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凶犬の眼
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凶犬の眼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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只今2作目が公開中の「孤狼の血2」。本作の映画化と思いきや映画オリジナル。何でも映画1作目で原作と異なるエンディングにしたため、原作2作目である本作をベースにするには無理があったという。 映画化に当たっては本作「凶犬の眼」にインスパイアされたのか。映画で松坂桃李さん演じる日岡と敵対する鈴木亮平さん演じる最低最悪のヤクザは“凶犬”ならぬ“狂犬”、“眼”は言わずもがなで彼の特異な攻撃は“目”を狙ったもの。とはいえオリジナルでそこまで残酷にする必然性が見当たない。 ともあれ、本作に直接繋げられないためのワンクッションとして映画を撮ったなら、本作の映画化も視野に入れている筈。早くもそのキャスティングが気になるところ。国光は誰が演じるのか? あらすじを読んでガミさんくらいの年齢かと思い、役所広司さんに匹敵するような役者を考えていたが、35歳とのこと。日岡と大して違わない。そうなると松坂さんよりちょっと年上で彼よりも存在感を示すことができる俳優は誰か。 本シリーズにヤクザ役で既に出ている役者を除いて(これでかなり候補者が減った)真っ先に浮かんだのは長谷川博己さん。国光としては線が細い気がするも敢えてチャレンジして欲しい。あとは設定年齢より上がるが「初恋」の権藤役が印象的だった内野聖陽さん。 眼力がある俳優ということでは、やはり若干年上だが「相棒」の冠城役が定着している反町隆史さんと若干若いが家庭持ちで落ち着きがある柳楽優弥さん。 いずれにせよ日岡は主人公でありながら、より大きな存在があってこそその光で耀く恒星に対する惑星のような存在だ。従って主演の松坂さんもそのような役回りになってしまう。 今回の映画も“日岡の負け戦”を描いたとのことだが、いみじくも松坂さん自身“(日岡は)狼(=大上)に育てられた犬”と言っている。 少なくとも三部作中日岡が決して大上を越えられないように、このシリーズ中松坂さんは役所さんを越えられないだろう。勿論松坂さんは非凡な俳優であり、役所さんくらいの年代になった時どのような俳優になっているかとても楽しみだ。 尚個人的には“祥子”役は「モネ」の清原果耶さんに演じて欲しい。 映画の話ばかりになってしまったが、本作について少々。作品の世界に引き込まれて一気に読んだが常に違和感を拭い去ることはできなかった。それは国光(及びその兄弟分達)を美化し過ぎている点。いくら何でも警察の日岡が兄弟の盃を交わすのはやり過ぎ。最後の一線は越えられないということで断っても良かったように思う。いわゆる教育的配慮で星3つ。 とはいえ作者は国光に対し“任侠”や“仁侠”という言葉は使っていない。これぞ作者の本懐か。 | ||||
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単行本では、国光から五分の兄弟を持ちかけられた際の葛藤が上手く表現されていましたが、文庫では省略されています。読むなら単行本を薦めます。 | ||||
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「最後の証人」から柚木氏のファン。いくつかの著書を経て「孤狼の血」を読んだときの、衝撃と余韻は大きかった。そして続編「凶犬の眼」。僻地に送られた日岡と思いを共にする狙いなのか、読者にも忍耐が必要になる。全編を通じて、地味で難解な印象だ。 登場人物にも、あまり思い入れができず、今更ながら大上さんの大きさに気付かされる。魅力的な人物は、読者を深いところまで連れていってくれるものだか、それに匹敵する人が、正直見当たらない。 抗争の組織図も込み入ってきて、日岡が読んでいる雑誌の記事でそれを説明しているのだか、あまり成功しているとは言えない。深読みしたり、煩雑になり軽く混乱を起こす。 ここまできたら、次の「暴虎の牙」を読むしかない。日岡が大化けするのを、ガミさんファンとしては見届けなくてはならないと思う。そのための伏線としての章ととらえれば、忍耐も報われる。 もしかしたら、これも作者の狙いかもしれない。 それにしても、疑問なのは日岡の年齢だ。前作で25歳だったのだから、中津郷に赴任していたときは、27歳ではないかと思うのだか、17歳の祥子と一回り違うような描写がある。勘違いだろうか。 | ||||
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普通の警察ヤクザドラマな感じになってます。 あくまで孤狼の血と比べるとですが。 もしかしたら孤狼の血は最初Audibleで聴いたからナレーターの力で底上げされたのかも。 凶犬の眼は書籍でしたから。。。 | ||||
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前作に引き続き、一気読みさせる力がある作品です。ただ、暴力団に関する予備知識が乏しい当レピユー子としては、巻頭の「相関図」をもう少し詳しくして欲しいと感じました。また、今回の主人公日岡に想いを寄せる高校生(祥子)がストーリーに絡みますが、彼女に関するオチが読めてしまいます。さらに、意外性のあるエピローグが用意されていますが、当レビュー子は、驚きつつも「え、なんでそうするの?」という感想を持ちました。賛否があるだろうと思います。とはいえ、オッさんの娯楽としての読書に耐えうる、貴重なエンターテイメントだと思います。 | ||||
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「孤狼の血」の続編。警察とヤクザ、正義と仁義の物語。 前作では、なんと言ってもガミさんの強烈なキャラクターで読ませたけど、本作はその後継者、日岡秀一がなぁ。 まだまだ若いって言うか、覚悟が定まっていないというか、等身大って言えばそうなのだけど役不足感が否めない。ヤクザの国光寛郎は格好良いので、そちらの魅力で読ませようとしてるのだとは思うが、これまたヤクザ過ぎてガミさん程の清濁併せ呑む様でなし。物語も単調で。。。 前作が結構良かっただけに、ちょっと残念な出来でした。 | ||||
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『孤狼の血』に続くシリーズ二作目。組の抗争の間で、やくざと警官のきづなで紛争を治める、現実的なのかどうか、でも楽しく読了。一作目が強烈であり期待していただけあって、本作のストーリーに意外性がなく、ちょっぴり残念。 | ||||
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警察小説の傑作「狐狼の血」の続編です。多くの方が書かれているように、「狐狼の血」を読んでから、本作を読むことをお勧めします。人間関係だけでなく、小説の持つ世界観も重要な要素になります。 男気溢れるヤクザと、大きく成長した広島県警の日岡巡査部との決して善悪では測り切れない心の交流が、読みどころの一つかなと思います。ただ、前作と比べ熱量は弱めで、ラストの衝撃も前作超えとはならなかったように思います。 | ||||
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前作のインパクトが強烈だったので、どうしても比較してしまい内容を軽く感じてしまう。 日岡では、ガミさんの代わりは役不足だ。 初回作に勝るものはないのか・・・ | ||||
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まず虎狼の血を読むのが必須です。 で、前作ほどの衝撃がないかな。 基本的にヤクザの世界が面白くなければ評価は低いでしょう。 時間の流れから、次に期待したいです。 | ||||
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前作を読んだので、サラッと読めました。 が、やはりガミさんの様な強烈キャラが居なかったのが痛いですね。 あらすじもまぁ、予想がつく展開。 悪くはないが凄く良かった訳でもないので、星3つとさせて頂きました。 三部作目も連載中なので、自作にも期待です。 | ||||
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ちょうど「孤狼の血」を読み終えて、次何を読もうかと思ってたところに、続編が出てると知って早速購入。時間を空けずに読み始められたので良かったです。 ただ、前作以上にセリフが読みづらい…田舎の言葉も入ってきてるし、何よりも農家の屋号と個人の名前が違うのが一番ややこしい… 「ムラカミ」っていう屋号の畑中さんって誰が誰か混乱する… | ||||
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