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(短編集)
教室の正義
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教室の正義の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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いやあ、なんて言ったらいいのか、のっけから、赤川さんは本気で怒っていますよ。 この作品集には「終夜運転」「紙の砦」「教室の正義」「大人の時間」「免罪符」の5篇が収録されている。それぞれが一話完結の短篇小説でありながら、〈闇からの声〉と作者が名づけている、広義の社会派的な題材の連作をなしているのが特徴だ。 今のままで本当にだいじょうぶなんだろうか? この国に未来があると言えるのか? 作者は怒りをたぎらせて、閉塞感のただよう日本社会の現状にたいして、そう問いかけているようだ。警鐘のメッセージが、作品の出来の良し悪しをこえて、ひしひしと胸に伝わってくるのを、私は感じました。 ほとんどの赤川作品の文庫本についている解説が、本書にないのはなぜだろう。米国のブッシュ政権にへつらう日本政府、マスメディアの報道の不公正と馴れあい、学校教育の現場の荒廃など、作者がさまざまな時事問題をとりあげて、確信犯的に地雷を踏みまくっているので、もしかすると、解説を引き受けてくれる人が見つからなかったのかもしれない。考え過ぎかしら? ディテールの粗さは気になりますが、テーマの目のつけどころは本質をぴたりと突いていると思う。 | ||||
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タイトルになっている作品を含め5つの短篇からなります。 他国の戦争を政治・企業利益のかけひきに使う政治家 教育現場まで力でねじ伏せようとする社会 大きな力に左右されて真実が報道できないマスコミ・・・ そういった今の日本の現状を風刺して書かれた作品ばかりです。 でも、読んでいるとなんとなく、現実になりそうな気がして というより、もう既に、こういう事が起こっている気がして、 かなり怖くなりますね。 | ||||
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