■スポンサードリンク
BUTTER
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
BUTTERの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.32pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文庫本は丁寧に扱って欲しい。わざわざ新品にしたのに。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結局、ゴシップ記者がどうなるのかという話でした。 いろんな料理の解説もあって、いかにも記者っぽく書いてありますが、私にとってはクドいし、どーでもいいので、ほぼ飛ばして読みました。 これがなければ、もっと簡潔に終わってます。 結局、なんなのかよくわかりません。 バターは美味しそうでしたが、ゴシップ追いかける記者って、やっぱり感覚がおかしいと思いました。 読んでよかったとは思いません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公と容疑者のやりとりが新しいタッチで描かれており前半は引き込まれました。バターを猛烈に食べたくなる描写も見事! ただ後半、親友の意味不明な行動から物語が破綻気味になり徐々に本を読むスピードが落ちてしまった。容疑者の殺人動機も分らぬまま終わり。。。消化不良な感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実話の殺人事件を参考に描かれた小説。 これを読んでバターを買いに走らない人がいるだろうか?と思ってしまうほど 食べ物の表現だけはとっても上手。 まぁまぁ面白かったけど、2度3度と読み返したくなるような本ではなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女性のための小説だと思います。それもかなり限定的な。 私自身、今の時代にそぐわない亭主関白を地でゆく父親のせいで、子供の頃から辛い思いをしながら家庭を明るくするために、明るく振る舞っていました。里佳の語りの部分はとりとめのない、正解のない、思考するだけでどっと疲れるようなものですが、自分自身がその最中にいるので、読んでいて疲れは感じませんでした。ネットで検索しても自分のような体験をした女性を見つけられず、こういうのは自分の家だけのものだと思ったのですが、この本を読んで、仲間を見つけたような気持ちになりました。里佳や伶子、北村に特に感情移入しました。まるで自分が別人格を持って3人に分かれたようでした。 ですが、読んでいる最中に「この風呂敷をどう畳むのか?」という不安感がありました。終盤に差し掛かったときに、正解のない思考がどんどん潰されていくことには、少しがっかりしました。全てが自分の考え方である程度はうまくいくって、何も知らない友人に諭されたかのような気持ちになりました。 怪作ではあるのですが、さまざまな問題を詰め込みすぎた感じは、否めないですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
好きな作家なので読みましたが、ストーリーはあまり良く無かったです。 女性の心理状態を描写する内容は分かりやすいが、話の流れが無理矢理感があり、主人公の置かれている立場が特殊過ぎて、共感出来ませんでした。 料理の描写が細かく読むのが大変で、タイトルのbutterじゃ無いけど、胃もたれ感が残りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
某事件で有名になったあの方の話だと期待しすぎなければ面白いと思います。あくまで主人公は出版社で週刊誌の記者をしているキャリア志向の強い女性なので。でも女性ならこの小説に出てくる登場人物の抱える悩みや葛藤は経験している人も多いと思います。主人公の恋人や主人公の面倒を時々見てくれる男性の新聞記者なども出てきていまだにある男の役割女の役割というものにみんな黙ってはいるけども悩んでいます。そこからどう救われていくかは結局社会や会社が決めるのではなく自分次第なんだと言われた気がしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
届いた本が破れていました。ページの上半分が破られたようなページがあり、カスタマーサポートに連絡しましたが届いて1ヶ月以内でないと返品交換はできないとのことでした。非常に残念です。 作品はとても面白かったです。ぞっとするところもあり、楽しいところもあり…仕事の好きな女性の生き方が問われる本でした。読んで良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「平成の毒婦」と称された首都圏連続不審死事件の被疑者を題材にした小説。3人の男性を死に追いやった梶井真奈子の独白を記事にすべく、梶井の内面に迫るために言われるがままに食生活や性生活を変えてしまう主人公の里佳。里佳をなだめる役回りだった親友の伶子も梶井に感化され、被害者と居住まいをともにして事件の真相を迫ろうとする奇行に。柚木氏の過去の作品である『ナイルパーチの女子会』のようなドロドロの展開を予想しましたが、引き返せなくなる直前に二人は踏みとどまり、身近な人と取り結ぶ友情やさりげない日常に感謝を捧げる結末に。 梶井真奈子に男が手玉に取られた手口はほとんど触れられず。バターが料理に溶け込んでいく表現に胸焼けを覚えながらも、やや肩すかしを食らった感はあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バターとマーガリンと特に気にしたことなかったけど。 この本読んで、バターが食べたくなりました。 女の怖さを知らされる内容でした。 ちょっと長くて疲れました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実際にあった事件をベースにしているとのことで、期待したのは一見モテない女性がいかにして多くの男性を惹きつけ、貢がせ、なぜ殺人に至ったのか、そのあたりを事実を変えない範囲で捉え直したもの、だったのですが、その意味ではテーマが少し違うようでした。ここで描かれるのは、男性や世間からどう見えるかを軸にして生きている女性が、欲望に忠実に生きながら多くの男から求められた事実を突きつけられ、生き方を変えられていくさま、一方で女同士の友情なども描かれています。生き方の気づきなどが得られた箇所も多く、考えさせられる内容でした。ただ、自分にとっては思わぬ方向に行った感がら抜け出せず、それ以上は引き込まれなかったのですが、食べ物や人物の描写は念入りで、読んでいて様子が目に浮かぶようで読み応えのある一冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話題になってたので読んでみたけれど、 思ったよりなんの面白味もない小説でした。 出てくる登場人物に魅力的と思える人が一人もいなかった。 バター醤油ごはんは食べたくなったので、☆+1。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
好きな作者です。木嶋佳苗事件にも関心があったので、木嶋佳苗をテーマに作品を書くと知ったときは胸躍りました。 前半はとても良かったです。 主人公が梶井に接するうちに、被害者男性同様梶井に惹かれていく、擁護したくなってくる、崇拝の対象となる… ここまでの流れは完璧でした。ついつい夜更かしてしまうほど!表題にあるbutterも事件と絡み、また描写がとっても美味しそう! 主人公は目が覚めることが出来るのか?また、被害者同様取り込まれてしまうのか?あの女は悪女か、聖女か? そんなドキドキ感で夢中でページをめくりました。 しかし途中から親友伶子にスポットライトが当たったあたり(ちなみに、何故これほど伶子が出てくるか分かりませんでした…。テーマにも関係ないと思いますし、主人公への執着に恐怖を感じます。別軸の小説にしても良かったのでは…)、何故だか女の友情物語に脱線し、エッこれ、主人公の成長物語だったの?????という終わり方。 すごく惹き込まれただけに残念でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯罪者に教わったレシピから主人公もそのレシピを元にバターの奥深さを知ることとなるのですが、私もバターを買ってしまいました。読み終えるときっとバターを買いに行く事でしょう。笑 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一時話題になってたし、装丁に引かれてなんとなく読んでみました。 バターというタイトルではあったけど、本当にバターのことばっかり書いてあるんだなというのが、まず第一印象。 最初想像してたのとちょっと違って、なんだか出てくる登場人物が一人も魅力的じゃない。 リアルではあるので共感する部分もあったり、やたら美味しそうな食べ物描写に思わず明太子スパゲティを作って食べてしまったりもしましたが、読み進めるのが苦痛に感じてしまいました。 この作家さんは初めてだったのですが、ついつい大好きな角田光代さんと比べてしまい、少し表面的なのかなと。 バターの描写と人物描写に胸焼けを感じながらも、満たされないような感覚の不思議な小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
毒々しいまでの食べ物の表現で胸やけしました。 内容は充実していると思います。 ただ、「男尊女卑」とか「女性の生き方」「妊活問題」とか、今の世の中や男性に対する筆者の怒りがずっと付きまとうので、「ジェンダーめんどくせー」みたいな気分になりました。(自分は女ですが…) 「自分の思っていたことを代弁してくれている!」みたいに読める人にはハマる1作かと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
独身中高年の男性の死に関与が疑われる女。収監された彼女を取材する女性記者が主役の物語。取材を重ねるうちに、被疑者に人生をシンクロさせていく主人公と、親友、恋人らその周辺が描かれる。いわゆる後妻業の女に、凶悪犯とは違った角度でスポットをあてた作品だ。 被疑者のグルメ志向にあわせて、美食に拘り体重まで増加してしまうという主人公の有様に戸惑う人々。取材を受ける側とする側で、奇妙な主従関係に発展していく過程の濃密さに惹かれる。著者の他の作品とは違ってブンガクの味わいがあるね。 物語が枝葉末節に行き過ぎた感ありで、毒婦の内面を掘り下げた結末以降のくだりのは冗長かなとは思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に興味深い事件だったので、興味深く読んだが、曖昧でぼんやりとした読後感が残った。とくに際立つ可もなく不可もなし。力作だとは思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
柚木さんの著書は美味しそうな食べ物が登場するものが多く読むのが楽しいです。BUTTERは発売当初、テレビや雑誌など様々なコラムで取り上げられ、絶賛されていたように思います。実際にあった木嶋佳苗事件を題材にしたフィクションということで、ミステリー好きな私は興味を持って読みました。前半、主人公の里佳が容疑者の女に面会するたび翻弄され生活にまで影響を受けていく様は引き込まれました。が、後半になると話がたるんできたように思いました。容疑者や里佳、友人の生い立ちなどがくどくどと語られます。結局、事件の真相はうやむやのまま。あくまでもミステリーとして読んでいた私にはもやもや感が残りました。フィクションとして、作者なりの決着をつけてほしかったです。きちんとした結末を求める人には消化不良になるかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
柚木麻子ファンで、ほぼ文庫本すべてを制覇したものの、柚木先生のハードカバーの本はなかなか文庫本にならないのでたまたま本屋さんで見つけたこの本を購入しました。実は、読みはじめてから、似たような事件あったよな?と思い、調べてから始めて実際にあった事件がベースであることを知りました。 柚木麻子さんの本を読んでいていつも思うのは、「食べ物の描写が素晴らしく上手い」ということ。バターもちろん買いましたよ。笑 ただ、中身は読んでいて疲れました。 くどいです...食べ物の描写も細かく書いているのはいいですが、出てくる回数が今回多すぎました。 また、主人公がこの事件の確信に近づくまでの過程、親友とのやりとりなど、ここまで書く必要ある?と感じることもしばしば。 あと、会話文においてところどころ唐突に始まる部分も気になりました。 柚木麻子さんの本は大好きですが、今回は読むことが辛かったです。まだあるの?!という感覚が最後までぬぐいきれないままでした。 結局核心をつかないまま終わるお話なので、オチを求めるタイプの方にはすっきりはしない作品だと思います。 短編向きな作家さんだと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!