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国宝
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国宝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全118件 41~60 3/6ページ
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とてもよかったです | ||||
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毎日のように 本は読んでいますが 星5をつける本に出会うのは年に1、2回あるかないかです。けして辛口 だからではなく深い感動を得る本に、そう簡単には出会わないと思っています。 しかしその星5を読み始めからすぐに確信したのがこの「 国宝」です。 読み終わったのは 明け方の4時です。一睡もせずに読み切りました。読み終わるのがおしくて最後のページを何回も何回も読みました。 朝日新聞の連載小説なので、新聞で読み続けていた方は、最後のページを読んだあと立ち上がれなかったのではないでしょうか。 歌舞伎の女形、花井半二郎の生涯‥と簡単に言ってしまえばそれまでです。そんな生易しいものではない。これでもかと火の粉が降りかかり、意図せずに 周りを不幸にしながら、芸道に突き進んで行きます。 そして、芸の道に精進するものは時として「他に何もいらないから芸を上手くさせてくれ」と、幸せと引き換えに悪魔と取り引きして祈ります。 読者は、真っ直ぐで一途な者の凄味を、これでもかと味わい、ページをめくる手が止まらなくなるでしょう。 作者ご自身が実際に舞台の黒衣となっていくつもの歌舞伎を裏から見続けたそうです。ですから歌舞伎場面の臨場感は半端ないです。圧巻です。 このお話に幕切れはありません。幕は下ろさなくていいのです。なぜなら、読者は読み終わってもその余韻がいつまでも続くからです。それを一番望んでいるのは花井 半二郎その人なのです。芸に幕切れはないのです。あるのは、けして幕の下りることのない舞台へと続く花道だけです‥‥。 | ||||
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大河ドラマにしてほしい出来栄え 芸事小説漫画はたくさんあるけれど、いろんな追随をうみそうなかんじ | ||||
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歌舞伎・ヤクザは欧米人好きそう。 女形のシーンが多いのも良い。 冒頭のヤクザ抗争シーンは、まったく同じものが映画「ブレットトレイン」に登場する。 | ||||
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読破して歌舞伎に親密になれた。 サブスク系で実写化されそう。 | ||||
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吉田修一は好きな作家です。新聞連載小説ということで文庫になったので買いました。思っていた以上に面白く文庫二冊、あっという間に読了、さすが吉田修一! | ||||
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心はまだ ずっと若いままやのに いつの間にこんなことになっとったんやろ 気いついたらみんなおらんようになってしもて 寂しいなぁ と しみじみ想うのでありました 波乱万丈の歌舞伎人生 芸技の話のみならず 義理人情から興行的な厳しさまで 色々面白い話が続く 芸を極めても どんなに成功しようとも 友人家族に恵まれようとも 皆いつか人生の幕は降り 全てと別れ 手放し失う それが人生なのだ 歌舞伎の演目に織り込まれている 人の心の機微を 彼らはその役を演じ極めながら学んでいるのだろう 没頭しているうち気付かないが 喜久雄もまたその自らの劇を生きているのだ 特徴的な語りによって 彼らの人生そのものが 歌舞伎の演目のように感じられる 狂気と紙一重の境地に達していたラスト お見事! | ||||
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オーディブルにて。 とても面白くて徹夜して上下を一気に聴きました。 物語の面白さもさることながら、尾上菊之助さんの朗読が素晴らしく、世界観に引き込まれ鮮やかに色々な場面が目に浮かびました。 すごいもの聴いちゃったなという感じ。 | ||||
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上下巻とも、結構な厚さの本ですが、あっという間に読み切りました。芸に打ち込むことの素晴らしさ、厳しさ、恐ろしさ、すっかり酔いしれてしまいました。こんな本に出会えたことに感謝です。 | ||||
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素晴らしい作品。緊張感、スピード感。登場人物が皆、魅力的です。思わず応援したくなります。歌舞伎がわからない人でも楽しめると思います。 | ||||
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上巻下巻一気に読みました。まさに力作という言葉がぴったりな大作。出てくる役者達を実在の歌舞伎役者に見立てながら読むと何だか凄く贅沢な気分になりました。 ただ、ラストへ向け物語の疾走感が加速し過ぎてしまったのか、そのままのスピードで終わってしまったのが唯一の残念なところ。 | ||||
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ウォ-キング中に聴けて楽しい〜 菊ちゃんのキャラが魅力的❣️ | ||||
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禍福は糾える縄の如し。私にとっては、上下2巻に通底するテーマだった。芸の魅力に取り憑かれ、気づけばいつか彼岸とも見紛う頂点に達しようとする主人公にとってその人生は、これでもかという逆境と喪失の連続でもあった。禍福の振幅の激しさは、芸に向かう熱量の大きさでもあっただろう。心憎いほどの山と谷、巧みに仕組まれた伏線に唸らされた。歌舞伎という古典芸能の分かりにくさを、独自の語りでさりげなく説明してくれる手法も見事。神の視点でもある語り手は誰なのか、最後にさらりと種明かしもしてくれた。新聞連載小説とあって、最終盤に全てを回収しようと些か筆を急いだ感はあったが、読者を引き込んでいっきに読ませてしまう作品の力に対して満点を献上したい。最後に、主人公の台詞が長崎弁、大阪弁、標準語へと変わる中、ストーリーの語り口は関西訛りの標準語だったのだろうか。作者の頭の中に響いていたアクセントを知りたかった。 | ||||
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前半が良く、すぐ読んだので下巻をとりよせた。 主人公の人生と坊ちゃん、二人の歌舞伎に対する熱意がよかった。 | ||||
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狂言回しの文体が苦手。とか言いながら読み進めたら引き込まれるように読んでいるかもしれない。そうしたら評価変えます。今は2。 その後→だいぶ読み進めておもしろくなってきました。ササッとページ数だけ確認してポチッたので内容はあまり知らずに買って文体に閉口しましたが任侠と梨園が舞台なので何となく納得しました。戦後の芸能人が実名で登場したり、争乱の場面が芝居がかった表現だったり、食いつきどころが頭に映像でうかぶようになったのでほぼ大丈夫。 この映像がフルカラーになったら完璧です。 ちなみに解説は最後に読むようにしています。さあ、続きは. . 。 | ||||
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主人公の親、頼りにしている人に殺されてるのに何の制裁もなし。主人公も最後まで気づかず。なんかモヤっと。 | ||||
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歌舞伎好きにお勧めと書かれていたので読み始めました。悪人のときの重苦しさはなく、激動の時代を軽やかな文章で描いてあります。歌舞伎の演目の丁寧な解説もさることながら、演目とシンクロするストーリーで、舞台のシーンの度に目を閉じ、観客のひとりになることができました。読後は、永遠を感じて感動しました。 | ||||
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女性は入れぬ梨園の世界を面白く描く、吉田修一新境地面白いぐいぐい読み進んだ。 | ||||
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久々に、面白い小説に出会った。非凡な人間の一生を描いたこの壮大なドラマは、極道ヤクザの世界(青春編)に、非日常的な歌舞伎のさらに裏の世界(花道編)に、読者を誘ってくれる。 本書は、交わされる長崎弁、関西弁の会話が生き生きとして楽しく、娯楽本としても、軽い歌舞伎の入門書としても、また多くの登場人物の波乱万丈に満ちた人生が交錯するサスペンスとしても、十二分に楽しめる作品である。最後はちょっとドラマチックすぎる気もあるが、ま、そこは小説。いいでしょう。 | ||||
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とてつもない作品だった。 立花喜久雄という人の感情が最後まで読めず、 何か人形的な人だなぁ、と思わされてしまって、 つまりは、それが「役者」ということ。 ということを書けちゃうんだもなぁ、すごいなぁ。 | ||||
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