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(短編集)
拝み屋郷内 花嫁の家
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拝み屋郷内 花嫁の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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物語の終盤で、筆者が霊障(?)で片耳が聞こえなくなるシーンがあるんですが、これ突発性難聴じゃないの?耳が聞こえなくなった経緯はともかく、病院に行ったら突発性難聴って診断されるよね?突発性難聴も原因は不明だけど、何も治療されない訳じゃないし、あれはすぐに治療しないと聞こえないままになる病気だよ?ありえない!──というところが気になって気になって、それだけで一気に嘘なのかな?とそれまでの熱が冷めてしまいました。いや、本当に治療もしないで数週間放置したら後遺症が残るに決まってます。祟りでも何でもない。その前に医師の対応がおかしい。どんなヤブ医者だ。 結局すべての事実が明らかになっていなくて謎が残るところは実話っぽくていいんですけど、その周辺の出来事が若干詰めが甘いんじゃないだろうか。霊障で病気になったとしても、自身の経験の範囲で書くべきだったんじゃと感じます。というか、仮に真実だとしても、霊障って思い込みがあるから、医師の診断がおかしいって思わないんだよ、という結論が。 まあ、私にはこういう話は向いていなかったのでしょう。小野不由美さんの残穢の方が好きです。本当に実話なのか調べてみようという読者の想像力を掻き立てるほどの作品ではないのかな、と。実話怪談と言い切ってしまうと好奇心が削がれますね。 | ||||
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二部構成で語られる物語。 短編の点と点が線で結ばれて行く展開は非常に引き込まれ、一気に読破してしまう魅力があった。 次いでの二部でも途中で「あ、これってもしかして…ヤバイヤバイ」と主人公と同じような感情の動きを体験することができた。(少女達の海の思い出の所) ※ネタバレ注意※ このシリーズは初めて読むが(旧家に伝わる忌まわしき風習――的な題材が好物なので気になっており、この度読み放題になっていたので読んだ)、いわゆる敗北物で怪異も完全解決しない。 怪異の魅力とは得体が知れず底が見えない所にあると思っているので満足だが、「実話怪談」と言われるとどうも評価を下げたくなってしまった。 所々にクサい演出やイキった感じが散見されたからだ。 それに気づいたのはハイパーボイスの悪ガキとの会話シーンで、「あれ、なんだか読んでて恥ずかしいぞ…。あっこれ中二病だ…」と思ってしまったのだ。 その段階の悪ガキに対して中二病を見いだすのは当然の流れなのだが、主人公までガラ悪く言い返すものだから主人公の小物感にガッカリしてしまった。(しがない拝み屋という設定だから大物ではないのだが…) まるで匿名掲示板のレスバトルを読まされているようでうすら寒さを感じてしまった。 また先輩の華原も分かりやすい兄貴キャラでよいのだが、この華原も口が悪い設定なので主人公の口調(普段は丁寧だが)とキャラ被りを起こして魅力が薄まってしまっている。 2部ラストで相談者の夫が電話口で狂うシーンでも、都度挟まれる「やめろ」という演出に「うーんクサいな…」と感じてしまった。 クライマックスが駆け足ぎみな点もリアリティがなく(実話怪談との触れ込みにも関わらず)、疎んじていた娘に祟られていると主張した母親がコロリと主人公に説得されたり、主要女性が皆健気で儚く美しく描写されていたり、カーチェイスではいきなりアニメキャラのようなドライビングテクニックを見せつけられたりと、「うーん属性盛ってるなぁ…」とヒキ気味になってしまった。 そもそも作中で主人公が「個人情報にかかわるので詳しくはいえませんが」と言っている通り、作者の拝み屋の体験をそのまま商業展開できるはずがないのだから、エッセンスは実話だとしてもかなりの肉付けが施されているのだろうと予想した。 ただその肉付け部分(主にキャラ付け)が気恥ずかしく感じたため、☆マイナスとなった。 短編が収束されて行く展開や題材はかなり好みなので他のシリーズも読んでみようかと思ったが、どうもそんな気にはなれない。 惜しかった。 | ||||
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ホラー要素よりもむしろ人間のハートフルな所と「コイツマジでムカつく」な所が心に残りました。 月並みな感想ですが、話に出てくるどんな幽霊や怪異より、醜悪な人間の方が怖いなと思いました。 | ||||
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レビューを見て相当怖いと感じ、読むことを決めました。何件も本屋に行って探しましたが、どこも在庫無し。図書館にも置いていない。探せば探すほど、読むと呪われてしまうから、何かしらの力が働いて私を本から遠ざけてるのでは、読まない方がいいのではと考えるようになっていました。結局読みたい気持ちが勝ち、恐る恐るKindleで読みました。読んだ感想は、思ったより怖くない、です。拍子抜けしてしまったのは、なかなか手に入らずハードルが上がってしまったことが理由だと思います。話の内容も、幽霊の怖さより生きてる人間のどうしようもなさに呆れる方が強かったです。宗教的な観念ってほんと怖いなあ、と。 読んでも呪われないので大丈夫です。まあ、今日以降何かあれば嘘になりますが。 | ||||
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フィクションなのか⁈ノンフィクションなのか⁈賛否が分かれらところでしょう… 作品的には 面白いと思います。 | ||||
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大きく分けて2話で、その2話が繋がってる構成。 序盤は、別々の依頼者からの話でストーリーがチャカチャカ変わって興が削がれますが、中盤からまとまってきます。 ホラーとしては、最初から最後まで特に怖いと思う箇所はなく、呪いの解明が気になって読み進むも、もやっとしたまま終わった。 一番残念なのは、霞の母親の話は書く(聞く)べきだと。 最初の花嫁の呪いや、青い目の謎に繋がったかもしれない。 結局花嫁も死に、最初の花嫁の呪いもそのままなのか。 全体的に健気な女性に対してだらしない男性という対比でバランスが悪い。 | ||||
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この話が事実だったら、本当におぞましいです。花嫁の影響で作者の奥さんに障りがありませんように。 ネタバレになるから、詳しくは書けませんが、読了後イヤな気分になる本です。長編ですが、先が気になって休み1日使い、読み切りましたが、私の手元に置いておいて、大丈夫なのかしらと、不安になります。 恐ろしいのでそのうち中古屋に売りに出します。残穢と同じくらい嫌な気持ちになる本でした。 | ||||
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怪談慣れしているためか、さほど怖くありませんでした。 実話だとしたら、ところどころ拝み屋として未熟な点を感じますし、書きぶりが気負いすぎています。 創作だとしたら、著者の語りが多すぎます。ただストーリー的であり、物語として面白い。 特に母様の家は、様々なショートストーリが最後に関連してたってオチは秀逸。 私は「呪いの研究」のような、今の実話のほうが怖い。 | ||||
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