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ノースライト
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ノースライトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全121件 61~80 4/7ページ
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依頼主の言葉は「あなた自身が住みたい家を建ててください。」であった。青瀬は、信濃追分に北からの光を室内に存分に満たす家を設計する。しかし、引き渡し後、依頼主がその家に移り住んだ気配はなく、部屋には木の椅子だけが北向きの窓に向かい残されていた。 タウトの椅子を追う青瀬とともに、いくつもの家族の物語を読み進めることになる。 建築には皆目知識がなく、ドイツ人建築家ブルーノ・タウトのことも本書で初めて知った次第。 …内容についてはこのへんでやめておこう。 タウトが日本に残し唯一現存する建築、日向別邸は熱海市にある。日本滞在時タウトが居住していた達磨寺洗心亭は高崎市にある。いつか行ってみたいと思いつつ読了。 読み終えて、あたかかい気持ちになる作品だった。 | ||||
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人々の想い、を丁寧に描いた作品だと思います。ありがとうございました。 | ||||
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物語の進むスピード感。早くもなく遅くもなく。すべての伏線をしっかりと回収する安定感。 知らないうちに物語に引き込まれていく心地よさ。 総じて良かったです。 | ||||
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各種のミステリーランキングで1位、おまけに本屋大賞にもノミネート。大いに期待して読みました。結論から言えば、期待以上の部分と疑問に感じた部分と両方、というところでしょうか。期待以上の部分は最後の50頁。予想外、想定外、まさに怒涛の展開です。期待外れと思ったのは特に最初の100頁。展開が遅い。単なる頁数稼ぎじゃないかと、かなりストレスがたまりました。でも読み続けて良かった! それにしても、横山秀夫さんは凄い作家になりましたね。人物造形、描写、文章力、どこを取ってもエンタメ作家として一級品です。加えて、本作では建築の世界をこれでもかというくらい調べまくって書いている。専門家が読んでも納得出来るレベルでは? 素晴らしい! | ||||
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本屋大賞ノミネート作品になっているので読んでみました。 横山秀夫さんの作品をたくさん読んでいるわけではなく、『64』での印象になってしまいますが、 本作品はミステリーとして読むにせよ、純文学として読むにせよ、さすがに文章、筋書き、人物 描写などなどどれを取っても質は高いものの、読んだ後に感動でしびれるというほどでは なかったです。 家、house、home、family と繋がり、タイトルのように間接的な明るさによって、できごとを やさしく描写しようという意図は伝わってきましたし、ラストに向けての息もつかせない展開は 秀逸だっただけに、じゃあこの作品の何を味わうのか、というとやや焦点がはっきりしないように 感じました。 秀作ではあります。 | ||||
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主人公が建築したY邸の施主失踪を皮切りにさまざまな出来事や人物が交錯するも、そのすべてが意味をもって最後に形を成すのは読んでいて爽快だった。 ミステリーとしてだけではなく、ヒューマンドラマとしても非常に読み応えのある作品。 | ||||
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途中まではどこへ向かうのかわからない展開でしたが、全ての伏線が繋がってからの息をつかせぬ展開は、絡まりながら空へ真っ直ぐ伸びていく光の糸のようでした。さすがです。 | ||||
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まず何よりもこの本は「ある建築士の物語」であることが最大の読み物になっている。 主役の建築士の生い立ち、挫折、別れ、再生がメインプロットに位置付けられ、これにさまざまな「謎」が絡み合う。 正直なところ「謎」はさほど深くはなく、それゆえに物語に自然に溶け込む。解明後には善意と贖罪の温もりが漂う。 小規模な建築士事務所の仕事、苦悩、そして不屈の闘志と熱意。むしろこちらを味わって読みたい。 | ||||
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建築士である主人公が手掛けたY邸の依頼主一家が失踪。何があったのか、そもそもY氏は何者なのか、という謎ときにひとつの軸が置かれている。 加えて「家族」における愛情や葛藤、仕事仲間との軋轢や友情、アイデンティティの模索、建築へのロマン、等様々な要素が重なって物語に深みを与えている。 鍵となる建築物や意匠がいくつか登場する。これらを是非、映像として見てみたいと思ってしまう。 | ||||
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建築士の主人公が設計した、雑誌で紹介されるほど秀逸なデザインの家に、引き渡したクライアントが住んでいないという謎を探る話です。 横山秀夫といえば警察物。それを期待して読んでみたらまったく関係ないジャンルだとわかり、多少失望しつつ読み進めていたのですが、いい意味で期待を裏切られ、ページをめくる手が止まらなくなりました。 終盤のカタルシスはこれまでのどの作品も圧倒的に凌駕していると思います。 何重にもはられた伏線の回収、そして心温まるエンディング。円熟したベテラン作家の手腕はかくやといわんばかりの傑作ミステリーです。 作者のファンでない方でも、警察小説以外興味ない方でも、ミステリー好きなら是非読むことをお勧めします。 | ||||
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幼少期友達がいなくて、自宅で絵を描いていた子供。北向きの家の明り。納得! | ||||
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横山秀夫が大好きで、発売されてすぐに買ったけど、もったいなくて読めませんでした。 期待にたがわず、すごい読み応えでした。主人公の見ているもの、感じていることが、鮮明に伝わって来ました。なぜか、建物の描写に何度か涙を流しました。 ストーリーとしては、横山秀夫の中で私の一番好きなタイプではない(ミステリーとは違う)けれども、青瀬の喜怒哀楽に心が揺さぶられる佳作です。 | ||||
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始まりが淡々としているからでしょうか、読み始めはあまり乗らない感じだったのですが、しばらく読み進めるとグッと話の中に入り込みました。同様に序盤で停滞しちゃっても、信じて2割ちょいくらいまで読み進めてください。 終盤になるに連れて加速する勢い、現実感を損なうことのない伏線回収。悲しさもありますが読後感は良く、短編でも構わないので後日談を読みたくなります。 自分のマスターピース、これからでも持つことができるでしょうか。 | ||||
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横山秀夫と言えば、警察小説のイメージが強いですが、本作では殺人は起こりませんし、警察官も登場しません。とは言え、不思議と作家として同じテイスト(挫折した人間の再起、底流にあるやさしさ、脇役を含めた魅力的なキャラクター設定等々)を感じます。話の本筋は少し粗い印象です。せっかく建てた家に住まなかった理由については、正直、納得感が薄いです。しかしながら、年末に一日で読了し、時間の無駄だったとは全く感じませんでしたので、少なくともお値段の価値はあると思います。加えて、ブルーノ・タウトと言う実在の建築家を知ることが出来たのは一つの収穫でした。 | ||||
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難しいところはなく、なぜ?なぜ?と思いながら止まらず読んでしまいました! 最近は節約の為、図書館で借りるばかりですが、予約待ちが長すぎて待てませんでした! 買って良かったと思います。 | ||||
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作者”64”以来のヒット作らしいが、映画化、TVドラマ化を期待する。 | ||||
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「最も美しい謎」に相応しく、最後の怒涛の展開は見事の一言です。 ただし、前半が建築家の内面を書き込み過ぎて、読み続けるのにやや辛いところが短所です。 そこさえ抜ければ、中盤から最終までのプロットは面白くてあっという間に読了できます。 総合的に素晴らしい作品であり、お薦め致します。 | ||||
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タイトルの意味もわからず読みはじめたら、止まらなくなった。 実在する伝説の建築家と、現在のフィクションが見事に交錯し、一脚の古い椅子をめぐる物語世界に引き込まれてしまう。ミステリーなのだろうが、読みながら、人間の心身をやすめようとする場である「家」のあり方に思いを馳せてしまうことすら心地好く感じられた。 | ||||
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設計士の苦悩を描いて、読み応えあり。 | ||||
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自信を持って設計した独自の家で評価も高い家には誰も住んでいなかったという設定で始まるミステリー。 著者の特徴であるいつもの重厚な物語ではないが建築という分野で丁寧に細部まで作りこまれている。 謎解きとしての著者の作品としては力強さはないため、今までのミステリーと比べると違和感いだく人もいると思うが、動きの少ない中できれいにちりばめられた仕掛けも回収されて評価できる1冊。 | ||||
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