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死の鉄路
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死の鉄路の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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クロフツの専業作家になっての第一作目となるフレンチ警部ものの長編。 それまでの鉄道技師としての経験が最もストレートに出た鉄道補修工事をモチーフにしたアリバイ崩しものである。 本作はお得意のアリバイ崩しの過程と更に、クロフツの全著作で最も本格フーダニット路線にもなっており、クロフツ史上ナンバーワン間違いなしの意外な犯人の登場に拘った異色の傑作である。 まだ、叙述トリックが確立する以前の作品なので、今から見るとこの犯人の隠匿の技法はアンフェアなのだが、それも含めて一興の作品である。 | ||||
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面白かったです。年代順に長編作品を読んでいる所です。この作品はクロフツの仕事でもあったと言う鉄道での話しがメインになっていて、相変わらず良くプロットが作られていると思いました。 | ||||
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本職の鉄道技師を退職した直後に描かれた作品。 現役の鉄道技師だった時にはさすがに鉄道会社を舞台にした作品は描けなかっただろうし、クロフツからすれば描きたくても描けなかった作品だろう。 鉄道会社を退社して念願かない描けた作品だけに、鉄道工事現場の描写はかつて自分が働いていた場所だけに、臨場感あふれる描写には舌を巻いた。 クロフツの鉄道の知識がふんだんに盛り込まれたこだわりの作品である。 それだけに、読者に鉄道の知識がないとその臨場感を感じる事が出来ず、味気ない作品に見えてしまう可能性があるので読まれる方は注意が必要。 ラストにとんでもないどんでん返しがあるが、堅実な作風のクロフツらしからぬ面があり、賛否が分かれるだろう | ||||
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最後にギャフンといわせられるのは 間違いなくこの本のことでしょう。 まさか犯人が…ということは なかなか想像できないと思いますので。 ちなみにこの作品には ところどころに鉄道用語が出てきており それが物語をいっそう面白いものにしているのです。 フレンチ警部の執念の捜査ももちろん健在。 特にきわどい活動もしないので 盛り上がりには欠けますが 少しずつ犯人を追い詰めています。 しかしながら今回は手柄はフレンチ警部じゃないですけれども。 有名な作品では出てきませんが、 良作です。 | ||||
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二人の死。 これは事故 そして 自殺なのだろうか。 簡単に片付けられそうなこの二人の死を、フレンチ警部の頭脳が この裁定を覆します。 鉄道技師の仕事がこと細かに書き綴られ ひとつひとつ検証して アリバイを崩していく フレンチ警部の情熱は きっとクロフツ そのまま なんだろうなと感じました。 重厚な作品です。 | ||||
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クロフツが元々鉄道技師だったことはよく知られていますが、じつは小説家としてデビューしてからもかなり長い間、鉄道技師との二足のわらじを履いていたのだそうです。その彼がいよいよ小説専業になった時期に発表されたのがこの作品です。本作は彼の鉄道技師という職業に対する愛情が溢れたもので、鉄道技師たちの間で起きる事件を題材にしたものです。鉄道技師という職業についての様々な蘊蓄が本作を彩っています。 クロフツと言えばアリバイ・トリックと相場は決まっていますが、本作はアリバイ・トリックを用いながらも、意外な犯人という路線にもなっています。この犯人の正体の隠し方は、作者が読者に仕掛けるトリックという面もあり、堅実な作品が主流のクロフツ作品にしてはやや異色となっています。 | ||||
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