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霧 ウラル
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霧 ウラルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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ワクワクする展開がいいですね | ||||
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期待通り | ||||
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感情表現が豊かなので、共感出来ます。 | ||||
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安定した面白さ。 | ||||
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バリューブックスは丁寧にお礼の短冊まで入っており、うれしい限りです。購入してよかったです。 | ||||
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北海道を舞台に繰り広げられる、男と女の物語。桜木ワールド外れなしです。 | ||||
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釧路が舞台のこの小説は、桜木さんの真骨頂です。3日で読んでしまいました。 | ||||
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珠生の立場と相羽の立場。人それぞれの生き方の違いであったり、いろんな愛の形。姉妹や親との関係。血縁は無くても、より深い関係。様々な縁によって人や思想が交錯し絡み合う。 海だけではなく男と女の間にも、目には見えない境界線がある。それを理解し、自分の立場も受け入れた上で、珠生は「相羽珠生」として生きていく。 結末には後ろ髪を引かれる思いもあったけれど、読み終えて時間が経つ毎に、この物語は「霧ウラル」という名に相応しく、正解・不正解もない、この終わり方でも良いのだと思った。 私感はいろいろあるけれど、長文になってしまうので割愛。 世界観に自分が溶け込んでしまうぼど桜木さんの筆力が素晴らしい! | ||||
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昭和35年の根室はまだまだ北方領土からの引揚者も多く、自国の海だった漁場を ソ連が支配するようになったからと言って、そこで漁ができないことに納得できる はずもない。 拿捕や銃撃など漁場を巡るソ連とのいざこざは、絶えることがなかった。 そんな根室で、親に反抗し自ら進んで芸者になった珠生。 水産会社や運送会社など表社会で羽振りのよい客もいれば、裏社会の顔役もいる。 三浦は表の顔は水産会社の社長だが、裏では危ない橋を渡ってもいるらしい。 秘書兼運転手の相羽は、国後から引き揚げてきて三浦に拾われ、汚れ仕事もして いるようだ。 珠生は相羽に、惚れた。 ソ連の警備船のルートや手の回らないところ、情報を集めては拿捕されないところで 漁をする。 漁をするところを知らせて、警備範囲から外させる。 ハードボイルド系の作者ならそんな男の世界に重点を置いて描くところだが、本作は 陸で待つ女の世界を描き出す。 男が何をしているのか、事務所の無線のやり取りくらいからしか知らなかった女が、 世間話をする友人もおらず噂の一つも聞こえてこないなかで、次第に男の世界に足を 踏み入れてゆく。 その徹底した女の視線が、いかにも著者らしい。 諸所に洒落たセリフがあるし伏線も敷かれているのだが、なぜだかきれいに通り過ぎて しまう。 せっかくの仕掛けが目に留まりにくいのは、珠生の心象描写があまりに巧みなせいだろうか。 ちょっと、勿体ない気がした。 | ||||
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「宋家の三姉妹」のような物語が依頼だったとも聞くが、北海道の根室という自然の厳しい土地、そして昭和三十年代という難しい政治状況、国境を接する地に花咲いた姉妹を生き生きとえがいた。本来だったら大長編にでもなりそうだが、そこは著者の歯切れの良さが見事に出ていて読むものを納得させるし、さらに書かれていない部分も十分想像させるところも読みどころ充分。著者の従来の短編、連作短編とでもいうのか、とても好きである。人間そのものが土地というものと一体で描かれる、ありそうでなかったものと喜んでいたので、次回はそれも読みたい。 | ||||
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昭和30年代~40年代初頭の北方領土問題で揺れる根室が舞台。北方領土問題を利用する政治と地元のやくざの世界が描かれています。 地元の名士の家に生まれた三姉妹の次女で、やくさの姐さんになる女性が主人公です。 夫のせいで、苦労や苦難が襲ってくるのですが、そこをなんとか踏ん張ろうとする女心がいじらしい。 政治ややくざの複雑な世界や、地域のもつ空気感が「紫乃節」で描かれています。 テーマが重いので、気合いを入れて読んでほしい一冊です。 | ||||
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