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木曜日の子ども
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木曜日の子どもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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ドラマ化してほしい 久しぶりに読みながら気持ちがたかぶりました | ||||
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文庫にしては、かなり長編ですが一気に読みました。 | ||||
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ウーン、著者が描きたいことは、よくわかるが、むつかしい、読者に面白く読ますのは、終盤は、饒舌すぎて、くどい。 | ||||
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最後で少し失速したけど面白くて夢中で読みました。 上田と高木のイメージが掴みづらかった感じでした。 | ||||
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大の重松さんファンの娘が読みたいけど図書室はいつも貸し出し中で耐えられないとの事で購入しました。 「読み終わるのが勿体ないから少しずつ読みたいのに読んでまう」と、夢中で読んでいます。 | ||||
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親子、家族とは考えさせられる内容でした 多感な年頃の子供たちの繊細さ残酷さ 親としてそれに向き合っていくためには どうすれば良いのか考えさせられました | ||||
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大好きな作家さんで、いつも心を鷲掴みにされる気がしている。ここ数年、あまり手にしなくなっていた重松さんの本を久々に読んだ。重松さんの本にあまり感じたことのないサスペンス的な感覚を覚えつつ、先が気になり一気に読んだ。登場人物が再婚相手の息子の「父親」になろうと必死になる姿が本当にもどかしかった。「父親」になろうとしなくていいのに……奥さんを守るいい「夫」になろうとしなくていいのに……いい「家族」になろうとしなくていいのに……と、ただもどかしかった。世の中が考える枠からはみ出さないように、収まろうと小さくならず、その人と名前のない関係を楽しんだらいいに……と思わずにはいられなかった。 いい妻、いい息子……みんなが演じているようで気持ちが悪かった。 私も何かが壊れるのを恐れて、傷つくのを恐れて演じていることがあるのだろうか。いただいているご縁を大切に楽しんでいるのだろうかと考え直し過ごしていきたい、そう考えるキッカケをいただきた本でした。 | ||||
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狂信的な子供達の暴走と、それを止めようとする大人たち。途中までは面白くて、これは傑作、星5つだなと思っていたのだが。 最後の100頁余りを残してほぼ真相がわかってしまい、そこからの進展が遅いこと、そして非現実的なこと。筆が走るというか何というか、著者の重松氏による文章は疾走感があるのだが、それがそのまま読者には伝わって来ない。 惜しい! 重松さんはこんな話も書けるのだなという驚きはあるし、生きにくさを抱えた子供の気持ちがここまでわかることに敬意を抱くけれど、小説としては最後の100頁がダラダラだったと思う。 | ||||
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重松清の大ファンで、ハードカバーでちょっともったいないなと思いましたが買いました。読み始めたら一気に読んでしまいました、テーマが重たいのですが、本の世界に一気に引き込まれました。 | ||||
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社会人になってほとんど本を読まなくなっていましたが、kindleを買ったのもあり知人の勧めで読みました。 私には子供がいないので普通の方ほど身に迫るものはないのかもしれませんが、自分が中学生の頃に同年代の子が親を殺害した事件があった時に「真相は殺した子にしかわからない」と半分庇うような発言をしたのを思い出しました。 ハッピーエンドでは終わらない物語ですが、どうなるのだろう、とどんどん読み進められました。 | ||||
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『 序盤の妻の連れ子・晴彦と父親としての距離を掴みかねていた清水のギクシャクした関係から次第にウエダサマの不穏な影がちらつきはじめ、過去の自分とは関係ないと思っていた事件と犯人が至近距離まで近づいてくる恐怖や不気味さがとても良かった。 上田が〝ワルキューレ〟を使ってクラスという世界を殺戮したことに理由を求めるのは無駄なことであり、彼と自分は違うという安心が欲しいという心理はよく分かるなあ。 私は共通点があった方が嬉しいですが♡』 | ||||
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一気に読めました。どんでんがえしもあり、最後までハラハラしました。 宮部みゆきの『模倣犯』の登場人物をおもいだしました。 思春期の子供の心理が核ですがミステリーとしてグイグイ引き込まれました。 | ||||
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結婚相手には14歳の少年がいた。手探りで父親になろうとする「私」。丸い笑顔をし、言葉もやわらかな少年。けれども、父は「息子」を「くん」づけなしでは呼ぶことができない。「息子」はけっして父を受け入れてはいない。 少年はかつていじめられていた。母親の再婚とともに、新しい町に引っ越してきた。けれども、そこは、七年前に中学二年生が同級生九人を毒殺した舞台だった。成人となったかつての犯人は釈放される。住民や教師は、14歳の少年を事件の犯人と見間違えてしまう。 あらたな事件が起こる。生と死の瀬戸際に立つ「私」と少年。 「父」とは何なのか。いつ「父」になるのか。 新約聖書でイエスは、非行息子の帰還を大喜びする父のたとえ話をした。「放蕩息子のたとえ」と呼ばれる。 「木曜日の子ども」は重松版「放蕩息子のたとえ」かもしれない。けれども、イエスのそれと比べて、何と苦しい、何と悲しい話なのか。 | ||||
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三時間ほどで一気読みでした。もう止まらなかった。 話は希望も夢もない、闇しかない話でした。 しかし、ある意味でこれが現実でしょう。 殺人鬼を正当化し、神にしてしまう。 これって現実世界でも、実際にある話です。 思春期の多感な頃に、ありがちな妄想や憧れと言えば簡単かもしれないし、 単なる中二病でしょ?って、思うかもしれない。 現実はもっと世知辛く、生きにくいです。 それが未成年なら尚更だと思います。 今この瞬間も、自ら命を絶とうとしてる方が居る現実。 そんな厳しい現実を教えて貰える小説だと思います。 | ||||
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命について、やたら心に刺さる言葉が多かった気がする。 また、読み進めていくにつれて、真相が明らかになっていくので、早く真実を知りたいという欲求とともに一瞬にして読む事が出来る作品であった。 | ||||
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テレビで紹介されているのを見て購入しました。 思春期の子供が惹かれる脆くて儚くて美しいものはいつの時代にもあるのだと思います。 大人から見れば馬鹿馬鹿しいと気にもとめてない事が子供達には神がかって見えて夢中になったり。 「死」や「死後」についてよく考えるのもこの年代にあるあるかと。 「中二病」とは上手く言ったものですね。 そこそこのボリュームで面白かったです。 ニュータウンにある近所付き合い、外面の良い人間の裏の顔など現実世界にも有り得るだろうなと言う話も多くて、その生々しさが怖かったです。 事件の全容を知った奥さんや内藤先生、隣家の真人くんはその後どうなったのか気になります。 | ||||
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家庭、学校、社会全体。 この世界という迷宮からの出口として選ばれた対価が命だったのが、 やりきれない。 ぎこちない父子の描写から始まり、 ストーリーは闇を深めていきます。 | ||||
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重松清『木曜日の子ども』 「きみたちは、世界の終わりを見たくはないか――?」 震撼の黙示録! 「世界はこんなに弱くてもろくて、滅ぼすなんて簡単なんだってことを……ウエダサマが教えてくれたんですよ」 7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。 結婚を機にその地に越してきた私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との距離をつかみかねていた。 前の学校でひどいいじめに遭っていた晴彦は、毒殺事件の犯人・上田祐太郎と面影が似ているらしい。 この夏、上田は社会に復帰し、ひそかに噂が流れる――世界の終わりを見せるために、ウエダサマが降臨した。 やがて旭ヶ丘に相次ぐ、不審者情報、飼い犬の変死、学校への脅迫状。 一方、晴彦は「友だちができたんだ」と笑う。信じたい。けれど、確かめるのが怖い。 そして再び、「事件」は起きた――。 以上、そんな内容の重松さんにしては貴重なサスペンス作品です(^-^*)/ ひたすら不穏で人の怖さを感じながら進んでいく作品ですが、 重松さんらしく、子供の精神的暴力の痛みと肉体的暴力の痛みの深刻さ・傷と後遺症の深さを描きつつ、 奥さんの連れ子と、きちんと家族に―ーきちんと父親になりたいと死線を越えて奮闘する主人公の姿が眩しかったです! 他の様々な子供の痛みを描く作品よりも、より現実的によりリアルに、子供の痛みの深さと後遺症の深さを描いた点が素晴らしく、 僕も中学時代に苛め被害でかなり苦しんだ経験はあるので、 今作品の悪側の主張や言いたい事にも分かる部分が多々ありました。 だからと言って同じ行動をするかどうかは別ですが、でも彼等の想いには同意出来る部分がありますし、 苛め被害を経験してない方には本当の意味で彼等の想いが分かる事もないとは感じます。 それでも何故生きるのか? その問いに今作品ではきちんと応えてないのが唯一残念であり、終盤まで丹念に描いてきたのに終盤がやや短く、一番大切な今後の後日談がないのも勿体無いとは感じました。 また主人公が、現実的な親らしさのキャラクターであり、小説らしいヒーローではなかった部分も賛否両方感じました。 そんなふうに惜しいと感じる要素はありますが、子供の痛みと後遺症の深刻さ・故に『力』に憧れ、『力』を欲する危険さを余すことなく描いた点は素晴らしく、子供の痛みを共に考える作品としてはオススメです! | ||||
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