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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全441件 221~240 12/23ページ
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ストーカーに追われて必死の状態で婚約者のもと へ逃げ込む坂庭真実(まみ)という女性。冒頭から緊迫した書き出し。辻村さんらしい“つかみ” に吸い寄せられるように一気に読んだ。 物語は婚約者、西澤架(かける)が、行方不明になった彼女を探す 第1部と、坂庭真実という婚約者が、心情を告白する第2部からなる。 「傲慢と善良 」という言葉に当てはまるのは登場人物の中の誰なんだろうと、読み始めは推察していたが、しだいにそのタイトルの意味が分かりかけてきた時、「傲慢と善良」は、私の中にも、多くの人々の中にも存在していて、対人関係の中で初対面の時からピンとくるものがあったり、 相性良く続いていく関係は、この傲慢と善良の濃度によるものが多いと気づかされる。 登場人物 一人一人の言動や感情が、多少なりとも自分にも思い当たる節があると共感させてしまう作者の緻密な解析と分析力にはいつもながら圧倒される。 特に真実と母親の関係や、架(カケル)の女友達の、同性に対する辛辣な非難は、同じ女としてうなずく部分も多い。女流作家でないと書けない作品だと思う。 やっぱり 辻村深月という作家は面白い。 ところで、女性の読者の方々はここに登場する坂庭真実という人を友達にできますか? 読者としては共感を覚える部分も沢山あるけれど、友人にするとなると、私はちょっと苦手です。それは女としての嫉妬なのかもしれない。でも男性はこういう女性を可愛いと思うんでしょうね‥。そんなことにも気づかせてくれる読み応えのある作品です。 | ||||
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親からの自立と恋愛と婚活の解像度が高く、重厚な心理描写が読み応えがある。 一つ気になったのは、都会と地方のムラ社会の対比描写が極端かな(地方も地方都市とガチの田舎で文化が全然違うので)。 | ||||
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とても綺麗な状態でした 大満足です | ||||
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前半1/3位まではうーん中々進展しないなぁ、と怠さのようなものを感じていましたが、後半からの鮮やかな描写に引き込まれました。 ここからはネタバレになります。 架の女友達2人から「ストーカー」についての告白が行われるところでは、女子が集まった時ならではの怖さや凄みがリアルに描かれていて彼女たちが「傲慢」のように映るのですが、そのすぐ後の章で真実のサイドの話になると、むしろ架に忠告してあげるお節介だけども「善良」な人達に感じてしまう。 同じ人達でさえコロコロと傲慢と善良が入れ替わって行き、人の「見たい側面」だけを見て判断してしまうことの怖さを感じた。本編を読み終わった後の朝井リョウ氏による解説も素晴らしく、他の作品も読みたくなった。 | ||||
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これは気付いてなかった自分に気付かされる小説です。目から鱗が落ちました。 | ||||
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私も母親として傲慢でなかったかなあと考えさせられました。真美さんが自分で一歩踏み出す事が出来て良かった。 | ||||
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私はアラサー女ですが。 とにかく架の女友達(美奈子、梓たち)が無理すぎて、真実に嫌味言うシーンは読んでて本気でイライラしました。自称サバサバの、1番ネチネチしてるタイプ。 彼女でも何でもないのに、お節介すぎ。 多分架を自分の物とでも思ってるし、この手のタイプは誰が彼女でも文句言うし 意地悪な姑、小姑みたいだなあと。 他の方のレビュー見ましたが、みなさんあまり女友達に腹が立たなかったのですね。 私がおかしいのかなー。 ここから少しネタバレになりますけど、女友達が架に嫌味ったらしく告げ口したり、目を合わせて控えめ風に言ったり、真実にわざわざ「あんたは70点」なんて言うシーンはすっごくイライラしました。 真実には特にイライラしませんでした。 親はお節介すぎる老害で可哀想だなあと思いましたけど | ||||
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ちょっと厚みのある本なので、購入後しばらく積読だったのですが、 一旦読み始めたらとまらなくて、 一気に読んでしまいました。 読後しばらくは気持ちが落ち込むほど、 色々と考えさせられる物語でした。 | ||||
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ほぼ1日で一気に読みました。睡眠不足に。。 自分は、結婚10年以上経っていますが、読みながら自分自身の結婚前のこと、結婚後のこと等あれこれ思い出しました。 ぜひおすすめします。 | ||||
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私はこの作品を読んで、主人公の生き方の「要領が悪い」と思ったのが第一印象でした。 育った環境や性格もあるが、「傲慢と善良」のバランスをうまく取った状態が、ひょっとしたら「(要領良く)上手く生きる」ことに繋がるんじゃないかな、と考えさせられた。 | ||||
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婚活で知り合って婚約をした相手が突如失踪し、少ない手がかりから主人公が必死に探すといった話である。 内容に少しでも触れてしまうと、ネタばれになりそうなのでやめておくが一言感想を述べるとするなら“女は怖い”(笑)となる。 冒頭から緊迫していて圧倒的エンタメ性でグイグイ頁をめくらされ2日で読んだ。 作家の作品は以前に『ツナグ』を読んだ記憶があるが、これだけの筆力なら過去に大きな賞を取っているだろうと調べてみたら、やはりすでに直木賞も本屋大賞も受賞していた。 この作家の次何読もうかと考えつつ朝井リョウの解説を読んでいたら、物語の後半出てくる地域活性デザイナーの活発な女性と、何か訳ありの母子のそれぞれを主人公にした物語があるそうで是非読んでみたくなった。 それにしてもカバーに描かれた女性だが、おそらくヒロインの真美かと思うが清楚で純真というかまるで少女の様な(実際は30代半ばなのだが)表情が実にイメージに合っていてそんなことを思ったのは自分だけか? | ||||
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私も真実とほぼ同じような環境で育ち、年齢も同じくらい、独身です。 最近心理学の動画や本もよく見ているのですが、このお話って 毒親育ちアダルトチルドレンの婚活の話だと感じました。 他人の気持ちを優先して生きているうちに、自分のしたいことも好きなものもわからなくなる。主体性を失う。 日本は 子どもに親の感情(不安)のお世話をさせ、支配的な教育をする家庭が多いようで、親が子どもの結婚に口を出すのもその延長なのかもしれませんね。 そして美奈子や梓のような人 私も嫌いです。でも、結婚が早い女子って、こういう要領がよく、人を押しのけていける強かさと賢さを持った女性が多いとも感じます。 昔 マツコデラックスさんが「結婚したいならあなたが嫌いなタイプの女になりなさい」と言っていたことを思い出します。 私もこれから婚活を始める身です。自分の意思で、どういう人生にしたいかをしっかり考えていきたいと思います。 | ||||
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これを読んで共感しない人なんていないんじゃないというくらい人間の本質に迫ったリアルな心情が描かれた恋愛小説でした。 読んでいるともうこれ以上はやめてと思ってしまうくらいに登場人物に感情移入してしまいましたが、それでも途中でやめられないほど物語に引き込まれて一気に読んでしまいました。 ぜひ朝井リョウさんの解説まで読んでほしいです。 | ||||
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やいやいラジオで、りょかちさんが薦めており、数年ぶりに小説を読みました。 想像できない世界であり、ヒトに対する解像度がすこしあがった気持ちになりました。 | ||||
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友人が「おえーっ」となりながら読んだと言っていたので買ってみて一気読みしました。自分自身はどちらかといえば真美の姉のような人生の選択をしてきた一方で、小説と違ってスパッと関係をなるべく経って、のようにはいかず、真美と親の関わり、母陽子の発言を読みながら、親の「自分のもの」として扱われる感じ、特に20代後半以降に自分の親からそういった発言を聞くと、血の気が引いていく感覚も、自分自身も経験してきた事を思い出し、真美の気持ちに共感する部分も多く、田舎のちょっと「いいお家」出身者は自分と親との関わりを振り返る機会になるんじゃないかと思います。真実の描写以上に、自分自身はもっと親を恨む気持ちと頼りたい気持ちの混ざったどろっとした感情を強く持っていた時期があったり、親の言うことを聞いておけばよかったと自己否定に陥った時期もあったので、それも傲慢であり善良であり、だよな、と思ったり。ちょうど転職活動を行なっている所だったので、この本は婚活が主軸ですが、結婚紹介所の小野里の言葉にグサッとくるものもあったりしました。解説にある通り、「そこまで書かなくても」くらい書いてくれたおかげで、自分の気持ちが言語化されるある種の気持ちよさもあり、自身の人生のどろっと、ねちゃっとした感情を棚卸ししてみたい人はぜひ。 | ||||
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まさに文庫解説の通り、なにもそこまでっという解像度。 エンターテインメントとしても十分楽しめたし、満足感がとても高い、濃い読書ができました。 辻村さんにありがとうございましたと言いたい。 | ||||
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皆さんのレビューと、面白そうな内容から購入してみました。読んでみると大まかに二つの視点から描かれていて、あ、そういうことだったのか、と考えさせられました。自分との共通点も多く、没頭して読破しました。自分に新しい発見を与えてくれた本です。読みやすかったので、学生の方にもとてもお勧めします! | ||||
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今の自分の気持ちが、分解されて再構築されたような本! どう表現して良いか分からずモヤモヤしてた事を明確に表現してくれてる!刺さりまくってHP:0になった。 婚活している世代とその親にぜひ読んでほしい。 辻村さんありがとう。 | ||||
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ネタバレ注意。人間の心理描写が細かく描かれ、とても重厚な作品だと感じました。僕自身はペラペラな人間なので、周りの人間はこうも色々なことを考えているものなのかと不安になった。物語とはいえ、個人的に若干の違和感を感じるところがあったかな。最後のシーン…主人公は立派や〜。仮に僕が彼の立場なら空気ぶっ壊しちゃう言動、行動をする可能性大。 | ||||
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普通におもしろかったです。 | ||||
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