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生誕祭
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生誕祭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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大好きな馳星周さんの本で、未読だった「生誕祭」。一気読みしました。下巻もあるなんて。 | ||||
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80年代バブル期の地上げと金とオンナの話。 上巻はとにかく飽きさせない。 下巻になり、ヤクザや関西の絡みが出てくると、物語自体はハマるんだが、主人公の描写に少し飽きてしまった。 にしても、馳星周さんはノワールではさすがだと思います。これももう20年前の作品なんですね。 久々読み返しましたが、損した気分は皆無でした。 | ||||
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馳星周先生は最高 | ||||
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とてもよかった、ザノワール | ||||
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これは面白い。複雑な人間関係、リアル地上げ屋不動産屋と金。相手のことは、探偵を使って 徹底的に調べ上げる。女子大生とのセックス、大金持ちの社長、すべてが、本当に存在する登場人物になってる。生誕祭上下、そして復活祭までは是非読んでみて下さい。 | ||||
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暴力控えめかと思えば下劣さと悪意が半端なく、焦れ具合も不快さの品質が安定。それでいて不思議な着地感。 | ||||
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暴力控えめかと思えば下劣さと悪意が半端なく、焦れ具合も不快さの品質が安定。それでいて不思議な着地感。 | ||||
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金とクスリが蠢く街での暴力と策謀が渦巻くストーリー。二時間ドラマでの配役を考えてしまうくらい様々な登場人物がでてきてドキドキできる。 | ||||
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血腥い殺し合いはないものの、金にガメつく、モラルは低く、図太くゲスい人間達が物語を織り成すところは従来の馳作品と変わっておらず、ある意味「安心の一品」ですね。 地上げでどんどん伸している新興不動産の若手社長、地上げの帝王、その愛人女子大生、証券会社の営業マン、銀行の融資課長、ヤーたれと金に狂った役者が勢ぞろいで一種爽快感すら感じてしまう。 一見清純そうに見える悲劇のヒロイン的女の子も月の衣裳代が200万オーバーだったり、20代前半の主人公が地上げの報酬で手に入れた臨時ボーナスをなげうった700万もするピアジェの高級腕時計にウットリしてしまうあたり、金銭感覚の狂いっぷりは相当なもの。 自分は受験戦争真っ最中だったのでおこぼれにすら預からなかったが、当時ちょっと上の世代はこういうバカ騒ぎをやってたんだろうなぁ、と思うと羨ましい様な、係わり合いにならなくて良かったような・・・・。 通常主人公も含めた皆殺しエンドで終わりがちな馳作品であるが、ラストのオチも今回はちょっと捻ってあってなかなかいい感じ。 | ||||
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前編は一気に読めましたが後編、最初の方は彰洋の苦悩が続くので読むのがタルいです。あれほど苦悩と絶望を味わったのに再生を誓う美千隆から誘いを受けた後に浮かれてる彰洋は滑稽ですらあります。ハッピーエンドではありませんが゛その後゛を想像させる終わり方です。だからといって消化不良という訳でもありません。簡単に人を殺しまくる本よりははるかに小説の体裁をもってるのではないでしょうか? | ||||
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すさんだ気持ちの時には、思いっきりすさんだ読後感になる馳星周モノを読むのが良かろうと手に取ったけど 意外なことに、さわやかなと言うか、ほっとすると言うか、不思議な読後感になってしまった。 ちょうど、自分のすさんだ、自暴自棄な気持ちもおさまっていたので、その意味ではよかったな。 いつもの馳星周モノのように、やはりどうしようもない人間が山のように出てくる。 そして、ストーリー展開もこれでもかこれでもかの騙しあい。嘘と金と暴力。 にもかかわらず、これまでの作品との大きな違いは、どこか最低な人間の中にも何か見いだそうとすると 言うか、どこか希望と言うかが残されている感がある。もちろんさりげなく、もちろんしたたかに。 バブルの人間模様とその崩壊。 経済社会的な現象とは言え、やはり要するにヒトのドラマでしかない。 ヒトの欲望と功名心等々の一つ一つの積み重ねが、とどのつまり日本中を(あるいは世界をも) 巻き込んだ、バブルとバブル崩壊になったと言うことがよく分かる。 どんな社会小説、経済小説、あるいは解説やテキストよりも、この未曾有の金融パニックの現実を 私達に強く伝えてくれる、格好のエンターテインメントであると思います。 | ||||
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馳星周が従来のノワールから微妙に方向転換を図った、バブル期のマネーゲームを描いた上下作の文庫版。 20歳そこそこで大金を動かす快楽に魅入られてしまった主人公、汚い地上げ屋の世界、お金が一番の女子大生。 みんな熱に浮かされたように金を求め、立ち回り、化かし合いをする。 主人公が、馳作品にしては珍しくまっとうな感情を持っているせいで、人間の自然な感情と本能的なドス黒い欲望がどちらもリアリティを持って迫ってくる。 それが小道具の「祖父の形見の十字架」とあいまって、人間の浅ましさ、悲しさ、強さ、バイタリティ、そういうものを強烈に意識させずにはいられない。 主人公が誰かに対して自然な愛情を持って接したり初々しい葛藤をしたりする作品は馳作品としては珍しいのではないだろうか? いつもの特殊な家庭環境に育ちスレた主人公とは違い、金のためでも生き抜くためでもなく、ただ「ひりつくような熱に浮かされる感覚」を求めて前に進むさまも、主人公の若さとあいまって微笑ましくさえ感じられる。 しかしその若さ、愛情ゆえの盲目、道のあやまりが結果的にどんどん墓穴を掘ることになっていくのはいつものこと。 バブルが崩壊してすべてが終わった後、それでも諦めずに「ねずみ講をやる」と決めたあたりも、時代を感じさせると同時に、バイタリティを失わない馳作品の登場人物を見て 方向は微妙に変わっても馳ワールドは変わらないなあと実感した。 | ||||
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いつもながら、駄目人間、イカレ人間を書かせたら、馳星周の右に出る作家はいないと思う。今作品も期待を裏切らない、魅力的なキャラクターのオンパレードです。バブル景気真っ只中、金の匂いに敏感な野郎共が、己の利益だけを求めての騙し合い合戦。最後に甘い汁を吸うのは誰だ!って感じです。兎に角、上下巻、一気に読破して下さい。 | ||||
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麻美という、したたかで強欲だけど寂しい女性をどう受け止めるか、 読み手の女性の物の見方が問われるような作品でもあると思います。 80年代末の時代にハタチ前後だった女性の中には、麻美の振る舞いをかつての私のようと振り返る人が少なくないでしょう。 そしてそんな女性に少し嫉妬してしまうスポットライトを浴びられなかった人(私のように)、浴びても器用に立ち回れなかった人。。 それぞれの立場だった人が、それぞれの思いを持って読めます。 | ||||
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久々の新作だが、けっこう読むのにもパワーがいる。というか、著者の作品に共通して言えるのが、“読みきることへのパワー”。デビュー作以来すべての作品を読み続けているが、このところの作品は「読み疲れる」ものが多くなってきた。そろそろ馳星周から離れるときが来たのか…。 内容はいたってシンプルなストーリー。80年代のバブル全盛期の東京が舞台。ディスコの黒服上がりの主人公が、地上げが蔓延する不動産業界に身に置いたことから、著者が得意として描くどろどろした複雑な人間関係に巻き込まれていくというもの。キーワードは、これも著者得意のパターンである、「金と欲」。 80年代、金融関係の会社では入社間がない社員が何百万円のボーナスを貰ったとか、近所の婆さんが猫の額ほどの土地を売って億万長者になったとか、パートのおばさんがマンションを転がして大儲けしたとか、そんな話はいくらでもあった。…が、当時、就職したばかりの自分に当てはめてみると、世の中の景気の良さと自身の生活水準にはなんの関連もなく、むしろ物価高騰のあおりを受けて、生活が苦しかった。すし屋の大トロを一度も食べることなく、安い回転すしに月に1回行ければいいところだった。 正直言って、20才そこそこの主人公や不動産屋のオヤジのパトロンをやっている麻美(女子大生)が、何千万、何億の金を手のひらで転がす話は、今の世にあってあまりにも非現実的。だからこそ小説の面白みにはずみをつけているといえるかもしれないが、バブルの恩恵を受けた一握りの人々から見れば、決しておとぎ話じゃなかったんだろう。著者の持ち味であるスピード感は健在だが、すでに封印されているような日本中が浮ついたといわれる過ぎ去った昔日を再現し、貧乏人のひがみ根性をいやというほど思い出させてくれるこの作品は嫌味であり、それに当てはまる人は(僕のような人・笑)精神衛生上、心して読んだほうがいいだろう。 | ||||
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ダークな世界を描き続ける馳星周の新作。 今まではやくざなどのアンダーグラウンドを舞台とした作品が多かったが、今回はバブル時の不動産業界を舞台としてドラマを作り上げた。 今までの作品と同じく、時に暴力的に、そしてさまざまな欲望を持った人間を描き出すのだが、今回の新鮮な点は主人公である彰洋が実はそんなに悪いやつではないというところだろうか。ただ、その事が余計に、時代や出来事に流されていく様子をおもしろくさせている。 上下巻と分量も多いのだが、まさに読み始めたら目が離せないエンターテイメントだった。 | ||||
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余計な説明は一切しません。 とにかく読んでみて下さい。 こんなにおもしろい作品(小説)に出会ったのは何年ぶりだろう。 | ||||
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上巻に続き、こんなにおもしろい作品に出会ったのは 何年ぶりでしょう。 一晩で一気に読み上げてしまうほどのおもしろさ! 余計な説明は一切しません。 是非、自分の目で確かめてください。 | ||||
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この作品は面白いです。高度成長期の80年代を駆け抜けた、20代の若き主人公たち、そして、巨額の富を動かす大物の暗躍。若き一瞬の過ちから、暗転する主人公の彰洋。そして、幼馴染の麻美。二人の再会が物語の軸となり、巨額の資産を抱える波潟一家を崩していく上巻。しかし、内容はここでは収まらず、不動産バブル、株式バブル。富に踊らされた時代を懐かしむ内容となっている。また、若き実業家、齋藤の企みが主人公の人生にどうかかわるか、読めば下巻への期待が高まる作品である。 | ||||
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上巻に続き、関西の大物、金田が入り乱れ主人公の三重スパイが始まる。最後に笑うのは、主人公か齋藤か麻美か波潟か金田か・・・または、予期せぬ答えがまっているのか?80年代の高度成長期絶頂を、儚く締めくくり、バブルの爪あとを語る作品。 | ||||
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