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カブールの園
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カブールの園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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移民大国アメリカでマイノリティーとして生きる日本人を描いた二作品。どちらも日本語と英語の相克と言うのが共通したテーマで、英語を話せない親と英語しか話せない娘が、三世代に渡って互いに距離を置いてしまう表題作では、使用言語がアイデンティティーを規定する事の苦しみを考えさせられた。そして、明らかな人種差別を受けていた自分を偽り、架空のボーイフレンドまで創作して優等生ぶりを母に語っていた小学生時代。それを仮想現実で追体験する事により精神治療を行う切なさが、深く心に染みた。嫌でもグローバル化が進むであろう日本でも、目を背けてはいられないテーマと真摯に向き合う作者の姿勢を髙く評価したい。より悲劇的でダイナミックな「半地下」も傑作。近未来の日本に十分起こり得るグローバルな問題を提起している。 | ||||
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思いのほか良かった。 二つある物語のうち最初の方が良かった。著者の今後の作品に期待したい。 | ||||
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「カブールの園」 母と子、人種、精神と肉体。さまざまなものが絡み合い、一つの物語を形成している。 この作家の作品はエンターテイメント系のものしか読んだことがなかったので、ひどく驚いた。 多面性を持った作家。 | ||||
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中編が2編。 英語と日本語の狭間で生きる主人公や、その周りにいる人々が淡々と描かれている。 日系三世の玲。 帰国子女のユウヤ。 それぞれの物語は、それぞれに精一杯、その場で生きていて、とても切なかった。 対象に対しての深い愛を感ずる。 | ||||
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ほぼ米国を舞台にした日本人の物語2篇。アメリカンドリームを掴める国というイメージがまだ残っている米国。ただし、そこに住む日本人は果たして夢を追えたのだろうか。米国での日本人が差別を受け、虐げられ、それでも日本人であることから逃げられなくて、どうにかなってしまう。「カブールの園」を読んだ時点では日系人の過酷さが伝わってきた。そして「半地下」を読んで、“過酷”という言葉で表現するのが失礼に思うくらい何とも言えない悲しさに襲われた。 | ||||
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