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ノースライト
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ノースライトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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ただダラダラと長く、抑揚が全くなく、緊迫感が全く感じられない | ||||
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あまりに駄作のためコメントしました。読み終えて疲れしか残りません。今の時代には合わない作家さんだとつくづく思いました。まるで昭和に発刊された小説を読んでるような。。。 1.文中にはやたら2文字熟語が登場。特に目に付いたのは「意匠」。なぜ「デザイン」ではないのか?作者のスタイル、こだわり?タイトルだけ「北面採光」でなく、購入を釣るような「ノースライト」では違和感ありあり。 2.物語も、主人公の勝手な思い込みで単純な話がどんどん複雑化されて進んでいきます。これってミステリー?? | ||||
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感動を期待しながら読みはじめましたが、ダラつくストーリー展開と魅力のない登場人物たちの掛け合いがつまらなくて最後まで読むのが苦痛でした。ひとつも心を揺さぶられる要素がなくて残念です。 | ||||
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『64』のスリリングな展開と緻密な描写から、圧倒的な熱量を受けたわけですが、その作品と比較して、内容の薄いストーリーを読まされた気分です。 『64』から6年ぶりの作品という触れ込みでしたが、期待外れに終わりました。構成力も文章力にも定評のある横山秀夫さんの作品なのに、読了後肩透かしを食らったような不思議な気分に包まれました。400ページを超える分量と文字数を見ると、もっと凝縮したストーリー展開でもよかったのではないかと思ってしまいました。 2004年5月から2006年2月まで『旅』に10数回連作された作品を全面改稿したと書かれています。横山秀夫さんのような人気も実力もある作家の作品が、初出から10数年経って単行本化されること自体イレギュラーな展開ですね。 人気作家ですから、単行本化は連載終了後すぐに実行されるのが常ですから。刊行が10数年遅れた事情を知りたいほどです。『クライマーズ・ハイ』直後の執筆で、『64』よりも数年前の作品です。それだけ素晴らしい作品に挟まれたわけですが。 428pの「参考文献」のリストを見てもわかるように、ブルーノ・タウトへの深い探求心は見て取れます。35冊もの参考資料自体が横山さんの関心の深さのエビデンスでしょう。本文の中でも相当深いブルーノ・タウト論が展開してあり、ある意味建築家論のような趣もありました。ブルーノ・タウトの著作も読んできましたし、建築家と椅子の関係性にも関心を払って、西宮での展覧会にも先日訪れたほどですので、個人的にはそこに惹かれました。 読後感を損なうといけないので、ストーリーには触れません。主人公と依頼主とを結ぶエピソードも最後に示されていました。「ふーん」という感じを受けましたが。 | ||||
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「64」の様な骨太のミステリを期待する方にはガッカリするお涙頂戴の一作。作風を変えてしまったのか残念である。主人公はバブルの頃は鳴らしたが今は小事務所のしがない建築士。枝葉末節はあるが、その主人公に吉野と名乗る施主が、「3000万円あるから、あななの住みたい家を設計して下さい」と頼むのが発端。家の完成後、主人公は吉野と連絡を取ろうとするが、取れなくて、主人公が吉野の行方を探すというのが本筋。 しかし、3000万円の契約を交わして置いて施主の住所・電話番号などを把握しない事務所があるだろうか ? しかも、吉野と連絡が取れないと言っても、所詮は設計・建築事務所と施主との関係だから主人公が吉野の行方を探す必然性が皆無である(本当に心配なら、警察に連絡すれば良い)。また、上述した通り、今はしがない建築士にポンと「3000万円」投げ出す人間が居るだろうか ? 全く説得力がない。途中で主人公の幼い頃の語りが入るので、まあ、その因縁だろうと想像は付くが、物語に求心力が著しく欠ける。また、主人公を含む登場人物の周囲で離婚、不倫、不義の子が頻出するのも安易で頂けない。主人公の設計した家にタウトが設計したらしい椅子があるというのが、作者としての工夫だが、やたら日本の美とか審美眼とか出て来るのも煩わしい。私は安吾の「日本文化私観」を読んでいるので、タウトに関しては余り良い印象を持っていないのだ。 それで、結局は主人公と吉野の祖先の因縁話に帰着させるのだから、作家としての力量を疑いたくなる。作者としては主人公達の再生の物語を描きたかったのだろうが、受ける印象は「鶴の恩返し」である。ちなみに、私の家内は桐生出身で、作中の「桐生川ダム」とは「草木ダム」の事であろう。安易なネーミングからも作品の薄っぺらさが良く伝わって来る駄作である。 | ||||
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作者の価値観について、完全に時が止まっているように感じる。 なぜバブル崩壊と共に家庭が壊れた主人公という設定なのか? (性質は異なるが、リーマンショックでも建設業界は痛手を受けている) 今作の「謎」からして、2010年代を舞台にすることも可能のように思えるが、作者の描ける限界が90年代か、という印象。 「横山秀夫」というだけで購入していたけれど、もう終わりかな。 以下は単なる批判なので読まなくても良いです。 読んでいて「古い」描写が余りにも多く、没入感が少ない。 「風の又三郎」とか「ゴルゴ13」だとか、ターゲットにする年齢層をしぼっているのか? 保険外交員の枕営業ネタも相変わらずお好きで。そういう誤ったイメージでセクハラを受ける営業員がたくさんいるんですよね…… 錆びついたジェンダー観も鼻につく。 夫に対し敬語の妻、妻に対しお前と呼ぶ夫、女性キャラクターは姓ではなく名で表記、容姿についての描写は欠かさない。 「女」としての役割を持たない成人女性は、今作では1人くらいでは? (そもそも独立した人格の「女」はめったに描かない作者であり、男社会の警察を描く分には違和感は控えめだった) 「64」で外見至上主義を批判していたが、所詮はこのような作風なので薄っぺらいものである。 そもそも親の罪(過失によるところが大きい)を、晩年に打ち明けられただけの子が受け継がねばならない前提も、前時代的で後味が悪い。 感動だとか美しいミステリーと銘打たれているが、すべて主人公側からの独善的な捉え方で、共感できない。 この作品は10年前、20年前に出版されていても何の違和感もなかっただろうし、むしろひと昔前の価値観で読んだ方が受け入れられたでしょう。 | ||||
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警察モノで光る筆者。 家族再生ファンタジーは他の作家に任せておいて欲しい。 力作だと思うけど、建築に思い入れが無いので 読むのがつらい。 あと、途中でからくりが想像できちゃうのもつらい。 (しかも当たってて余計がっかり。もうちょと おおーっ こうくるかーて言わせるようにひねってくれ。) | ||||
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筆者の作品は全て読んでいる。やはり、筆者は短編小説の巧さはいうまでもない。しかし、長編小説もどれも全て素晴らしい。64から6年、待望の新刊。しかも、長編小説。期待せずにはいられなかった。しかし、この作品は、ミステリーなのか?家族再生の物語なのか。 しかも、どうしても入り込めないのは主人公のキャラだ。短編小説でも筆者は、主人公のキャラの肉付けが絶妙物語に息吹きを与える。長編ならなおさらのはずだが、どうも一貫性と言うのだろうか、ミステリアスに描きエンディングに勢いをつけたい為にか、揺れを感じる。だから物語に入り込めない。正直、これぐらいの長編なら2日あれば十分に読めるのだが、1週間もかかった。中だるみを起こし、前に進めないのだ。正直、もう読むのを諦めようかと何度も思った。ラストに加速はつくのだが、さしたる伏線もなく、驚きもない。家族再生の小説?ミステリーなのか?正直、くたびれた。非常に好き嫌いが分かれる作品だと思う。 | ||||
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横山氏の新境地の作品であるが、やはり 失敗作か。深すぎて 私に理解できないのか。警察物と違い 臨場感に乏しい。が、自然描写は 美しい。ラストに近くなり すべての謎が はっきりしてくるが、驚き 愕然とするほどの謎ではない。 しかし 人の善意が美しい。 | ||||
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謎を引っ張りすぎる。本当に最後の最後にならないと何が謎なのかもわからない。 主人公は建築士で会心の出来の家を建てる。引っ越してくるはずの施主が行方不明になる。 しかし建物の引き渡しは完了し、報酬ももらってるので、あとは施主の自由。家をどうしようと 施主がどうなろうと関係ない。なぜか行方不明になった施主一家を探し始める。事務所の所長もそれを認める。 評判がどうこうという謎な理由でむしろ奨励する。 最後に明らかになった謎も、正直しょぼい。 タウトとかいう謎の有名建築家も聞いたこともない人だし、建築士の精神なんてわかるわけない。 一体著者は何がいいたかったのか。2004年に連載していたらしいが、今まで刊行されなかった理由はつまらないから 売れないと出版社が判断したのだと思う。 | ||||
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建築関係のことを綿密に取材されての執筆であることは理解できますが、彼のこれまでの小説とは異なり先に読み進む期待感が感じられない。後半の謎解きもかなりの無理があり、ミステリーと言えるかどうか微妙でした。 | ||||
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わくわくして手に取ったのですが。。。他の低評価の方々が書いておられる内容とほぼ同じです。私は,本を購入するときは基本的に本屋で数ページ立ち読みして面白そうだったら購入しています。横山秀夫氏は,私が立ち読みすることなく,著者のお名前で購入する数少ない作家のおひとりです。次回は期待しています。 | ||||
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これまでの横山作品には、ミステリーの謎が解かれていく時の”ドキドキ感”と登場人物の人物像が浮き上がってきて、彼らの苦悩が伝わってきたときのしみじみとした感じの両者がうまく統合されていたと思うのですが、この作品では、その両方がどっちつかずになってしまっていて、謎も謎というほどの謎でもないし(謎が解けても「意外!そうだったのか!」と思えるような謎でもない)、登場人物の人物像が浮き上がってきても登場人物の苦悩や思いにあまり共感できないし、個人的には期待外れでした。 僕はこの著者の大ファンですので、確かに期待が大きすぎて、評価が辛くなっているという面はあると思いますが…。 | ||||
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待っていた新作でした ゆっくり味わいながら読み進めていきましたがまったくの期待外れ 何かこれ?って感じで読了しました | ||||
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途中までは著者の筆力にぐいぐい引っ張られて、読書の楽しみにひたることができた。 「陰の季節」や「動機」同様息詰まるほど心の襞を精密描写する圧倒的な筆力は健在。 読者は謎の結末を知りたくてページをめくるのももどかしいくらいだろう。 ところが、最後に解き明かされる謎があまりにも不自然な動機で一気にシラケた。 大木こだま・ひびきの漫才を思い出してこう叫んでしまった。 「そんなヤツおらへんやろ~! 往生しまっせ~!」 あるいは古今亭志ん生が話のマクラでよくやる見世物小屋の小咄にも似た感じかな。 「さあさあ、見ないと損だよー。山から生け捕った六尺の大イタチ!そばによると危ないよ!」 「大イタチってどれ?」と見世物小屋に入った客。 「お前さんのそばにあるだろホラッ! 近寄ると危ないよっ!」 「大きな板が立てかけてあるだけじゃないかね?」 「そうさ、六尺もあるんだその板は。板の真ん中に赤いもんがついてるだろ? それは血だよ、血! だから、六尺の大板・チ!」 「山から生け捕ったって言ってたじゃないか!?」 「そうさ、川じゃ取れないっ!」 「近寄ると危ないって言ってたじゃないか!?」 「倒れると危ないだろっ!」 (お客爆笑) これはミステリーではなくファンタジーなのか?やはり横山秀夫は警察小説で光る小説家。 大好きなファンの一人としては次の作品に期待したい。 | ||||
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帯に「横山ミステリー史上最も美しい謎」「熱く込み上げる感動」とある。確かに物語は、そのように展開する。しかし著者横山秀夫の念を入れ過ぎた作り込みと、硬い2字熟語や見慣れない画数の多い漢字の使用、そして短く突き進むような乾いた筆致は、大団円に終わる心の物語のリアリティーや味を削ぐことはあっても、深めるではなく、その不適合さに鼻白む思いがした。専ら謎を追う「64」とは真逆の効果、となっている。 | ||||
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