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ミッテランの帽子
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ミッテランの帽子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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著者のアントワーヌ・ローランは、1970年代初頭、パリ生まれ。 大学で映画を専攻後、シナリオを描きながら短篇映画を撮り、 パリの骨董品屋で働く。 小説「行けるなら別の場所で」で作家デビューし、ドゥルオー賞を受賞。 本書「ミッテランの帽子」は、4作目で、ランデルノー賞、 ルレ・デ・ヴォワイヤジュール賞を受賞し、十数か国に翻訳。 ミッテランは、1981年から1995年、フランスの大統領を務めました。 本書は、ミッテランのかぶっていた帽子を巡って、 ぐるぐるストーリーが進んでいきます。 「パリ、ジュテーム」や、「マグノリア」といったオムニバス映画をみているような 錯覚を起こしそうになります。 しかし、映画よりも小説で読まれる方がふさわしいと思います。 本書には、パリの文化がすべて詰まっています。 ファッション、メディア、香水、料理、政治、文化人、建築、調度、芸術・・・。 現状に行き詰まっている中で、主人公たちは、ミッテランの帽子を手にしたことがきっかけで、 状況が好転していきます。 たかが帽子。 されど帽子。 状況を変えるのは自分自身であり、そして、なによりもエスプリが重要と認識しました。 「訳者あとがき」で、小説にからむ1980年代のフランスの時代背景に触れていますので、 このあとがきを読んでから小説を読むと読みやすいかと思います。 | ||||
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クレストブックスはほとんど読んでいますが、これは久々の一気読みでした。 「洒脱な大人のおとぎ話」とあるとおり、ストレスを感じることなく読めるのがいいですね。 最後のエピローグを読むと、帽子の本来の持ち主のミッテランはまさに「大人の対応」です。 穏やかにほんわかとした気分で、年の瀬を過ごすのにおススメですね。 | ||||
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