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傲慢と善良



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【この小説が収録されている参考書籍】
傲慢と善良
傲慢と善良 (朝日文庫)

傲慢と善良の評価: 3.57/5点 レビュー 821件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全226件 221~226 12/12ページ
No.6:
(2pt)

婚活でも本当の愛は芽生えるんだよ、と言いたいんだろうけど

ネタバレ書評です。

婚活で出会った男女の話だけど、要するに
「運よく好みの男と出会えて幸せな結婚が出来ました」
というだけの物語。

二部構成になっている本作。
一部は失踪した婚約者を探す主人公・架が色々なひとと会話するだけで
数百ページ費やします。
会話だけで物語を進めていく、登場人物の心理描写をするというのは
この著者の十八番なのですが、さすがに食傷気味に。
こっちがはっとするような言葉の表現やひとの心を描くのはうまいっちゃあ
うまいし、会話なしで地の文だけで物語を書かせるとつまらない作家さんなので
これもひとつのスタイルだと受け入れるべきなのですが、
デビュー当時からほぼこのスタンスだと「少しは変わればいいのに」と
思ってしまう。

二部の真実視点での物語も、上述のとおり地の文での展開が主なので
読んでて退屈だった。「青空と逃げる」のキャラが出てきたけど、あれは私は
つまらなくて途中で投げ出したので「ああ、そういえばこんなひとたち出てきたな」
としか思わず。
真実の「キスしたくないひととは結婚出来ない」という言葉に、
ある昔のギャグ漫画の「人間性とはセッ〇ス出来ないわ」を思い出した。
確かに、人間性がたとえ素晴らしかろうと「オス」として見れなかったら
恋愛・結婚は無理だよなあとそこは納得した。
でも、そういう「生理的に受け付けなかったら無理」という当たり前のことを
著者が「傲慢」と書いてしまうのはどうなんだろうなあと。

タイトルにもなっている「傲慢」と「善良」という言葉が
作中随所に出てきますが、そこは敢えてその単語を使わず、読者に
「ああ、これが人間の傲慢・善良なところなんだろうな」と考えさせる形をとっても
よかったんじゃないかと思う。読者の想像力を奪ってしまうし、何よりちょっと
単純過ぎる気がしたので。

不思議に思った点が三つ。
悪意の塊みたいな女友達たちと、何故架は親しいのか。
そして一部では人間に対する鋭い洞察力を見せた架を、ラストで真実が
鈍感扱いしているのは何故か。
架は一体どういう心境の変化をたどって、嘘吐いて失踪までした真実のことを
改めて本気で好きになったのか。
納得いく描写がなく、正直詰めが甘いと思った。

ラストは二部である場所が出てきた時点で読めるし、
何だか三流少女漫画みたいで興醒め。
この著者はもっと書けるひとだと思っていたけれど、やっぱり初期ほどのものは
もう書けないんだなとがっかりした。
親子の確執とか田舎コンプレックスをテーマにするのもいい加減もういいよと
思ったし。辻村さんが過去にそういうことがあったんだろうか。

今の時代、出会いが少なくて婚活してる社会人は多いと思うけど、
そういうひとたちからやる気を奪いかねない話だなと思ってしまった。

あまりおすすめしません。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.5:
(1pt)

残念です

本はまだ読んでいません。それ以前にソフト包装だったからか、郵便受けにねじ込んで入れてあったため、御覧のようにタイトルの部分が破けています。ありえません。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.4:
(2pt)

前後半の構成が中途半端に感じてしまった

可も不可も無く。
ジャンルが分からない、ラブストーリーでもミステリーでもなく。
読み終わった後、清涼感を感じるとまでは行かないが、一定の安堵感を得た気にはなった。
二人の主人公のストーリーを分けたせいで、後半の真実のストーリーは中途半端な感情の揺れがリアリティなく
惰性で時間を追っているようで、ラストに向けての盛り上がりに欠けた印象だけが残った。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.3:
(1pt)

うーん、微妙。

作者買いしました。

読み進めながら、登場人物一人一人に一喜一憂できる、不思議な物語でした。「あぁ、こういう傲慢さ自分にもあるな」とか、「自分もこうだったな」と。

ですが、話の中盤辺り、真実に一度違和感を感じてしまってからは、ただたたつまらなかったです。序盤のハラハラ感や、女子トークのリアルさが、最後はお花畑のファンタジーになって終わった感じです。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.2:
(2pt)

中途半端。

作者は人間の汚い部分を見抜く能力に長けていると思うけど、それを包み込む寛容さはない。
人間賛歌を目指して失敗したような作品。
恐らく作者はヒロインと自分を重ねているようで、所謂リア充な女性が嫌いで堪らないらしい。
傲慢と善良が共存した地味な人間には同情をよせ擁護しつつ、一見派手な主人公の女友達には良い面が少しもないかのように描写している。
ミステリとしても先が読めるので特に驚きもなく、ラブストーリーとしても中途半端。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953
No.1:
(1pt)

失敗です

辻村さんは台詞まわしが好きなんだよなあ。この小説は純文学でも勿論ないし、それでいてやたら冗舌だし、冒頭仕掛けるお得意のミステリーがあざとく感じる程その後の展開がつまらない。なにより登場するキャラクターに魅力がない。これは致命的だった。辻村深月の長所を捨てて挑んだジャンル、って感じで、個人的に駄作。
傲慢と善良Amazon書評・レビュー:傲慢と善良より
4022515953

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