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朱鳥の陵
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朱鳥の陵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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正直、持統天皇悪人説はもう飽きた。揃いも揃って、歴史学者から小説家まで、持統天皇下げがひどいな。 この小説の持統天皇はまるで悪魔だ。 まあ、ほぼ同時代に生きた唐の武則天をイメージしているのかも知れんが、武則天も最近は評価されてる。 それにだ。あの時代の人たちを、今の一夫一婦制の男女関係で捉えちゃだめだと思う。現代の男女の恋愛・ 愛憎劇は一夫一婦制が多大に影響したものだが、それはあの時代の男女関係に当てはまるのかな? 親子関係も現代の核家族家庭の常識が当てはまるのかな? 日本書紀は”意図”を持って歴史を改ざんした箇所があるのは事実。だが、裏読みにも度が過ぎるとね。 オレは明日香に行ってみた。天武・持統天皇合葬陵も見た。藤原宮跡から天香具山も見た。 自分が殺した夫と同じ墓にはいるかねえ。「春過ぎて・・・」もそのままの内容でしょう。 万葉集の頃は率直な表現の歌が多いからね。この歌は短歌の名作とは思わないけども・・・。 持統天皇は民の負担軽減のために薄葬令を出して、自らの墳墓を作らずに天武の陵に入った。 火葬は仏教の信心が篤かった事もあるけど、一人分の石室しかない天武の陵に入るには、火葬しか ないという面もある。天皇として始めて火葬になるという所に強い意志を感じる反面、そこまでして 天武の陵に入ろうという点はいじらしくもあるではないか。 | ||||
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