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BUTTER



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【この小説が収録されている参考書籍】
BUTTER
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)

BUTTERの評価: 3.32/5点 レビュー 177件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 21~40 2/5ページ
No.72:
(4pt)

爽やか

すがすがしい読後感の人間ドラマ。冗長に感じる部分もあったが、食べ物や料理の描写がよかった。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.71:
(4pt)

表現力が素晴らしい

何かを表す 伝える ということに長けている。
読んだ文字がちゃんと頭の中で絵になる。
一本の映画を観ているような感覚になった。
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4101202435
No.70:
(4pt)

バターが食べたくなります

脂質に糖質、あれこれ気にしてたはずなのに
この小説を読んでどうしても少し塩味のきいたエシレのバターが食べたくなります。

とはいえ、美味しいグルメ系小説では決してありません。
なんと書いたらいいか、極論「人」に関する小説だなと思いましたし、登場人物に会ったことがないのに、周りにいる誰かに近しい気がして、不思議な気分になります。

まずはマーガリンではなく、バターを選ぶところからです。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.69:
(5pt)

怖いっす

グイグイ読めるというより、取り込まれる感じ。
素晴らしい小説であり、良い意味で問題作!
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4101202435
No.68:
(5pt)

柚木麻子さんの代表作!

「BUTTER」(柚木麻子著:新潮文庫)

現実に起こった事件に題材を取り、数奇なる女性の奥深い闇を鮮やかに描き出した傑作。
何処にでもいそうなおばさん・カジマナの恐ろしき半生記。
一見平凡な女は、何故男も食材も料理してしまったのか。

☆ ☆ ☆ ☆

下世話な表現で恐縮なのだが、下手な〈婚活本〉を読むよりは、この小説を読む方が、よっぽど女子力、否、男性を魅了する魔性の力を身に付ける事が出来るのではないか?

梶井真奈子の欲望を達成する為のレシピにより、男共は、次々と絡みとられ、誑かされ、振り回されて、まるでヤシの木の周りをグルグル回り続ける虎達の様にトロけさせられるのである。

鳥肌ものの指南書として読むのも一興。
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4101202435
No.67:
(5pt)

帯の宣伝通り

帯に書いてある『読み進むほどに濃厚な味が広がる』一冊。
前半は主人公と容疑者のやりとりが主に書かれていて、休み休み読んでいました。容疑者の聴き取りを仕上げて犯行を明らかにするのかと安易にとらえていました。けれど、途中、主人公の親友の奇行がはじまったあたりから、グッと内容の厚みが増しました。犯行告白が主の単純な作りではなく、複数の複雑な人間心理と成長が丁寧に表現された濃厚な一冊で、後半はイッキ読みしました。登場人物それぞれの抱える問題をときほぐし前進させるきっかけが、結果的に容疑者の言動であったような、不思議な感覚があとを引きました。

とても良い作品だと思います。
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4101202435
No.66:
(5pt)

実話が元になっているから面白い

普段本を読まない人にも読みやすい文章。
そして実際に起きた事件が題材になっているので想像しやすくリアルなストーリーでとても面白かった。
エシレに行っておいしいバターを買いたくなった。
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4101202435
No.65:
(5pt)

バター!

誰もが知る事件をイメージする序章から始まりますが、バターと熱を軸に展開してゆくストーリーに惹き込まれ、一気に読みこんでしまいました。『自分を粗末にすることは、誰かに怒りをぶつけていることだと思う』という言葉が、印象深い。
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4101202435
No.64:
(5pt)

ドロドロだけど、爽やか

現実の犯罪をベースにした小説。女性であること、女性としてどう生きるかが主題で、私の気分にぴったりだった。最後まで楽しく読めた。おすすめです。
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4101202435
No.63:
(5pt)

面白かった

柚木さんの本は初めて読みましたが、とても面白かったです。結構な長編ですが、続きが気になってすぐに読み切ってしまいました。女性であることについて、いろんな角度から考えさせられる物語でした。
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4101202435
No.62:
(5pt)

寛大さ

カジマナの体型についての考え方は、体型に悩みを持つ私を救ってくれた。
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4101202435
No.61:
(5pt)

ブラックな方の読み物

柚木さんの小説は、ランチのアッコちゃんのようなホワイトで元気がもらえるストーリーと、ナイルパーチの女子会のようなブラックな心をぞわぞわさせるストーリーがあります。どちらなのか知らずに読みましたが、ストーリーはブラックなのですが、食べ物に関する描写はアッコちゃんのような感じで、自分も作ってみたい、食べてみたい!と思ってしまう文章でした。ちびくろさんぼも、小説の元になった事件もすぐピンと来る世代の女です。現代の女性について、深く考えたり共感できたりする物語を書くのが上手い作者だなぁと思います。
男性はこの小説を読んでどんな風に思うのか知りたい。
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No.60:
(5pt)

バターでお料理をしたくなる

有名な殺人事件をもとに書かれているようだが、私はこの事件については犯人の顔以外は殆ど知らない。なので、本当の犯人がバターや、乳製品を愛しているかどうかも知らない。私は乳製品が苦手な部類だが、書かれている料理を想像したらいてもたってもいられなくなり、これを読んでいる最中に思い立って3品ほどバターを使った料理を作ってしまった。しばらくバター料理が続きそう...。乳製品好きな人、太りたくない人は読まない方がいいかもしれない。
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4101202435
No.59:
(4pt)

料理が全ての鍵

ジャケ買いをしたのですが、表紙のイメージと違って陰湿でドロドロとした展開だったので怯みました。個人的な感想ですが、ここに描かれている性的な表現は苦手でした。

中盤からは主人公が殺人の容疑者と対等に渡り合うようになり、サスペンス調で面白かったです。

全編料理が出てきます。とくに最後の料理は美味しそうで、香ばしいバターの香りが感じられる程です。

全般的に男性嫌いな雰囲気というか、シスターフッドな雰囲気があるのですが、私は割と好きでした。男性の登場人物は好感が持てないタイプが多く、特に主人公の恋人は薄っぺらでどうでもよい人物でした。女性の自立や友情が重視されていたと思います。

最後は爽やかな展開です。
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No.58:
(4pt)

もやっとしたあの出来事、一つの答えをだした作品

面白かった。少しテーマがぼやけているような気もするけど。最後七面鳥のくだりでまとまった感がある。玲子さんと元彼の話は必要だったか?

求めているのはパートナーではなくエンターティナー。
何故自分で足りないものを補おうとしないのか。
何故、冷たい惣菜か誰かが作った豪華な手料理の二択なのか。
手作りの味と愛情の味は同じではない。

モデルになったあの事件が残したもやもや感を、考えに考え抜いて答えをだしたという印象。小説というよりはルポルタージュのような感覚。
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4101202435
No.57:
(4pt)

木嶋佳苗。モンスターの素顔を描きっに秀作。

木嶋佳苗の事件には当時から関心があった。
主人公の記者・町田理佳が彼女にのめり込み、彼女と格闘するうちに、
「適量を知る」・・・例えば自分の胃袋を満たす適量。
…………………………生きていく上で今の彼氏は本当に分かり合えているか?
…………………………仕事への時間の使い方。
様々な刺激をカジマナから受ける。
殺人犯に生き方を変えられる(?)
悔しいけれどカジマナには実際そんなパワーがある。
それって、凄いことだと思う。
料理の記述が圧巻。
私もバターかけご飯を子供の頃普通に食べて育ったのです。
大人になってからはほとんどやらない。
トーストにもハーフカロリーのマーガリンを塗っている。
カジマナの言う、
「私は本物の分かる人としかお付き合いしません」
・・・・からすると全く本物思考ではない人生を送っているせいで、
太り過ぎとも生活習慣病とも無縁だけど無味乾燥な人生なのかも知れないが、
お陰で殺人犯にはならない。
主人公がバターひとつまるまるパック食べてしまう食生活を送って都合9キロ太る体型変貌。
私には真似出来ないけれど、町田理佳と親友の人生を見直すキッカケになり事実、
生活形態が大きく変わる。

名物編集委員の篠井さんがとても素敵です。
親友の怜子の犬のメラニーの使い方。
篠井さんがマンションの利用法など、流石と思いました。

七面鳥の丸焼き(解凍だけで3日かかる)を食べたい・・・
そう思うほど美味しい小説でした。
それにしてもカジマナのキツーい一発には恐れ入った。
木嶋佳苗は死刑にならないだろう。
(証拠が多分少ないから・・・)しかし獄中で一生を終えることは確かだろう。
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4101202435
No.56:
(5pt)

読後感に欲望のままバターを食べた満足感と罪悪感を感じる作品

レビューが割れる。それがこの作品の良さである。きれいには結末が描かれていない点が、バターに対する評価と似ている。バターを食べることは、善なのか悪なのか。それは本人が決めることである。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.55:
(5pt)

面白かった。

内容が良かったのはもちろん、猛烈にバターを食べたくなりました。
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4101202435
No.54:
(4pt)

木嶋佳苗は実に興味深い。

長らく待って図書館から借りたときには、どんな話かすっかり忘れてたので、うっかり木嶋佳苗ベースの話で棚ぼただった。本人の獄中ブログで、著者に対する罵りがあったのも、なんかもうご愛嬌って感じ。

中盤まで主人公の記者の私生活を絡めて面白くて止まらかったけど、七面鳥料理のくだりから最後これでまとめよう感が如実で、少しだれてしまった。

わたしは友達の玲子みたいな女は好かんな…

p.108 自家受粉して咲き乱れる植物のように、実は誰よりも異性を必要としていないのは、彼女自身ではないのだろうか。

p.22 ただでさえ成熟よりも処女性が尊ばれる国だ。女は痩せていなければお話にならない、と物心ついた時から誰もが社会にすり込まれている。ダイエットをせず太ったままで生きていく、という選択は女性にとって相当な覚悟を必要とするだろう。それは何かをあきらめ、同時に何かを身につけることを要求される。

p.399 法廷の中で、巨大なババロアのように見えた。突き刺さるたくさんの視線を跳ね返すどころか、ずぶずぶと己に沈めて、それでもかろうじて形を保っているような、強靭な軟弱さだった。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435
No.53:
(4pt)

事件のことをあまり知らずに読んだ人です。

主人公が、アクリル板越しに、彼女に取り込まれるように、立場を忘れてのめり込んでいく様子が
手に取るようによくわかった。カジマナの犯罪について冒頭で詳しく理解できていなかったので、
「何この人?」と、最初は彼女に惹かれそうになっていた。
見た目もそうであるし、まず刑務所に入っている立場であるにもかかわらず
自信を失わずに毅然とし、太ることも恐れていない女性なんて。
そんな人がいたら、好奇だけでなく、どこかで自分を重ねて羨望の眼差しを向けることもあるかもしれない。
土台になった事件はありつつ、カジマナのキャラクターが強い。ありありと目に浮かぶし、
ただの変人ではなく身近にこういう人もいたかもしれない、と思わせられるリアルさもある。
柚木さんの描く、(悪役含む)個性的な女性が読んでいて面白いので、好き。
とにかく長編で、途中離脱しそうにもなったが、玲子の存在が途中からホラーに変わったところで
新しい展開としてヒヤヒヤしながら、楽しく読めた。
ラストはちょっと綺麗すぎたかな。。
BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)Amazon書評・レビュー:BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)より
4101202435

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