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余命10年
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余命10年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全398件 361~380 19/20ページ
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難病に侵され、余命10年と言われた主人公の人生を描いた物語。 日常生活が送れる中でも自分の将来が描けないことを嘆いたり、体が衰弱していってからは迫りくる死の恐怖の中で、今までの人生の来し方を振り返ったり・・、そんな毎日が赤裸々につづられています。 若くして死ぬとはどういうことか、現実を突き付けられた気がしました。 同時に自分の健康に感謝しました。未来があることは当たり前ではない。辛かったけど読んでよかったです。 | ||||
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タイトルから、主人公が亡くなることは予想されたものの、死に至るまでの主人公の心情があまりに切なく、主人公の心の葛藤が何度も胸に突き刺さってきました。特に、(少しネタバレになるかもしれませんが)和人と別れてからの一歩一歩死へ向かっていくときの主人公の気持ちの変化の描写には、鬼気迫るものがありました。これは単に著者が主人公と同様の(同様の、というのは私の思い込みかもしれませんが)病気に苦しんでいるから、というだけでなく、著者の巧さに尽きるのだと思います。ラストの一節は物語の構成としても秀逸です。 感動した、などという言葉では言い表せないほど、素晴らしい作品です。★10個でも足らないと思います。 | ||||
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治療法の見つからない難病にかかり、余命10年と宣告された茉莉。「オバサンになるなんて嫌だし、丁度いいじゃん」とハタチの彼女には怖いものなんてなかったが―――。同じ病気の患者の死を目の当たりにし、彼女は若さが作り出す無敵という能天気な強さを失う。そして早々に夢見る事や仕事への憧れを捨て、恋も結婚も子供も諦め、最後には友達や恋人も自ら手放す。誰もがいつか死ぬのだけれど、命の終わりを知り、その時を待つかのように生きるのは辛い。この話に少なからず作者の実体験が含まれているのかと想像すると、更に切なくなりました。 | ||||
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すっと入ってくる物語と実感のこもった言葉。 ティーンズハート出身ということで大人が読むには軽いと思われるかもしれませんが、素直に感動します。 何気なく手に取って読み始め、読み終えてほーっと息をついていたところ 著者の紹介「刊行を待つことなく、2017年2月逝去。」この文字で涙が出そうでした。 大人から10代まで、幅広い年代にお勧めできます。 | ||||
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気に入ったことは、病気を抱えたヒロインが医師に余命10年と宣告されながらも前向きに生きる姿です! 病気と恋愛を絡めた作品で、僕も恋愛小説を書いていますが、恋愛+病気など、何かしら絡めたほうが面白い作品になることを実感していますし、再確認できました。作者・小坂流加さんにはもっと生き続けて執筆して欲しかったです。 | ||||
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読みました。しかも、一気に。読み応えありました、が、よくあるライトノベルかと読了。再度本を眺めて愕然。ただただ愕然としました。こちらも蔵書入りです。非常に気に入りました。 | ||||
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これに星1した人のレビューみたけど、「この人たちが泣ける本なんて、多分存在しないなぁ」「可哀想な人たちだなぁ」っておもった。逆にその人たちに泣くほど感動した本を紹介してほしいわww | ||||
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最初は「なんかつまんねーなー」って思いつつ読んでましたが、次第に面白いなと思い始め読み切った。 面白いんだけど、最後の方は淡々としてた。 | ||||
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すごくよかった。死に近づいていく緊張感、暗さと明るさのバランスに読みいってしまった。たんたんと書かれる文章で、読んでよかったと思わせるものでした。 おすすめしたいです。 | ||||
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なんというか、文章が稚拙。 何故これが売れてるのか本当に不思議だったが、作者が死んでいることが最も大きいだろう。 多分作者が死んでなかったら売れていない本だと思います。 これで25万部突破って、日本人の日本語力を疑いますね。泣きたいなら他の小説を当たるべきです。 実話として読むのが1番良いかと。 | ||||
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完全なドキュメンタリーにも完全なフィクションとしての物語にもしなかったのは、作者様の明確な意図があったものと想像します。それと思われる記述は本作の中にちりばめられています。 仮にどちらか一方に特化したならば、それはそれで、それぞれ高いクオリティを持った作品となったに違いありません。 意図と覚悟を感じつつ読みました。 作者様の魂の安らかならんことをお祈りします。 | ||||
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私がリアル死に直面したのは、高校2年の時。祖母が癌でなくなった。見舞いに行ったときに、オムツ交換をしていて、骨盤が理科室の標本と同じだった。こんな死に方はしたくない。かろうじて意志疎通ができたが、その日に亡くなった。大学の遊び仲間が、奥さんと生まれたばかりの子供を残して亡くなった。白血病だった。知人が膠原病で仕事をやめた。「なんで私なのか。こんな体になって悔しい。」返す言葉がみつからなかった。 前置きが長くなったが、本品を文学の観点からの評価はしない。書き始め、茉莉の問いかけがある。「あと10年しか生きられないとしたら、あなたは何をしますか。」。日々の暮らしの中の出来事で、同情への怒り、健常者への嫉妬。開き直り等揺れる気持ちが綴られる。区切りごとに太字で思いが吐露される。「過去は変えられない。でも未来さえ変えられない。」。 そう、茉莉は、未来が変えられない。 「走り終えた疲労感。・・・・どうかもう、眠らせて。」。茉莉は10年間このようにしました。さて、あなたは何をしますか? 普段は意識しないが、人は死亡率100%。Live as if you were to die tommorow. Learn as if you were to live forever.ガンジーの言葉が頭をよぎる。お涙頂戴の悲恋小説ではない。 | ||||
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文章にやや波があったのが少し残念。それで★4つです。 ただし、ページを読み進めるに従って、文章レベルも高くなり、内容も相当濃くなって行った気がする。 ラノベの雰囲気から始まって、次第に本格的な純文学のような凄みのある心理描写が圧巻だった。 これまでの、ラノベの常識を覆された気がする。 純文学、ミステリー、エンタメ、、ファンタジー、ホラー、ラノベ、童話など、色んな本を読んで来たけど、こんなにも感情移入した小説はなかった。 小説なんかで泣くわけない、って思いこんでいたけど、本気で泣いてしまった。 この先、読み継がれるべき名作だと思います。 | ||||
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高校生の娘から借りて娘より先に読みました。 この本を読んで娘が何をどう感じるのか、、、 はじめの方の描写やストーリーはやや間延びした感じがあり、恋愛小説と書いてあるからには、 きっとこの先なにか展開があるんだろうと我慢して読む感じでした。 オタクにも漫画にも興味がなく読書が苦手な娘ががんばって最後まで読めるんだろうかと、 やや不安に感じたくらいです。 中盤から最後までは主人公の心理描写もテンポもよくなって一気に読めました。 そしてたぶんこれが余命10年のリアルさなんだろうなと感じて切なくなりました。 余命10年ていわれてもはじめのうちはまだ10年あるからとのんびり構えちゃうし、 何を頑張ればいいのかもわからないし、具合が悪かったらすぐには何もみつからなくて、 残り少なくなってきて、頑張りたいことがあったら慌てちゃうし流れる時間もはやくなりますよね。 娘がこの本を読んで、終わりが決まってる人生でも目標を持つことは素晴らしいんだと そう感じてもらえたら、親として嬉しいです。 趣味や恋愛などの価値観は各々だからマツリちゃんの生き方に共感するかしないかは別として、 絶望して自殺したりせずに生を全うしたマツリちゃんはとてもいい娘だなと思います。 私はひとりひとりの人生がどれひとつとして無意味なはずはないって思っているので、 余命宣告をされたとしても、自分の娘にもなにかしらの希望を持ち続けてもらいたいです。 もし人生がずっと続くなら、マツリちゃんは周りの目を気にしてオタクじゃない道を選んでたかもしれない。 もし余命宣告されていなければ、小学生の時の同級生に謝りに行ってなかったかもしれない。 もし謝りに行かなければ、同窓会に行くこともなくて、和人くんとは恋に落ちなかったかもしれない。 もし普通の人生を過ごせていたら、マツリちゃんは自分の中の本当の自分の声に気づいたかな? もし仮に違う形で和人くんと再会して恋に落ちても、背負うものがないマツリちゃんに和人くんが救えたかな? 周囲の目ばかり気にしていたマツリちゃんが、失いかけていた自分の中の本当の自分の声に気づけたのは 余命宣告のおかげかもしれない。。。 そんな意味を持たせたとしても若い子の余命10年は短すぎます。 娘に先立たれることを想像して、ただただたくさん泣いてしまいました。 | ||||
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単純に面白くなかった 題名に惹かれて購入したが、期待して損した。 | ||||
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学生にはよいかもしれませんが、社会人から見たら、考え方が若く、初々しい感じがして、ストーリーにある死との直面にしては、浅い作品に感じました。 | ||||
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最近、同年代(40代)の知り合いが2人病気で亡くなり、まわりより早く人生を終えることを知った時に、どうやって心を保って最期の日々を過ごしたのだろう、自分だったらどうだろうと毎日のように考えていました。 そんな時にタイトルとあらすじに惹かれてこの本を手に取りました。 小説としては、普通に面白い という程度の感想でしたが、後半になるにつれ、主人公の心の描写にひきつけられて読むのをやめられなくなっていきました。 死を身近に感じた時の引きずり込まれる感覚、死への恐怖を感じにくくするために取る心のバランス、きれいごとではない体と心の変化。 自分の想像がよりリアルな形で記述されている気がして、たぶん若いであろう作者がなぜこんな??と驚きましたが、読み終わってから、作者が逝去されていたことを知り、作者の体験が入っていたのかなと納得した気持ちになりました。 ドラマチックな奇跡や感動があるわけでもなく、どちらかといえば淡々とした話の流れだったと思いますが、何かの答えを教えてもらったような気持ちになりました。この本に出会えて良かったです。 | ||||
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大泣き! 大感動です~(T_T) 感動物、恋愛物好きには~ ぜったい!お勧めです! | ||||
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小坂流加さんと言う著者は、正直知りませんでした。書店でこの文庫本が平積みにしてあり「余命10年」と言うタイトルが目に止まり、何となく手に取りました。そして知らない作家さんだったので、表紙を捲った所に載っている小坂さんのプロフィールを読み、ただ気になっただけ、から、違う感情が私の中で起こり、衝動買いでした。 この著者が「余命10年」を最初に世に送り出したのが、単行本での2007年6月。そして今年2017年5月に、この文庫化を世に送り出しました。タイトルと同じ「10年」後に。 そして何と言っても、最初に出した10年後の今年2017年2月に、現実に著者自身が病気で逝去している……。5月のこの文庫の刊行を待たず、見ずして。。。著者自身が自分の発病、余命を意識しながら残りの人生を(現実の)思い描いた作品なのではないか…との思いの購入でした。 私は普段、積極的に恋愛小説を読む方ではないですが、購入せずにいられなかった感じです。 読み進めながら、区切り区切りで太字で書いてある言葉が、主人公の本心が、著者小坂さんのリアルな心情として表れているのかな?と切ない気持ちで読みました。 恋愛感と言うより、この主人公、茉莉と和人の気持ちや想い、人間としての人生の生きる意味、突然と自分の命を奪われる運命や絶望、恐怖、何より無念…色んな、普段健康なら深く気にしない心情や行動、そう言った意味を考えながら、読み終えました。宣告通りに亡くなった茉莉もそれを受け入れられないまま、でも現実として見えてくる?和人や周りの家族などの無念さも伝わってきます。 今の時代?に限った事ではないと思いますが、テレビやニュースなど、亡くなった・殺害された・または自殺…と言うのを見聞きし、でもテレビで見るだけだと、ニュースが終われば忘れ、自分の普段の生活、行動にサッと移る。そんな毎日ですが、この著書がただの小説だけなら、読み終えればまた次の読みたい本を、となるのでしょうが、小坂流加さんの現実が、心に焼きつきました。主人公と同じく、1つの生きた証を世に送り出した事は、実話の入った小説ですね。茉莉に存在した和人の様な人が、小坂流加さんに居たのか?とかは、勿論読者の私には分かりませんが、主人公の茉莉の心情・本心は、ほぼ現実の著者のノンフィクションではないかと思います。本書の台詞などは、軽い感じで描いている分もありますが、主人公と著者の現実が一致している事を意識して読むと、ただの恋愛小説だけでは済まないなと「生きる人間」としての気持ちになりながら読めると思います。 【この文庫本の刊行を見ることができなかった小坂流加さんに、貴女の残した証は、20万部突破!世の中の沢山の人達が手にし、色んな人にちゃんと読まれていますよ。と伝えたくなるものがあります。まさにタイトルと同じ運命を背負って生きた証です】。この作品は、自分の本棚に大切に保管します。 | ||||
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きみすいにはまった後、読みました。正確には古いほうの原本ですが。 主人公と病気との苦闘がほかの小説よりやけにリアルなのは、著者自身の体験に基づいているからなんですね。 似たような設定の小説の「美丘」と比較するとよくわかります。 普通は割と簡単に飛ばしてしまう葬儀の様子を含めて最後の最後までしっかりフォローされていて、よけい泣かされました。 原発性肺高血圧症、難病指定。世の中には色々抱えている人たちがたくさんいますね。 この小説はきみすいと違って、人生経験の少ない中高生にはまだぴんと来ないでしょうね。大人向けです。 しかし、この恋愛は悲しすぎる。自分が和人だったら立ち直れない。 ややスパンが長いので、映画よりテレビドラマ向きだと思います。せかちゅーや1リットルの涙に匹敵するドラマになると思う。 著者の小坂さんのご冥福をお祈りいたします。 | ||||
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