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生誕祭
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生誕祭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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馳作品に登場する人物って本当にいそうなんだけど実はいない。 そんなのが多いと思う。当時の不動産業界でいつかマンハッタンで・・ なんて考えてる暇も余裕も無かったね。目の前のお金をスコップで 自家用車のトランクに詰め込んで地上げに成功したら後部シートまで お金でいっぱい、ビルを建てては売り買い戻してまた売ってこんどは 車庫中札束状態。ババを引くなんて悠長な事言ってたらトランプごと 誰かに引っこ抜かれて自分の席さえ無くなる、そんな時代だった。 愛人だって世界中の美女を揃えてくれるイベント屋がいる時代いち女子大生 ごときに何ができる? これならイ・アイ・イ・グループの快進撃と衰退ぶりを図書館で調べた方が よっぽどおもしろいよ。 | ||||
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さんざん引っ張って最後があれじゃあいかにも 締め切り気にした連載小説なんで、って感じ。 女性陣のその後や関西組のその後等加筆して再出版を期待する。 こんな淡泊な内容ならノワールやダークといった称号は 今後新堂冬樹に獲られても否めないね。 | ||||
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麻美という、したたかで強欲だけど寂しい女性をどう受け止めるか、 読み手の女性の物の見方が問われるような作品でもあると思います。 80年代末の時代にハタチ前後だった女性の中には、麻美の振る舞いをかつての私のようと振り返る人が少なくないでしょう。 そしてそんな女性に少し嫉妬してしまうスポットライトを浴びられなかった人(私のように)、浴びても器用に立ち回れなかった人。。 それぞれの立場だった人が、それぞれの思いを持って読めます。 | ||||
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久しぶりの長編ということで期待したのですがいつものヒリヒリするような緊張感が感じられず非常に物足りなさを感じました。 しかし今までにない物語の構成には著者の新たな境地を開こうとする意欲が感じられ次回作への意欲を感じることができました。 いつもの展開を期待しているとやはり物足りなさは拭えませんが、一気に読ませるその文章は健在です。 | ||||
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今は遠いバブルの頃の狂瀾を背景に、金の亡者たちの日常を描く、といいたいところだが、これが暗黒小説の雄、馳星周の本なのかとかなり落胆。主人公は嘔吐してばかりの若造で全然スーパーマンではないし、大した悪党もいない。小説としてのひねりも少なく、こんなオチに900ページもかける必要があったのかと思うくらい。 文章が今一稚拙な感じもあり、本当に馳が自分で書いたのか。唯一の救いはヒロイン二人がかなり魅力的で、恋愛小説として読めること。携帯電話がない時代は不自由だったんだなあと実感させる馳、痛恨の失敗作。 | ||||
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久々の新作だが、けっこう読むのにもパワーがいる。というか、著者の作品に共通して言えるのが、“読みきることへのパワー”。デビュー作以来すべての作品を読み続けているが、このところの作品は「読み疲れる」ものが多くなってきた。そろそろ馳星周から離れるときが来たのか…。 内容はいたってシンプルなストーリー。80年代のバブル全盛期の東京が舞台。ディスコの黒服上がりの主人公が、地上げが蔓延する不動産業界に身に置いたことから、著者が得意として描くどろどろした複雑な人間関係に巻き込まれていくというもの。キーワードは、これも著者得意のパターンである、「金と欲」。 80年代、金融関係の会社では入社間がない社員が何百万円のボーナスを貰ったとか、近所の婆さんが猫の額ほどの土地を売って億万長者になったとか、パートのおばさんがマンションを転がして大儲けしたとか、そんな話はいくらでもあった。…が、当時、就職したばかりの自分に当てはめてみると、世の中の景気の良さと自身の生活水準にはなんの関連もなく、むしろ物価高騰のあおりを受けて、生活が苦しかった。すし屋の大トロを一度も食べることなく、安い回転すしに月に1回行ければいいところだった。 正直言って、20才そこそこの主人公や不動産屋のオヤジのパトロンをやっている麻美(女子大生)が、何千万、何億の金を手のひらで転がす話は、今の世にあってあまりにも非現実的。だからこそ小説の面白みにはずみをつけているといえるかもしれないが、バブルの恩恵を受けた一握りの人々から見れば、決しておとぎ話じゃなかったんだろう。著者の持ち味であるスピード感は健在だが、すでに封印されているような日本中が浮ついたといわれる過ぎ去った昔日を再現し、貧乏人のひがみ根性をいやというほど思い出させてくれるこの作品は嫌味であり、それに当てはまる人は(僕のような人・笑)精神衛生上、心して読んだほうがいいだろう。 | ||||
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ダークな世界を描き続ける馳星周の新作。 今まではやくざなどのアンダーグラウンドを舞台とした作品が多かったが、今回はバブル時の不動産業界を舞台としてドラマを作り上げた。 今までの作品と同じく、時に暴力的に、そしてさまざまな欲望を持った人間を描き出すのだが、今回の新鮮な点は主人公である彰洋が実はそんなに悪いやつではないというところだろうか。ただ、その事が余計に、時代や出来事に流されていく様子をおもしろくさせている。 上下巻と分量も多いのだが、まさに読み始めたら目が離せないエンターテイメントだった。 | ||||
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余計な説明は一切しません。 とにかく読んでみて下さい。 こんなにおもしろい作品(小説)に出会ったのは何年ぶりだろう。 | ||||
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上巻に続き、こんなにおもしろい作品に出会ったのは 何年ぶりでしょう。 一晩で一気に読み上げてしまうほどのおもしろさ! 余計な説明は一切しません。 是非、自分の目で確かめてください。 | ||||
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この作品は面白いです。高度成長期の80年代を駆け抜けた、20代の若き主人公たち、そして、巨額の富を動かす大物の暗躍。若き一瞬の過ちから、暗転する主人公の彰洋。そして、幼馴染の麻美。二人の再会が物語の軸となり、巨額の資産を抱える波潟一家を崩していく上巻。しかし、内容はここでは収まらず、不動産バブル、株式バブル。富に踊らされた時代を懐かしむ内容となっている。また、若き実業家、齋藤の企みが主人公の人生にどうかかわるか、読めば下巻への期待が高まる作品である。 | ||||
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上巻に続き、関西の大物、金田が入り乱れ主人公の三重スパイが始まる。最後に笑うのは、主人公か齋藤か麻美か波潟か金田か・・・または、予期せぬ答えがまっているのか?80年代の高度成長期絶頂を、儚く締めくくり、バブルの爪あとを語る作品。 | ||||
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