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傲慢と善良



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【この小説が収録されている参考書籍】
傲慢と善良
傲慢と善良 (朝日文庫)

傲慢と善良の評価: 3.59/5点 レビュー 742件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全102件 101~102 6/6ページ
No.2:
(3pt)

主役2人より

ちゃんとしてるけど、「華のないお嬢さん」の図が浮かんだ

「周囲」の感じの方に共感
特に「美奈子たち」。女同士の仁義として、告げ口はしない。けど、確かに釘刺したくなるわ。こりゃ

70%なのに遁走して、「破談」にされない自信はどこから発生するのかなあ?が、どこまでも気になった

真実の花垣に対する「嫌いじゃない」が、「(顔は)嫌いじゃない」にナチュラルに脳内変換されてしまい、ここまで真面目に読んできたのに、残り3mm厚で一気に「コメディ脳」になってしまった

架は「ワゴンセールの中の掘り出し物」じゃなくて、「ワゴンセールの商品そのもの」になってしまった気がするし、二人だけの結婚式ってのも単純に「バツ悪い」を避けるってだけな気がした
↑初めから「二人だけ」って事だったなら話も別だが
どうせなら、バツ悪い相手勢ぞろいしたトコで「最上級の笑顔」でも見せりゃいいに
真実は全然変わってない気が、した。頑固でも何でもなくて「逃げ」が最優先事項だと決めた。感じ
とりあえず、架に友達からの誘いの声は掛んなくなるだろうなあー
まあ、結婚ってのは「変わる」事でもあるから↑はそれでいいんだろうが
今後は架の友人関係じゃなくて真実の友人関係の方で「家族ぐるみの付き合い」が展開されるんだろう
自分の方に引き寄せ切った真実の勝ち
どうにも架が真実に執着する気持ちが分からんかったが、1度デカい魚を逃がしたから、その恐怖が学習させたのか?引っ込みつかなくなった?「結婚したい」は良く分かった。けど、「君が好きです」が分からんかった

概ね楽しみました
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.1:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

結末にしっくりきません

辻村さんの本が好きで、すべて単行本で買っています。
でも、この物語はしっくり来ませんでした。

相変わらず、心理描写は巧みで、一気読みさせる面白さ、言い換えれば「不穏さ」があります。辻村さんの本は、この不穏さが面白い。

でも、この本を含め、最近のいくつかの本に表現される、女性が女性を見るときの意地悪な視点に、少し辟易してきました。

あと、肝心な部分として……
★以下、ネタバレありです★

主人公の架が、真実の過去を辿り、最後、改めて真美を本当の意味で好きになる物語なのに、架がなぜあの過程を経て真美を本当に好きになったのか、わからない。真実に魅力を感じないのです。そこが致命的にしっくりこない部分でした。なのでラストがハッピーエンドでも感動がない。なので、ただ心理描写が巧みなだけの、心に響くものがない物語だと感じてしまいました。
同じ女性として、架の女友達のように、ただただ真実にイライラしているだけなのかなぁ……。だとしたら、読者を本気でイライラさせる人物を描写できるということで、辻村さんはやはり上手い作家だと思います。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953

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