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罪の轍
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罪の轍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全114件 81~100 5/6ページ
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著者の力を感じた。物凄く面白かった。 | ||||
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松竹辺りが映画化したら令和の「砂の器」と言われるかもしれない。所謂傑作社会派群像小説&ミステリーです。一気読みでした。 | ||||
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昭和38年の東京を舞台にした犯罪小説。 元時計商の強盗殺人事件に端を発し、男児誘拐まで展開した事件を捜査する刑事たちの執念が描かれる。当時の時代背景や警察組織の人間関係も織り込まれ、誘拐事件の捜査手法も確立されず犯人に翻弄される様子は、リアリティと緊張感に溢れる。 一方、北海道礼文島から上京した青年の不遇な生い立ちや心理描写も綴られ、哀しさや怒りが募り何とも遣り切れない。終盤の取り調べの場面はもう少し掘り下げて欲しかったですが、骨太な社会派ミステリーを読みました。 | ||||
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久し振りに本を購入しました。いつも図書館で本を借りていますが予約数を多く、購入しました。 奥田先生の本を久し振りに読みましたがこれが面白い!長編でしたが2日で読みました。 購入して良かった。「オリンピックの身代金」も面白いです。 | ||||
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流石に直木賞作家はうまいと思った。空中ブランコなどのユーモアたっぷり作風とかけ離れており正攻法の本です。昔、よしのぶちゃん誘拐事件を思い出した。犯人の幼少期の悲惨な過去がかわいそうで同情すら感じる。しかし、久々に感動しました。読んで損はないですよ。 | ||||
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これは警察犯罪ミステリーの大作だ! 群像劇を用いることで、いろんな立場の登場人物の心情が、手に汗握り楽しめた。 ある男の悲しい生き様と、犯人を追い続ける警察の執念が緊迫感が高まり続け、ドキドキしながら気を抜けなかった! 久しぶりに凄い作品に出会った! | ||||
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絶賛されているというので、気になって読んでみましたが、本当におもしろかったです! | ||||
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オリンピックの身代金という作品が大好きだったので、同じ時代背景で刑事の面々も同じという本作には興味がありました。 読み始めてみると本当にどんどん読み進んでしまい、久しぶりに寸暇を惜しんで読書をしました。 大好きな奥田ワールドで大満足です。 | ||||
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すばらしかった。 これまでもたくさんの傑作を生みだし、そろそろ枯れてもしかたないお年頃。還暦前にしてこの作品。圧倒されます。 「無理」や「邪魔」は二度と読みたくないほど冷たく、一方で「家」シリーズは本当に同じ筆者なのかと思うほどやさしい。そしてこの作品には両方の奥田さんがいる。 これからも奥田さんの作品を楽しみに待っていていいんだと思えてとてもうれしい。 | ||||
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すごい本だった。 読んでいて鳥肌が立ったのは恐らく初めてだろう。 約600ページの分厚い単行本なのに、1ページも 無駄がなかった。 吉展ちゃん事件をモチーフにしたのだろうが 知っていたので余計に面白かった。 著者の代表作になると思う。 | ||||
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少し使用感が残っているとのことでしたが、特に大きな傷や汚れもなく、満足でした。 | ||||
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今一番新作を心待ちにしているのが奥田英朗さんと横山秀夫さんの二人のヒデオさんです。その奥田さんの新作は、横山さんの「64」にも負けない傑作でした。 64と同じく誘拐事件を扱っていますが、こちらは東京オリンピックの前年の実際に起きた事件をモデルにしています。その為、事件についての知識があれば、ある程度ストーリーの予測は付きますし、意外な犯人も大きな謎もありません。 しかし描かれる人物たちの紡ぎ出すドラマの濃厚なこと。残虐な事件の犯人もそれを追う警察も被害者家族も全て人間で、一人一人に感情があり、ストーリーがあるということを感じさせてくれます。特に終盤はページをめくる手が止まりませんでした。 奥田英朗さんは、このような長編の犯罪小説が素晴らしいですが、短編のコメディも傑作揃いで、次の作品が待ち遠しくてなりません。 | ||||
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鬼才・奥田英朗が、一世一代のチャレンジをやってのけた。凄みのある一冊を世に出した。 戦後最大の誘拐報道で知られる吉展ちゃん事件をモデルに、東京オリンピック前年の昭和38年の世相を背景とした重量級の社会派ミステリを仕上げたのだ。この作家独自の語り口の巧さは読者を物語の世界へぐいぐいと引きずり込む。 作家によって練り上げられた動機と現実の犯人の動機は似て異なるように思われる。現実以上に、緻密に組み立てられたのであろう追跡と逃走のシナリオ。新たに想像され、かつ創造された犯人像の重厚さ。 関係する者たちの環境を敢えて史実とは変えつつ、創作ならではの明快さで時代背景や群像の生活を活写しつつ、その頃の街や地方の匂い、人間たちの猥雑な汗と体液の匂いまで感じさせる緻密な描写を積み上げ、ここまで徹底的に完成させた決着までの隘路。 挑んだ事件も素晴らしいが、出来も素晴らしい。誘拐事件という限られた枠をコアにしながら、犯人の生まれや過去を重視しつつ、それを取り調べの奇妙な時間と絡ませながら、事件以上に犯人や刑事の個性への好奇心が刺激される。脅威的な個性のぶつかり合い。真相に至るヒントの数々。捜査上でぶつかる困難と知恵による解決、と些末なところではミステリ要素も多く、刑事たちと犯人側の距離が徐々に狭まってゆく過程は、非常に味わい深い。 ぼくは昭和31年の早生まれだったから、誘拐された被害児童の相似形である。両親が新聞片手に大騒ぎしていたのも今ならわかる気がする。当時の悲酸な結末や暗い世相の記憶も失ってはいない。なのでネットで事件の情報を集めつつ、小説と比較してみたりもしたのだが、小説はきっと事実とは似て非なるもののようだ。少なくともストーリーは作者の脳内から生まれたものだ。 しかし犯人の生地は脳内とばかりは言えまい。作中に出てくる「当たり屋」の事件も当時子どもであったぼくを震撼させたものである。鰊が来なくなった北の海や、入植した礼文島船泊地区の錆びれ具合。未だ観光で訪れるにはおよそ遠すぎる感のある北海道などなど、今より国民がずっと質素で貧しくそれでいて働き、遊び、活気に溢れる東京を形成していた時代。 主人公の育つ礼文島はもちろん、誘拐事件に関連する東京・荒川区や台東区、戦後の新宿や熱海、稚内など、舞台となる土地土地とその時代の描写への興味も尽きず、オリンピックを迎える現在とあの五輪時代との間に、なんとなく人間という愚かな生物次元での周期性を感じつつ、巻を閉じた。間違いなく、今年のミステリ界を席巻する一作になるだろう。奥田英朗生涯の代表作になることはもう間違いあるまい。 | ||||
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警察組織に属する者の葛藤、そして描かれている時代背景が一歩進んだものがそのまま現代ではないかと思わせる描写で非常に面白く読めました。 クセのある刑事が多数登場します。例えば民放各社の刑事ドラマで刑事を演ずる役者が1人づつ出演させて映像化すれば面白いのにと思ったことです。主人公には陰のある窪田正孝さんあたりが適役かと。 しかし個人的には、作品中に登場するヤクザで雀荘の場面が絡む立木という男、どう考えてもイメージが麻雀放浪記のドサ健にしか思えませんでした。 | ||||
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キンドル版いつ出ますか? | ||||
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待望の犯罪小説。昭和の事件をモチーフにしていて、その時代背景の入れ方が抜群で、冒頭から奥田ワールドに引き込まれます。つらい事件ではあるけれど陰惨さは皆無の絶妙な描き方、そしていつも市井の視点があって温かい。この著者はいつも庶民の味方ですね。 奥田ファンはやめられません。 | ||||
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奥田英朗の作品はエッセイよりも小説が断然面白いと思っている一読者です。 軽めの小説も面白いですが、なんか物足りなさを感じていました。 私が読んで衝撃を受けた作品は「邪魔」です。この頃は奥田英朗や宮部みゆきが濃厚なミステリーを書いていて、もう本当にドキドキしながら読んでいました。 わが家の〜シリーズも変なお医者さんシリーズ?も好きですが、私が読みたかったのは、まさにこういうミステリーです。 なんて面白いんでしょう!なんて緻密なんでしょう! 全ての繋がりが自然で納得できて、登場人物も多いながら流石の文章力で、これ誰だっけ?とかこれは何のことか?と前に戻るることは一度もありませんでした。 奥田英朗さま、こういう重厚なミステリーをもっと書いてください。せめて一年に一冊、いや出来れば半年に一冊を希望します。 | ||||
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昭和38年、東京オリンピックの前年。 全国民を震撼させたショッキングな誘拐事件が題材。 戦後から急速に発展してきた日本。 いよいよ先進国の一員として、オリンピックを成功させようと、全国民が足並みを揃えようとしている頃。 建設ラッシュの現場。 いろんな面で整備不足が散見され、戦禍の足跡は残っている。 加えて、左翼のはじまりに、執拗なマスコミ。 情報が世間を騒がしていく。 ノスタルジックな、昭和レトロな雰囲気が漂っている。 警察の捜査はアナログで、聞き込み等、肉弾の現場、いぶし銀のワザがメイン。 今ではDNAが決め手だが、当時は指紋が要。 追われている犯人像と、追う警察の追い込み。 案件の事例に学んだ結果が今につながっていることを実感する。 「オリンピックの身代金」を超えた、見事にアッパレな傑作だ。 | ||||
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地方出身で上京した私は寛治に自分を重ねてしまう。ひょっとして私もこうなっていたんだろうかという錯覚すら覚える生々しいい描写。 暗くジメッとした時代ならではの事件はありがちな話かもしれない。しかし皆が必死に生きようとしている、今より熱い人々のエネルギーが感じられる。読了後のどんよりとした気持ちの中で唯一の救いはその1点だけだろうか。 蒸し暑い夜と緊張で、じんわり汗をかきながら読むのはおすすめです。 | ||||
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”オリンピックの身代金”で犯人を追う刑事が あーあ | ||||
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