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本所深川ふしぎ草紙
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本所深川ふしぎ草紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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食糧事情の良くない時代なのに、食い物を粗末にする事を肯定する小説は好きになれない。 | ||||
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【内容(ネタバレ禁止!)】 ドキドキし、やがてじわっとくるホラー仕立ての江戸人情話。さすがは作者、一流のストーリーテラーにかかると単なるゴシップも味わい深いです。 【ささった言葉】 ・片葉の芦 ・送り提灯 ・置いてけ堀 ・落ち葉なしの椎 ・馬鹿囃子 ・足洗い屋敷 ・消えずの行灯 以上、深川七不思議は、それぞれの語感の素晴らしさもさることながら、それぞれ作中で宿命的に味わい深い意味を持っています。ぜひ読まれることをおススメします。 【教訓】 江戸暮らしの人情にひたる素敵な午後を過ごせました。こういうのを書けるようになると、幸せでしょうねえ。 | ||||
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不気味がいい具合に入っていて 宮部みゆきは時代考証や 江戸の暮らしにも詳しく、 江戸物を趣味で小説にしている私のお気に入りです。 参考にもなるし、文章が話し言葉で物語を語る手法などもあります。 時代考証に、うそ臭さが無い。 短編で区切られ、 しゃばけのように妖怪だらけと言うよりは 人間の心の闇の不気味さ、 アレはなんだったのだろう、妖怪なのかなんだったのかという 不安を浮き出していて 妖怪ばかりが出てくるのが好きではない私には ほどほどの、怪しさでよかったです。 | ||||
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これはハードカバー作品のコレクションとして購入 ふしぎ草紙は、宮部作品の江戸物代表作ですから。 良いに決まってます。 | ||||
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深川に伝えられている7つのお話。江戸時代の江戸の人々の話を読んだり、おとぎ話の内容を知るだけでも十分楽しいのに、宮部さんはそれらに独自のストーリーを与え、またまた読者を楽しませてくれました。相変わらず文章も素敵です。おとぎ話や民話は、もともとは人々の生活から生まれたものでしょうから、だれの心にも何か通じるものがあるのでしょうね?? 宮部さんの時代物をもっと読みたくなりました。 | ||||
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七不思議。今でいえば、都市伝説。 題材もよいし、登場人物もよい。 回向院の茂七。脇役として出てくる。 大川を渡った深川は江戸ではないのかもしれない。 時代物が苦手な人でも楽しめる。 | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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本所七不思議をベースに短編を7本。ミステリーの要素や推理、人情も 踏まえて時代劇、特に江戸時代モノが好きだと魅力的です。 とはいえ、岡本綺堂著、「半七捕物帖」、「三浦老人昔話」などは 古典的な名著かつ、颯爽とした読後感は上だなぁ、と思いました。 ということで、3点か4点で迷いましたが 多少、辛口に3点としました。 | ||||
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宇江佐真理の小説が好きでよく読んでいる。 こちらは似た感じで書かれているが物足りない面がある。 人間関係の描写とか登場人物の起こす事件や行動についてなぜそうしたのか という部分で納得できない。 読みにくくはないのでさらっと読むのにはいいけど芯からこの手の 話を楽しもうとしたら宇江佐真理のほうがちゃんとできている。 これが初めての宮部みゆき。この1作だけでなく、他のも読んでみます。 | ||||
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初めての宮部作品がこれでよかったと思える作品でした。テーマとして七不思議を、共通のキャラクターとして回向院の茂七という岡っ引きを置いてまとまりのある連作になっています。 腰を据えて長編を読むということが最近は難しくなっていて、しかし読みでのあるものを、というタイミングでの巡り合わせに感謝しています。いわゆる人情噺としていいのでしょうか、ちょっぴり謎解き要素も入って引きつけられて心地よい余韻を味わえる、そんな作品です。 時代物に限らずたくさんの作品があるようですので、宮部ワールドを少し広げてみたいと思います。 | ||||
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本所深川の七不思議をストーリーの一部に織り混ぜた 七話からなる短編集です。 どのお話しも市井の年若い娘さんが主人公で身分は低いけれども 必死に健気に正直に生きている姿に共感しました。 中にはこのヒロインは私に性格が似てるなぁ…なんて勝手に 思ったりしながら読み進めました。 お話しとしては『人の心の闇』が全面に出された 明るいとはいえないが現代にももちろん相通じるう〜んと 考えさせられる作品ばかりです。 事件解決のまさかの展開と『初ものがたり』では主役となる 回向院の茂七親分の働きも楽しく読ませてくれました 完成度の高い短編集だと思います。 | ||||
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初めて時代小説を読んでみたが、難しすぎて話の内容が理解できなかった。 知らない言葉が数多く出てくるし、世界観になじめない。想像力には自信があっても咀嚼できないから脳内で舞台を描画できない。 本書に限ることではないだろうが、現代小説好きには話のおもしろさが伝わらなかった。 | ||||
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短編集ながら、茂七という岡っ引きを通しのキャラクターにすることで 「同じ世界」での物語感、言い換えると連続ドラマを見るような感覚で 全編がひとつの物語のようにも感じられる。 登場人物たちが、リアルな存在感を持って描かれていて 江戸情緒を楽しみながら、本所に住む人々の息づかいが感じられる。 殺人事件なども起こるが、全編とおして平和で穏やかな読後感がある。 読み返して、何度も味わいたくなる秀作。 | ||||
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時代小説/人情物/捕物帳の本道と云うよりは その外見を借りた心理小説のような一作。 人情と言いきってしまうには、あまりに濃く、 深淵な人間心理の奥底、その怖さが 全短編にじわじわと染み出していくる。 | ||||
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江戸の七不思議を利用した、7つの短編集。 そのどの作品からも、人の人情が感じられました。 人が誰かを大切に思う、暖かな気持ちのようなものかな。 もちろん、ミステリーとしても楽しめます。 回向院の茂七親分がいい役をしています。 | ||||
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あっしもね、ここいらで働いていた時期がありやしてね。丁度、小名木川の袂に支店がありやして、なぁに荷車曳いてただけですけんどね。深川、亀戸、菊川、両国界隈ってぇのは今でも粋な場所で、庶民の暮らしも活き活きとしていますもんねぇ。蕎麦、鰻、寿司、菓子なんてぇ江戸の食い物は堪らなく美味いとこでさ。「本所七不思議」が錦糸町駅前の人形焼店「山田屋」の包み紙に描かれているとは参ったねぇ、知らなかったよ。出所も粋なもんじゃねぇかい、てぇした女史だねぇ。面白いの何のって1日で読んじまったい。 ところで、不案内で申し訳ねぇけんど回向院ってぇ両国の寺も行ってみたいもんだなぁ。岡っ引きの茂七に会えるかねぇ? | ||||
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さっと読める。さらさらと書いたかに見える。しかし、そんなはずはない。 深川の七不思議を題材として、まったく違う物語を展開している。最初から七不思議すべての構想があった上で書かれたのではないだろうか。そうでなくてはこうも首尾よくそれぞれの不思議がはまることはないと思う。はまり方もそれぞれに違う。見事なものだと思う。 会話があまりに現代の言葉に近いのに最初は少々抵抗を感じたが、それもすぐに慣れてしまう。いい物語を紡ぐ人だなぁ、と改めて感心。 | ||||
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江戸の本所深川を舞台に下町の人情を描いた短編集。私は作者が「魔術はささやく」でデビューした当時から、人情物が似合うと思っていたので、我が意を得たりという感じだった。 「ふしぎ草紙」という題名だが、勿論怪談ではない。京極夏彦氏の言葉を借りれば「世の中に不思議な事など何もない」というように、妖しの現象は全て人の心が生み出す有様を宮部流に描いている。例えば、鬼火と思ったものが、実は人の心に灯る温もりだったりと、作者の人間を観る優しさが縦横に出ている。 本所深川に纏わる七不思議を描きながら、人間の持つ優しさ、人情、そして人と人との温かい触れ合いを映し出した心温まる短編集。 | ||||
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・7不思議にひっかけた7つの短編。 ・江戸の庶民の視点から描くことに徹した姿勢が良い。 ・決してきれいごとだけではないリアルな庶民派ストーリーなのだけど、読了後にどこかしらほっこりするのが素敵です。・回向院の茂七親分は実に頼りがいがありますね。こういう存在は物語的に大事です。 ・切ったはったが多い時代ものですが、こういう趣向の作品は少ないので貴重です。 | ||||
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旅行の合間にあっという間に読み終えました。茂七と本所深川の七不思議を中心とした短編のミステリーです。お静の話は特におもしろかったです。宮部みゆきさんの本はおもしろくておもしろくて全部読んでみたいです!! | ||||
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