侍女の物語

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侍女の物語の評価:

4.19/5点 レビュー 52件。 B ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全104件 1〜20 1/6ページ
No.104
(5pt)

知らされない、知り得ない

「女性作家のディストピア小説で、主人公の一人称」だと、レビューが多いわりに辛いなあという印象があります。
たぶん男性なのか、恐ろしくて目を向けたくない人なのか。
最後まで読めば、侍女たちがどんな環境に置かれ、読み書きを禁じられた世界で書いたのかわかるのに。白い被り物の下から伺う生活だけ。買い物だけ。子を産む道具。異端者はすべて処刑。情報を全く知らされない、自分のことしかわからないのはとても恐ろしいと思う。
女性が劣悪な扱いを受けている国々はまだまだありますが、集めて先進国で煮たらギレアドになるのかも。
私も作品世界の社会状況が分からなくてドラマを見ました。視覚で補填するのはおすすめです。
この本の続編の「請願」では、リディアおばがおばになった経緯が知れます。おばは、書いてもよいのです。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.103
(5pt)

知らされない、知り得ない

「女性作家のディストピア小説で、主人公の一人称」だと、レビューが多いわりに辛いなあという印象があります。
たぶん男性なのか、恐ろしくて目を向けたくない人なのか。
最後まで読めば、侍女たちがどんな環境に置かれ、読み書きを禁じられた世界で書いたのかわかるのに。白い被り物の下から伺う生活だけ。買い物だけ。子を産む道具。異端者はすべて処刑。情報を全く知らされない、自分のことしかわからないのはとても恐ろしいと思う。
女性が劣悪な扱いを受けている国々はまだまだありますが、集めて先進国で煮たらギレアドになるのかも。
私も作品世界の社会状況が分からなくてドラマを見ました。視覚で補填するのはおすすめです。
この本の続編の「請願」では、リディアおばがおばになった経緯が知れます。おばは、書いてもよいのです。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.102
(4pt)

Eテレのフェミニズム特集から来ました

ディストピア小説、不愉快、不快、嫌悪・・・なのに次のページをめくってしまう。心理描写が生々しく、胸に迫るものがある。何より驚きなのが、この小説が40年も前に書かれたということ。少しも古くない、むしろ今私たちが直面している、もしくは社会が少しでもバランスを崩せばこのような世界になってしまうかもしれない危うさを持っていることに気づきゾッとする。
ぜひ男性にも読んでもらいたい。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.101
(4pt)

Eテレのフェミニズム特集から来ました

ディストピア小説、不愉快、不快、嫌悪・・・なのに次のページをめくってしまう。心理描写が生々しく、胸に迫るものがある。何より驚きなのが、この小説が40年も前に書かれたということ。少しも古くない、むしろ今私たちが直面している、もしくは社会が少しでもバランスを崩せばこのような世界になってしまうかもしれない危うさを持っていることに気づきゾッとする。
ぜひ男性にも読んでもらいたい。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.100
(5pt)

面白い

考えさせられる事が多い
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.99
(5pt)

面白い

考えさせられる事が多い
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.98
(4pt)

静かな筆致で淡々と進むディストピア

鴻巣友季子氏「文学は予言する」で詳細に紹介されていたので、読んでみた。著者はカナダ人作家。1985年作。これは典型的ディストピア文学である。近未来(21世紀)の「ギレアテ共和国」~20世紀の娯楽・風俗・大衆文化などはことごとく否定され、階層分化が極端に進んだ社会では特異な宗教儀礼と集団結婚が行われ、支配層(ここでは司令官)の子孫を生むことだけを使命とした「侍女」が配される。「侍女」の語りとして進められるこの物語の筆致は非常に静かで淡々としていて、支配される側の苦しみ・悲しみも、支配する側の喜び・欲求の満足もあまり大きくは感じられない。いや、敢えて「何も感じない」よう自己抑制された社会。私は、よく比較されるであろうジョージ・オーウェル「1984」よりも、カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」を思い起こした。あちらでは「臓器提供のために育てられたクローンの子供たち」、こちらでは「子を産むことだけを目的とされた侍女」~どちらも「ある目的のために支配される身体」。そして今これを読むと、そんなに極端なディストピアにも感じないのである。人権抑圧・女性への性役割の押し付けをアップデートできず、「統一教会」の極端な教義に裏支配されたかのようなこの政権下で生きていると、「これを薄めたら今やな」ということにもなる。勿論、現実社会とは違う極端な空想世界だが、今これを読むというのは、そういう現代をどう捉えるかを抜きには考えられない。少なくとも私はそう読んだ。ちなみに著者は本作でアーサー・C・クラーク賞とカナダ総督文学賞受賞。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.97
(4pt)

静かな筆致で淡々と進むディストピア

鴻巣友季子氏「文学は予言する」で詳細に紹介されていたので、読んでみた。著者はカナダ人作家。1985年作。これは典型的ディストピア文学である。近未来(21世紀)の「ギレアテ共和国」~20世紀の娯楽・風俗・大衆文化などはことごとく否定され、階層分化が極端に進んだ社会では特異な宗教儀礼と集団結婚が行われ、支配層(ここでは司令官)の子孫を生むことだけを使命とした「侍女」が配される。「侍女」の語りとして進められるこの物語の筆致は非常に静かで淡々としていて、支配される側の苦しみ・悲しみも、支配する側の喜び・欲求の満足もあまり大きくは感じられない。いや、敢えて「何も感じない」よう自己抑制された社会。私は、よく比較されるであろうジョージ・オーウェル「1984」よりも、カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」を思い起こした。あちらでは「臓器提供のために育てられたクローンの子供たち」、こちらでは「子を産むことだけを目的とされた侍女」~どちらも「ある目的のために支配される身体」。そして今これを読むと、そんなに極端なディストピアにも感じないのである。人権抑圧・女性への性役割の押し付けをアップデートできず、「統一教会」の極端な教義に裏支配されたかのようなこの政権下で生きていると、「これを薄めたら今やな」ということにもなる。勿論、現実社会とは違う極端な空想世界だが、今これを読むというのは、そういう現代をどう捉えるかを抜きには考えられない。少なくとも私はそう読んだ。ちなみに著者は本作でアーサー・C・クラーク賞とカナダ総督文学賞受賞。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.96
(4pt)

美しくも醜悪な世界

主人公の女性は半ば狂ったような状態で、過去と現実と主人公の感想が交錯する夢現の状態であり、
その女性が感じる主観的世界を描いたもので、読みづらく読み切るのにかなり時間がかかりました。

映像的な美しい世界で、私でも気がつくような聖書的な言い回しが随所にあります。
とはいえかなり見落としもあったかと思いますので、解説を入れてほしいところです。
おそらく、平均的な日本人では読み解くことが難しいです。

女奴隷が不妊の主人のために性的に奉仕するというのは古代ではあったことでしょうし、
このシステムのすべての人が真に信仰と善意に基づいてシステムの一員であることを
受け入れて実行することができればそれはそれで良い…ようにも思われるのですが、
小説の中の人々は決してそのようではなく、主人公も含めて欲望とエゴにまみれて歪んでおり、
醜悪に生きています。それが人間が人間であるということなのかもしれません。

ドラマの宣伝では主人公が困難な状況に立ち向かうかのように描かれていたのですが、
決してそんな話ではなく、極限的状態の中で、死にたくない、逃げたい、そして
セックスしたいという本能的感情に突き動かされる混乱状態が描かれていると思いました。

続編は読みやすく、よく整理されていますが、あまりにも整理されすぎており、
こちらだけで良かったのにと思いました。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.95
(4pt)

美しくも醜悪な世界

主人公の女性は半ば狂ったような状態で、過去と現実と主人公の感想が交錯する夢現の状態であり、
その女性が感じる主観的世界を描いたもので、読みづらく読み切るのにかなり時間がかかりました。

映像的な美しい世界で、私でも気がつくような聖書的な言い回しが随所にあります。
とはいえかなり見落としもあったかと思いますので、解説を入れてほしいところです。
おそらく、平均的な日本人では読み解くことが難しいです。

女奴隷が不妊の主人のために性的に奉仕するというのは古代ではあったことでしょうし、
このシステムのすべての人が真に信仰と善意に基づいてシステムの一員であることを
受け入れて実行することができればそれはそれで良い…ようにも思われるのですが、
小説の中の人々は決してそのようではなく、主人公も含めて欲望とエゴにまみれて歪んでおり、
醜悪に生きています。それが人間が人間であるということなのかもしれません。

ドラマの宣伝では主人公が困難な状況に立ち向かうかのように描かれていたのですが、
決してそんな話ではなく、極限的状態の中で、死にたくない、逃げたい、そして
セックスしたいという本能的感情に突き動かされる混乱状態が描かれていると思いました。

続編は読みやすく、よく整理されていますが、あまりにも整理されすぎており、
こちらだけで良かったのにと思いました。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.94
(5pt)

驚愕と恐怖

驚愕と恐怖
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.93
(5pt)

驚愕と恐怖

驚愕と恐怖
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.92
(4pt)

最初は本当に気持ちの悪い本だと思った。読書会のテーマの本でなければ、途中で投げていた。

最後まで作者の意図が理解できない。女は、子供を産む機械でしかない・・上級職にある男から、精子を受け、それも公開で男の妻も、愛人も見守る中で、生殖行為をする。上級職にある男・・司令官ですら、誰かに監視されている社会・・1984・・ジョージオーエルの延長であるディストピア(ユートピアの反対)社会
気持ちが悪くなる。しかし、なんとなく、現代の息が詰まるような社会に繋がる何かがある。ショックを受けたい方は、是非読んでみて下さい。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.91
(4pt)

最初は本当に気持ちの悪い本だと思った。読書会のテーマの本でなければ、途中で投げていた。

最後まで作者の意図が理解できない。女は、子供を産む機械でしかない・・上級職にある男から、精子を受け、それも公開で男の妻も、愛人も見守る中で、生殖行為をする。上級職にある男・・司令官ですら、誰かに監視されている社会・・1984・・ジョージオーエルの延長であるディストピア(ユートピアの反対)社会
気持ちが悪くなる。しかし、なんとなく、現代の息が詰まるような社会に繋がる何かがある。ショックを受けたい方は、是非読んでみて下さい。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.90
(4pt)

ドラマの影響で購入

正直いいますと、読みづらかったです。しかし世界観であったり、ストーリー自体であったり、私にとって新鮮であって、面白かったです。そして私がこの本を購入したのはドラマのシーズン1を観たあとなので、読みづらくても、諦めなかったけれど、本を普段から読まないのであれば、あまりおすすめしないです。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.89
(4pt)

ドラマの影響で購入

正直いいますと、読みづらかったです。しかし世界観であったり、ストーリー自体であったり、私にとって新鮮であって、面白かったです。そして私がこの本を購入したのはドラマのシーズン1を観たあとなので、読みづらくても、諦めなかったけれど、本を普段から読まないのであれば、あまりおすすめしないです。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.88
(5pt)

女性なら(男性でも)読むべき名作。

すべての人が読むべき名作だと思います。
ただ、あまりにもリアルで暗澹としているので、エネルギーのあるときに読むことをおすすめします。

「キリスト教原理主義が政権をとったら」という話なので、日本には関係ないかと思いきや、家父長制とミソジニーにあふれたこの国も無関係ではありません。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.87
(5pt)

女性なら(男性でも)読むべき名作。

すべての人が読むべき名作だと思います。
ただ、あまりにもリアルで暗澹としているので、エネルギーのあるときに読むことをおすすめします。

「キリスト教原理主義が政権をとったら」という話なので、日本には関係ないかと思いきや、家父長制とミソジニーにあふれたこの国も無関係ではありません。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014
No.86
(4pt)

女性にとってのディストピアは、ある種の人にはユートピア

色々なところで言及されているので、読んでみました。
キリスト教原理主義によるクーデターで女性の人権が剥奪された国ギレアデで、「生む機械」となった侍女の物語です。
他の方のレビューにもあるように、ギレアデはイスラム国を彷彿とさせました。
女性の身体的自由を奪い強制的に子を孕ませるというのは、女性にとってはおぞましいディストピアですが、ある種の人にとっては極めて享楽的で幸福なユートピアでしょう。
日本には女性から財産や自由を奪う家制度がかつて存在して、家制度が廃止されてもその影響は強く、ジェンダーギャップ指数120位なのは周知のところ。

日本人がところどころに登場しますが、これは80年代バブル期に経済力に物を言わせてアジア各国で買春をして国際的にひんしゅくを買っていた日本への皮肉に見えます。
しかし21世紀になっても以下の女性蔑視発言。

「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババァ」
「女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です」(01年、東京都知事)
「集団レイプする人は元気がある」(03年、自民党議員)
「女性は産む機械」(07年、厚労相)

オッサン大国ニッポンでは、今もってなお、心はギリアデの住民でいらっしゃる方が多いのではないかと思います。

ぞっとしたのが、クーデタによって憲法が停止されて、女性の財産が男性のものになるという中盤の場面です。日本でも改憲派が緊急事態条項の導入を主張していますが、緊急事態条項は人権を制限して政府に権力を集中するものです。
人権が制限されることがどういう事態をもたらすのか、リアルに考えさせられました。

フェミニズムに興味のある人は、読んで損のない小説だと思います。
ギリアデの国家構造が不明瞭だったり、なぜ女性がここまで人権を軽視されているのにレイプが犯罪になるのかなど、整合性の取れない部分もあります(女性はギリアデ高官の財産でそれを侵害するから犯罪なのか?死体が街中にぶら下がる状況なのに日本の観光客がギリアデに入れるのか?など)
だから続編『請願』が作られたのでしょうか。こちらも読んでみたいです。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)より
4151200118
No.85
(4pt)

女性にとってのディストピアは、ある種の人にはユートピア

色々なところで言及されているので、読んでみました。
キリスト教原理主義によるクーデターで女性の人権が剥奪された国ギレアデで、「生む機械」となった侍女の物語です。
他の方のレビューにもあるように、ギレアデはイスラム国を彷彿とさせました。
女性の身体的自由を奪い強制的に子を孕ませるというのは、女性にとってはおぞましいディストピアですが、ある種の人にとっては極めて享楽的で幸福なユートピアでしょう。
日本には女性から財産や自由を奪う家制度がかつて存在して、家制度が廃止されてもその影響は強く、ジェンダーギャップ指数120位なのは周知のところ。

日本人がところどころに登場しますが、これは80年代バブル期に経済力に物を言わせてアジア各国で買春をして国際的にひんしゅくを買っていた日本への皮肉に見えます。
しかし21世紀になっても以下の女性蔑視発言。

「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババァ」
「女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です」(01年、東京都知事)
「集団レイプする人は元気がある」(03年、自民党議員)
「女性は産む機械」(07年、厚労相)

オッサン大国ニッポンでは、今もってなお、心はギリアデの住民でいらっしゃる方が多いのではないかと思います。

ぞっとしたのが、クーデタによって憲法が停止されて、女性の財産が男性のものになるという中盤の場面です。日本でも改憲派が緊急事態条項の導入を主張していますが、緊急事態条項は人権を制限して政府に権力を集中するものです。
人権が制限されることがどういう事態をもたらすのか、リアルに考えさせられました。

フェミニズムに興味のある人は、読んで損のない小説だと思います。
ギリアデの国家構造が不明瞭だったり、なぜ女性がここまで人権を軽視されているのにレイプが犯罪になるのかなど、整合性の取れない部分もあります(女性はギリアデ高官の財産でそれを侵害するから犯罪なのか?死体が街中にぶら下がる状況なのに日本の観光客がギリアデに入れるのか?など)
だから続編『請願』が作られたのでしょうか。こちらも読んでみたいです。
侍女の物語 Amazon書評・レビュー: 侍女の物語より
4105225014