拝み屋備忘録 赫怒の刻印
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仕事が忙しく、購入してからなかなか時間が取れませんでしたが、ようやく読み終えました。最後の方はドトールで読んでいたのですが、内容が素晴らしすぎて、泣きそうになってしまいました。とっても高尚で、尚且つ恐ろしいお話でした。いつも新刊が出るのを楽しみにしています。私はかなりオカルトマニアなので、この本の価値観がわかります。怪談本はこの世に数多ありますが、やっぱり郷内さんは最高峰だな〜と再認識した次第です。人格の高さが滲み出る、心に深く訴えてくる。絶対後悔しない買い物でした。ご病気を持っていらっしゃるそうですが、ご自愛なさってまた素晴らしい作品を出していただけるのを楽しみにしております。皆さんにも是非お勧めいたします。 | ||||
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著者の作品でお馴染みの盟友"小橋美琴"のその後が窺える物語であるのが嬉しいところ。 ただしかなり早い段階で災禍の原因に見当がついてしまうので、ストーリー展開にはもう一工夫欲しいところではある。 単品の話も主軸に関連するものはあるもののやはり備忘録的でそれ以上でも以下でも無い。 個人的には"拝み屋備忘録"シリーズはもうお腹いっぱいなので新たなシリーズ展開を期待したいところです。 そろそろ二年以上棚上げにされている"緋色の女"、"奈落の女"の続編をお願いしたいです。 | ||||
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構成のネタバレをすると、オムニバス形式の実話怪談群と女性霊能者が主人公のホラー小説が同時に進行します。 前者はさすが郷内さんと言うべきか、十分なクオリティでしたが後者は凡百なオカルト小説です。 そもそも実話怪談の合間合間に挿入されるので、単純に読みづらくて仕方ありません。 今までの著作でも郷内さんはフィクション作品を書きたいのだろうな〜、とは薄々思っていたのですが…(「奈落の女」では特に顕著でしたね)掌編実話怪談作家・郷内心瞳のファンからすれば本作の小説パートはノイズでしかありません。実話怪談パートとは明らかに文体が異なるし、脳が困惑します… 今後刊行するなら実話怪談は実話怪談、小説は小説と単体で出して欲しいです。 | ||||
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収録されている複数の短い話は、 あまり印象に残らず怖さもそれほどありません。 「不思議だなあ」「変なことが起きるものだなあ」 くらいの不可解な話に終結パターン多し。 その短い話の合間に差し挟まれる、郷内心瞳さんのシリーズおなじみの登場人物が、 台湾で経験した怪異が面白かったです。 途中でムカサリ絵馬など土俗的な因習にも少し触れていたり、 にわかには信じられないような台湾の呪術だったり、 わけのわからなさが不気味さを煽ります。 謎解きミステリーを読み進む面白さがありました。 ラストの展開は切ないですが、読後感は良かったです。 | ||||
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小橋美琴さんメインの巻です。それだけで私は嬉しい。 郷内ものに出て来る女性キャラは沢山いますが、真弓さんは心配だし千草さんは可哀想だし加奈江さんは怖いし | ||||
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