だが中身は普通

『シブミ』 はまあまあ良かったが、これは並以下のハードボイルド。舞台がカナダのモントリオールのスラム街で、フランス系カナダ人のタフガイ警官に興味がある人しか楽しめないだろう。カナダのモントリオールの異色さが描写されているのなら、それなりに勉強になるが、1920年代のニューヨークに似ているそうで、ほとんどサプライズはありません。本格推理としては、殺人事件が起こるのは80P過ぎてからで、作者も推理ものを売りにしてないとは思うが、展開が遅くていやんなった。カバーには意外な真犯人と書かれているが、モロバレである。ノックスの十戒は破ってないので誉めるべきか。あっ、中国人出てくるので破っているかw国際色豊かな移民街の描写を楽しむべき作品だろうが、切れ味が悪い。合う人には、最初の街の描写で嵌るだろうが、合わないと思ったら読むのは時間の無駄である。
夢果つる街 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:夢果つる街 (角川文庫)より
4042450024

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