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曼荼羅道
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曼荼羅道の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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今の生活からは考えられない 日本の歴史を見ることが出来たと思います。 | ||||
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時空のゆがみに自らも入ってしまったように、 恐怖と、山の中の匂いと、焦燥感とを感じながら 一気に読んだ。 | ||||
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伝奇物ではありますが、オーソドックスな「狗神」や「死国」などとは明らかに一線を画するように思います。例によって愛憎劇とエロスで濃厚に味付けされてはいますが。 「桜雨」と同様に、太平洋戦争を間にはさんでいます。しかし「桜雨」とは比べ物にならないほど、本作品では戦争が重要なモチーフになっています。ある意味、反戦小説かもしれません。 太平洋戦争前、戦時中、戦後、現在、そして終末戦争後と思われる未来世界を、主人公たちがめまぐるしく行き来します。伝奇小説的には「神隠し」ですが、その実、坂東作品としては掟破りのタイムスリップです。曼荼羅道=タイムトンネルということでしょうか。あまりに多重的に錯綜させてしまった世界を、いったいどうやって収束させるのかという不安と焦燥に駆られながら、読者は最後まで読み進むことになります。 最終兵器使用後の廃墟に、異形の人間や動植物が蔓延る世界の描写には、坂東さんの新境地を感じました。J.G.バラードの破滅ものを髣髴とさせます。 坂東作品では、「女とはこういうもの、男とはこういうもの」という決め付けが随所で見られ、わたし的には違和感で一杯ですが、読んでいる間は重厚な筆致に圧倒され続けています。いつも読み終えて、「しまった。ごまかされた」と地団駄踏んでいます。 | ||||
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戦後生まれにとっては歴史上のことでも、戦争を経験したものにとって、その時の傷は今も生々しい記憶として残っている。日常では考えられないような言動が人の本性なのか。 過去に行ってきた人の行為と、現代の好き勝手に生きる我々の暮らしをベースに、人として生きることとはどういうことなのかを問いながら、このままだとどうなるのか、警鐘を鳴らしている。 想像できない物語の展開で、途中で本を置けなくなってしまう。そして、読み終わったとき、著者が問い掛けてくるテーマと向き合い、自分自身ならどうなのか、真剣に考えなくてはならなかった。 | ||||
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