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傲慢と善良
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傲慢と善良の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 21~40 2/6ページ
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| 前半はとても面白いです。しかし前半で全てを知ってしまってから読む後半は、とても退屈でした。せめてもう少し短くまとめてほしかったです。ラストは、え?これで終わり?と拍子抜けしました。あのラストなら、前半ももっと短くしてもいいような… 私も婚活、マッチングアプリで結婚した身なので、婚活の難しさは、丁寧に書かれているなと思いました。でも人に勧めたいとは思わなかったです。 | ||||
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| ついつい小説に軽快な、劇的な展開を求めてしまう私にとっては、この小説の前半部分は正直なところ「かったるい」と感じました。これまでもいくつか著者の作品を読んでいますが、まさに「傲慢」と「善良」について立ち止まって、染み入るように考えたい人にとっては良いのかもしれません。また、2人の主人公に近しい境遇にある人にも刺さるものなのかなと思ってしまうところが、自分自身のダイバーシティ的な深みが足りないと自省するものです。後半に入ってからは、前半の伏線を回収する感じで展開していき、最後にストンと落ちる内容になっていて、納得はさせられました。 | ||||
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| 婚活で出会った二人の紆余曲折、? 途中で読むのが疲れてしまい、 すっ飛ばして 最後のオチを読むという タブーを犯してしまいました。 オチを知ってからでも、 なぜそうなったかが気になって ちゃんと読もうと思える作品ではあった。 けど、色々長い、長すぎる、、 | ||||
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| 人は誰しも傲慢であり、そして善良なところもある。 でも、それだけではないはずだけど、 今回は婚活を舞台にその点をピックアップし、そして、 内省させてこじつけていく。 ちょっと間延びしすぎとも感じた。 特に前半は長い。場面転換があってからはある程度面白く読めたが、 男性の私からすると、男性の心情を表すのがあまり上手ではないのか、 架には引き込まれなかった。 あとは、ある程度予定調和の内容だったので、少し残念だった。 | ||||
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| 文は読みやすいからスイスイ読めますが内容は作者が昨今のマッチングアプリや婚活を使った恋愛事情に対して思っていることを物語に乗せて書き綴ってるだけといった感じで正直その考えに多少共感はしても物語自体は動きも少なく薄い割に無駄に長い。 説明しすぎ。登場人物が会話してるようで読者にむけて対話形式で隠す気なく説明してる。 もうちょっと自然に物語にカモフラージュしてほしい。 歳行ってる人にはお勧めしないです。独身の10代20代の若者、特に女性は人は新しい考え方をしれたり共感できてよいのかもしれません。純粋な小説として読むと少し肩透かしくらうかもしれません。 | ||||
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| 相手の異性を様々な言葉で評価するのは、人として自然なことではないかと思った。そう思うのは、そのような話を周りからよく聞いてきたからだ。それは人として傲慢なことなのだろうか。他者からも批評されているのだから、イーブンではないかなと思った。それを反省するのは、まだ愛情が未熟だからだ。しかし結婚をしていないのだから、未熟なのは自然なことだ。特に反省することはないのではないか。この二人は、結婚生活の中で、何かを育ててゆくだろうと思う。けれど奇妙な反省が邪魔をしないといいのだが、と思ってしまった。愛情はあれこれ考えすぎることと少し違うと思うからだ。考えることをやめたところから愛情は始まるのではないだろうか。 かなり変な感想で申し訳ない気持ちです。超おすすめをしているコメントが多いので、作品の良さが届かない人も居て良いかなと思って書き込んでみました。 | ||||
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| 心理描写が丁寧なので、同じ境遇にいる人には素晴らしい作品だと思います。地方の狭い世界の息苦しさや、都会は都会で開けているかと思いきやくだらないマウントが待っている。主人公みたいな人はどこに行ったとしても生きづらいんじゃん、と思っていたら…まさかの東北被災地のボランティアで居場所見つけちゃう。被災地ファンタジーですね。被災者の皆さんはこうやって都合よく消費されることに、もっと怒っていいと思います。 しかし、心理描写は丁寧なんだけど、架がなぜ真美に呆れたりせずに結婚したいと思い続けたのかが描かれていなかったり、架の女友達がゾッとするくらい意地悪だったり、肝心なところが共感できないまま話を進める装置としてしか人物が動かないので、全体的にご都合主義に見えてしまいました。 | ||||
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| 『人生で一番刺さった小説』との帯、それからタイトルに惹かれて手に取りました。 既婚のおばちゃんには何も刺さらなかったです…。その昔結婚はただ単純に好きな人とずっと一緒にいたいっていうだけのモノだったので値踏みとかそんなの無縁で…でも婚活とかってなるとこんな感じなんだろうな…と思いました。人の心の中にある無自覚な傲慢さに気付かせてくれた点が、強いて言えば『刺さった』ところかな… | ||||
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| ずっと積読してたけど、映画見る前にとようやく読み終えました。面白かった。 さすが、女社会のリアルなエグさを書かせたら天下一品の辻村深月が描く婚活小説なだけあって、その辺は最高に楽しめたんだけど…… カバー裏に「恋愛ミステリー」とあり、なにしろメフィスト作家なのでミステリ面を期待しすぎて最後にもう一どんでん返しあるのかと思ってしまい、後半1/3はベタに感じてしまった。 文化解説の朝井リョウも書いていたけれど、「傲慢と善良さが(現代人には)同居し得る」という洞察が本当にお見事。 ただ、各登場人物がそのテーマを伝えるための「コマ」になってる感が強いのがちょっと惜しい。本格ミステリなら登場人物がパズルのコマになっててもいいんだけど、辻村深月は人間ドラマが本筋だしなぁ あと、群馬の「純金、18金、メッキ」のネタだけど、これは完全に某愛知女子大のことですね…… でもこのネタは「金」が被ってるからナイスネーミングなのであって、もう少し工夫がほしかったかな | ||||
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| 婚活を考えてる人にとてもおすすめです。 小説として考えると、説明的に感じる部分も多く読むのが少し大変でした。最後は良いです。 | ||||
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| 婚活ミステリ?ミステリなの? 地元の結婚斡旋業のおばさんが出てきたあたりで違和感を覚えた。 冒頭を本屋で立ち読みして、カバー裏にミステリって書いてあるし、これは誘拐事件だ!と嬉々として読み始めたら何かがおかしいぞ、と… 思ってたんと違う というのが感想。おもしろく最後まで読んだけど、ハラハラしないし犯人(犯人などいない)が誰か推理もできないし、真実の行方を推理することもできない 思ってたんと違う… レビュー数がすごく多いし評価も高いけど、そんなにか?と思ってしまった。 | ||||
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| 話題になっていたので読んでみましたが、個人的には「人生で一番刺さった」と言えるほどのものではなく。細かな心理描写は確かにすごくて、自分の中にある恋愛観・結婚観みたいなものについても考えさせられたけど、「まぁ私は私であるしなぁ」と思う程度にとどまり、深く刺さりませんでした。 後半、真実(まみ)の真実(しんじつ)が明らかになってからは、都合が良くハッピーエンドに向かっていきすぎる感じにがっかりしつつも、目に涙をため、ちょっと幸福感を感じて悔しかった笑。真実によって鈍感だと称された架くんが最後何を思っていたのか、考えを巡らせることとします。 と、本作のレビューは程々に、文庫巻末の朝井リョウの解説が面白くて、朝井リョウ読んでみよう〜!となりました。 | ||||
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| ネタバレを含みます。 「かがみの孤城」の辻村深月先生の作品ということで期待して購入。 結果として、300頁を超える分厚さにも関わらず2日で読めてしまったことから魅力ある小説である ことは間違いありません。 ただし、「かがみの孤城」のような読後感を期待していると痛い目を見ます。 以下ネタバレレビュー この小説家の魅力と言えば深く切り込んだ人間描写と心理描写と私は思っています。 実際この小説でもその絶技は如何なく発揮されており、失踪したヒロインを探す主人公の苦悶は見ててつらくなりましたし、その周りに現れる面々も「こういう人いるわぁ」となる性質の方ばかりで、思わず膝を打ちました。 ここまではいいのです。 問題は件のヒロインです。 オブラートに包むと現代社会の闇。 現代社会に喧嘩を売るなら女の腐った権化。 自己評価が低いくせに自己愛がそれに反比例してめちゃくちゃに強い。 そして「自己愛」目線で他人(本作では婚活相手の男)を評価するので、何か自分の(大切な大切な) 価値観にそぐわない点を見つけたら、即座に見下しスイッチオン! 友達にそのことぼろくそ言った後すっきりして、無駄な(その男との)メモリをデリート♡ とまぁやつの内面を反映した人生を3行で要約するとこうなります。 ある程度お年を召された方はこれを見て思ったことでしょう。 「こういう人いるわぁ」と。 そして内省の強い方はこうも思うでしょう。 「自分もこういうとこあるなぁ」と。 そうなのです。この「めっちゃ納得できて、かつ自分もなんかダメージ受ける傲慢の化物」を、 辻村美月はあろうことかその技量と小説の大半の頁数を使い抉り出しているのです。 もうね、見ててつらいなんてもんじゃない。 例えるならめっちゃ精緻で、色使いも見事に立派なカンバスに飾られた人間の臓物の油絵です。 まさに芸術です。 立派です。 好事家なら100万を惜しむことはないでしょう。 でも臓物です。 ところどころ散りばめられた赤黒い部分が不健康さを感じさせます。 こんなもん見させられた我々一般人はせいぜい自分「中身」とそれを照らし合せて「おぇっ」となるしか ないのです。 何ら誇張なく、等身大の、それゆえにリアルすぎる「傲慢」を投げ続けられ、僕は少しの間自分を含めた人間不信に陥りました。 (注:この小説に「善良」はありません。多分最初「傲慢」ってタイトルだったのに編集がこれじゃ売れんということで無理やり足したんじゃないでしょうか。) そんなこの小説におけるアンラ・マンユこと化物ヒロインですが、その最後もひどいものです。 面倒くさいので五七五にします。 行き摩りの ババアに諭され エウレイカ その上、悟った内容も「自分はもっと自由に生きていいんだ!」というような レクサス飛ばしてる坊主もびっくり生悟り具合です。 バカが世にバカな理解を示したというのもなかなかにリアルです。 あのね、大抵ババアなんての話をなんかええ感じにまとめることの名人なんですから、 そんな奴の一言で人生変わるなと。 あとお前が自由に生きたら世界の迷惑だから大人しくしとれと。 ババアに変わり私が説諭したい気持ちであふれました。 以上がこの小説を読んで抱いた感想です。 感想を超えた怨念の発露みたいになりましたが、それでも☆3をつけるのは、すさまじいカスでもリアル に見せてしまう筆者の高い人間性筆致能力によるものです。 万人にお勧めは決してできませんが、自分の内面を深堀りしたいな、という人は是非ご一読ください。 よく見たら臓物もきれいなもんですよ。 | ||||
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| ではあるものの、テーマとしてさほど心動かされるものではないので、何度も読みたいような作品ではないと感じました。それを深く深く分析している技術的な部分はすごいなーと思いましたが。 | ||||
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| 他人からの見た目に対しての心理的な部分を突く内容は面白い。女性の心理は林真理子の描写には叶わないけれど、綺麗な文章で読みやすかった。 ラスト、自分探し終わって改善したのかなと思ったら、相手のことを鈍感な人という解釈にして自分のレベルと同等にするところは、人の傲慢と善良は変わらないんだなと感じ面白かった。 | ||||
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| 心理的描写をこれでもかというほど詰め込んだ小説なので読んでるのに話が進んでないと思う人もいるかもしれないが、タイトルの見事な伏線回収や登場人物の考え方の変化がわかりやすく表現してありとてもおもしろい一冊でした | ||||
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| 辻村さんの作品はあまり好きではありませんでしたが、タイトルと評価の高さから購読。 全体的に文章がくどく、説明が長い。何が傲慢で善良なのかを必死に説明している。 へぇー、と言うか既に知ってる事を読まされているので、退屈。 物語の展開に動きが少なく、会話と説明ばかりで、途中で挫折しそうになる。 ところどこに、こう言う事もあるよね。と、感じる出来事をただ読まされる。 主人公を善良だとか良い子と表現しているが、真面目なだけで、取り立ててそう感じない。 架が彼女のどこを好きになったのか最後まで分からず、架は都会的なイケオジなんだな。 としか伝わらない。 真実が結婚しないといけないと、切実に悩む気持ちは理解できても、架のような男は状況ではなく、自分自身に問題があるだけだろう。 女友達の発言や、真実の婚活の描写、全てが偏見とマウントの連続で、嫌な気分になる。 この物語が、結婚さえすれは、孤独ではなくなりハッピーになれる。と、言っているようで、全く共感できない。最後に2人がすんなり結婚したのは、無理があった。 | ||||
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| ひとそれぞれなんでしょうけど、帯にある「人生で一番刺さった小説との声続出」って、一体、何割ぐらいいるのだろう?それほどでもって感じです。 前半はミステリー要素強いですが、設定が甘いです。最初の方でオチが予想できます。 第二部は、ちょっと違う話になるので、だれますが、ハピーエンドのエピローグのために、こういう話が必要なんでしょうね。 辻村 深月さんの作品を読んだのは、鏡の孤城に続き2作目になりますが、鏡の孤城もミステリーとしては、少し設定が甘く、オチが読めてしまいます。 話としては、読みやすいですが、ミステリー要素を除いた場合、面白く読めるかというと微妙なところです。 まあまあ、面白かったですが、特に感動するところもなく、再読はしたいと思うレベルではないので、星3つです。 | ||||
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| 結婚相談所の小野里さんがとても素敵! でもねえ… . . . . . あんなストーカーのエピソード、信じるか?人並み以上に遊んできた30代後半のそれなりの学歴がある経営者の男が、なぜストーカーが家に上がり込んでる状況に、あんなに曖昧な説明で警察にも届けないなんて。文章が上手いので最後まで読んだけどなんだかな… 登場人物もテンプレで浅い。 オースティンのよさは、周囲にいそうな登場人物が、丹念な観察に基づく描写によって人物が立ちか上がっていき、まるでありふれているのにどう進展していくのか夢中になってしまう、精度の高さが魅力だと思っているので、 オースティンと一緒にされたら暴れちゃうかも!!! 小野里さんの部分はとてもよかった。この人短編向きなんじゃない? | ||||
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| 「そういう人もいるのかなぁー」って感じました。 文章は特に読みにくさなどはないので気軽に読めると思います。読み終わって嫌な気持ちにはならないので、興味があれば読んでみたらいいと思います。 | ||||
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