告白

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評判

告白の評価:

4.48/5点 レビュー 176件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全350件 121〜140 7/18ページ
No.230
(5pt)

日本版「罪と罰」か?

最近、町田康の小説をよく読んでいる。この「告白」は、単行本にして670ページに及ぶ大作で2004年から05年にかけて、読売新聞夕刊に連載していたそうで、文庫本も出ている。
 「河内十人斬り」という明治時代に実際にあった事件を元にした小説で、その主犯となった主人公の生涯が描かれている。とはいえ、犯罪小説の匂いはなく、河内弁の文章が生き物のように躍動して、私は、町田康の小説だからというだけで、何の予備知識もなく読み始めて、どんどん、引き込まれてしまった。最後が悲惨な事件で終わるという結果に唖然となった。
城戸熊太郎という主人公、幼少期から頭の中で思い描く思考と実際に口から出る言葉が一致しないという問題を抱えて生きている。まっとうな人間になれず、極道に身を落としていくのだが、決して悪人というのでもなく、なぜか、周りの状況が絡み合い、悪いほう悪い方へと落ちていく。
 仏教思想が底流にあるのが、町田康の小説の深さかもしれないが、この小説も、観音様が出てきたり、神様みたいなものが出てきたりする。
 日本版「罪と罰」のようなスケールの大きさ、人間というものの不思議さを感じる。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.229
(5pt)

日本版「罪と罰」か?

最近、町田康の小説をよく読んでいる。この「告白」は、単行本にして670ページに及ぶ大作で2004年から05年にかけて、読売新聞夕刊に連載していたそうで、文庫本も出ている。
 「河内十人斬り」という明治時代に実際にあった事件を元にした小説で、その主犯となった主人公の生涯が描かれている。とはいえ、犯罪小説の匂いはなく、河内弁の文章が生き物のように躍動して、私は、町田康の小説だからというだけで、何の予備知識もなく読み始めて、どんどん、引き込まれてしまった。最後が悲惨な事件で終わるという結果に唖然となった。
城戸熊太郎という主人公、幼少期から頭の中で思い描く思考と実際に口から出る言葉が一致しないという問題を抱えて生きている。まっとうな人間になれず、極道に身を落としていくのだが、決して悪人というのでもなく、なぜか、周りの状況が絡み合い、悪いほう悪い方へと落ちていく。
 仏教思想が底流にあるのが、町田康の小説の深さかもしれないが、この小説も、観音様が出てきたり、神様みたいなものが出てきたりする。
 日本版「罪と罰」のようなスケールの大きさ、人間というものの不思議さを感じる。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.228
(5pt)

aki

あっという間に読み終えるほど面白かったです。こういう人も居るのだと興味深かったです。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.227
(5pt)

aki

あっという間に読み終えるほど面白かったです。こういう人も居るのだと興味深かったです。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.226
(5pt)

思弁的な人は破滅していくのか、という視点で読み進めました。

熊太郎の、思考と言葉の不一致という、思考の高度さと言葉の幼稚さの対比が切なくなりました。
思弁的な人は破滅していくのか、という視点で読み進めました。

熊太郎にはそこに見栄が混じってアウトローな生き方しかできなくなります。
思考ですべてを知って悟ろうとする生き方は、苦しいのですが、社会が高度化すればするほど、つまり現代においては、熊太郎のような苦しみを抱える人が大多数なのだと感じました。

思考と言葉が一致しないという人は、意外に多いようにも感じますが、結局、一致、不一致が問題なのではなく、その人の資質や性格が問題なのだと感じました。
つまり、資質や性格によっては、熊太郎のように、思考と言葉が一致しなくても愛される人もいれば、言葉が即ち思考という人であっても愛されるのだと思いました。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.225
(5pt)

思弁的な人は破滅していくのか、という視点で読み進めました。

熊太郎の、思考と言葉の不一致という、思考の高度さと言葉の幼稚さの対比が切なくなりました。
思弁的な人は破滅していくのか、という視点で読み進めました。

熊太郎にはそこに見栄が混じってアウトローな生き方しかできなくなります。
思考ですべてを知って悟ろうとする生き方は、苦しいのですが、社会が高度化すればするほど、つまり現代においては、熊太郎のような苦しみを抱える人が大多数なのだと感じました。

思考と言葉が一致しないという人は、意外に多いようにも感じますが、結局、一致、不一致が問題なのではなく、その人の資質や性格が問題なのだと感じました。
つまり、資質や性格によっては、熊太郎のように、思考と言葉が一致しなくても愛される人もいれば、言葉が即ち思考という人であっても愛されるのだと思いました。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.224
(5pt)

これぞ文学!

これぞ文学、と言わざるを得ない作品!底力をこれほどまでに感じたことはない。
読み終えてなぜか涙が止まらなかった。
多くの人に呼んでいただけきたい、そして感じていただきたい。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.223
(5pt)

これぞ文学!

これぞ文学、と言わざるを得ない作品!底力をこれほどまでに感じたことはない。
読み終えてなぜか涙が止まらなかった。
多くの人に呼んでいただけきたい、そして感じていただきたい。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.222
(5pt)

余人には書けない

河内弁の饒舌な訥弁が行替えもなく延々と続く思索小説です。引き返し可能な分岐点を何度も通り過ぎて、破滅への道に至るまでに800頁。
 同じような構成の小説として花村萬月の「鬱」を読んだ記憶がありますが、「告白」の方が上でした。
 ずるずるっと続けて書かれているから、視点の変換に気づきにくいのですが、独白中に「あかんではないか」という評論が入ったりして、独特の文体となっています。慣れてきたら抵抗なく主人公と同化でき、そうなってしまうと、なぜ人を殺すのかがわかるような気がしました。
 無駄に長いようで、長さに必然性があった作品でした。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.221
(5pt)

余人には書けない

河内弁の饒舌な訥弁が行替えもなく延々と続く思索小説です。引き返し可能な分岐点を何度も通り過ぎて、破滅への道に至るまでに800頁。
 同じような構成の小説として花村萬月の「鬱」を読んだ記憶がありますが、「告白」の方が上でした。
 ずるずるっと続けて書かれているから、視点の変換に気づきにくいのですが、独白中に「あかんではないか」という評論が入ったりして、独特の文体となっています。慣れてきたら抵抗なく主人公と同化でき、そうなってしまうと、なぜ人を殺すのかがわかるような気がしました。
 無駄に長いようで、長さに必然性があった作品でした。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.220
(3pt)

後半はそれなりに面白かったけど。。

回りくどい町田節を延々800ページで、とにかく疲れたが、町田節は嫌いじゃない。

町人や友人との(アホな)小気味よい会話と独特の方言は、軽快で楽しい。

押しかけた田島家の番頭とのやりとり、正味の節っちゃん、河童の清やんとの対峙から盛り上がり、
そこから破滅的なクライマックスまで怒涛の展開が、重いながらも面白かった。

ただ。。。幼少期に出てきて、大人になってからも熊太郎を苦しめる、
あるエピソードが邪魔でしかない。

町田康の創作なんだが、意味がわからない。
終始熊太郎に大きな影響を与えるわりに、
結局何だったのあれ?
ってのが無ければかなり良かったのに。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.219
(3pt)

後半はそれなりに面白かったけど。。

回りくどい町田節を延々800ページで、とにかく疲れたが、町田節は嫌いじゃない。

町人や友人との(アホな)小気味よい会話と独特の方言は、軽快で楽しい。

押しかけた田島家の番頭とのやりとり、正味の節っちゃん、河童の清やんとの対峙から盛り上がり、
そこから破滅的なクライマックスまで怒涛の展開が、重いながらも面白かった。

ただ。。。幼少期に出てきて、大人になってからも熊太郎を苦しめる、
あるエピソードが邪魔でしかない。

町田康の創作なんだが、意味がわからない。
終始熊太郎に大きな影響を与えるわりに、
結局何だったのあれ?
ってのが無ければかなり良かったのに。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.218
(5pt)

あかんではないか

無為という感じがした。
面白い小説だったが、読んでいる間、「これは純粋に面白いだけの小説かもしれない」と思っていた。

事実、最後に熊太郎が辿り着いたのは、言語を絶した荒野であった。
何もなかったのだ。

あかんかった。

あかんではないか。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.217
(5pt)

あかんではないか

無為という感じがした。
面白い小説だったが、読んでいる間、「これは純粋に面白いだけの小説かもしれない」と思っていた。

事実、最後に熊太郎が辿り着いたのは、言語を絶した荒野であった。
何もなかったのだ。

あかんかった。

あかんではないか。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.216
(5pt)

あかんかった

圧巻の676ページ(単行本バージョンです。以下、ネタバレあり)この分厚い本に巻いてある帯の文句はずばり、「人はなぜ人を殺すのか」。本城熊太郎という百姓の倅が、この世に生を受けてから、殺人者として山中で自害するまでの36年の一生を描いている。舞台は河内の寒村とその周辺の町や村、登場人物に英雄的存在は一人もいない。主人公の本城熊太郎からして、じつに軽薄で情けない男だ。でも、バカではない。バカでないどころか、かなり頭はよい。なによりも彼には自分を客観視できる能力があった。つまり「自分はどう思われているのか」という自意識がむちゃくちゃ強い人なんである。彼の周囲にはそういう思弁的な人間はおらず、皆、思ったままを口にして悩みのない人たちだった。熊太郎はなにかにつけ、なぜ自分はこうなんだとか、なぜあいつらはああなんだとか、いちいち思い悩む。幕末から明治という時代には似つかわしくないほど都会的、現代的感覚を持った若者だ。たとえば熊太郎は、汗水たらして働く幼馴染たちを見て、自分はなぜあんなふうにできないのだろう、と一瞬思うが、一方で「脇目もふらず真面目にやることが果たして真面目なのか」などと真剣に考えてしまうような男であった。「脇目もふらず、すなわち周囲に対していっさいの顧慮をしないで真面目にやるというのは一種のエゴイズムではないか」と考えて、もう、体が動かなくなってしまう、そんな奴だった。なんだか、「なぜ、みんな卒業したら疑問も抱かず、就職してしまうのだろう。働く意味とは?」といって立ちすくんでしまう若者たちと重ならなくもない。

そんな熊太郎が、とある事件に巻き込まれ、殺人を犯してしまう。この殺人、熊太郎から言わせれば正当防衛なんだけれども、客観的に見れば、彼が自分をよく見せたい、有利な立場に立ちたい、と思ってやってきた小細工の集大成でもある。その殺人がいつか人にばれるのではないか、という恐怖から、真面目に生きる意欲を失った熊太郎は、手におえない極道になり果てる。それでもときどきは悔い改めて、やりなおそう、という気になったりするのだが、ここぞというときにおだてに乗ったり、調子に乗ったりしてしまって、元の木阿弥に。顔も悪くはなく、頭も悪くなく、喧嘩もどちらかといえば強く、根っからの悪人ではないにもかかわらず、読み進むごとに熊太郎は不幸になっていく。その根源にあるのは、彼の「日常に対する耐性のなさ」だ。熊太郎は、なにかちょっといいこと――たとえば喧嘩に勝つとか、博打で儲かとか、美しい女にモテるとか――があったとき、「これですべてうまく」みたいな錯覚をする。そして、「いままでのウジウジした俺」とおさらばできると思ってしまう。それが彼の致命的な弱さだ。死ぬまで断ち切ることのできない、そして死んでも自分なしで続いていく日常に向き合うことが彼にはついぞなかった。何か決定的な瞬間があり、そこで自分は決定的な精神的体験をし、それを説明する決定的な言葉が降りてくるはずだ、と熊太郎は信じている。空っぽな自分を埋めるための「なにか」を待っている。しかしその「なにか」はいつまでたっても来ない。熊太郎の最期の言葉は、「あかんかった」である。この壮大な虚しさ……。でも、この一言を読むための600余ページだったのだな、と腑に落ちる。

じつは熊太郎にも、一度だけ「なにか」が来た決定的瞬間があるにはあった。それは、抑えきれない殺意を抱いたときだ。彼は物語の最期にもう一度、今度は「確信を持って」殺人を犯す。自分を陥れた人間たちを殺す、と決めた瞬間、彼の全細胞が殺意の磁気を帯びたようになる。しかし、大量殺人を犯して、もうどうしようもないところまでいっても、やはり日常はだらだらと続くのだった。やっぱり決定的な「なにか」は来ないのだ。自らの死を覚悟したときに口をついて出た自分の言葉のあまりの虚しさ、実のなさに熊太郎は愕然とする。この期に及んで、まだ自分は真実を言葉にすることができない……。熊五郎はついに絶望する。で、「あかんかった」となるのである。これは人間の不条理の物語だ。いい人と思われたい。本当にいい人になりたい、一目おかれたい、本当にその価値のある人間いなりたい……そう思ってとる行動によって自分が自分を疎外していく。熊太郎が、自分の小ささやつまらなさに、さっさと折り合いをつけてしまえるような人間だったら、こんな苦悩もなかっただろうに。それができない「文学青年」だったところが彼の不幸の始まりだった。全編コテコテの河内弁で、笑いどころ満載なんだけれど、やっぱりどこか切ない町田文学である。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.215
(5pt)

あかんかった

圧巻の676ページ(単行本バージョンです。以下、ネタバレあり)この分厚い本に巻いてある帯の文句はずばり、「人はなぜ人を殺すのか」。本城熊太郎という百姓の倅が、この世に生を受けてから、殺人者として山中で自害するまでの36年の一生を描いている。舞台は河内の寒村とその周辺の町や村、登場人物に英雄的存在は一人もいない。主人公の本城熊太郎からして、じつに軽薄で情けない男だ。でも、バカではない。バカでないどころか、かなり頭はよい。なによりも彼には自分を客観視できる能力があった。つまり「自分はどう思われているのか」という自意識がむちゃくちゃ強い人なんである。彼の周囲にはそういう思弁的な人間はおらず、皆、思ったままを口にして悩みのない人たちだった。熊太郎はなにかにつけ、なぜ自分はこうなんだとか、なぜあいつらはああなんだとか、いちいち思い悩む。幕末から明治という時代には似つかわしくないほど都会的、現代的感覚を持った若者だ。たとえば熊太郎は、汗水たらして働く幼馴染たちを見て、自分はなぜあんなふうにできないのだろう、と一瞬思うが、一方で「脇目もふらず真面目にやることが果たして真面目なのか」などと真剣に考えてしまうような男であった。「脇目もふらず、すなわち周囲に対していっさいの顧慮をしないで真面目にやるというのは一種のエゴイズムではないか」と考えて、もう、体が動かなくなってしまう、そんな奴だった。なんだか、「なぜ、みんな卒業したら疑問も抱かず、就職してしまうのだろう。働く意味とは?」といって立ちすくんでしまう若者たちと重ならなくもない。

そんな熊太郎が、とある事件に巻き込まれ、殺人を犯してしまう。この殺人、熊太郎から言わせれば正当防衛なんだけれども、客観的に見れば、彼が自分をよく見せたい、有利な立場に立ちたい、と思ってやってきた小細工の集大成でもある。その殺人がいつか人にばれるのではないか、という恐怖から、真面目に生きる意欲を失った熊太郎は、手におえない極道になり果てる。それでもときどきは悔い改めて、やりなおそう、という気になったりするのだが、ここぞというときにおだてに乗ったり、調子に乗ったりしてしまって、元の木阿弥に。顔も悪くはなく、頭も悪くなく、喧嘩もどちらかといえば強く、根っからの悪人ではないにもかかわらず、読み進むごとに熊太郎は不幸になっていく。その根源にあるのは、彼の「日常に対する耐性のなさ」だ。熊太郎は、なにかちょっといいこと――たとえば喧嘩に勝つとか、博打で儲かとか、美しい女にモテるとか――があったとき、「これですべてうまく」みたいな錯覚をする。そして、「いままでのウジウジした俺」とおさらばできると思ってしまう。それが彼の致命的な弱さだ。死ぬまで断ち切ることのできない、そして死んでも自分なしで続いていく日常に向き合うことが彼にはついぞなかった。何か決定的な瞬間があり、そこで自分は決定的な精神的体験をし、それを説明する決定的な言葉が降りてくるはずだ、と熊太郎は信じている。空っぽな自分を埋めるための「なにか」を待っている。しかしその「なにか」はいつまでたっても来ない。熊太郎の最期の言葉は、「あかんかった」である。この壮大な虚しさ……。でも、この一言を読むための600余ページだったのだな、と腑に落ちる。

じつは熊太郎にも、一度だけ「なにか」が来た決定的瞬間があるにはあった。それは、抑えきれない殺意を抱いたときだ。彼は物語の最期にもう一度、今度は「確信を持って」殺人を犯す。自分を陥れた人間たちを殺す、と決めた瞬間、彼の全細胞が殺意の磁気を帯びたようになる。しかし、大量殺人を犯して、もうどうしようもないところまでいっても、やはり日常はだらだらと続くのだった。やっぱり決定的な「なにか」は来ないのだ。自らの死を覚悟したときに口をついて出た自分の言葉のあまりの虚しさ、実のなさに熊太郎は愕然とする。この期に及んで、まだ自分は真実を言葉にすることができない……。熊五郎はついに絶望する。で、「あかんかった」となるのである。これは人間の不条理の物語だ。いい人と思われたい。本当にいい人になりたい、一目おかれたい、本当にその価値のある人間いなりたい……そう思ってとる行動によって自分が自分を疎外していく。熊太郎が、自分の小ささやつまらなさに、さっさと折り合いをつけてしまえるような人間だったら、こんな苦悩もなかっただろうに。それができない「文学青年」だったところが彼の不幸の始まりだった。全編コテコテの河内弁で、笑いどころ満載なんだけれど、やっぱりどこか切ない町田文学である。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.214
(5pt)

物凄い

近年読んだ中で最高級の物語でした。
この人の短編・中編がパンクだとしたら、これはドスンと来るようなバロック系のへヴィロックでしょうか。
最後まで全く飽きることのないダークなグルーヴ、、チャイルドインタイムな一冊でした。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.213
(5pt)

物凄い

近年読んだ中で最高級の物語でした。
この人の短編・中編がパンクだとしたら、これはドスンと来るようなバロック系のへヴィロックでしょうか。
最後まで全く飽きることのないダークなグルーヴ、、チャイルドインタイムな一冊でした。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695
No.212
(4pt)

孤独

このボリュームにしては読むのがそれほど大変ではない。
主人公が思ったことは誰でも感じていることかも知れない。(ぼくは本当はそんな人間じゃないんだ)と言う事を。
ラストシーンの疾走感は良かった。映画の様だ。
思い出に残る一冊。

町田康特有の表現が興ざめする。
元の事件を題材にして他の作家が書いていたら読んでみたい。
果てしなく冷たくシリアスに書いたものを。
告白 Amazon書評・レビュー: 告白より
4120036219
No.211
(4pt)

孤独

このボリュームにしては読むのがそれほど大変ではない。
主人公が思ったことは誰でも感じていることかも知れない。(ぼくは本当はそんな人間じゃないんだ)と言う事を。
ラストシーンの疾走感は良かった。映画の様だ。
思い出に残る一冊。

町田康特有の表現が興ざめする。
元の事件を題材にして他の作家が書いていたら読んでみたい。
果てしなく冷たくシリアスに書いたものを。
告白 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 告白 (中公文庫)より
4122049695