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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全488件 81~100 5/25ページ
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| 突然姿を消した婚約者(女性)を探す中で、その女性が生きてきた人生が徐々にみえてくるという、ミステリ的にはよくあるパターン。しかし物語全体で考えるとミステリ要素は少なく、婚活の実態を描く中で、結婚とは何か、人はどのような基準で相手を選ぶのかを考えさせる婚活小説となっている。 前半は婚約者を探す男性視点、後半は姿を消した女性視点で描く2部構成となっていて、それぞれにモノの見え方・感じ方が大きく異なるところが面白い。 ただ読み手の年齢層・世代により、感じ方が大きく変わるように思う。むき出しの感情が描かれているが、還暦を超えた自分としては、なかなか感情移入しにくかったというのが本音。30代あたりの方が読むとかなりささるかもしれない。 他の辻村作品とはかなり色合いが異なるが、他作品でお馴染みの登場人物が出てきた時はやはりうれしくなった。辻村ファンなので。 | ||||
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| オチは読めるのだけれど、ラストに至るまでのさまざまな登場人物の描き方が秀逸 読みながら自分も登場人物のあり、なし を判断していることに気づき、そもそもが自分も傲慢であることに気づく。 人は家庭や学校や習い事や会社などさまざまなものから影響を受けて、十人十色で形作られていくものである。 私はそれでも、何かに自分が形作られたものではなく、自身で選び取った結果だと思いたい。 個人的には親が子に与える影響はやっぱり大きいなぁとっ自身の子供への向き合い方も考えさせられた | ||||
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| ただただ面白い。あっという間に読み終えて、自省してしまう小説。でも終わり方が良かったので後味が良い。また読み返したい。 | ||||
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| 親が子どもを支配しそれを生き甲斐だと感じる親。 また30にもなって親に従い生きている子ども 現代にも多くい存在しそうな関係だと思った また自分が架なら真実とは結婚しない しかし真実にも選ばれるなにかしら良さがあったのだろう | ||||
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| はじめは只淡々と進む話の内容にやや単調な感じを受けたが、読み進めるうちに中に入り込んでいく感覚に。途中、自分と照らし合わせ色々考えさせられる所もあった。最後まで読んで本当に良かった。 | ||||
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| 会社の昼休み、毎日少しずつ読んでいました。もっと続きを読みたいと日々が楽しみになりました。もちろん、楽しいという感情だけじゃない物語ですが、人の心の動きが鮮明で、こちらも感情移入をして読みました。出会えてよかった作品です。 | ||||
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| 最後の20ページで号泣しました。 途中、この話はいるのかとか、 ちょっと気分が悪くなりようなエピソードもありました。 しかし、それらのどれもこれもが 最後に繋がっていると思いました。 いい話だと思いました。 | ||||
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| 二十代後半だが、小野里さんに会いたいと思いました。私にも真実に似たような傲慢さがある一方で、それを正当化したいと思う自分もいます。それが、自分なのだと、思えるような作品でした。この世代に刺さる作品でした。 | ||||
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| 周囲を気にして不正解を出さない、を繰り返しているうちに、自分がどうしたいのかわからなくなる。 でも自己愛は強く、自分には価値があると強く思っている。 現代の世相をよく移している心理描写だと思います。 ただ、真実はあまりに"子供"過ぎ、数か月の空白を経た後に架が選ぶ30超えの女性としては無理がある。2-3か月のボランティア経験と他者との出会い程度でそこまで変われないとも思いますし、自立し選ばれるまでの道程は不自然でした。 | ||||
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| 主人公と同年代の自分に当てはまることが多く刺さるというより抉られるぐらいの衝撃でした。 読んで良かったと思える一冊です! | ||||
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| 多かれ少なかれ、人に気付きを与える物語かと思いました。 途中、個人的にはダレましたが、人生の大先輩が、最後に大回収する様がとても心地良かったので、星5個です。 | ||||
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| 30代半ばになり結婚を考えるようになった自分に刺さってくる。 | ||||
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| マッチングアプリもない時代に「見合い結婚」の対義語だった「恋愛結婚」(なつかしー)して 今は妻に罵倒されるのが大好きな50代の読者として 出版不況の中、100万部越えということで読みました。 おもしろかったのは、恋愛というより地方と東京の格差、 結婚ということを題材にした 「幸せ」の価値観のさまざまな違いでした。 主人公の架をインタビュアーにした 地方都市に住む人々の「取材」に近い 問答のこれでもかという精緻な描写と ちょっとしつこいぐらいの 理解のやり取りに 多くの読者が感動していることに感動しました! 決して否定しているわけでなく、 おそらく若い世代は 詰将棋のように結婚を考えている ということがわかった気がします。 このあと二人はうまくやれるのか、 それは少し心配です。 | ||||
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| よくTikTokでおすすめと流れてきておりましたが、ふと読みたくなりKindleで購入しました。 自分にはこの本はあまり刺さらなかったです。というのも、小学生の頃から同級生よりも思考や行動がひと足先をいっていて、達観している珍しいタイプの人間だったからです。逆に言えば、私のことを珍しいねと言っていた「女同士でつるんでないと気が済まない人」や「明らかに理想が高すぎて長続きしない人」「将来のことを深く考えていない恋人に嫌気が差しているものの別れを切り出せない人」「まさにパートナーに出会おうとしている人」などには相当心にくるものがあるんだろうと感じるストーリーでした。 刺さらなかったとは言ってしまったものの、 結婚したいパーセンテージ=自分から見た相手の評価 ピンときた人のランク=自己評価 という考え方がとても面白かったです。 今の恋人とは、私の一目惚れがきっかけで付き合いましたがこれこそ「ピンときた」だったのかなって思いました。 他の読者さんの読み取ったメッセージも気になりレビューを読み漁っていますが、やはり今置かれている環境やバックグラウンド、ライフステージが近しい人ほど感銘を受けている印象を受けたので、やはりパートナー探し中、現在のパートナーに不安がある人に強くおすすめしたい作品です。 (余談ですが…) 私は『花束みたいな恋をした』が大好きなのですが、私と同じ学生の方はこちらのほうがおすすめです。この『傲慢と善良』は結婚を考える相手に出会ってからが良いかと思いました。 ここまで読んでいただきありがとうございました。みなさんのレビューもぜひ読ませてください。 | ||||
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| おもしろかったです | ||||
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| 自分の内面に対する怖さや不安やいらだちがわきつつも、急に「そうだったのかっ」てしっくりきたり。複雑な思いがぐるぐる心に巡り迫ってくる作品でした。なんだか少し人生観が変わりそう… | ||||
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| これを30代前半に読んでいたら、心が抉られすぎて涙が止まらなかったはず。 | ||||
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| 現代の恋愛観、結婚観、そしてそれにまつわる物語がマッチしてておもしろかった。 | ||||
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| 本書を読みながら自身の人生を振り返らずにはいられませんでした。 自分の中にある傲慢と善良、それらを受け止めてくれる周囲の人達に感謝の念が湧いてきます。 | ||||
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| 誰もが「善良」に生きているように見えて、無意識のうちの「傲慢」さを相手に突きつけていることが多々あることを「結婚・婚活」をテーマに描く作品。「ピンとは来ない」という言葉で片付けながらこの相手では自分のプライドが許さないという無意識の傲慢さがあるから上手くいかないのだという事が明言されている。ただ、表面上は善良に見えるから向き合うまでは気づかない。関係性だけに目をやって、ちゃんと向き合えていない関係というのは多く存在するのではないか。(ここから先は内容に触れる) 思えば、この小説の主人公2人とも婚活を続けた末にようやく相手を見つけたとは思っているが2人ともある種の傲慢さを隠していたことは否めない。架は自分は70点を彼女に付けておきながら、真実は自分に100点を付けてくれているだろうと思い込んでいたことを。下手をすればあの夜に真実に殺されていたかもしれない。今まで恋愛で不自由してなかったから、あのような油断が無意識に出ていた。真実も架の本心とは向き合わず、表層だけしか見ていなかったことを。架の女友達である美奈子や梓は口が悪い。だが、その中に的を射ているところも確かにある。恐らくそれは本人が自覚しているからなのだと思う。自分はそんなに綺麗な人間ではないと。だから「あの子は辞めた方がいい」という明け透けに言えるし、美奈子のような人を嫌う真実のような人も存在する。 結局、表面ばかりで物事を分かったような気になるなという当たり前のことは人間関係に置いても同じだと言うことなのだろう。特に恋愛においても。それを意識しなければならないし、定期的に自分の中に傲慢さが無いかという事を点検しておかなければならない。そのことを実感させてくれる良い作品だった。結婚に悩む人だけでなく、親の世代にも考えさせられるものがあると思う。 | ||||
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