■スポンサードリンク
傲慢と善良
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
傲慢と善良の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全488件 481~488 25/25ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 婚約者が忽然と姿を消し、それを相手方が追うという展開から、多少のミステリー要素もありかと思っていましたが、三十代の男女の婚活恋愛物語でした。婚活経験の有無にかかわらず容易に感情移入出来てしまう程、登場人物たちの葛藤や行動が詳細に描かれ、その表現力は流石と思います。 婚約者の過去の婚活相手に会うなど、必死に探す西澤架の姿には悲壮感が漂い、捜索活動から初めて知る婚約者の生い立ちや、婚約者と友人たちとの関わり合いから、主人公達の気持ちが揺れ動くさまを読むのは中々痛々しい。でも、ラストは誰もがそれが一番大事と考えることに収まり心穏やかな気分になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 20代後半未婚実家暮らしの女の私にはグサグサ刺さる言葉が多くありました。 結婚した人、子供がいる人、結婚してない人、選択肢が広いがゆえの悩み。 親をはじめとするステレオタイプの人々の鬱陶しさ。 一昔前であれば、すんなり結婚に至れたであろう純情な女の子(30代)のお話。 後味がとても良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 一言でいうと凄く良かったです。この本は人間を本質的に追求しているなと思いました。恋愛、婚活において傲慢な自分がいれば善良な自分もいる。これは婚活に限らず日常的な言動にも当てはまるのかなと思いました。やはり辻村先生は人間の目をつぶりたくなるような嫌な部分を隠さずしっかり表現することで人間味が増してるなと思いました!ブラック辻村先生も出ていたなと思いました(笑)辻村先生の他の作品ともリンクしていて「あの」登場人物が出てきました!他の作品でも先生は生きてるんだなと思いました(笑)「あの」登場人物はご自分で確認してみてくださいね。辻村先生のファンならわかると思います! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「かがみの孤城」は、読んだ後にこれは本屋大賞をとる、 年齢問わずできるだけ多くの人にオススメしたい。と思ったけれど、 今作は30代の私にグサグサ刺さりました。 全く違う方向性で、やってくれたなぁ、という感じ。 人間関係、人というものに対して何となく感じていることはあっても、 自分だったら言語化できないことを、しっかり文章にしてくれる辻村さん。 「傲慢と善良」というタイトルの意味がジワジワと重くのしかかってきました。 恋愛、婚活において人って「傲慢」。 何となく肌では感じていたけれど、「善良」っていう言葉のマイナス面。 グサグサと痛いです。 いったいどう着地させるんだろうか、と全く予想できずでしたが、 そう来るとは。 ラストからずいぶん空気感が変わって一気読みしました。 すごく良い読後感。 グサグサきて唸っていたのに最後は爽やかに泣きました。 過去2作品の登場人物が関わってくるのが、辻村さんらしい。 男性か女性か、どの世代か、でずいぶん感想が変わりそうかな、という作品ではあるけれど、 婚活とか恋愛の駆け引きとか、地方の狭さとか、そういう部分に何か思うものがある人には読んでほしいかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 辻村氏の作品はわりと読むが、評判の高かった『かがみの孤城』など、中高生が主人公で○○や○○がモチーフになっているものよりは、本作のような大人の現実の物語の方が好きだ。 前半の、これはイヤミスな展開なのか?という不穏な感じが途中からがらりと変わる。きっと次にこうなるだろう、という予想はすべて外れた。前半のテイストでもっと長く読んでいたかった。 不器用で実直な“いい子”というのは、周囲をときにいらいらさせる。そのあたりの書き方がうまいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| “恋愛小説”でもあり、辻村深月らしい不穏な感じたっぷりなミステリーでもありながら、本筋は色々なものからの「自立」の物語なのだと感じました。男性が読むとゾワゾワが止まらない、でも読むのも止められない、という感覚に襲われます(した)。『かがみの孤城』で辻村作品に初めて触れたという方には、ぜひ“こっち側の”辻村深月も読んでみて欲しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 某テレビ番組で紹介されているのを見て、気になってしまい、即購入。 一気読みでした。 主人公二人の関係がどうなっていくんだろうと、最後の最後まで目が離せませんでした。 自分にも真実のような「善良」すぎるところがあるなと、読んでいてグサグサ刺さりまくり。 似ていると思うからか、真実のことが最初は好きになれませんでしたが、それでも物語に没入できるところは、さすがだなと思いました。 単に面白いというのではなく、叱咤激励されて、前向きになれた気がします。 自分の人生にとって、今、会えてよかったと思える、大切な本になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 主人公達が物語が進行していく中で、おのれの内省力の無さに気づいていく、内省する中で 等身大の自分を見つめ、以前と似ているが似てはいない人生を歩み始める。 読んでいて私も自分の在りようを引き剥がされる思いでしたが。不思議と不快なものではなく 主人公に訪れるラストの幸福とともに、自分にも何か暖かいケープがかけられるのを感じました。 現代に生きる不器用な大人たちに読んでもらいたいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





