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侍女の物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
侍女の物語
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)

侍女の物語の評価: 4.19/5点 レビュー 52件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全52件 21~40 2/3ページ
No.32:
(5pt)

授業で必要になって購入

Kindle版がなく、書籍で購入しましたが、授業仕様だったので紙面でよかったです
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4105225014
No.31:
(3pt)

怖い近未来を覗ける

ネットで観たドラマとは一味違って楽しめました
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No.30:
(4pt)

支配されるということ

主人公が隷属し過ぎて、体制に反抗する主人公の友人の方に魅力を感じたのだけれど。結局は友人も諦めて妥協してしまってる。正に女性は産む機械の世界
不完全女性はコロニー行き
でも特権階級の人間は許される。
これって、現代でも障害者の女性に当て嵌められますよね。虚構の中の世界ではない話。
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4105225014
No.29:
(4pt)

ディストピア小説の金字塔

WOWOWのドラマを見始めてから小説を読みましたが、世界観を掴むのに視覚的に補えたので、私は見てから読んで良かったです。フィクションとして楽しみつつも、環境汚染による出生率の低下や一部過激思想の台頭は現実的で、とにかく怖かったです。
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4105225014
No.28:
(5pt)

女性作家による女性視点で描かれたディストピア小説

"彼女たちは母親になっても尊敬されたかった。(中略)でも今のような状態なら、女性たちは保護され、生物学的な役目も無事に果たすことができる。完全な援助と激励の下にね。"1986年発刊の本書は、宗教を利用した独裁国家が支配するディストピア社会を『侍女』ーある1人の女性視点で描いたショッキングな一冊。

個人的には『すばらしい新世界』『一九八四年』などのディストピア小説で【予見された近未来】が、どこか【現在の世界情勢と似てきている】ような漠とした予感や不安を感じる中【女性作家による女性視点で描かれたディストピア小説】として数々の賞を受賞し、映画やドラマ化でも話題になった本書。ようやく手にとりました。

そんな本書は、キリスト教原理主義者の一派がクーデターを起こし政権を奪取したアメリカ合衆国を舞台に【出生率の低下への対策として】すべての女性から仕事と財産を没収、妊娠可能な女性を『侍女』として【エリート層男性に出産の道具として派遣する】何とも重たい社会を描いているわけですが。あくまで女性の1人視点語りで【社会がどうしてこうなったのか?】次第に解き明かされていく形式、俯瞰的な描写が少ない為、最後まで緊張感をもって読むことができました。

また、2019年現在、『表現の自由』を巡る様々な議論が起きてますが。クーデター政権が都合の悪いメディアを封殺し、さらには反対者を追放、隔離した上で【いつのまにか社会全体の為に】と個人の選択の自由を奪っていく様子には、近年の加計学園問題や#Metoo運動といった、この国で進行形で起きつつあることと重なって感じられ、何とも【深くため息をつくような】読後感でした。

ディストピア小説好きな方、フェミニズムに関わっている、関心ある方へオススメ。
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4105225014
No.27:
(3pt)

物語のインパクトととアイデアはいいですが‥‥

虐げられながらも強く生きる女性たちから目を離せない ドラマの方では 別のメーセージというか オブラートに包まれている 昔の日本への 批判的な部分をはっきりと感じる そういうのが嫌な人は読めないかも
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4105225014
No.26:
(2pt)

自身にとって良書とならず…

合衆国の一都市で、ある日を境にそうなってしまった社会が一人の女性の目線で語られて行くのだが、
読んでいてページが進まず頭に入って来ない。ディストピアをテーマにしているからでも読み辛い訳でもないのだが。
この小説は読み手によって感じ方の作用が大きく異なり性別はその大きな要因となるだろう。
個人的に読了まで興趣とは無縁の長い道のりだった。
主人公の抑圧された陰鬱な日常を延々読まされる訳だが、その生活が何であるのか?なぜそうなったのか?
日常の生活に於ける細かな描写が殆どである為ページが進まず、その先にある霞が一向に晴れて来ない。
前後して挿入されるそうなる以前の主人公達の過去も婉曲な表現に終始しフラストレーションが溜まる。
最終章?の注釈に事の起こりと顛末、真相は書かれているのだろうが、キリスト教原理主義と言われても正直実感は薄い。無機質で変化に乏しい描写の過多は主人公が置かれている立場(全体主義的な監視社会)を強調する狙いがあるのだろうが全体的にクドイ印象が残り、そこに文学の芳香も散見されない…
この感覚はカズオイシグロの「わたしを離さないで」を読んでいた際と近似している。前半を読んでも面白くなく、半分を過ぎても同じ。結局最後までそれが拭えずに読了する。私にとってそういう小説だった。
アトウッドの小説はブッカー賞受賞の「昏き目の暗殺者」にもそれ程の感銘は受けなかったが、今作のような、(早く終わらないかなこの小説)という感じは抱かなかった。今作にも何らの賞が与えられているので、これに懲りず彼女の作品はもう少し読んでみようと思う。
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4105225014
No.25:
(3pt)

『ほらごらん!私たちは被害者なのよ!』という勝ち誇った声が聞こえてきそう。

ノンフィクションによって想像力を掻き立てられることではなく、思想誘導や欺瞞の捌け口としてこの本が利用されていることに不快感を覚えざるを得ない。

『女にとって男は敵だ』というような短絡的思考こそフェミニズムの敵だと思う。
尤も、フェミニストを名乗る輩の大半は単なるフェミナチであって、彼(女)等がイスラムやアフリカの、本当に救助を必要としている人々に対しなんならかの具体的な活動をしているという話はとんと聞かない。

手近な弱者を叩いて溜飲を下げるような真似こそ見苦しい。
本当の敵は、味方の振りをしている。
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4105225014
No.24:
(4pt)

このディストピアは近くにある

女を子供製造器と捉える社会。性暴力の被害に合うのは女自身に非があるとする社会。常に監視され他者の言葉は迂闊に信用できない社会。そんな、どこかで見たような社会が中世キリスト教の倫理観を持つディストピアとして目の前に展開される。主人公オブフレッド(オブは'of'つまり誰かの持ち物という意味の名前)は有力者「司令官」の子供を宿すための器「侍女」として彼の家庭に配属されている。厳しく監視され、統制された日常。異常な性生活。時折蘇る以前の生活がいっそ哀しい。結末は読者の想像に託される。
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No.23:
(5pt)

読み物としては面白い

中盤まではやや歯切れの悪い印象、終盤で著者(主人公)の気持ちや考えが吐露される様に感じられた。
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4105225014
No.22:
(3pt)

テーマは目を引くが、SF作品としては微妙

女性の目から見た女性の権利をテーマにしたSFというのは稀であり、この点での唯一性は注目に値します。
ただ、純粋にSFとして評価するならば、世界観の粗雑さや物語の希薄さという面で物足りないところがあります。
権利が抑圧される様は過度に強調されており、恣意的な舞台設定は強い違和感を覚えます。
近未来のディストピア作品として成立しているかは、かなり危ういラインです。
ただし、これは男性目線での評価であり、もしもこの荒唐無稽な物語が女性目線での共感を覚えさせるものであるならば、
そこには性差を跨いだ価値観の大きな溝が横たわっているということになります。
本書の人気を見れば、おそらくはそうなのでしょう。
その意味で、本作はフェミニズムに対する考えを試すリトマス試験紙のようなものになるのかもしれません。
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4105225014
No.21:
(4pt)

おもしろくて怖い本

オーウェルの1984を思わせる、暗澹とした話。今の日本も、この話の舞台になっている国とあまり変わらないような、悲しい気持ちになった。

よくよく考えてみると、一夫多妻の国はいまだに似たようなものではないか。かつての日本も女性の権利など無く、一握りの権力者に支配され、不義密通は磔獄門などの時代があったし。
しかし、戦後、女性も権利や自由を手に入れた。もし、それらを失ったとき、そのショックや恐怖はものすごく大きいのだとこの本を読んで改めて思った。
権利や自由があるのが当たり前ではないことを肝に銘じておきたい。「女は子を産む機械」などと平気で言う男性がいるような国ですから。
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No.20:
(5pt)

3回読んだけど

何度読んでも、新しい発見がある上に、結末を知っているにも関わらずこの先彼女はどうなるのだろうとハラハラしながら読み進めずにはいられない。この小説が好きになるか嫌いになるかの違いはあるにしても、死ぬまでに一度は読まなければいけない小説のひとつであることは、間違いが無いはず。
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4105225014
No.19:
(4pt)

読みかけです。

Huluでドラマをみて驚愕wこれは本を買ってみようかな・・・と
思わせた作品です。本で読むと印象は違うかもしれないけど、
ドラマで見て頭の中にイメージが湧きやすいので楽しみです。
ただ、Huluではまだシーズン1のみの公開なのでその先はネタバレ
になるかなぁ思ってまだ読みかけです。
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No.18:
(5pt)

ディストピアの物語

Huluで配信されたドラマを見て、原作が読みたくなり購入しました。「1984年」でジョージ・オ-ウェルが描いたディストピア、それを女性の視点で描いた物語です。ギリアデ共和国は徹底した管理社会で一切の抵抗は無駄だと思わせる仕掛けがたくさんあります。
これって、極端ではあるけれど、ある意味日本の社会にそっくりだと思いました。日本も少子化が進んでいます。若い人たちは結婚しなくなり、結婚しても子どもを生まない、あるいは生まれない。小説のような恐怖の監視社会ではないけれど、ゆっくりとじわじわと真綿で首を絞められるように、私たちはいろいろな仕掛け(TV,映画、小説、社会通念など)によって洗脳され、閉塞感に満ちた窮屈な社会から抜け出すことができない、あるいは抜け出そうとすら思わなくなる。ごく一部の支配者に支配される側、下層国民になってきているのではないでしょうか。エマ・ワトソンが、女性の権利を擁護するためのキャンペーンとして、この本100冊を「パリのあちこちにこの本を隠している!」とTwitterで発信した話は有名です。女性必読の本かと思います。
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4105225014
No.17:
(3pt)

微妙

物語の世界には引き込まれたけれど、読みづらい箇所がある。
買って損したという感じはないけれど、特におすすめはしない。
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No.16:
(5pt)

「オーウェル『1984年』の女性版」との世評をも凌駕する傑作

作者の作品は初読だが、「オーウェル『1984年』の女性版」との世評をも凌駕する傑作だと思った。「1984年」がディストピア小説の古典と呼ぶに相応しい名作である事は論を待たないが、ややもすると"思想性"、"先見性"及び"警鐘"が先行し、物語の創りという意味では今一つの感も否めなかった。ところが、本作は文学性という意味でも秀逸なのである。読んでいて、スッカリ物語に惹き込まれた。なお、本作の発表は奇しくも1985年なので、「1984年」を意識している事は明らかである。

本作の主題が女性(人権)問題だと言う面もあるが、まず、女流作家らしい木目細かやな描写で、ヒロインの心理小説としても成立させている点が目を惹く。更に、その心理小説をほぼ"恐怖小説"と言える程に昇華させているストーリー・テリングの才が光っている。また、私にはその意匠が良く理解出来なかったのだが、<May Day>を「メーデーと救助信号と(フランス語の)<help me>」、<job>を「仕事と粗相とヨブ記」、といったダブル・ミーニングの言葉遊びを多用している点も印象に残った(ヒロインと<司令官>がスクラブル(Scrabble=アメリカの難単語創りパズル)遊びをするシーンもある)。また、「粗相とヨブ記」の例からも分かる通り、徹底した聖書への揶揄が全編を覆っている点も見逃せない。

私が本作を手に採った理由は、最近の「ニューズウィーク日本版」の「世界を読み解くベストセラー40」中の「アメリカベストセラー5」に「1984年」と共に本作が入っていたからである。本作の背景には(近未来)戦争もあるのだが、トランプによるメキシコ国境の壁や人種差別の助長、世界中で起こっている民族・宗教紛争、「#Me Too」運動の拡がり、といった現代の国際情勢を執筆時点で予見していたとしか思えない内容には驚嘆させられた。現代の「アメリカベストセラー5」に選抜されるのが相応しい掛け値なしの傑作である。
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No.15:
(3pt)

これはSFかパロディか

この本のカテゴリーは、どう分類してよいか、享受者によって違うと思います。翻訳はややSF寄りだそうです。
設定としては、近未来ですが、読めば読むほど、江戸時代の大奥とか、中国の後宮、西アジアのハーレムを連想させてしまいます。どちらかと言うと俗説の。
西洋諸国には、制度としての後宮はありません。国王の「寵姫」とは意味合いがまた違います。生殖の道具ですから。キリスト教倫理にはそぐわないです。
そこを突いたのはおもしろいです。現代アメリカに東洋の後宮制度を持ち込んでいるのです。そうすると、パロディともいえます。
行きすぎたかなと思ったところに、聖書の断片的な引用。わざと拡大解釈するところがおもしろいです。
やはりオリエンタリズムがほの見えます。サイードの著作より後、イラン革命直後の著作。その後、アフガニスタンやアフリカ諸国で現実に起こっている(そっくりそのままではないですが)のもおもしろいです。
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4105225014
No.14:
(4pt)

恐ろしい

こんな世界になってしまったらどうしよう・・と不安を感じる内容です。
実はドラマを先に見終わってしまい、後に本を元に制作されたとの事でしたので読んでみました。本を読む事によって、主人公がどう思っているか、もっと知ることが出来ました。

ちょっと終わりが中途半端な印象が残りましたが、読み物としては優れた作品だと思います。
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4105225014
No.13:
(5pt)

あってはならないだろうけれど、そんな国があるような気がしてくる。

人口が減り始めた日本。
この小説は、人口が減り始めたある国で革命的な反乱ののち生まれたシステムの中にいる私の語りの物語。
究極を描いているのだろうから、ありえないはずとは思いつつも、どこかにそんな国が生まれてくるような気がしてくる。

ひたひたと静かな声で語っている女性の声が聞こえてきそうだ。
基本1人称で語られているだけに、不気味な世界観が閉塞的なその雰囲気とともに、読み手に感じられる。

すごい小説だ。
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4105225014

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