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生誕祭
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生誕祭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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大好きな馳星周さんの本で、未読だった「生誕祭」。一気読みしました。下巻もあるなんて。 | ||||
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80年代バブル期の地上げと金とオンナの話。 上巻はとにかく飽きさせない。 下巻になり、ヤクザや関西の絡みが出てくると、物語自体はハマるんだが、主人公の描写に少し飽きてしまった。 にしても、馳星周さんはノワールではさすがだと思います。これももう20年前の作品なんですね。 久々読み返しましたが、損した気分は皆無でした。 | ||||
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馳星周先生は最高 | ||||
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同じ表現が続く、強調したいのだろうけど、しつこい。物語自体は面白いと感じたけど、ぎゅっとしてほしかった。 あと、お色気が多すぎ。ちょっとグロい。 | ||||
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ストーリーとしては面白みがあるが、中弛みがすごい。ぎゅっとしたら上巻だけで充分終われる作品で、くどいと感じました。そもそもお色気が多いのは苦手なので、この評価なのかも。ちょっとグロささえ感じた作品でした。 | ||||
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とてもよかった、ザノワール | ||||
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これは面白い。複雑な人間関係、リアル地上げ屋不動産屋と金。相手のことは、探偵を使って 徹底的に調べ上げる。女子大生とのセックス、大金持ちの社長、すべてが、本当に存在する登場人物になってる。生誕祭上下、そして復活祭までは是非読んでみて下さい。 | ||||
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暴力控えめかと思えば下劣さと悪意が半端なく、焦れ具合も不快さの品質が安定。それでいて不思議な着地感。 | ||||
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暴力控えめかと思えば下劣さと悪意が半端なく、焦れ具合も不快さの品質が安定。それでいて不思議な着地感。 | ||||
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金とクスリが蠢く街での暴力と策謀が渦巻くストーリー。二時間ドラマでの配役を考えてしまうくらい様々な登場人物がでてきてドキドキできる。 | ||||
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ドラマ化するなら配役は誰だろうと考えてしまいます。わりとハマリます。 | ||||
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主人公の心の温度が上がるか否か?しかない小説です。辻褄の合わないことはすべてバブルの所為にするのはどうなんすかね。 | ||||
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主人公がとにかく吐いて吐いて自棄糞になり…バブルが悪かったのね と言うだけの話です。この長さで書く話ではないし、バブル景気で世の中全員が狂っていた訳ではありません。 | ||||
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血腥い殺し合いはないものの、金にガメつく、モラルは低く、図太くゲスい人間達が物語を織り成すところは従来の馳作品と変わっておらず、ある意味「安心の一品」ですね。 地上げでどんどん伸している新興不動産の若手社長、地上げの帝王、その愛人女子大生、証券会社の営業マン、銀行の融資課長、ヤーたれと金に狂った役者が勢ぞろいで一種爽快感すら感じてしまう。 一見清純そうに見える悲劇のヒロイン的女の子も月の衣裳代が200万オーバーだったり、20代前半の主人公が地上げの報酬で手に入れた臨時ボーナスをなげうった700万もするピアジェの高級腕時計にウットリしてしまうあたり、金銭感覚の狂いっぷりは相当なもの。 自分は受験戦争真っ最中だったのでおこぼれにすら預からなかったが、当時ちょっと上の世代はこういうバカ騒ぎをやってたんだろうなぁ、と思うと羨ましい様な、係わり合いにならなくて良かったような・・・・。 通常主人公も含めた皆殺しエンドで終わりがちな馳作品であるが、ラストのオチも今回はちょっと捻ってあってなかなかいい感じ。 | ||||
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前編は一気に読めましたが後編、最初の方は彰洋の苦悩が続くので読むのがタルいです。あれほど苦悩と絶望を味わったのに再生を誓う美千隆から誘いを受けた後に浮かれてる彰洋は滑稽ですらあります。ハッピーエンドではありませんが゛その後゛を想像させる終わり方です。だからといって消化不良という訳でもありません。簡単に人を殺しまくる本よりははるかに小説の体裁をもってるのではないでしょうか? | ||||
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久しぶりに馳星周の作品を読んだのですが、私としてはいまいちでした。 上下巻に分ける必要があったのかな? ラストも急いでまとめてしまっている感じでした。 | ||||
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すさんだ気持ちの時には、思いっきりすさんだ読後感になる馳星周モノを読むのが良かろうと手に取ったけど 意外なことに、さわやかなと言うか、ほっとすると言うか、不思議な読後感になってしまった。 ちょうど、自分のすさんだ、自暴自棄な気持ちもおさまっていたので、その意味ではよかったな。 いつもの馳星周モノのように、やはりどうしようもない人間が山のように出てくる。 そして、ストーリー展開もこれでもかこれでもかの騙しあい。嘘と金と暴力。 にもかかわらず、これまでの作品との大きな違いは、どこか最低な人間の中にも何か見いだそうとすると 言うか、どこか希望と言うかが残されている感がある。もちろんさりげなく、もちろんしたたかに。 バブルの人間模様とその崩壊。 経済社会的な現象とは言え、やはり要するにヒトのドラマでしかない。 ヒトの欲望と功名心等々の一つ一つの積み重ねが、とどのつまり日本中を(あるいは世界をも) 巻き込んだ、バブルとバブル崩壊になったと言うことがよく分かる。 どんな社会小説、経済小説、あるいは解説やテキストよりも、この未曾有の金融パニックの現実を 私達に強く伝えてくれる、格好のエンターテインメントであると思います。 | ||||
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馳星周が従来のノワールから微妙に方向転換を図った、バブル期のマネーゲームを描いた上下作の文庫版。 20歳そこそこで大金を動かす快楽に魅入られてしまった主人公、汚い地上げ屋の世界、お金が一番の女子大生。 みんな熱に浮かされたように金を求め、立ち回り、化かし合いをする。 主人公が、馳作品にしては珍しくまっとうな感情を持っているせいで、人間の自然な感情と本能的なドス黒い欲望がどちらもリアリティを持って迫ってくる。 それが小道具の「祖父の形見の十字架」とあいまって、人間の浅ましさ、悲しさ、強さ、バイタリティ、そういうものを強烈に意識させずにはいられない。 主人公が誰かに対して自然な愛情を持って接したり初々しい葛藤をしたりする作品は馳作品としては珍しいのではないだろうか? いつもの特殊な家庭環境に育ちスレた主人公とは違い、金のためでも生き抜くためでもなく、ただ「ひりつくような熱に浮かされる感覚」を求めて前に進むさまも、主人公の若さとあいまって微笑ましくさえ感じられる。 しかしその若さ、愛情ゆえの盲目、道のあやまりが結果的にどんどん墓穴を掘ることになっていくのはいつものこと。 バブルが崩壊してすべてが終わった後、それでも諦めずに「ねずみ講をやる」と決めたあたりも、時代を感じさせると同時に、バイタリティを失わない馳作品の登場人物を見て 方向は微妙に変わっても馳ワールドは変わらないなあと実感した。 | ||||
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いつもながら、駄目人間、イカレ人間を書かせたら、馳星周の右に出る作家はいないと思う。今作品も期待を裏切らない、魅力的なキャラクターのオンパレードです。バブル景気真っ只中、金の匂いに敏感な野郎共が、己の利益だけを求めての騙し合い合戦。最後に甘い汁を吸うのは誰だ!って感じです。兎に角、上下巻、一気に読破して下さい。 | ||||
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作者ご本人も色々と試行錯誤されておるようで、路線に悩んでおら れるのではないでしょうか。 今作の登場人物は、馳氏の作品にしては狂気がなく、極論すれば 皆、バブル期における普通の経済活動をしているようです。 人も死なず、文体も一時期よりはノーマルな印象で、氏の作品では 初めての救いのある作品となっていますので、万人受けするかも しれません。 今までのようなノワールを期待していれば、やや物足りないですが 安定した面白さはあります。 個人的には、方向性が今までとは格段に違うラストに、良い意味で 驚きましたし、これはこれでアリだと思います。 今後、強烈なダークでいくのか、今作のようなソフトさを取り入れ ていくのか、気になるところですが、個人的には中庸に染まらず、 暗黒小説の旗手としての活躍に期待したいです。 | ||||
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