■スポンサードリンク


ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウの評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

広場恐怖症でアルコール依存症で覗き趣味の探偵??

デビュー作ながらNYタイムズのベストセラーリストで初登場1位を獲得し、連続29週ランクインしたという話題作。精神分析医でありながら、アルコール依存症で広場恐怖症のために家に閉じこもり、近所を覗くことと古いミステリー映画で自らを慰めているという、風変わりな女性が探偵役を勤める心理サスペンス作品である。
38歳でハーレムの高級住宅街のタウンハウスに一人で暮らすアナは、広場恐怖症のために外出できず、ワインと古いノワール映画を友だちに引き籠もり生活を送っていた。ある日、いつも通りに近所を覗いていて女性が刺し殺されるのを目撃する。ところが、被害妄想的なところがあるアナの証言は周囲に信じてもらえず、自分自身でも妄想ではないかと不安になっていた。しかし、身の回りでは奇妙なことが続発し、アナは一人で事件の真相解明に立ち向かうことになる・・・。
「ガール・オン・ザ・トレイン」や「ゴーン・ガール」などを引き合いにした評価が多く見られるように、「信頼できない(女性が)主人公」というジャンルのミステリーである。それにしても、物語の途中での主人公の壊れ具合がひど過ぎて「どこまでが現実、どこまでが妄想」かの境界が不明になり、心理的なサスペンスを味わう以前に疑問点ばかりが気になってストーリーに没頭できなかった。2019年公開予定で映画制作が進んでいるとのことで、映画化されればもうちょっと整理されて分かりやすくなるのではないだろうか。
女性が主人公の心理ミステリーがお好きな方にはオススメ。また、1940年代から50年代のフィルム・ノワール愛好家には魅力的なマニアックな作品と言える。

iisan
927253Y1

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!