(短編集)
拝み屋郷内 怪談始末
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基本的にその作家の作品は古いものから新しいものへと順に読むようにしています。 が、郷内さんの作品はいろんな文庫から出版されていてどれが最初かよくわかりません。ウィキペディアなどに資料があると出版年がわかるのですが。 デビュー作だと思って読んだのが角川ホラー文庫では最初に出た「拝み屋怪談 逆さ稲荷」(2015)だったのですが、後になって竹書房の「怪談双子宿」(2018)の方が中身は先だったという話を聞き、そうかと思えば今回読んだこのダヴィンチMF文庫の「怪談始末」が”幽実話怪談コンテスト受賞後の第一作”と書いてあって??です。確かにこちらは2014年発行となっています。 それに加えて、先日「来るべき災禍」(2017)で読んだばかりの桐島加奈江のエピソードがそのままこちらにも収録されていたので余計に混乱しました。文章は少し変えてあるので後の方は少し推敲されたのだと思いますが内容は同じです。こういうのはアリなのだろうかと思いました。こちらではまとめて6つのエピソードになっていたのが「来るべき災禍」では他の話の合間にはさまれて時間順に話が進む形式になっていました。 今まで5冊読んできましたが、継続して質が落ちないのはすごいと思います。この方にははずれがありません。 拝み屋さんをやっておられると、日々いろんな話が向こうからやってきて書くネタには困らないのかもしれませんね。なんだろう、他の実話怪談の作家さんとは格段に違うものを感じます。文章もうまく表現力もあるのだと思います。いくらネタをたくさんインプットしても、それを人に伝える技術が稚拙では話もつまらなくなってしまうでしょう。 今までの本はずっと星5つでしたが今回は桐島加奈江の話が重複していたので星ひとつ減らしました。 あとに新作がたくさん控えているので楽しみです。引き続き読んでいきたいと思います。 | ||||
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まぁまぁ | ||||
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11作に及ぶシリーズになるくらいだから面白かろうと、一冊に何十話もある本は並べて残念なのだが読んでみた。 第一話にがっかりしたが、10話くらい我慢して読んでみた。やっぱりつまらない。あっそう、で終わる。特に文章が上手い訳でもなく、ごく普通。どれも語り手は目撃するだけで、怪異に何かされそうになると、気がつくとそれがいなくなっていたり自分が意識を失って起こされたり、パソコンの調子が悪くなったり原稿が消えたり、間接的な被害だけ。これだけ怪異に魅入られたら100回くらい死んでてもおかしくないのに普通に生きてて怪談シリーズで儲けてるんですよ。 高評価のホラーを読んでみるとよくがっかりする。 逆に面白かったのは星3つくらいでしかもトップレビューが悪評価だったりする。ここの読者とは感性が合わないのかしら。 | ||||
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怪談のシーハナという怪談番組で著者の郷内さんが出演されているのを拝見し、いつか著書を購入しようと考え調べていました。 色々と調べて行く中で「花嫁の家」なる著書が怖くて面白い!という口コミを多数見かけたのでそちらを購入しようと思いましたが「花嫁の家」の中で、その前作の著書(本作の 怪談始末)に通じる話があるというコメントを見て、まずは「怪談始末」を購入いたしました。 本作もとてもおもしろかったです。 花嫁に関する記述も本作の中にあり、 「花嫁の家」を読むのがますます楽しみになりました。 | ||||
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本書は、拝み屋を生業とする著者の体験談(と依頼者から聞いた話)という形で、様々な怪談話が書かれています。 こういう作品に嘘だのフィクションだのとケチをつけるのはよくないとわかっています。でも言わせてもらいたい。 中盤まで、本当に楽しめました。思わずぞくっとする話や、なるほどと唸らされる怪談話が読みやすい短さで、たくさん詰まった作品です。 けれどもこうした作品は、世界観に没入してこそ楽しめるものだと思います。 しかし、終盤で語られる「不明熱」と題された一連のエピソード。これが全てを台無しにしてしまいました。 内容については省きますが、この話に出てくる病院の対応がありえないです。高熱が出て意識が朦朧としている患者に解熱剤だけ出して帰宅させるなんて殺人レベルの所業です。 このありえんエピソードが出てきたせいで「あ、これフィクションなんだね」と急激に冷めてしまい、その後の物語を楽しむことができなくなりました。 本当に残念です。実話を元に〜という前振りで物語を始めるなら、読者の夢から醒めさせないようリアリティにこだわってほしかったです。 | ||||
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