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ある男



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【この小説が収録されている参考書籍】
ある男

ある男の評価: 3.97/5点 レビュー 264件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全191件 141~160 8/10ページ
No.51:
(5pt)

はじめまして、平野さん

初平野啓一郎…家族って、自分って何
考えさせられる物語でした
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.50:
(4pt)

読み応え充分

複雑なあらすじで、途中少し混乱するが、それぞれの登場人物を深く掘り下げて書かれてあり、読み応え充分である。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.49:
(5pt)

面白かった

時折辛気臭いと思ったが、話し全体は面白く考えさせられる作品であった。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.48:
(5pt)

様々、考えさせられました

引き込まれて、一気に読みました。
立ち止まり考えなければならないことがたくさんあると感じ、何度も読み返してみたい本になると、予感しています。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.47:
(5pt)

「つまらない」話

劇的に生活を変え過ごす者、その事実から芋づる式に変化する者たち。それでもそれぞれの過去は決して変わらない。

そんな変わるモノと変わらないモノの対比があちこちに散らばっている、ある男と弁護士お話。

なるほど、愛すべきペテン師に言わせれば読者の多くは「マヌケ」でありこの作品は「つまらない」話なのだろう。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.46:
(5pt)

良かった

面白かったです。一気に読んでしまいました。
城戸さん、素敵です。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
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No.45:
(4pt)

生きられたかもしれない別の人生に想いをはせる物語

ある事故で亡くなった夫は、実は全くの別人だった。その事件を追っていくなかで、他人の人生を生きなくてはならなかったその理由に迫っていく。『マチネの終わりに』とは異なるテイストだか、その底には嘘と真実、生きられたかもしれない別の人生というテーマがあるように感じられた。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.44:
(4pt)

心の動きの描写がうまい

心の動きの描写がくどいぐらいとても繊細で楽しく読めました。自分には楽しめていろいろ思うことも一致してて感慨深い作品でした。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
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No.43:
(4pt)

いろいろ批判もありますが。

文章が読み辛いのは確かです。在日は余計だとか批判がありますが、私は否定しません。話は面白いと思います。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.42:
(4pt)

身元を変えたい願望はあるということ

再婚した男が亡くなったが、身元が違う別人だった!?これはどういうことだ!?ミステリーなのか?と興味深い冒頭から始まり、警察沙汰にされず、離婚に関わった弁護士が謎を追う。弁護士が在日三世という設定で、弁護士自身が自分の出生で悩む一面も。別の人物は殺人者の子供として生きていく辛さから逃げたいとか。何が自分を自分として証明できるものなのか、考えると少々混乱してきます。謎が解けて読者はスッキリですが、残された妻や子供の心中は複雑。最初から最後まで興味深く読めました。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.41:
(5pt)

だいすきな、こころが透き通るような本

本編に出てくる弁護士の妻のようにすべての欲や世間体が満たされることがゴールだと感じる方は数多くいると思います。それが首都圏ではたぶん現実です。しかし一方で不遇な運命に対峙し悩みながら苦しみながら、ときに壊れそうになりながらも、真摯に人生に向かっていったある男にはひとびとからの真の愛情、真に幸せな時間が与えられる。神様は本当にいるのではないか、そんな清らかな気持ちになれる素晴らしい1冊だと思います。映像化できるような良い意味でライト感がある小説でもありますので様々な年齢層の方にぜひ読んでいただきたい。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.40:
(5pt)

素晴らしい!小説の形で分人主義をみごとに描いた作品

亡くなった夫が、実は戸籍上の人物とは違った!という衝撃的な始まりから、本当の夫は誰だったのか?という謎が明かされるまで、物語は読者に息つく暇を与えることなく進んでいく。が、これは単なる推理小説ではなく、もっと深いところで「人間」とは何か?「家族」とは何か?「社会」や「政治」の責任とは何か?を問いかけている。物語じたいを、妻ではなく、弁護士の視点から語らせることで、誰しもが抱いているだろう「自分自身」の中にある葛藤を、みごとにえぐりだすことに成功している。この作家がテーマとして掲げている「分人主義」を、このような形で小説に昇華することが出来るのかと!唸らされた。そしてラストは、あふれ出る涙をこらえることができなかったが、それが不思議と心地よい読後の余韻として、ずっと残る作品である。引用されている絵画や音楽、小説などが、本作の深みをさらに増しており、いつも何か新しい出会いを提供してくれるのも、この作家の作品を読む楽しみでもある。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.39:
(5pt)

人は何度でも愛し直せる

面白かった。哲学的でありながら、エンタメとしても読ませる。何度でも人は愛し直せるということを知った。
死んだ人間の過去についての物語という意味で「空白を満たしなさい」と構造は近いけど、よりシャープにまとまっていて、こちらの方が好きだった。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.38:
(4pt)

「今」にとっての過去の意味を考えさせられる作品

前作『マチネの終わりに』が「過去は変えられる」だったのに対して、『ある男』は「過去を変えたら?」をキッカケにしながらも同じテーマと捉えることもできそう。

人は様々な経験=過去を通して出来上がっていくとして、人は過去の経歴とセットなのか、経歴の結果としての今の状態だけで判断されるものなのか?

ダイスケ君のなれの果ての醜さ、原護の健気さから感じとられるのは、過去の経緯を通じて出来上がった「今」こそが重要だというメッセージを感じた。

より絆を深めるラストシーンも、里枝や悠人が数々の困難を乗り越えた結果としての人格に対するお互いの評価であり「今」が重要の象徴なのかと思う。

最期の方で、美涼とダイスケの再会や香織と上司の関係などが余韻を含ませた形で語られている。美涼は過去を蘇らせるのか今を評価するのか?香織と上司の関係に疑いを抱いた城戸は本当にそのままなかったこととして忘れられるのか?在日三世としての事実は城戸にとってどういう意味を持つようになるのか?そういった余白を読者に与えることで読者によりテーマを意識させているのかな?などと思った。

全体としては冒頭からのミステリ的な展開が興味を引きドンドン読み進みたくなる面白さはあるものの、何故かこの人の文章には妙に鼻につくインテリ感を感じてしまい文章自体はすこし苦手…まぁそれを差っ引いても楽しめたので良作なのでしょうね。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.37:
(5pt)

ここに、暮らしながら

芥川賞作家の文学作品でありながら、松本清張『砂の器』あるいは宮部みゆき『火車』のように、
謎の人物を追いかけていくことで同時代の問題意識を浮き彫りにさせる、社会派ミステリの側面を
兼ね備えた良作。平野啓一郎の筆は、弁護士と妻の関係、調査対象者との間に生じる共感や距離感
など、繊細なひだに分け入っていく思索敵場面でこそ恐ろしいほど冴え渡り、象徴的でありかつ
日常的であったりする場面のさりげない書き方がべらぼうに巧い。
在日三世であることと、調査対象の抱えた過去というのは、また別ベクトルの問題であると思うので、
この点はいくらかもやもやするところもあったけれど、とはいえ、偏狭な民族意識や差別感情の
あふれる現代に「暮らしながら」「悩みつづける」私たちが読んでおくべき逸品であると思う。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.36:
(4pt)

まだ途中ですが

以前、王様のブランチで平野さん特集をしてました。すぐにこの方の作品を知りたいなと思い、初購入。
落ち着いた感じから始まり、結構ドキドキしてみています。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.35:
(4pt)

真摯な作家は信頼できる

これからの小説はどうあるべきか、ラジオで話されているのを聞きました。前作もそうでしたが、生きることに真剣に取り組んでいる作家は信頼して読むことができます。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.34:
(4pt)

過去を生きる人

泣けました。素直に面白かったです。事件の加害者家族たちの生活について、考えさせられました。 前作のマチネの含め、この作者は過去をどう捉えるかということをテーマにしているようです。ある男は、他者になることによって自分自身をリセットしてしまいましたが、マチネで蒔野が言ったように、過去は変えられるというテーマで書いても欲しかったなと思いました。でもやっぱり最後は泣けました。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.33:
(4pt)

生きることへの問題提起

当事者、合理性、被害者と加害者…それらをどう捉え考えるのか、あらゆる角度から読者へ挑戦状を出してくるような作品。
単なるエンターテイメントの読み物ではなく、個人的には、ちょうど読んだばかりであった「社会学はどこから来てどこへ行くのか」(有斐閣)の小説版のような感覚で、読み進めた。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028
No.32:
(4pt)

もっと感動的かと・・・

マチネの終わりに
が、とても感情移入して読めたので、
期待が膨らみすぎたのかもしれない。

それとは違う、と思って読んだ方がいい。

ただ、深いお話ではある。
はじめは、ストーリーに沿って、
ある男の妻となり、
夫を失った妻の気持ちに寄り添う。
やがて、相談を受けた弁護士、城戸の、ある男を探すストーリーとなる。

徐々に真相に近づいていくが、
その合間あいまに、城戸自身のさまざまな状況が絡んで、
ある男 を追うというより、求めていく、といった雰囲気が強くなる。

ある男の事情は、辛い。
ただ、真相を告げられた妻と、
その息子のシーンは、胸が熱くなる。
しっかりこれから生きていって、とエールを送りたくなった。
ある男Amazon書評・レビュー:ある男より
4163909028

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