長いお別れ

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評判

長いお別れの評価:

4.36/5点 レビュー 290件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全446件 201〜220 11/23ページ
No.246
(5pt)

安いのにきれいでした

発送が早く、ありがたかったです。
梱包もきれいでした。
良い買物をさせて頂きました。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集)より
4150002606
No.245
(5pt)

分厚いが意外と読める

最初はその分厚さにおびえていましたが、読んでみるとあら不思議、すらすら読めてしまう。
買って損はないです。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.244
(5pt)

分厚いが意外と読める

最初はその分厚さにおびえていましたが、読んでみるとあら不思議、すらすら読めてしまう。
買って損はないです。
ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイより
4152088001
No.243
(5pt)

束縛する権威と通念、そして友達

金も伴侶も友達も親も兄弟も組織も出世も必要としない。
必要とするのは少しの仕事と酒と行きずりの女だけ。社会通念上必要と言われるものほぼすべてにノーを突きつける人間。
友達は本当の友達以外要らないというこだわり。
色んなところに頭をぶつけながらも、どれほ孤独な男というのはかっこよく生きられるかという挑戦。
彼は権威と社会通念へのかっこよすぎる反逆者。なんらかの権威に属していても社会通念にへいこらしていても彼の真似はできない。
マーロウに少しでも近づきたいと思う。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.242
(5pt)

束縛する権威と通念、そして友達

金も伴侶も友達も親も兄弟も組織も出世も必要としない。
必要とするのは少しの仕事と酒と行きずりの女だけ。社会通念上必要と言われるものほぼすべてにノーを突きつける人間。
友達は本当の友達以外要らないというこだわり。
色んなところに頭をぶつけながらも、どれほ孤独な男というのはかっこよく生きられるかという挑戦。
彼は権威と社会通念へのかっこよすぎる反逆者。なんらかの権威に属していても社会通念にへいこらしていても彼の真似はできない。
マーロウに少しでも近づきたいと思う。
ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイより
4152088001
No.241
(5pt)

推理小説の領域を超えた最高傑作

”博識である上、ひねった特異の言い回しの”チャンドラーのこの長編傑作は、推理小説の範疇を超えてる。”キザで嫌味なスタイル”と”英国贔屓のアメリカに対する味わいの濃い文明批評と社会批判”が重なり合い、訳者の清水氏を大いに刺激し、悩ませてる所がとても新鮮で興味深い。
 流石、清水氏の含蓄豊富な語彙力が物を言い、チャンドラーの魅力を我々凡人が共感出来る所まで、最大限にまで引き上げてる。彼はこの時代の自由気まま過ぎるアメリカを鋭く冷たく批判する一方で、この豊か過ぎる大国で慢性的に発生する組織的犯罪に、寛容な面も見せる。マーロウは紳士的とは言えないが、英国的な実直なクレバーさと硬派で無謀とも思える強かさで、この国の得体の知れない闇の世界に敢えて首を突っ込んでいく。それだけ、チャンドラーにはこの大国が魅力的にエレガントに俗っぽく映るのだろう。
 私は思うに、これだけの最高傑作を訳すには、それに見合う知の資産と知的好奇心が必要だろう。下手に訳すれば、大衆がいきり立つような、キザっぽく安直な探偵物語に成り下がるケースも少なくない。まさに、清水氏の基本に忠実で実直な高度な教養が、この大作を堅固に支えてる。
 誰もがこの『長いお別れ』を翻訳してみたいと思う筈だ。しかし、訳者を選ぶ傑作であるのも事実だろう。読者からすれば余計な装飾で濁らせることなく、チャンドラーの真っ向勝負の実直で純朴な描写にひたすら酔っていたいと願うだけだ。
 この作品には3人のエレガントな令嬢が登場する。ともに容姿端麗で、それぞれに強く深い個性を持つ。ハードボイルドに登場しがちな判で押したような美女と異なり、それぞれに特異の生き様を持つ。マーロウは彼女たちの魅力に惹かれつつも、所詮は”50ドルの淫売女”と揶揄しつつ、この国の悪と富と権力と俗社会を痛烈にこき下ろす。
 誰もが彼に憧れ、推理小説やハードボイルドを描こうとした。が、あまりにもモノが違いすぎる。そういう私も、チャンドラーといえば、『可愛い女』に代表される探偵小説の大家くらいに思ってた。それが大きな誤りだと判り、とても嬉しくなった。彼の本は誰もが気楽に読めるが、誰もが十全に理解できるものではないと思う。
《あとがき》がとても短くアッサリとしてるのも、清水氏の崇高な知性を漂わせる。これだけの大傑作を締め括る解説となれば、主観的感傷的になり、長々と余韻に浸っていたいものだが、”サヨナラを言うのは、僅かの間死ぬこと”とあるように、この作品に”僅かに酔う”だけで、簡潔に纏め上げ、”短いお別れ”として書き終えてる。全く、最後の最後までマーロウになりきってるのが憎い。`
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1)) Amazon書評・レビュー: 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))より
4150704511
No.240
(5pt)

推理小説の領域を超えた最高傑作

”博識である上、ひねった特異の言い回しの”チャンドラーのこの長編傑作は、推理小説の範疇を超えてる。”キザで嫌味なスタイル”と”英国贔屓のアメリカに対する味わいの濃い文明批評と社会批判”が重なり合い、訳者の清水氏を大いに刺激し、悩ませてる所がとても新鮮で興味深い。
 流石、清水氏の含蓄豊富な語彙力が物を言い、チャンドラーの魅力を我々凡人が共感出来る所まで、最大限にまで引き上げてる。彼はこの時代の自由気まま過ぎるアメリカを鋭く冷たく批判する一方で、この豊か過ぎる大国で慢性的に発生する組織的犯罪に、寛容な面も見せる。マーロウは紳士的とは言えないが、英国的な実直なクレバーさと硬派で無謀とも思える強かさで、この国の得体の知れない闇の世界に敢えて首を突っ込んでいく。それだけ、チャンドラーにはこの大国が魅力的にエレガントに俗っぽく映るのだろう。
 私は思うに、これだけの最高傑作を訳すには、それに見合う知の資産と知的好奇心が必要だろう。下手に訳すれば、大衆がいきり立つような、キザっぽく安直な探偵物語に成り下がるケースも少なくない。まさに、清水氏の基本に忠実で実直な高度な教養が、この大作を堅固に支えてる。
 誰もがこの『長いお別れ』を翻訳してみたいと思う筈だ。しかし、訳者を選ぶ傑作であるのも事実だろう。読者からすれば余計な装飾で濁らせることなく、チャンドラーの真っ向勝負の実直で純朴な描写にひたすら酔っていたいと願うだけだ。
 この作品には3人のエレガントな令嬢が登場する。ともに容姿端麗で、それぞれに強く深い個性を持つ。ハードボイルドに登場しがちな判で押したような美女と異なり、それぞれに特異の生き様を持つ。マーロウは彼女たちの魅力に惹かれつつも、所詮は”50ドルの淫売女”と揶揄しつつ、この国の悪と富と権力と俗社会を痛烈にこき下ろす。
 誰もが彼に憧れ、推理小説やハードボイルドを描こうとした。が、あまりにもモノが違いすぎる。そういう私も、チャンドラーといえば、『可愛い女』に代表される探偵小説の大家くらいに思ってた。それが大きな誤りだと判り、とても嬉しくなった。彼の本は誰もが気楽に読めるが、誰もが十全に理解できるものではないと思う。
《あとがき》がとても短くアッサリとしてるのも、清水氏の崇高な知性を漂わせる。これだけの大傑作を締め括る解説となれば、主観的感傷的になり、長々と余韻に浸っていたいものだが、”サヨナラを言うのは、僅かの間死ぬこと”とあるように、この作品に”僅かに酔う”だけで、簡潔に纏め上げ、”短いお別れ”として書き終えてる。全く、最後の最後までマーロウになりきってるのが憎い。`
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集)より
4150002606
No.239
(5pt)

んん〜贅沢。

ハードボイルドの名作と知りながら、その分厚さと翻訳の相性に不安を感じ、なんとなく手に取らずに十数年。
ある日なんとなくAmazonで検索すると、Kindle版が村上春樹訳で出ているのを見つけ、即購入。
オールドアメリカンの情景、私立探偵、登場人物達の気の抜けない駆け引き。ハードボイルドの世界を村上氏のリッチな文体で味わえる。
読み始めの期待は、訳者あとがきまで変わることなく、満足して本を閉じました。
ちなみに小生、高校生の頃に初めて読んだ村上作品「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」以来のファンです。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.238
(5pt)

翻訳に間違いのない・良い買い物に、こんにちは

『ロング・グッド‐バイ』、村上春樹ファンにとっては「間違いなく・良い=買い物」。

村上春樹が何度も丁寧に検討した上で訳し直した労作。訳文が594頁、「訳者あとがき」が50頁。厚さに、訳者の熱いおもいがずっしり。重い思い。「真面目に、真摯に、真剣に」三連の形容詞で考え抜いた。たゆまず、あゆまず走り続けた成果。病気ひとつしない。すこやかさ。長い年月をかけぬけて、すんなり翻訳に取り組んできた訳者の、ロングで正しい人生。

333頁の訳。”as September Morn”。「『九月の暁』のごとく遮るものもなかったが、絵画にあるようなはにかみの色はなかった。」絵の色の彩が目に見えるような、鮮やかな訳。ボクは​ニール・ダイアモンドが歌う「セプテンバー・モーン」を聴きながら。おやすみなさい。おっと、朝だから、おはようございます。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.237
(5pt)

んん〜贅沢。

ハードボイルドの名作と知りながら、その分厚さと翻訳の相性に不安を感じ、なんとなく手に取らずに十数年。
ある日なんとなくAmazonで検索すると、Kindle版が村上春樹訳で出ているのを見つけ、即購入。
オールドアメリカンの情景、私立探偵、登場人物達の気の抜けない駆け引き。ハードボイルドの世界を村上氏のリッチな文体で味わえる。
読み始めの期待は、訳者あとがきまで変わることなく、満足して本を閉じました。
ちなみに小生、高校生の頃に初めて読んだ村上作品「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」以来のファンです。
ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイより
4152088001
No.236
(5pt)

翻訳に間違いのない・良い買い物に、こんにちは

『ロング・グッド‐バイ』、村上春樹ファンにとっては「間違いなく・良い=買い物」。

村上春樹が何度も丁寧に検討した上で訳し直した労作。訳文が594頁、「訳者あとがき」が50頁。厚さに、訳者の熱いおもいがずっしり。重い思い。「真面目に、真摯に、真剣に」三連の形容詞で考え抜いた。たゆまず、あゆまず走り続けた成果。病気ひとつしない。すこやかさ。長い年月をかけぬけて、すんなり翻訳に取り組んできた訳者の、ロングで正しい人生。

333頁の訳。”as September Morn”。「『九月の暁』のごとく遮るものもなかったが、絵画にあるようなはにかみの色はなかった。」絵の色の彩が目に見えるような、鮮やかな訳。ボクは​ニール・ダイアモンドが歌う「セプテンバー・モーン」を聴きながら。おやすみなさい。おっと、朝だから、おはようございます。
ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイより
4152088001
No.235
(5pt)

as September Morn

本書『ロング・グッドバイ』は、村上春樹ファンには必読の書である。

村上春樹が何度も丁寧に検討した上で訳し直している労作だから。本書は、訳文が594頁もある上、「訳者あとがき」が50頁続く。村上春樹がつむぎだす文字が本書にあふれていて、読者がおぼれそうになる文量だ。本書の厚さにまず圧倒される。訳者が真面目に真摯に真剣に考え抜いて、たゆまずあゆまず長い年月をかけぬけて翻訳に取り組んできた、訳者の長い人生のおもみがずっしりと手に重い。このおもい思いが伝わってきて、気分が重くなる。村上春樹のようなベストセラー作家が、この準古典小説の翻訳にうちこむ姿には、言葉が出ない。

本書奥付の増刷回数は、ファンのあつい支持を示している。なんのふあんもない。ボクも立派な自称村上春樹ファンのつもりである。だけど『ロング・グッドバイ』に関しては、原文も読んでいないし清水俊二訳の「長いお別れ」も読んでいない、ファンの風下にも置けん奴なんだ。

先日、何気なく煙草に火を点けるようにテレビのスイッチを点けたら、ロバート・アルトマン監督の映画が流れていた。ので、なんとなく見た。そしたら、なんとなく本も読んでみたくなった。ネットで本を注文しようとサーフィンしてたら、原文と清水訳と村上訳の3冊を読み比べた本が目に付いたので、その本を読んでみた。その本には、村上訳の ”September Morn” が「気になった」と書いてあった。なんで気になったのか知りたくなって、とうとう本書を注文した。

本書『ロング・グッドバイ』333頁には、 ”September Morn” が「『九月の暁』のごとく遮るものもなかったが、絵画にあるようなはにかみの色はなかった。」と適切に訳されている。編集という観点からも、『九月の暁』が絵画であることが、村上訳では『』が付けられており、絵画という一語と相まって、一目で分かる。さすが丁寧な訳と編集者のおかげだ。

「セプテンバー・モーン」と言えば、9・11の朝のアメリカ同時多発テロ事件を思い出す人も多いだろう。​ニール・ダイアモンドの「セプテンバー・モーン」という曲も良かったな、高齢者には。村上春樹さんもこの曲を聴けば、なつかしく思い出すのでは。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.234
(5pt)

as September Morn

本書『ロング・グッドバイ』は、村上春樹ファンには必読の書である。

村上春樹が何度も丁寧に検討した上で訳し直している労作だから。本書は、訳文が594頁もある上、「訳者あとがき」が50頁続く。村上春樹がつむぎだす文字が本書にあふれていて、読者がおぼれそうになる文量だ。本書の厚さにまず圧倒される。訳者が真面目に真摯に真剣に考え抜いて、たゆまずあゆまず長い年月をかけぬけて翻訳に取り組んできた、訳者の長い人生のおもみがずっしりと手に重い。このおもい思いが伝わってきて、気分が重くなる。村上春樹のようなベストセラー作家が、この準古典小説の翻訳にうちこむ姿には、言葉が出ない。

本書奥付の増刷回数は、ファンのあつい支持を示している。なんのふあんもない。ボクも立派な自称村上春樹ファンのつもりである。だけど『ロング・グッドバイ』に関しては、原文も読んでいないし清水俊二訳の「長いお別れ」も読んでいない、ファンの風下にも置けん奴なんだ。

先日、何気なく煙草に火を点けるようにテレビのスイッチを点けたら、ロバート・アルトマン監督の映画が流れていた。ので、なんとなく見た。そしたら、なんとなく本も読んでみたくなった。ネットで本を注文しようとサーフィンしてたら、原文と清水訳と村上訳の3冊を読み比べた本が目に付いたので、その本を読んでみた。その本には、村上訳の ”September Morn” が「気になった」と書いてあった。なんで気になったのか知りたくなって、とうとう本書を注文した。

本書『ロング・グッドバイ』333頁には、 ”September Morn” が「『九月の暁』のごとく遮るものもなかったが、絵画にあるようなはにかみの色はなかった。」と適切に訳されている。編集という観点からも、『九月の暁』が絵画であることが、村上訳では『』が付けられており、絵画という一語と相まって、一目で分かる。さすが丁寧な訳と編集者のおかげだ。

「セプテンバー・モーン」と言えば、9・11の朝のアメリカ同時多発テロ事件を思い出す人も多いだろう。​ニール・ダイアモンドの「セプテンバー・モーン」という曲も良かったな、高齢者には。村上春樹さんもこの曲を聴けば、なつかしく思い出すのでは。
ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイより
4152088001
No.233
(5pt)

正しいことをしようとして夢中になること、それを信念と呼ぶ

フィリップ・マーロウ42歳の格好良さは群を抜いている。ライセンスを与えられた私立探偵請負人であり、殺しの経験を問われて躊躇せずに「ある」と応える、その覚悟のほどよ。
「スカッチをストレートで」(p422)
バーに自然に溶け込む振る舞い方は、ぜひ見習いたい。

偶然から知古となった浮浪者然の男、テリー・レノックスとの短い交誼を経て、突如殺人容疑者となった彼の国外逃亡を何も言わずに扶助するマーロウ。警察による「体に問う」尋問にも耐え、退屈な留置所暮らしは、しかし突如打ち切られる。
なかったことにされる殺人事件を横目に、新しい依頼に従事するマーロウだったが、テリー・レノックスを想う彼を、絡みに絡まった運命の糸がある終着点へ導いてゆく。

・第二次世界大戦の記憶も新しい1950年代のアメリカ。古き良き時代の新聞記者、大富豪、独特の保安官システム、検事、地方マフィアと多彩な登場人物。カリフォルニア州が舞台だけあって、南米諸国出身者の登場人物も多い。

・世界最強の大国となった祖国、民主主義国家アメリカの文明への批判の件は痛快だ(p322,p496)。この偽善的な社会システムがそのまま現代日本の姿でもあり、どう対峙するかを問われるな。

・イギリス海軍機動部隊の突撃、ナチスによる捕虜虐待、男3人の友情。そして「とるにたりない嘘」と「自分だけの思い出」(p421)が、ある女を極限にまで駆り立てる。

・しびれるシチュエーションと含蓄に富んだセリフの数々に酔いしれること幾たび。
濃い、苦いコーヒーは「疲れた人間には血になるのだ」(p447)
「正直にいおう」と、私はいった。「そんな考えもなかったわけじゃない」(p505)

正しいことをしようとして夢中になること(p481)、それを信念と呼ぶ。
530ページを経たラストシーンはやはり印象深い。本当のさよならは「もう言ってしまったんだ」。
男の眼に光る涙は、ギムレットの味がするのだ。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1)) Amazon書評・レビュー: 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))より
4150704511
No.232
(5pt)

正しいことをしようとして夢中になること、それを信念と呼ぶ

フィリップ・マーロウ42歳の格好良さは群を抜いている。ライセンスを与えられた私立探偵請負人であり、殺しの経験を問われて躊躇せずに「ある」と応える、その覚悟のほどよ。
「スカッチをストレートで」(p422)
バーに自然に溶け込む振る舞い方は、ぜひ見習いたい。

偶然から知古となった浮浪者然の男、テリー・レノックスとの短い交誼を経て、突如殺人容疑者となった彼の国外逃亡を何も言わずに扶助するマーロウ。警察による「体に問う」尋問にも耐え、退屈な留置所暮らしは、しかし突如打ち切られる。
なかったことにされる殺人事件を横目に、新しい依頼に従事するマーロウだったが、テリー・レノックスを想う彼を、絡みに絡まった運命の糸がある終着点へ導いてゆく。

・第二次世界大戦の記憶も新しい1950年代のアメリカ。古き良き時代の新聞記者、大富豪、独特の保安官システム、検事、地方マフィアと多彩な登場人物。カリフォルニア州が舞台だけあって、南米諸国出身者の登場人物も多い。

・世界最強の大国となった祖国、民主主義国家アメリカの文明への批判の件は痛快だ(p322,p496)。この偽善的な社会システムがそのまま現代日本の姿でもあり、どう対峙するかを問われるな。

・イギリス海軍機動部隊の突撃、ナチスによる捕虜虐待、男3人の友情。そして「とるにたりない嘘」と「自分だけの思い出」(p421)が、ある女を極限にまで駆り立てる。

・しびれるシチュエーションと含蓄に富んだセリフの数々に酔いしれること幾たび。
濃い、苦いコーヒーは「疲れた人間には血になるのだ」(p447)
「正直にいおう」と、私はいった。「そんな考えもなかったわけじゃない」(p505)

正しいことをしようとして夢中になること(p481)、それを信念と呼ぶ。
530ページを経たラストシーンはやはり印象深い。本当のさよならは「もう言ってしまったんだ」。
男の眼に光る涙は、ギムレットの味がするのだ。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集)より
4150002606
No.231
(5pt)

正しいことをしようとして夢中になること、それを信念と呼ぶ

フィリップ・マーロウ42歳の格好良さは群を抜いている。ライセンスを与えられた私立探偵請負人であり、殺しの経験を問われて躊躇せずに「ある」と応える、その覚悟のほどよ。
「スカッチをストレートで」(p422)
バーに自然に溶け込む振る舞い方は、ぜひ見習いたい。

偶然から知古となった浮浪者然の男、テリー・レノックスとの短い交誼を経て、突如殺人容疑者となった彼の国外逃亡を何も言わずに扶助するマーロウ。警察による「体に問う」尋問にも耐え、退屈な留置所暮らしは、しかし突如打ち切られる。
なかったことにされる殺人事件を横目に、新しい依頼に従事するマーロウだったが、テリー・レノックスを想う彼を、絡みに絡まった運命の糸がある終着点へ導いてゆく。

・第二次世界大戦の記憶も新しい1950年代のアメリカ。古き良き時代の新聞記者、大富豪、独特の保安官システム、検事、地方マフィアと多彩な登場人物。カリフォルニア州が舞台だけあって、南米諸国出身者の登場人物も多い。

・世界最強の大国となった祖国、民主主義国家アメリカの文明への批判の件は痛快だ(p322,p496)。この偽善的な社会システムがそのまま現代日本の姿でもあり、どう対峙するかを問われるな。

・イギリス海軍機動部隊の突撃、ナチスによる捕虜虐待、男3人の友情。そして「とるにたりない嘘」と「自分だけの思い出」(p421)が、ある女を極限にまで駆り立てる。

・しびれるシチュエーションと含蓄に富んだセリフの数々に酔いしれること幾たび。
濃い、苦いコーヒーは「疲れた人間には血になるのだ」(p447)
「正直にいおう」と、私はいった。「そんな考えもなかったわけじゃない」(p505)

正しいことをしようとして夢中になること(p481)、それを信念と呼ぶ。
530ページを経たラストシーンはやはり印象深い。本当のさよならは「もう言ってしまったんだ」。
男の眼に光る涙は、ギムレットの味がするのだ。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1)) Amazon書評・レビュー: 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))より
4150704511
No.230
(5pt)

正しいことをしようとして夢中になること、それを信念と呼ぶ

フィリップ・マーロウ42歳の格好良さは群を抜いている。ライセンスを与えられた私立探偵請負人であり、殺しの経験を問われて躊躇せずに「ある」と応える、その覚悟のほどよ。
「スカッチをストレートで」(p422)
バーに自然に溶け込む振る舞い方は、ぜひ見習いたい。

偶然から知古となった浮浪者然の男、テリー・レノックスとの短い交誼を経て、突如殺人容疑者となった彼の国外逃亡を何も言わずに扶助するマーロウ。警察による「体に問う」尋問にも耐え、退屈な留置所暮らしは、しかし突如打ち切られる。
なかったことにされる殺人事件を横目に、新しい依頼に従事するマーロウだったが、テリー・レノックスを想う彼を、絡みに絡まった運命の糸がある終着点へ導いてゆく。

・第二次世界大戦の記憶も新しい1950年代のアメリカ。古き良き時代の新聞記者、大富豪、独特の保安官システム、検事、地方マフィアと多彩な登場人物。カリフォルニア州が舞台だけあって、南米諸国出身者の登場人物も多い。

・世界最強の大国となった祖国、民主主義国家アメリカの文明への批判の件は痛快だ(p322,p496)。この偽善的な社会システムがそのまま現代日本の姿でもあり、どう対峙するかを問われるな。

・イギリス海軍機動部隊の突撃、ナチスによる捕虜虐待、男3人の友情。そして「とるにたりない嘘」と「自分だけの思い出」(p421)が、ある女を極限にまで駆り立てる。

・しびれるシチュエーションと含蓄に富んだセリフの数々に酔いしれること幾たび。
濃い、苦いコーヒーは「疲れた人間には血になるのだ」(p447)
「正直にいおう」と、私はいった。「そんな考えもなかったわけじゃない」(p505)

正しいことをしようとして夢中になること(p481)、それを信念と呼ぶ。
530ページを経たラストシーンはやはり印象深い。本当のさよならは「もう言ってしまったんだ」。
男の眼に光る涙は、ギムレットの味がするのだ。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ 260 世界探偵小説全集)より
4150002606
No.229
(5pt)

雰囲気抜群。ちょっと、ミスプリ? ロールス ロイス を ロールズ って、こだわり?

雰囲気抜群。 ちょっと、ミスプリ? ロールス ロイス を ロールズ って、こだわり? まあ、なんだかんだ、男のバイブルだね。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103
No.228
(5pt)

雰囲気抜群。ちょっと、ミスプリ? ロールス ロイス を ロールズ って、こだわり?

雰囲気抜群。 ちょっと、ミスプリ? ロールス ロイス を ロールズ って、こだわり? まあ、なんだかんだ、男のバイブルだね。
ロング・グッドバイ Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイより
4152088001
No.227
(5pt)

ギムレット

ギムレットが飲みたくなりました。 また、ギムレットに誘う友達がほしくなりました。
ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) Amazon書評・レビュー: ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)より
4152090103