告白

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告白の評価:

4.48/5点 レビュー 176件。 D ランク

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平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全350件 281〜300 15/18ページ
No.70
(5pt)

だらだら。

小説のなかで、私にとってはどうでもいいことでだらだらぐるぐると考えをめぐらす主人公の熊太郎。自分だったらこうはしないのに!とか、熊太郎の馬鹿!とか思えるのは、それだけ熊太郎が小説の域をこえて、私にとって本当の人間として動き出した証拠のようにも思えます。ほか登場人物に関しても、怒りが込み上げすぎて、しばらく読みたくなくなっちゃったことも、この小説のすごいところなんだろうと思います。
最後のシーンは、もうやりばのない気持ちで、涙がだらだらと流れました。本当に良い小説。人間はたったひとりでも絶望出来ると思ったら、どうしようもなくなりました。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.69
(5pt)

だらだら。

小説のなかで、私にとってはどうでもいいことでだらだらぐるぐると考えをめぐらす主人公の熊太郎。自分だったらこうはしないのに!とか、熊太郎の馬鹿!とか思えるのは、それだけ熊太郎が小説の域をこえて、私にとって本当の人間として動き出した証拠のようにも思えます。ほか登場人物に関しても、怒りが込み上げすぎて、しばらく読みたくなくなっちゃったことも、この小説のすごいところなんだろうと思います。
最後のシーンは、もうやりばのない気持ちで、涙がだらだらと流れました。本当に良い小説。人間はたったひとりでも絶望出来ると思ったら、どうしようもなくなりました。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.68
(4pt)

饒舌の文学

文庫化を機会に読んでみましたが、こういう、とにかく饒舌に語る小説がまだ生き延びる余地があることに驚きです。どこまでも語ることの気持ちよさ。しかも、明治の主人公の語り(会話文)に現代の町田の語り(地の文)がかぶさっていて、二重に饒舌。しかも、それが河内弁と標準語にしっかりわけられているかというとそうでもなく、町田の語りが河内弁になったり、主人公が標準語使ったりする。

何語を使おうと語りつくせないものが残るというのがテーマであり、それが主人公の内面を形づくっているという意味で、伝統的な物語の形をとりながらも、正統的な近代文学でもあります。

圧倒的な量(文庫で800頁以上!)にもかかわらず、後半になると終わってほしくないと思う魅惑の小説です。徹夜してでも一気に読むべし!
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.67
(4pt)

饒舌の文学

文庫化を機会に読んでみましたが、こういう、とにかく饒舌に語る小説がまだ生き延びる余地があることに驚きです。どこまでも語ることの気持ちよさ。しかも、明治の主人公の語り(会話文)に現代の町田の語り(地の文)がかぶさっていて、二重に饒舌。しかも、それが河内弁と標準語にしっかりわけられているかというとそうでもなく、町田の語りが河内弁になったり、主人公が標準語使ったりする。

何語を使おうと語りつくせないものが残るというのがテーマであり、それが主人公の内面を形づくっているという意味で、伝統的な物語の形をとりながらも、正統的な近代文学でもあります。

圧倒的な量(文庫で800頁以上!)にもかかわらず、後半になると終わってほしくないと思う魅惑の小説です。徹夜してでも一気に読むべし!
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.66
(5pt)

弥五郎に救われる一冊

自分の中では10年に一度の傑作だと思った。

熊太郎が自分のようで、そして身近な誰かのようで、とにかく読むのが苦しかった。(文体は逆に楽しく、苦しみながらもふき出してしまう場面多。そこが妙でまた特別な印象を残しました。)

ところが弥五郎の登場が快挙で、彼の強さが小気味よく、全てがォく進んでも弥五郎がいるなら大丈夫、というちょっとした保険のような安心感で、物語も(悲惨ながらも)面白くなったと思う。なぜなら読者は彼が最後の討ち入りまでついてきてくれる事だけは知っているのだから。

大量殺人に一緒についてきてくれる同士がいる、というのはある意味ですごい。そんな友達を持っていた熊太郎は幸せだったと思う。

問題の討ち入りはまるで最後には忠臣蔵のようで、語弊はあるかもしれないけれど、「いよいよその時か」というような、いさぎよさ、すがすがしさ、静、というものを感じました。

これだけの長さがあったからこそ、そういう雰囲気が出せたのでは、と思います。

蛇足ですが、酒屋を襲うシーン、最後の討ち入りのシーンの躍動感、疎外感を獅子舞の被り物から見た世界とリンクさせる場面、葛城ドール、葛城モヘアというネーミングのセンス、。衝撃的でした。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.65
(5pt)

弥五郎に救われる一冊

自分の中では10年に一度の傑作だと思った。

熊太郎が自分のようで、そして身近な誰かのようで、とにかく読むのが苦しかった。(文体は逆に楽しく、苦しみながらもふき出してしまう場面多。そこが妙でまた特別な印象を残しました。)

ところが弥五郎の登場が快挙で、彼の強さが小気味よく、全てがォく進んでも弥五郎がいるなら大丈夫、というちょっとした保険のような安心感で、物語も(悲惨ながらも)面白くなったと思う。なぜなら読者は彼が最後の討ち入りまでついてきてくれる事だけは知っているのだから。

大量殺人に一緒についてきてくれる同士がいる、というのはある意味ですごい。そんな友達を持っていた熊太郎は幸せだったと思う。

問題の討ち入りはまるで最後には忠臣蔵のようで、語弊はあるかもしれないけれど、「いよいよその時か」というような、いさぎよさ、すがすがしさ、静、というものを感じました。

これだけの長さがあったからこそ、そういう雰囲気が出せたのでは、と思います。

蛇足ですが、酒屋を襲うシーン、最後の討ち入りのシーンの躍動感、疎外感を獅子舞の被り物から見た世界とリンクさせる場面、葛城ドール、葛城モヘアというネーミングのセンス、。衝撃的でした。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.64
(2pt)

この人に長編は合わない。

文章だけ見れば面白いです。しかしなんの偉い賞とったか知りませんが
この人は短編が本領の人だと考えます。
町田さんは若いころ落語やらに通いつめたおかげで特異な文体を身に着けた作家で
エッセイなどには無類の強さを持っています。
しかしこの人の思考回路は思ったことをそのまま書き散らしていくものらしく
じっくりとものを考えたりはしないようです。
その向きが今回の作品にあらわれたようで、この長編、退屈です。
「このつぎはどうなるんだろう」というワクワクを欠如しています。
作品の主題はとても明白なのですがこの主題だけを下手なテクノ音楽みたいに
延々とループされ、ああもういいよ、どうせ熊次郎がヘタレなんだろ、と投げ出したくなります。
この人はひとつのテーマで700P埋めるべき作家ではない、とひしひし感じます。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.63
(2pt)

この人に長編は合わない。

文章だけ見れば面白いです。しかしなんの偉い賞とったか知りませんが
この人は短編が本領の人だと考えます。
町田さんは若いころ落語やらに通いつめたおかげで特異な文体を身に着けた作家で
エッセイなどには無類の強さを持っています。
しかしこの人の思考回路は思ったことをそのまま書き散らしていくものらしく
じっくりとものを考えたりはしないようです。
その向きが今回の作品にあらわれたようで、この長編、退屈です。
「このつぎはどうなるんだろう」というワクワクを欠如しています。
作品の主題はとても明白なのですがこの主題だけを下手なテクノ音楽みたいに
延々とループされ、ああもういいよ、どうせ熊次郎がヘタレなんだろ、と投げ出したくなります。
この人はひとつのテーマで700P埋めるべき作家ではない、とひしひし感じます。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.62
(5pt)

内面と外面の乖離

頭の中に沸いてくる様々な角度からの思考・意見のなかで、どれが本心から言っている
ことなのかわからないと迷う人は主人公の熊太郎に深く共感できるはず。

ただし、バッドエンド。

「すんませんでした。全部嘘でした」
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.61
(5pt)

内面と外面の乖離

頭の中に沸いてくる様々な角度からの思考・意見のなかで、どれが本心から言っている
ことなのかわからないと迷う人は主人公の熊太郎に深く共感できるはず。

ただし、バッドエンド。

「すんませんでした。全部嘘でした」
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.60
(5pt)

小説は音楽だ

夏に大阪で河内音頭を踊ったヒトなら、この物語があたまに渦をまいているかもしれない。
河内音頭と作品はコラボレーションしている
踊っているとこんないみも不明な情景がリズムに乗って浮かんでくるのだわ♪
未体験の方は一度、河内音頭で昇華してから、告白を読むとよくわかるとおもうよ オススメ☆
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.59
(5pt)

小説は音楽だ

夏に大阪で河内音頭を踊ったヒトなら、この物語があたまに渦をまいているかもしれない。
河内音頭と作品はコラボレーションしている
踊っているとこんないみも不明な情景がリズムに乗って浮かんでくるのだわ♪
未体験の方は一度、河内音頭で昇華してから、告白を読むとよくわかるとおもうよ オススメ☆
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.58
(5pt)

町田最高傑作

彼の短編を読んで、面白いと思った人は読んでみると良いです。
(というか、絶対読め!)
町田節に笑わされ、時に泣かされる最高傑作だと思います。
話の流れはえらい遅いんですが、登場人物がどれもこれも個性的です。

彼の作品は、好き嫌いが激しく別れるようなので、いきなり長編で合わなかったらかなりの痛手かも。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.57
(5pt)

町田最高傑作

彼の短編を読んで、面白いと思った人は読んでみると良いです。
(というか、絶対読め!)
町田節に笑わされ、時に泣かされる最高傑作だと思います。
話の流れはえらい遅いんですが、登場人物がどれもこれも個性的です。

彼の作品は、好き嫌いが激しく別れるようなので、いきなり長編で合わなかったらかなりの痛手かも。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.56
(5pt)

町田康にとってのブレークスルー

これは現時点における町田康の最高傑作であると思う。(今後も活躍されることと思いますが)

小説家にとって、「長編」を執筆することはひとつの抗いがたい欲望である。得も言われぬ使命感に駆られて作家は書き始め、そのことが多かれ少なかれその作家に転機をもたらしうる。連載形式であろうと書き下ろしの形であろうと、それは大変な困難を伴う作業にちがいないが、その労力と引き換えに、作家は何かを手に入れるのではないか。 

「長い」と仰る方の気持ちも分からないではないが、これはそういう性格を帯びた小説なのである。それはある意味、作家の自己満足なのかもしれないが、私たちはひとりの作家がさらなる高みに向かって駆け出す瞬間に立ち会えるのである。そこに私は歓びを見出す。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.55
(5pt)

町田康にとってのブレークスルー

これは現時点における町田康の最高傑作であると思う。(今後も活躍されることと思いますが)

小説家にとって、「長編」を執筆することはひとつの抗いがたい欲望である。得も言われぬ使命感に駆られて作家は書き始め、そのことが多かれ少なかれその作家に転機をもたらしうる。連載形式であろうと書き下ろしの形であろうと、それは大変な困難を伴う作業にちがいないが、その労力と引き換えに、作家は何かを手に入れるのではないか。 

「長い」と仰る方の気持ちも分からないではないが、これはそういう性格を帯びた小説なのである。それはある意味、作家の自己満足なのかもしれないが、私たちはひとりの作家がさらなる高みに向かって駆け出す瞬間に立ち会えるのである。そこに私は歓びを見出す。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.54
(5pt)

いやいや、

タイトルが「告白」であり、それは一人の男の魂の叫びなのだ。
ああイッキによめて感動したな、
って感想なワケ無いでしょう。
読むの辞めたくなるほど辛いシーンもありますが、
それは小説として優れているからです。
そして間違いなく、読んでよかったと思える一冊です。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.53
(5pt)

いやいや、

タイトルが「告白」であり、それは一人の男の魂の叫びなのだ。
ああイッキによめて感動したな、
って感想なワケ無いでしょう。
読むの辞めたくなるほど辛いシーンもありますが、
それは小説として優れているからです。
そして間違いなく、読んでよかったと思える一冊です。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.52
(3pt)

オススメはしにくい作品

例えばあまり親しくない人に本を薦めるとして、これを推す事はまずないでしょう。

町田節とも言うべきこの倦怠感あふれる文章は

面白いのですが、一般受けするタイプではないように思えます。

展開も、非常に遅いです。前の方が書かれているように、

前置きはいつ終わるんだと辛抱強く読み進めていたら終わってしまった という感じ。

町田康が肌に合う人以外が読了しようと思ったら、相当な忍耐力が必要では?

私自身としては、この内容をここまでだらだら書ききってしまう町田康に好感を覚えます。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.51
(3pt)

オススメはしにくい作品

例えばあまり親しくない人に本を薦めるとして、これを推す事はまずないでしょう。

町田節とも言うべきこの倦怠感あふれる文章は

面白いのですが、一般受けするタイプではないように思えます。

展開も、非常に遅いです。前の方が書かれているように、

前置きはいつ終わるんだと辛抱強く読み進めていたら終わってしまった という感じ。

町田康が肌に合う人以外が読了しようと思ったら、相当な忍耐力が必要では?

私自身としては、この内容をここまでだらだら書ききってしまう町田康に好感を覚えます。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695