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木曜日の子ども
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木曜日の子どもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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他の読者の方同様に、前半までで後半失速した感じでした。読み進めるのに時間がかかり、わくわく、ドキドキなく、楽しさもないという状況でした。重松さんは好きな作家で、良い作品には賛否が分かれるものだと思いますが、自分としては現実味がなくファンタジーとしてもその世界に入り込むことができない、そんな作品でした。 | ||||
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ドラマ化してほしい 久しぶりに読みながら気持ちがたかぶりました | ||||
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文庫にしては、かなり長編ですが一気に読みました。 | ||||
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ウーン、著者が描きたいことは、よくわかるが、むつかしい、読者に面白く読ますのは、終盤は、饒舌すぎて、くどい。 | ||||
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最後で少し失速したけど面白くて夢中で読みました。 上田と高木のイメージが掴みづらかった感じでした。 | ||||
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初めて重松さんの作品を読みました。前半は気味悪さに引き込まれていきました。 不気味さを描く表現などは素晴らしいなと思いましたが、後半は緻密さが失われて、最終章は謎の間延び文章。勿体ないと思いました。 前半の期待値が大きかっただけに読後感としては、残念な思いが出てしまったのかもしれません。でも、他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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途中までは傑作。終盤はあんまりでした。 | ||||
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書評に期待して読みましたが残念の一言。 後半はぐだぐだ長く、早く終わって欲しいとしか思えなかった。 久しぶりに読書時間を損した気分。 | ||||
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大の重松さんファンの娘が読みたいけど図書室はいつも貸し出し中で耐えられないとの事で購入しました。 「読み終わるのが勿体ないから少しずつ読みたいのに読んでまう」と、夢中で読んでいます。 | ||||
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少年犯罪を題材にした作品。小学生のときに、ある街で毒を使って、9人の同級生を殺した動機不純な少年がいた。その事件から7年後に、その街に引っ越して来た家族の息子がその殺人犯にそっくりという設定。少年院から出てきた殺人犯と、殺人犯にそっくりな少年はどんな関係なのか。前提は非常に興味深いが、少年たちの思考が理解不能。動機不純で殺戮を繰り返すのは、読むに絶えない。少年院はそんなに簡単に出れるんだっけ?保護観察されないんだっけ?カリスマ性あるんだっけ?疑問が残る作品。 | ||||
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親子、家族とは考えさせられる内容でした 多感な年頃の子供たちの繊細さ残酷さ 親としてそれに向き合っていくためには どうすれば良いのか考えさせられました | ||||
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面白く読みはしたのだが、正直少し期待外れだった。主人公は42才の男性、結婚を機に旭ヶ丘という町に越してくる。彼は初婚だったが、同じ年令の妻は離婚歴があり、中学生の息子がいる。彼は新しくできた息子を「晴彦くん」と呼ぶなど、息子とのあるべき関係をまだ模索中である。晴彦は中学校でいじめに遭っていて、自殺未遂を起こしている。新生活の開始には、晴彦の転校も大きな要素になっていた。 実は晴彦が通うことになる旭ヶ丘中学校では、7年前、大事件が起こっていた。給食のスープに殺鼠剤ワルキュールが入れられ、クラス31名中9人が死亡、21名が入院という大惨事だった。犯人はただ一人スープに口をつけなかった生徒上田祐太郎であり、動機は不明だった。 犯人の家があった辺りを3人で歩いていたとき、近所のおばあさんが晴彦を見て、「ユウちゃん,,,!」と叫び、わなわな震える。新しい学校では晴彦を見た女性教諭が「上田くん!」と叫んで卒倒する。どうやら晴彦は毒殺犯人上田祐太郎に似ているらしいのだ。そんな折、上田がこの町に帰ってくるという噂が町に流れる。期を同じくして、近所の犬が毒殺される事件が起こり、晴彦が不可解な行動をとり始める。 良質の恐怖小説を彷彿とさせる前半は大変よかったのだが、後半は私にはもの足りなかった。展開が早く、飽きることなく読めるのだが、少年が並べる思想らしきものが私には説得力を持って響かず、従ってそれに、いい大人も含め、多くの人が共感していく過程に現実味が感じられなかったのだ。本の帯には「“神さま”になりたかった少年と、“父親”になろうとした男」とある。作家は結末が自分でもわからないまま物語を書き始めるとよく聞くが、本書の場合、著者の頭の中で結末はすでに決まっていたのではないだろうか。少年の理屈も、それに感化される人々の行動も、そこへ着地するための単なるお膳立てのような不自然さを、私は感じてしまった。ただ、面白い本であることは確かである。楽しい読書体験をしたい人にはお勧めする。 | ||||
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大好きな作家さんで、いつも心を鷲掴みにされる気がしている。ここ数年、あまり手にしなくなっていた重松さんの本を久々に読んだ。重松さんの本にあまり感じたことのないサスペンス的な感覚を覚えつつ、先が気になり一気に読んだ。登場人物が再婚相手の息子の「父親」になろうと必死になる姿が本当にもどかしかった。「父親」になろうとしなくていいのに……奥さんを守るいい「夫」になろうとしなくていいのに……いい「家族」になろうとしなくていいのに……と、ただもどかしかった。世の中が考える枠からはみ出さないように、収まろうと小さくならず、その人と名前のない関係を楽しんだらいいに……と思わずにはいられなかった。 いい妻、いい息子……みんなが演じているようで気持ちが悪かった。 私も何かが壊れるのを恐れて、傷つくのを恐れて演じていることがあるのだろうか。いただいているご縁を大切に楽しんでいるのだろうかと考え直し過ごしていきたい、そう考えるキッカケをいただきた本でした。 | ||||
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重松さんの著作「疾走」が、自分の中の傑作ベスト3に入るほどの 私としては、是非読んでおかなければと手に取った作品。 導入部は非常によかった。 主人公の内省(心理描写じゃなく、あくまで内省)がゴチャゴチャうるさくて しつこいと感じられた以外は、先が気になって中盤まで一気に読み進めました。 ただ、読みながら一抹の懸念もありました。この作者は家族の絆をテーマに 物語を書くことが多い人なので、「まさか自分が想像しているような陳腐なラストじゃ ないだろうな。。。」と不安に思いながら読み進め。。。ラスト1ページを読んで、 思ってしまった。「ああ、やっぱり思ったとおりだった」と。 このオチをやりたいんだったら、主人公と義理の息子は、少なくとも数年は 一緒に暮らしていて、それでもどこかしっくり来ない関係、という設定に しておいたほうが絶対によかったと思う。ラストの晴彦の変貌が、ご都合主義にしか 感じられなかったので。 というか40過ぎてガキの言動に振り回されている主人公にも違和感を覚えた。 もしどうしても振り回されちゃうおじさんを書きたかったんだとしたら、 振り回すガキに読者も納得するだけのカリスマ性を持たせてほしかった。 酒鬼薔薇事件を題材にしたのだろう「ウエダサマ」が登場する中盤以降も、 何か中二病臭いというか、敢えて作者が狙って書いているのだとしても B級臭を感じてしまった。 主人公の謎のハリウッドもどきアクションがちょくちょく入るのもどうかなあ、と。 そして晴彦の母親、中盤から一切登場しなくなりますが、彼女息子のこと わかってなさすぎというか。。。のん気にもほどがあるだろと呆れた。 加えて、細かすぎる感想でなんですが、第三者に自分の親のことを話すときに、 42歳にもなって「お母さんが。。。」って。。。「母が」だろ。 前に22歳の男性と飲みにいって、彼が「お父さんが、お母さんが」と言うのにも 引いた私としては、何このおばさん、幼いなという感じだった。 その幼さが息子の内面にも気付けなかったという伏線なのだとしたら むしろすごい(まずないでしょうが)。 内藤先生も、「私は7年前の事件でトラウマを負いました」って言ってるだけで その後フェードアウト。いったい何のために出てきたのか。彼女の登場が 何かの伏線だと思っていたので肩透かし。 ちなみに酒鬼薔薇事件があった当初、様々な有識者が酒鬼薔薇が事件を起こした 原因について議論してましたが、私が一番納得がいったのが「性的快楽」説だった。 本作みたいに「ニュータウンに潜む闇」説を唱えていた人もいたけれど、 それは何か違うんじゃないかなと子供ながらに思っていた。 なので本作の「ニュータウンが悪いんだ」説はどうにも入り込みづらかった。 作者は酒鬼薔薇事件の際も「ニュータウンの闇」説を推していたんでしょうか。 途中までは面白かったぶん、パターンにはまった物語の落とし方が 非常に残念でした。重松さんにはもっとダークな作風に開眼してほしい。 先の展開読めちゃうので。 あと、余談ですが、表紙の絵の題名が「karaoke」なのは何でなのか。 ちょっと笑ってしまった。 本作の登場人物「上田」と「高木」にはちょっと惹かれましたが、 彼らみたいな人間に魅力を感じなくなったら、よくも悪くも 自分は完全に大人になったんだな、ということだと思う。 本作を読ませれば、読ませた相手の精神年齢測れそうです。 本作を絶賛したり「共感した」とか言う人とは、安心して距離を置けそう。 | ||||
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狂信的な子供達の暴走と、それを止めようとする大人たち。途中までは面白くて、これは傑作、星5つだなと思っていたのだが。 最後の100頁余りを残してほぼ真相がわかってしまい、そこからの進展が遅いこと、そして非現実的なこと。筆が走るというか何というか、著者の重松氏による文章は疾走感があるのだが、それがそのまま読者には伝わって来ない。 惜しい! 重松さんはこんな話も書けるのだなという驚きはあるし、生きにくさを抱えた子供の気持ちがここまでわかることに敬意を抱くけれど、小説としては最後の100頁がダラダラだったと思う。 | ||||
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「クラスメイト9人の無差別毒殺事件」という過去の凄惨な事件を複数併せてストーリーにしました、という小説でした。 確かな筆力のある作者ですので、読ませます。特に前半の展開はこのままいけばどうなるのだろうという不安な気持ちが常に増幅されたまま未知なる場所へ無理やり連れていかれた気分に包まれていました。それはそれで小説のある種の醍醐味を表しているのかもしれません。 そう思いながら、ストーリーを追って読んでいたのですが、だんだんと気持ちの悪さが先立ちました。ストーリーは秀逸ですが、ある人物の起こした一連の事件は気持ち悪さが先立ちました。 ラストの展開はウダウダです。こんな終わり方で良いのでしょうか。 未読の方もおられるので、その後の顛末には何も触れません。もう少し違う状況が生まれるのではと思いながら、最後まで作者についていったわけですが、作者自身も連載中にストーリーの収拾がつかない展開になってしまったのかもしれません。 | ||||
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重松清の大ファンで、ハードカバーでちょっともったいないなと思いましたが買いました。読み始めたら一気に読んでしまいました、テーマが重たいのですが、本の世界に一気に引き込まれました。 | ||||
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40位まで独身だったの男が,会社の女性とふとしたことから気が合って結婚するのだが,女性の方はバツイチで中学生の男の子付き。それでもちゃんとした家族を作ろうとして,中古物件を買い新しい地でスタートしようとするのだが…。 その地は7年ほど前に中学生が給食のスープに農薬を入れて無差別で10人以上を殺した事件が起こった学校だった。もちろんその生徒は捕まり施設で保護観察されていたのだが,風の噂では刑期が終わり娑婆に戻って来たらしい。 その新生活のスタート時に新しい中学校に行くと,その担任の女性が泡吹いて倒れる…。なんとその生徒は7年前の殺人犯の学生に瓜二つだったのだ…。 こんなシチュエーションで物語が始まり,さらにどんどん重たいテーマが重なってきて,読んでて息苦しくなる。その新しく買った家の前の住人は,その給食事件で死んだ女の子の家だったとか,生き残った生徒が犯人の出所を待っててもう一度同じような事件を起こそうとしているとか,実際に猫が毒殺されたとか…。 さらにもともとその連れ子は,中学時代にいじめにあっていてその仕返しにいじめた子を殺そうと思っているとか,母親を溺愛していて再婚した相手も恨んでいるとか…。 もうこれからどうなるのだろうと緊張して読み進んでいたら,途中から一気に物語が解決というか,こりゃあないよな~という方向に行ってしまうので思わず興ざめ。前半とのギャップがあまりにも大きく,不満さえ残りました。 | ||||
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とても重松清の作品とは思えない、ラストに向けての手ごたえのなさ。 途中までは著者の作品としては珍しく、暗澹とさせる展開ながらも読み進める期待が高まっていくが、ラストがどんでん返しも救いもなく、期待を大きく下回る。 中学生が死を意識することは理解できるが、最初の事件の同級生を数人毒殺する部分から、ちょっと先鋭化しすぎていつもの日常に見え隠れする子供の描写からはかけ離れていく。 それに大人は自分の中学時代を忘れているのは事実としても、そんなに無力ではない。 実験的な作品なのかもしれないけど、いつもの読み応えある内容ではなかった。 | ||||
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社会人になってほとんど本を読まなくなっていましたが、kindleを買ったのもあり知人の勧めで読みました。 私には子供がいないので普通の方ほど身に迫るものはないのかもしれませんが、自分が中学生の頃に同年代の子が親を殺害した事件があった時に「真相は殺した子にしかわからない」と半分庇うような発言をしたのを思い出しました。 ハッピーエンドでは終わらない物語ですが、どうなるのだろう、とどんどん読み進められました。 | ||||
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