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朱鳥の陵



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【この小説が収録されている参考書籍】
朱鳥の陵
朱鳥の陵 (集英社文庫)

朱鳥の陵の評価: 4.50/5点 レビュー 20件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

持統天皇の評価

正直、持統天皇悪人説はもう飽きた。揃いも揃って、歴史学者から小説家まで、持統天皇下げがひどいな。
この小説の持統天皇はまるで悪魔だ。
まあ、ほぼ同時代に生きた唐の武則天をイメージしているのかも知れんが、武則天も最近は評価されてる。

それにだ。あの時代の人たちを、今の一夫一婦制の男女関係で捉えちゃだめだと思う。現代の男女の恋愛・
愛憎劇は一夫一婦制が多大に影響したものだが、それはあの時代の男女関係に当てはまるのかな?
親子関係も現代の核家族家庭の常識が当てはまるのかな?

日本書紀は”意図”を持って歴史を改ざんした箇所があるのは事実。だが、裏読みにも度が過ぎるとね。
オレは明日香に行ってみた。天武・持統天皇合葬陵も見た。藤原宮跡から天香具山も見た。
自分が殺した夫と同じ墓にはいるかねえ。「春過ぎて・・・」もそのままの内容でしょう。
万葉集の頃は率直な表現の歌が多いからね。この歌は短歌の名作とは思わないけども・・・。
持統天皇は民の負担軽減のために薄葬令を出して、自らの墳墓を作らずに天武の陵に入った。
火葬は仏教の信心が篤かった事もあるけど、一人分の石室しかない天武の陵に入るには、火葬しか
ないという面もある。天皇として始めて火葬になるという所に強い意志を感じる反面、そこまでして
天武の陵に入ろうという点はいじらしくもあるではないか。
朱鳥の陵 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:朱鳥の陵 (集英社文庫)より
4087452735

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