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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ



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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウの評価: 3.85/5点 レビュー 13件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

引き込まれる

主人公の設定が驚くべき。謎が深まり、大事なことの暴露が焦らされるが、引っ張り過ぎをギリギリ回避。いや、すごい。なんだこれ。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上より
4152097965
No.12:
(5pt)

なんとそうだったのか

主人公の大事な秘密が明かされ、もしや?と思わせながらしかし謎が別の姿をまとって現れる。読了後、地下の住民はちょっと扱いが雑だったんじゃ?とも思うけれど、全体の設定・構成には満足しました。主人公は真犯人の言うとおり、一流じゃなかったんですね。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下より
4152098015
No.11:
(5pt)

ガール・オン・ザ・トレインより上。

面白かった・・小気味良い会話、謎だらけで驚きの展開にどんどん引き込まれて読了・・文庫本上巻の静が下巻で動に転じ、最後の死闘はオードリー・ヘプバーンとアラン・アーキン演じる『暗くなるまで待って』のオマージュかな。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下より
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No.10:
(3pt)

時間の無駄になりませんように

同作のNetflixからきましたが、引っ越しの挨拶に来た隣人の青年を、いきなり、主人公の女性一人しかいない家の中にいれてしまう。脇が甘すぎでお伽噺すぎな気がする。視聴続けて大丈夫?
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上より
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No.9:
(3pt)

新品のはずなのに

新品のはずなのに、何と人物紹介のページがしっかりと折られていました。誰か読んだ本なのですね。こんなことは初めてです。本全体も少しくすんでいました。がっかりでした!内容は評判どうり面白い。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下より
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No.8:
(4pt)

ミステリをあまり読まない人のほうが楽しめるかも

同時期に読んだ、麻耶雄嵩氏の「蛍」がミステリ好きにアピールする作品だとすれば、この作品はあまりミステリを読んだことのない人にアピールする作品ではないでしょうか?
ネタばれになるのでぼかしますが、叙述の工夫や犯人像などは、他のミステリを山ほど読んでいる人、特に日本の「新本格」といわれる作家の作品をたくさん読んでいる人には、容易に予想できてしまうと思います。
しかし、ミステリ好きには「あるある」と思う”仕掛け”も、物語の構成や雰囲気作りが巧みなので、ミステリを普段読まない人は驚きとともに楽しんで読めると思います、また、ミステリをたくさん読んでいるような人でも、良くある’仕掛け”を組み合わせて、どう見せてくれるのかと作者との知恵比べを楽しめるのではないでしょうか。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上より
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No.7:
(5pt)

楽しめました

映画化されるということですが、映画を見ているような感じで全編一気に読めました。とにかく面白かったです。
私は最後の方まで犯人がわかりませんでした。
古い映画タイトルがたくさん登場しますが、それも懐かしさを感じて楽しめました。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下より
4152098015
No.6:
(3pt)

どんな風に映画化するのだろう

ハリウッドで映画化されるとのことで、興味を持って読んだ。
主人公は精神分析医のアナ・フォックス。訳あってハーレムの高級住宅に一人で住んでいる。地下の部屋をデヴィッドという若い謎の男性に貸している。
アナはある事件がきっかけで広場恐怖症となり家から外に出ることができない。
趣味の古典サスペンス映画を観たり、愛用のカメラで近所の家を観察している。常に酔っているので、アナの語りに信憑性を感じることはない。ある日たまたま覗いた先で、女性が刺されるところを目撃したことから、アナの引きこもり生活が一変してしまう。

上下巻通して話しが淡々と進むのでなかなかページが進まなかった。終わり近くなってから、一気に展開する。ただ、それまでにだいたいの話しの予想がついてしまう。

アルコール依存症の主人公が、自分が見たものが現実か空想かの不確かな世界で描かれる作品は、読者の目を欺く手法としてはもはや目新しくない。それよりもこの作品の主人公は精神分析医という立場から、自分と同じような精神の病の人達とネットでつながり、悩みを聞いている。引きこもりで一歩も外に出られないのに、ネットの世界ではしっかり他人とつながっている。
そういった面からのアプローチもあるのが今のミステリー小説の面白さかもしれない。
とりあえずこれがデビュー作とのことなので、次回作に期待したい。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下より
4152098015
No.5:
(4pt)

普通に面白い。

なるほど、そこに行き着いたか。という感想。全てが伏線というか、ばら蒔いたトラップというか。最後は何となく普通なのだが、そこに落ち着くまでは、私の頭では、全くわからなかったし楽しく読めました。良くできていると思います。映画かもされるらしいので、それよ楽しみです。なるほどなー、うんうん、面白かった。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下より
4152098015
No.4:
(4pt)

ヒューマンドラマとしては◯

Kindle英語版を購入。推理小説としては「普通+」です。意外性のあるトリックやのけぞるようなどんでん返しが用意されているわけではありません。舞台がアメリカニューヨークなので少し構えて読んでしまいますが、日本語で書かれた日本を舞台にしたミステリーなら犯人の見当があるいはもっと容易についたかも。ただし前段部分が冗長であるような指摘は、後段の展開を踏まえれば的外れです。この前段は、なくてはならないでしょう。これがあってこの作品のヒューマンドラマとしての値打ちがある。それを含み、評価点「ゼロ」は、ありえない。この方、他の本でも重箱の隅を突くような批評をされていますが、正義感のようでいて、ご自身の知見をひけらかしているようでもあり、心地よくはないです。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下より
4152098015
No.3:
(4pt)

混乱からサスペンスへ

主人公アナ(広場恐怖症で引きこもり状態)の真相が明らかになる。なぜアナは広場恐怖症に陥ったのか、その驚くべき状況から、これまでの物語はどこまでが真実なのか読者を混乱に陥れる。加えて、事件の真犯人も明らかになる。こちらも驚くべきものである。犯人が置かれている状況(過去を含めて)を鑑みると、なぜこのような事件に至ったのか明確になる。

上巻がだらだらしていた感があったが、これも後半でのサスペンスを盛り上げるためのものであると思うと、「うまくやられたな」と頭を掻いてしまう(私が単純なだけかもしれないが)。作中では、ヒッチコックなどのサスペンス映画が登場する。映画好きの方にもおすすめだし、映画を知っている人なら、真相への伏線を発見できるのかもしれない。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下より
4152098015
No.2:
(4pt)

引きこもり女性が近所の殺人事件を目撃したら・・・

広場恐怖症で引きこもりになっている主人公のアナ。望遠の効くカメラで近所を観察していたところ、公園向こうの家に住む女性が刺殺される現場を目撃した。犯人を確認できなかったが、状況的に女性の夫だと推測される。警察への通報もなされたが、殺人事件など起こっていないし、犯人と思われる夫の妻は別人だと主張される。精神分析医でもあるアナであるが、精神疾患を患ってもいる。こんなアナの供述が信用されない状況で、この先どうなるのか、が上巻の物語。何が真実なのかよく分からなくなってくるところもあるが、これをベースに事件がどこに着地するのか、下巻に期待したい。
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上より
4152097965
No.1:
(1pt)

(2018年―第131冊)主人公にも犯人も心が添わない。展開にも精緻な策を弄した感がない。

アナ・フォックスは精神分析医。10か月前から広場恐怖症に悩まされ、いまは夫と娘とは離れてひとりニューヨークの高級住宅で引きこもって暮らしている。慰めとなるのは、フィルムノワール系のクラシック映画のDVDとアルコール。そして近隣の家々をそっとカメラで覗き見することだ。そんなある日、隣家のラッセル家を覗き見していたところ、驚愕の事件を目撃してしまう。だがアナの通報を受けてかけつけた警察は事件の痕跡を見つけられず、あげくの果てにアナの言葉を誰も信じてくれなくなる。果たしてアナは幻覚を見たのか、それとも…。
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 アメリカのAmazonでは4238人がレビューを投稿し、そのうち58%が5つ星、21%が4つ星の評価をつけているベストセラー小説です。その評価を目にしたうえでこの翻訳本を手にしましたから、第1ページからいやがうえでも期待が高まろうというものです。
 
 ですが、私の期待は大きく裏切られました。
まずもって、進展が思いのほか緩慢なのです。翻訳は上下巻で600頁を超える大部の書で、核となる事件が起こるまでに200頁を要するのです。もともとどんな事件が起こるのかを知らずに頁を繰り始めたこともあって、物語がどこへ向かっていくのかがわからぬもどかしさを200頁も我慢することになってしまいました。

 物語の中途で、アナが広場恐怖症に至った経緯が思わぬ形で明らかになるくだりはかろうじて驚きをもって読みましたが、最後に明らかになる真犯人の素性と背景があまりにも強引かつ異常すぎて、それを読み手としてどう消化したらよいのかがわかりません。犯人に強い憎しみも、はたまた憐憫の念も感じることができず、物語に心が添いませんでした。

 アナが次々と鑑賞していく古い名作映画のプロットが、このミステリーのストーリーラインと巧妙にシンクロしていくというほどのこともありません。これだけ膨大な数の古典映画の名を挙げるのであれば、そうした映画をこの小説における謎とその解とに応用するくらいの知恵を働かせればよいものを。そこまでの精緻な劇作術はまだこの新人作家にはなかったということでしょう。

 また――ネタバレにならないように少しボカして書きますが――アナに寝顔の写真を送った人物が、234頁の第91章に出てくる写真を消し忘れていたというのもなんとも間が抜けた話です。

 この小説は既にハリウッドで映画化が決まっているのだとか。どこまで原作をしのげるだけの改変と演出ができるかに、映画の成功のカギがあるように思います。

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*155頁:「ウェスリーはいまも大学の助教授を務めていた」(8行目)、「愛を注ぐ対象は、大学の助教授たる地位と、患者である子供たちだけだ」(14行目)という訳文があります。「助教授」という訳語に引っ掛かりました。
 日本では今から11年前の2007年、学校教育法の改正に伴い、それまで「助教授」と呼ばれていた大学教員の職階が、「准教授」と呼称変更されました。ですから現在の日本語では「助教授」は廃語になっています。
 ですが、この訳文の「助教授」を「准教授」に置換すればよいかというと、事はそんなに単純な話ではないようです。
 上記の訳文「ウェスリーはいまも大学の助教授を務めていた」の英語原文は「He still occupies the same endowed adjunct chair.」、また「愛を注ぐ対象は、大学の助教授たる地位」に相当する英文は「his lectureship was his love」です。「(助教授あらため)准教授」が教授に次ぐ職階であるのに対し、「adjunct professor」は「非常勤教授」、また「endowed chair」は「寄付基金教授(職)」、「寄付講座教授」=寄付によって給与や研究費全体、あるいは一部がまかなわれている教授職(アルク英辞郎on the webから引用)とのことです。
 ですからウェスリーは、「寄付金によって設けられた講座の非常勤教授の地位に今もあった」と言っているのです。ウェスリーの本業は開業医で、その本業以外に大学生に教えているわけです。

*155頁:「いまも『タイムズ』やさまざまな専門誌に寄稿している」という訳文を読んで、アメリカが舞台の小説にイギリスの日刊紙『タイムズ』が出てくるのが唐突な感じがしました。原文は「he’s still publishing articles in the Times」(Timesはイタリック)となっています。これは文脈から判断するに、ニューヨーク・タイムズ紙のことを指していますね。ニューヨーク・タイムズ紙自身、the Timesと略称を使っています。(例) Confidential documents reviewed by The Times indicate that Jared Kushner, President Trump’s son-in-law and adviser, probably paid little or no income tax from 2009 to 2016.(2018年10月13日付のニューヨーク・タイムズ紙の記事より)

*192頁:主人公のアナと主治医のフィールディングが次のように会話を交わす場面が出てきます。
フィールディング「効果はすみやかに現れるはずだ」
アナ「結果はすぐに出るわけですね」
フィールディング「わたしなら答えではなく効果と呼ぶね」
 ここの英語原文は以下の通りです。
フィールディング「You should experience the effects quite quickly.」
アナ「Swift results.」
フィールディング「Well, I’d call them effects rather than results.」
 つまりフィールディング医師はアナが「結果results」と言うことに抵抗を感じて、「効果effects」と言うべきだと重ねて主張しているのです。したがって「わたしなら答えではなく効果と呼ぶね」ではなく、「わたしなら結果ではなく効果と呼ぶね」と訳すべきです。

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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下Amazon書評・レビュー:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 下より
4152098015

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