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木曜日の子ども



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【この小説が収録されている参考書籍】
木曜日の子ども
木曜日の子ども (角川文庫)

木曜日の子どもの評価: 3.32/5点 レビュー 37件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(2pt)

現実味なく後半失速

他の読者の方同様に、前半までで後半失速した感じでした。読み進めるのに時間がかかり、わくわく、ドキドキなく、楽しさもないという状況でした。重松さんは好きな作家で、良い作品には賛否が分かれるものだと思いますが、自分としては現実味がなくファンタジーとしてもその世界に入り込むことができない、そんな作品でした。
木曜日の子どもAmazon書評・レビュー:木曜日の子どもより
4041028329
No.10:
(2pt)

風呂敷を広げすぎたのか。

初めて重松さんの作品を読みました。前半は気味悪さに引き込まれていきました。
不気味さを描く表現などは素晴らしいなと思いましたが、後半は緻密さが失われて、最終章は謎の間延び文章。勿体ないと思いました。
前半の期待値が大きかっただけに読後感としては、残念な思いが出てしまったのかもしれません。でも、他の作品も読んでみようと思います。
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4041028329
No.9:
(1pt)

ん〜ちょっと私の中ではナシ

書評に期待して読みましたが残念の一言。
後半はぐだぐだ長く、早く終わって欲しいとしか思えなかった。
久しぶりに読書時間を損した気分。
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4041028329
No.8:
(2pt)

中盤まで一気読み、後半でがっかり。

重松さんの著作「疾走」が、自分の中の傑作ベスト3に入るほどの
私としては、是非読んでおかなければと手に取った作品。

導入部は非常によかった。
主人公の内省(心理描写じゃなく、あくまで内省)がゴチャゴチャうるさくて
しつこいと感じられた以外は、先が気になって中盤まで一気に読み進めました。
ただ、読みながら一抹の懸念もありました。この作者は家族の絆をテーマに
物語を書くことが多い人なので、「まさか自分が想像しているような陳腐なラストじゃ
ないだろうな。。。」と不安に思いながら読み進め。。。ラスト1ページを読んで、
思ってしまった。「ああ、やっぱり思ったとおりだった」と。
このオチをやりたいんだったら、主人公と義理の息子は、少なくとも数年は
一緒に暮らしていて、それでもどこかしっくり来ない関係、という設定に
しておいたほうが絶対によかったと思う。ラストの晴彦の変貌が、ご都合主義にしか
感じられなかったので。
というか40過ぎてガキの言動に振り回されている主人公にも違和感を覚えた。
もしどうしても振り回されちゃうおじさんを書きたかったんだとしたら、
振り回すガキに読者も納得するだけのカリスマ性を持たせてほしかった。

酒鬼薔薇事件を題材にしたのだろう「ウエダサマ」が登場する中盤以降も、
何か中二病臭いというか、敢えて作者が狙って書いているのだとしても
B級臭を感じてしまった。
主人公の謎のハリウッドもどきアクションがちょくちょく入るのもどうかなあ、と。
そして晴彦の母親、中盤から一切登場しなくなりますが、彼女息子のこと
わかってなさすぎというか。。。のん気にもほどがあるだろと呆れた。
加えて、細かすぎる感想でなんですが、第三者に自分の親のことを話すときに、
42歳にもなって「お母さんが。。。」って。。。「母が」だろ。
前に22歳の男性と飲みにいって、彼が「お父さんが、お母さんが」と言うのにも
引いた私としては、何このおばさん、幼いなという感じだった。
その幼さが息子の内面にも気付けなかったという伏線なのだとしたら
むしろすごい(まずないでしょうが)。
内藤先生も、「私は7年前の事件でトラウマを負いました」って言ってるだけで
その後フェードアウト。いったい何のために出てきたのか。彼女の登場が
何かの伏線だと思っていたので肩透かし。

ちなみに酒鬼薔薇事件があった当初、様々な有識者が酒鬼薔薇が事件を起こした
原因について議論してましたが、私が一番納得がいったのが「性的快楽」説だった。
本作みたいに「ニュータウンに潜む闇」説を唱えていた人もいたけれど、
それは何か違うんじゃないかなと子供ながらに思っていた。
なので本作の「ニュータウンが悪いんだ」説はどうにも入り込みづらかった。
作者は酒鬼薔薇事件の際も「ニュータウンの闇」説を推していたんでしょうか。

途中までは面白かったぶん、パターンにはまった物語の落とし方が
非常に残念でした。重松さんにはもっとダークな作風に開眼してほしい。
先の展開読めちゃうので。

あと、余談ですが、表紙の絵の題名が「karaoke」なのは何でなのか。
ちょっと笑ってしまった。

本作の登場人物「上田」と「高木」にはちょっと惹かれましたが、
彼らみたいな人間に魅力を感じなくなったら、よくも悪くも
自分は完全に大人になったんだな、ということだと思う。
本作を読ませれば、読ませた相手の精神年齢測れそうです。
本作を絶賛したり「共感した」とか言う人とは、安心して距離を置けそう。
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4041028329
No.7:
(2pt)

巧みさは伝わりますが、ラストの顛末はこれで良いのでしょうか

「クラスメイト9人の無差別毒殺事件」という過去の凄惨な事件を複数併せてストーリーにしました、という小説でした。

確かな筆力のある作者ですので、読ませます。特に前半の展開はこのままいけばどうなるのだろうという不安な気持ちが常に増幅されたまま未知なる場所へ無理やり連れていかれた気分に包まれていました。それはそれで小説のある種の醍醐味を表しているのかもしれません。

そう思いながら、ストーリーを追って読んでいたのですが、だんだんと気持ちの悪さが先立ちました。ストーリーは秀逸ですが、ある人物の起こした一連の事件は気持ち悪さが先立ちました。
ラストの展開はウダウダです。こんな終わり方で良いのでしょうか。

未読の方もおられるので、その後の顛末には何も触れません。もう少し違う状況が生まれるのではと思いながら、最後まで作者についていったわけですが、作者自身も連載中にストーリーの収拾がつかない展開になってしまったのかもしれません。
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4041028329
No.6:
(2pt)

ツッコミどころ満載

読みやすく五時間ぐらいでさくっと読めた。が、後半は稚拙で陳腐な内容で、どちらかと言えば自分と年齢の近い父親に対して、まるで感情移入できずにあっさりエンディングを迎えてしまった。
しかし...大事件の第一発見者となり心に傷を負った教師が同じ学校に復職?少年院出の大量殺人犯が保護観察もなし、更にはかつて暮らしていた土地で自由に活動?ネタバレになるから他には挙げないが、ありえないでしょと感じるポイント多数。超有名作家に言うことじゃないかもしれないけど、設定に無理がありすぎる。
中二病を拗らせた子供な大人(ウエダサマ)に近い考えを持っている人物は、確かに現実世界にも存在すると思う。その点ではふむふむなるほどと読み進められた。しかしその雰囲気に飲み込まれて特に精神が崩壊するでもなくただ静かに「あれ、こいつおかしいやん。おうち帰ろう。」って思っちゃう父親と息子の展開に、少し笑えてしまった。ある意味リアルかもしれない。ふと客観的になってしまい恥ずかしくなるようなことって大人になるとあるから。
テーマとしては面白かったけど、正直期待はずれだった。ファンタジーとして読むにはオチが弱く、現代の子供の闇に対する問題提起として読むにはリアリティがない。なんとも中途半端な作品。
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No.5:
(2pt)

途中で閉じました

なんか無理に物語を作ってる気がして、文章も何か読みにくく、途中で読むのをやめました。
本もオフセットなのか文字列が縦に長く、端っこの隙間が少なく、圧迫感があり読みにくい、疲れる。
不自然な雰囲気が漂い、物語の結末などどうでもよくなりました、このまま返却します。
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No.4:
(2pt)

救いは無い作品

個人的に好きな作家さん。それを前提に言わせて頂くと、後半5/4位から、クライマックスの筈なのに何というか急に疾走感が落ち、なんかイラッとするなと感じた。勿体つけた表現と受け取ってしまった。で、ラストは呆気なく。。。
何か、死=世界の終わりというキリスト教的な宗教感が作品全体に前提としてあって、しかも、主人公がそれを逡巡しながらも只々受け容れ続けるという不自然感。
子どもの価値観の描写とはいえ、あまりに押しつけがましく、大人の客観性の置き方がズレている。私がイラっとしたのはこれだと思う。
やっぱりどんな名作家であっても男性には子どもの心理を描写は出来ても、一歩踏み込んだ内なる視点を持つのは難しいのかもしれないと感じた。
この作品の少し後に発売された小林由香さんの「救いの森」も読んだが、こちらの方が私には好みだった。
ちなみに私は、現在大学で最新の児童心理や発達心理学等勉強し、教育の現場でも時々働いている。
12年前の作品である事を前提としても、親や教師よりも実は斜めや一つ飛びの関係性が子どもの心には必要だということ、
せめてそういう知識の加筆はして頂きたかった。
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No.3:
(2pt)

後半めちゃくちゃつまらない

ネタバレしてます。

「起」は完璧、「承」もぐいぐい引き込まれ、「転」ではぁ?「結」でえぇ~…でした。
中2病をこじらせまくった21歳の子供が中2語で延々と演説するくだりは
目が滑って滑ってまともに読めません。世界は簡単に壊れるだの、闇の深さがどうだの、
それ大人になってから夜中に思い出して悶絶するやつじゃん…と思ったら笑ってしまいました。
「分からないことがひとつの真実」という屁理屈まで飛び出し犯行の動機もはっきりしないまま
ふわぁ~っと終わりました。なのでアホがカプセル飲みまくるだけの話になってしまいました。

実は香奈恵が黒幕なんじゃ…?とか、犠牲者遺族が絡んでくるのでは…?とか
内藤先生はキーマンになったりするのかな…?などなど
色々楽しみにしていましたが投げっぱなしで何も起こらず。
中2演説にあんなにページ使うならもっと他に色々できたのでは、と残念でなりません。

あと、中2病の子供の戯言に感化される40過ぎのおっさんなんて居ないと思う。
私も40過ぎですが、アホらしくてまともに聞く気がしない。
「何が大人達は夢みることを忘れた人種だっ
おまえらみたいなクソガキ育てるのに必死でそんなもん見てるヒマあるかっ」
というパピィの名言に改めて共感した次第。
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No.2:
(1pt)

後半がたまらなくつまらない

重松清作品としては失望した。中盤まではまだよかったが、後半にかけて同じ言葉、セリフの繰り返しで、しかもそれがとてもチープで最後まで読んでがっかりした。残念。
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No.1:
(2pt)

細かいところに違和感をもってしまい集中できず…連載当時が10年以上前だからしょうがない?

ウエダサマのメッセージおよび音声データの拡散方法など、このSNSが発達した時代に中学生がこれなの?と違和感を持ってしまい、集中できず…
ただこれに関しては最後に連載当時が2007年ということを知り若干納得。
まだMixiが圧倒的だった時代かぁ。
ただそれでも連れ子にそこまで執着する理由がいまいちわからず最後まで感情移入ができないままであった。
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4041028329

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