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(短編集)
拝み屋怪談 来たるべき災禍
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拝み屋怪談 来たるべき災禍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ネタバレ?含む可能性ありです。 同作者の「花嫁の家」を読んで面白かったので「拝み屋怪談始末」を読んでみたところ、桐島加奈絵の話が物凄く気になったのでその続きが読みたく本書に手を出しました。 が、怖くもなんともないどころか、失礼を承知でいうなら怪談始末の桐島加奈絵の話がブチ壊しというか、本書を読まずに怪談始末の話で止めておいたほうが良かったとおもいました。 さらに失礼極まりないのですが、途中から統合失調症の方が妄想を最大限に膨らませて壮大な物語に仕立てた様にしか思えず、これを「実話」といわれると、、、うーん。 まあ「当の本人の頭の中では」実話なんでしょうけど、、、という感じでした。 桐島加奈絵が何者なのか気になって最後まで読んだので、つまんない、とは思いませんでしたが、後半で大いにズッコケた感はあります。 こういう世界観が好きな方には刺さるのかもしれませんが、私には向いてませんでした。 他の著書も読んでみたいという思いはあるのですが、今後この作者の「実話」にどこまで付いていけるか、自信はなくなりました。 | ||||
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どちらかというと中高生向けのライトノベル感のある題材だが、少年時代の思い出とラップすることで、少しセンチメンタルな感情を想起させる内容でした。 事件から解決まで内省的なので、スケールがあまり横に膨らまなかったのが残念。 キングのITやスタンドバイミーが連想された作品でした。 | ||||
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永遠の14才でツンデレ美少女の正体がありきたりでがっかりでした。結果的に何度も主人公を助けていて、その上コミュニケーションは成立するようなので、ここに至るまでに話し合えばもっと早くになんとかなったのではと思えるあたりもマイナス点かと。最後の仏壇の話は郷内節って感じで良かったです。 | ||||
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桐島加奈江の気持ちを考えると、じんわりと涙が出てきます。 郷内さんや世間に魔物扱いされた桐島加奈江 親友に嫌われ、逃げられていく桐島加奈江 『鬼ごっこが好きなんでしょ』 『死に損ない』 桐島加奈江には加奈江なりのそうする理由がある。 郷内さんが意固地になるから加奈江も魔物になる。 14才の女の子、熱帯魚がすきで、夢もある。 加奈江ちゃん、どうかどこかで元気でいておくれ そう願わずにはいられないお話です。 | ||||
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ネタばれを多分に含みます。 全編を通して味付けが薄いと感じました。 加奈江だけで1冊のメインを張りきれないというか。 加奈江という素材は確かにごちそうなんだけど、 薄めて使いすぎたというところかな。 逃げ回るシーンや過去の回想シーンがやたら多いんだけど 「どうせ助かるんでしょ」 って思ってしまって、物語にのめりこめませんでした。 途中の脳に花が咲く女の人や、最期に唐突に現れてラスボスみたいな 強さを発揮していた蛙の干物で出来た呪いの面の話をもう少し多めに書いて、 加奈江については神社で邪神みたいなのに打ちのめされるあたりだけ 書いてくれると、話としてはもっと面白くなったかも。 呪いのお面はとっても強くてわくわく感がありました。 それにしても加奈江が筆者のもう一つの自我というなら 別に邪悪なものでもないと思うのに、なぜに神社で邪神に打ちのめされていたのか よくわからなかったです。 今回のお話は、個人的にはありなんですが、 所謂怪談に分類できない話だと思うので好き嫌いが分かれそうですね。 ■今後の作品がどうなるかの考察 カウントダウンが終わったので、その結果に関しての何らかエピソードがありそう。 もしくは、蛙面の呪いを作った人が過去のエピソードに関連していて それ絡みの壮大な心霊ウォーズが幕を開けてみたり。 私はそういうのも嫌いじゃないです。 | ||||
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郷内さんの他の本を読まれた方ならご存知、「加奈江」の完結編なのですが、途中からかなり荒唐無稽になっていくので、本当に実話なんだか、妄想なんだか、夢なんだか、もはやついていくのが大変な展開でした。なので、怖いんだか、怖くないんだか、信じていいんだか、いけないんだか・・・読み終わって呆然とする感じです。これが実話なのだとしたら、自分に霊能力がなくって本当に良かったー、と思います。こんな思いは絶対にしたくないですから。 | ||||
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他多くのレビュアーのように私も郷内さんの作品は今まで全部読みましたし、「花嫁の家」を筆頭にかなり気に入っているのですが、今作については、端的に「怖いか?」と聞かれれば「怖くない」と答えますし、「面白いか?」と問われれば答えに窮してしまう、そんな作品です。 これまで桐島の話を他の本で読んできた人ならまだ「あの話にけりがつけられたか」と得られるものがありますが、この「来たるべき災禍」だけ読もうとする人にとっては退屈な作品のように思われます。 また思いの外あっさりと「対決」が終わり、そのあとの数十ページで今までの作品のような仄暗い不気味な雰囲気が戻ってきて「そうだ!郷内さんならきっとこの程度で終わらせるはずがない!」と食い入るように展開を追ったのですが、結果としてはまた肩透かしを食らいました。 あくまで実話ですから「もっと怖くしろ!」というのは御門違い甚だしいと分かっているのですが、他4冊で散々煽った結果がこれか、と残念に感じています。 まだ郷内さんの作品を読んでいない方は、この作品ではなく(電子書籍以外では入手困難になっていますが)「花嫁の家」を読むことを強くオススメいたします。 | ||||
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著者のファンです。今まで世に出された本は全て読ませていただきました。今回も「郷内心瞳」の名を見て反射的に予約注文してしまった。 読後真っ先に浮かんだ感想は、 「なんだかラノベみたい」 でした。 今回は怖さ・怪しさというより、推理・ミステリー寄りな感じです。 読めば読むほど桐島加菜江ちゃんの言動や仕草が普通の女の子のそれに見えてきます。 中盤で黒いセーラー服にお着換えした加奈江ちゃんと繰り広げられる鬼ごっこに関しては、 著者の吹っ切れたような少しふざけた文章のせいもあって、怖いというより、「イチャコラしてんじゃねぇよ」とか思ってしまいました(勿論体験した本人は恐ろしかったでしょうが)。 若干のネタバレですが、「やっぱり加奈江、いいやつだったやん!」みたいなオチもなんだかなぁ・・・ それよりも、最後の最後での仏壇トラップのほうが著者らしい怖さでした(また大きな話に続くのかと思ったけどあっさり解決してしまいましたね)。 まぁ一応「実話」ということなので、こういうほうが真実味があるというか、実際に起きた長い話はどれだけうまく書いてもこんな感じになっちゃうのかな(過去に発表されたもう一つの長編には度肝を抜かれましたが)。 別の出版社で26日に発売のうつろい百物語も予約しています。こちらの方は「ゆるりと、時に冷たい」著者らしい怪談を期待しておりまする。 | ||||
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郷内心瞳さんの私のこれまでの書評は5が多く、 文句なしに面白いし読みやすい、構成力や文章力も たいへん素晴らしいと思っていました。 ですが、今回は普通に表現すればよいところを、 わざわざ難解な表現や、ひねりすぎた表現が多すぎて、 例えば「希う(こいねがう)」「つまびらかに」「救けて(たすけて)」等、 多用しすぎた結果、非常にくどくなっており読みづらいです。 前から、こういう独特の表現をよく使われる作家さんではありましたが、 少なくとも以前の作品では、くどさはあまり感じませんでした。 今回は作品のテンポも悪く、話そのものが何度も重複されたり説明が多かったりで、 そこへもって難解な表現や言い回しが増えているものですから、 輪をかけてくどく読みづらいのでしょう。 さらりとした文章に、ところどころ散りばめられるから良いのであって、 こうも全体的に難解な表現、癖のある言い回しで埋め尽くされていると スパイスと同じで「入れ過ぎてしまった結果、台無し」という感じ。 その結果、最初のほうから「ちょっと読むのが疲れるな」と、 早い段階でウンザリしてきました。 何度も昔の話が蒸し返され、それが過去に出版されている本の内容と被るので 「もう少し削ぎ落として、上手くまとめていただければ良かったな」 というのが率直な意見です。 全体的な構成も、あっちに飛んだり急にこっちに戻ったりするので ちょっと理解しづらい部分もありました。 今回は、郷内さんの心情や葛藤がより深く書かれているため、 自問自答したり煩悶したりする描写が増えるのは仕方がないですが、 仮定A説、B説、C説とそれぞれ繰り出される分析内容が、 これまたくどくどしくて、いかにも説明調なのも読みづらさの一因に。 どなたかのレビューにもありますが、私もラノベ風だなと。 そのために、今までの作品で感じられたリアルな感じが薄れ、 今回はふわふわした感じで、怖さをあまり感じませんでした。 郷内心瞳さんの本は怖いものが多かったので、ちょっとガッカリです。 桐島加奈江との話がメインで進むのですが、合間には相談者から聞いた話など 別の話も参考程度に少しだけ差し込まれます。 むしろ、こちらの方が怖いし面白いなと。 ラストに登場する話はネタバレになるので詳しくは割愛しますが、 スティーブンキングの「ペットセマタリー」「ニードフルシングス」と 少し似通った部分があったため、上記2冊を思い出しました。 解る人には解るかもしれません。 久しぶりに出る郷内心瞳さんの本だったので、 予約してとても楽しみにしていましたが・・・ 表現や説明がくどくなっていたことが一番ガッカリです。 | ||||
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待ちに待った、拝み屋怪談の新刊。 本作は、主人公の周辺に出没する、妙な女の子の話。 既に別の本に登場しており、その総集編と顛末です。 正直、その出来事に見舞われた、主人公(作者さん)でないと、 その怖さは分からないかな。 精神病院に入院中の女性に取り憑く、多数の何か、 そして仏壇トラップの呪い、これは面白かった。 流石に冴え渡る文章。 花嫁の家や、逆さ稲荷は、引き込まれるような怖さがありました。 そういった路線の内容を期待しています。 | ||||
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