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カリ・モーラ
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カリ・モーラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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裏表紙の解説にある「極彩色の恐怖と波乱の展開に震える傑作サイコ・スリラー」 では全くない。 また、帯にある「ハンニバルよりも異常な猟奇殺人者」は登場しないし、米新聞の 書評は、ホントにこういうふうに評されていたの?と疑ってしまう。 「金庫を開ける」、「主人公がラスボスの拘束から逃れる」、「主人公がラスボス と闘って倒す」といった重要な場面があっさりと書き流されている一方で、悪人達 のドタバタ劇が延々と続く。重点の置き方が逆ではないだろうか。 せっかく魅力的な(と言うか、美人で、かつ、高い戦闘能力を持つ)主人公を設定 したのに、全然活かされていない。 ヒドイ。 | ||||
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とてもトマスハリスの作とは思えない。 ハンニバルライジングもガッカリさせられたがその比ではない。年齢的にも次作はないので終了。羊たちの沈黙を読み返して口直ししよう。 | ||||
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13年ぶりとのことで期待を込めて読了しましたが 残念ながら駄作です。 僕は「レッドドラゴン」「ブラックマンデー」「羊たちの沈黙」 「ハンニバル」「ハンニバルライジング」の順で読んできました。 まだ猟奇殺人・快楽殺人という言葉がポピュラーでなかった頃に 読んだ「レッドドラゴン」の衝撃。 テロという言葉が皆無だった頃に読んだ「ブラックマンデー」の 恐ろしさ。 それらのテーマに厚みを持たせる心理描写や人間ドラマが 本当に秀逸でした。 ところが「羊たちの沈黙」のヒット以降は映画の脚本のような 作品ばかりでもどかしい思いをしていました。 今回13年ぶりということで期待しましたが短い場面転換に薄い心理描写。 またまた脚本路線です。 映画化狙いのお金目当てと思われても仕方がないですよ。 | ||||
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あいかわらず、趣悪味。 でも、久しぶりに恐いものみたくない?小説だし。 期待しながらも、そんな自分に後ろめたさも感じる トマス・ハリスの新作です。 帰ってきました。相変わらずの酷さです。 そして、新しいヒロインは、強い。 暗い過去を持ちながらも、前向きでCOOL。 弱いものには優しい。そして、美しい(らしい) 全くひどいな~これでいいのかな。とつぶやきつつ 最後はちょっとすっきり。 映画化に期待してしまう本作なのでした。 (でも、コレAMAZONか、NETFLIX以外無理じゃない?) 多少酷くても大丈夫なら、新しいヒロインの 登場を読むべし。ま、毎度のことながら、こういうの ダメな人はやめた方がよいです。面白いけれど、万人むきじゃないし へたすると、トラウマになりそう、で 星4つです。 | ||||
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「カリ モーラ」とは本作に登場するコロンビア出身の若い女性の名前。 舞台はマイアミ。 彼女は一人で麻薬王の住んでいた邸宅の管理を任されていた。 その邸宅の地下には金塊を積み込んだ大きな金庫があるという都市伝説のような話に悪党どもが群がる。当然彼女も巻き込まれて・・・。 翻訳のせいなのか(この翻訳者でそんなはずは?)、または他の読者が指摘しているとおり、作者の衰えか、最初からものすごく読みにくい。誰がどこで何をしているのかがわかりにくいことこの上なかった。 他の誰かが書いているんじゃないでしょうね?とちょっと疑いたくもなった。 登場人物も、(「羊たちの沈黙」とくらべてはいけないが)発言も行動も思考もうんざりするような、とにかく低級で下品な人間ばかりで、残念だった。 登場人物の行動が低級なので、話もバタバタするばかり。 前作ほぼ全てに共通していた、特徴的な精緻なプロットと魅力的な登場人物はどこかへ消え去り、本作においては、ヒロインも悪党もアクションシーンもストーリー展開も、全てが中途半端で残念だった。 でも後味がとりあえず悪くなかったので、ギリギリ★3つ。 | ||||
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ハンニバル・シリーズを完結させてから13年も鳴りを潜めていたトマス・ハリスが帰ってきた。それもレクター博士シリーズのようなサイコ・サスペンスではなく、初期の『ブラック・サンデー』のような国際テロ小説でもなく。作者が現在生活し、その地に魅力を感じてやまないマイアミを舞台として、犯罪者たちの激闘をブラックでアップテンポな筆致で描きつつ、ひとりのニューヒロインを際立たせたエンターテインメント小説という形で。 本書は、『スカーフェイス』でお馴染みの、実在のコロンビア麻薬カルテル王パブロ・エスコバルがマイアミに実際に遺したとされる豪邸が軸となる。現在では何代目かの持ち主によって取り壊されてしまったらしいが、小説の世界では、その地下にあるばかでかい金庫には金塊の山が眠り、これをめぐって犯罪者どもの強奪戦が展開される。 その一方の悪辣な側の先頭に立つのが臓器売買を生業とするサイコパスのドイツ人で、その買い手を含め、あまりの異常さに吐き気を催したくなるほどでありながらどこかブラックなユーモアで包んでさらっと描いているところに作者の変化が見られる。重厚なゴシック・サイコ・ミステリーではなく、あくまでアクションを主体とした争奪戦というゲームの盤上にいるかのように。 訳者はまるでエルモア・レナードのよう、と書いている。まさに多くの悪党どもがしのぎを削り合い、化かしい合うアクションと殺戮で重ねてゆくハイテンポな展開と、からりと明るい陽光と海辺という舞台など、かつての暗いハンニバル・シリーズとは対極を成すかのようである。 ヒロインのカリの出自を描くシーンで、中南米からメキシコを経由してアメリカに密入国する手段としての<野獣>と呼ばれる鉄道のことが描かれている。機を同じくして翻訳されたばかりのドン・ウィンズロウ『ザ・ボーダー』でニコという少年が辿る南米からアメリカへの脱出方法として実は印象深い<野獣>。鉄道の屋根に飛び乗って移動するこの危険極まりない方法は、銃撃や転落などが頻発し、成功率が低く、鉄路近辺には子どもたちの手足が散らばっている、などと本書でも描写されている。 ウィンズロウの描いた過酷なメキシコの麻薬戦争を尻目に、本作では、ヒロインであるカリ・モーラは<野獣>ではなく、運よく空路にてマイアミへの移住を果たしている。トランプ政権下で移民として生きる苦境と、それに抗う主人公の生活については作中でしっかり語られる。彼女が手をかける野鳥たちの環境保護活動もプロットの最重要武器として含めつつ、トマス・ハリスがマイアミに生活しながら実際に感じているであろうリアルを、作品というフィクションの海に、錨のように降ろしているのではなかろうか。 何はともあれエンターテインメトとして巻置く能わずの面白さである。何も考えずひたすらマイアミの太陽と青い海に身を委ねてみては如何。少々チリが効き過ぎのきらいはあるが、カリという25歳女性の魅力は日々の読者の内外のジレンマを、きっと、すきっと、払拭してくれるはず。 | ||||
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400ページちょっと、確かに字がデカい。展開が早くスイスイ読めるが、いわば粗筋だけが書いてあるとゆう感じで全盛期のハリスならこの分量の三倍のディテールを書き込めるかと思う。ラスボスがなんかどうってことないし…多すぎるサブキャラクター、そしてそのサブキャラクターを回収せず投げっぱなしにしているのも気になるところ。エピローグの章が必要だったかも。口述筆記なのか? | ||||
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確かにひどい。 今風のディティールをわざとらしく連ねた スカスカのドタバタ犯罪アクション、凡作ではある。 だが、 コケ脅しのウンチクの重ね方といい、 短い章の終わりに必ずキャッチーな一言を入れる律義さといい、 現実感のない無垢でしたたかなヒロイン像といい、 往年のトマス・ハリス節は健在であり、 それが加齢のためか、ひたすら薄っぺた、貧弱なものになっているだけなのである。 かつてこの作家の著作に熱狂したが、年を取り、眼も体力も衰えており、 分厚い巻を読み通す気力もなく、大きな活字であの雰囲気にだけもう一度浸りたい …という高齢読者には格好の一冊だと思う。 皮肉ではない。私もその一人であり、本音の感想である。 | ||||
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ややネタバレ。 現代のマイアミを舞台に麻薬王の屋敷に眠る金庫を軸に展開される犯罪群像劇。タイトルがヒロインの名前だけに、クラリスvsレクターみたいな展開を予想していたらまさかのタランティーノ的な味わい。この辺りキャラクターのトマス ハリスだけに、肩透かしを喰らう方も多いはず。これに13年かかったのか……とは思えないくらい軽いが、これも新境地と捉えるべきか。ところどころに光るディテール(死体を溶かすことにエクスタシーを感じるサイコパスとか、真っ二つに噛み切られる不動産屋とか、強欲のあまり電話爆弾で頭ごとふっとばさせる男とか、妙に鳥を愛してるヒロインだとか、エスカルゴとか)もあるけれど、ハンニバルのように脳裏に焼きつくほどではない(それでもこの域のディテールを書ける人はそうそうにいないが)。それ相応に面白いが、読んだ後2日もすれば忘れるだろう。マイアミ感は楽しいが、トマス ハリスの冠を外したらどうなってたことやら。凡作の域は出ない。 | ||||
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新潮文庫の車内吊り広告を見て購入し、その後アマゾンでの低評価を知りました。 誰それさんの文字の大きさ云々はさておき、一読して共感しました。 『ブラックサンデー』、『羊たちの沈黙』の作者が十数年ぶりに新作を発表したとなれば、期待感のハードルも自然と上がります。 ですが、80を目前に新たな挑戦をしたのか、あるいは老境に差し掛かったのか、これまでの筆勢は感じられません。 先月、同文庫からG・グリシャムの新作『危険な弁護士』が出たけど、やはり彼にもかつての『ペリカン文書』や『依頼人』のような勢いは感じられなかった。 どんな作家にもピークがあるようです… これからこの作品を手にしようとしている人たちは、期待を持ったらきっと失望するでしょう。 それからこの作品は決してサイコ・スリラーではなく、「かつての麻薬王が残したお宝を巡る争奪戦に、カリ・モーラという女主人公を絡めたサスペンスもの」です。 高見さんの翻訳は読み進め易いけど、金庫を破るシーンも、サイコパスとの決着シーンもいともあっさりで、おススメ度は甘めに付けて☆2つです。 | ||||
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トマス・ハリスの凄さは、博覧強記に裏付けられた舞台設定と人物描写、 そして不気味な状況でも洗練さを失わない文体だと思っていたが、これは まるで別人が書いたよう。 多分、これから面白くなるんだろうと願いつつ読んだものの、期待は むなしく、最後はあきれつつ何とか読了した。 登場人物は魅力に欠け印象に残らず、散漫で中途半端な物語展開。 帯に書いてある有名各紙の賛辞は本当なのだろうかと真剣に思えてしまう。 十三年の間、一体、ハリスに何が起こったのか、その推理の方が面白いのでは。 | ||||
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私にとってのトマス・ハリスは、「ハンニバル・シリーズ」は勿論ですが、やはり「ブラック・サンデー」を忘れるわけにはいきません。新潮社の黒い表紙の単行本が、家のどこかに眠っています。「黒い9月」対モサド。フランケンハイマーの映画も、スリリングでした。ロバート・ショー絶頂期。 途中、大部の「ザ・ボーダー」に手間取って(笑)、遅まきながら「カリ・モーラ("Cari Mora")」(トマス・ハリス 新潮文庫)を読む。 コロンビアからの移民、カリ・モーラ対臓器密売商人、ハンス・ペーター。マイアミの極彩色の風俗描写、ヴァイオレンスが唐突に始まり、「スカーフェイス」が語られ、それらはまるでカリ・モーラの肢体のように、イリエワニの尖ったV字型の口のように官能的ですね(笑)。カリ・モーラはクライム・ノヴェルの伝統的なファム・ファタールでありながら、その「過去」によって清冽な印象を与えてくれます。キューバの"コブレの慈悲の聖母"の役割も担っているのだと思います。 言わば彼女はクラリス・スターリングであり、ハンス・ペーターは、矮小化されたハンニバル・レクターなのだと思います。 プロットに特筆すべき点はありません。しかし、その「ハンニバル世界」はトマス・ハリスの凝縮された猟奇趣味に満ち満ちています。よって、今でも作者は比較対象が見当たらない「かつてのトップ・ランナー」の一人として認知されることになります。 マイアミ・ビーチで美味しいと言われる魚は何なのでしょうね?セントピーターズバーグで「ワニ肉」を食べた記憶がありますが、そう、トマス・ハリスは腐ってもクロコダイル!? | ||||
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麻薬王の旧家の管理を任せられている女性カリモーラ。 その地下に眠る金塊を巡って盗賊グループと異常な臓器販売業者が争奪戦を繰り広げる。 カリモーラも争奪戦に関与することになる。 金塊は誰の手に、そしてカリモーラの運命は、という話。 現代を舞台にスリリングな頭脳戦が展開され、アクションシーンも意外と充実しています。 キャラクターも立っているし、読んでいるだけで気持ち悪くなる悪党も興を添えます。 アメリカでの評判もイマイチだったみたいですが、私はかなり楽しめました。 アーバンウェイトの「生、なお恐るべし」に近いテイストで、それなりに読みでもあります。 少なくともハンニバルライジングよりは私は好きです。 | ||||
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「羊たちの沈黙」「ハンニバル」の面白さは全くありません。 おおよそ400ページ、読み進めるのが、ただただ苦痛でした。 過度に期待してる方は、私のようにバカをみますよ(笑 | ||||
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トマス・ハリスはどうしてしまったのか?なぜ人の作風の真似をするのだろう?読まなかったことにしたいくらいだ。 | ||||
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先にグイグイと引き込まれる感はあります。久々に早く読みたいって感じになる。 そんなに分厚くないし、割と早く読み切れそう。この先が楽しみ。 | ||||
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とてもT.ハリスが書いたと思え無い 帯書きに騙された 持戒の為に帯は持って置く | ||||
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