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喪失のブルース
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喪失のブルースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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物語の最初から最後まで 終始暗くドヨーンとした陰鬱な雰囲気で 正直読んでいて気分が滅入りました。 なにかしら物語的カタルシスがあればまだ読めたのですが、 それもなく低空飛行のまま終わってしまいました。 現実は厳しいのかもしれませんが、 読んでいて楽しい一冊では少なくともありませんでした。 参考にして頂ければ幸いです。 | ||||
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読み終わる前にあまりの退屈さに読む事を諦めてしまいました。 | ||||
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ストーリー展開そのものは 面白いと感じる面もあるし 読後感もまぁまぁだけど 主人公に魅力を感じないし 脇キャラも含めて設定は色々あるわりには 全体的に印象に残りにくい 展開はわりと良かったので それは少し惜しい作品だとは感じる。 | ||||
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あまり紹介されないカナダ・ミステリ、人気の住みやすい街として知られるバンクーバーを舞台に描かれる凄惨な追跡と復讐の物語。過剰なほどエモーショナルな人物描写には見るべきものがあるが、プロットの運びは新人らしくやや拙い。 | ||||
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複雑な背景(過去、血筋、家族など)を持つ女性を主人公とした物語。 屈折した考えの持ち主ではあるものの、その不屈の行動力は驚きの連続。 一人称のブルージーな語りは雰囲気があり、読んでいてある意味心地よいものでした。 ただ、物語がやや長すぎるうえ、途中までは動きが少なかったのが、終盤になり急に勢い付き、都合よくことが運ぶのはやや調子良すぎるなと思いました。 | ||||
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まず主人公は、様々な事情で社会の底辺に位置する大人の女性で、本書帯に記されている通りに『ホームレス以上だが、市民とは呼べない』ギリギリの生活を送っており、その生業は自らの数少ない才能を生かした『人捜し』でした。 そんなある日の事、嘗て望まぬ妊娠の末、親らしい事は一切せずに里子へと捨ててしまった自らの子供が、捜索対象になっていると知り、説明する事は出来ないであろう本能のまま、その行方を追う事になると言う流れです。 ところが彼女自身は、ヒロインと呼ぶのも憚られそうな魅力の少ない女性で、取り得は人より少し歌が上手い事ぐらいで、性格は孤独を好み、容姿も周囲から女扱いされない事もしばしばある程です。 一方で、彼女を取り巻く環境は、何だかんだで暖かい面々が揃っており、事実上の探偵業務に挑む際の上司達や、所謂ゲストキャラに相当する顔触れも、彼女自身が極めて素っ気無いのに、御都合主義に皆手を差し伸べてくれると言う展開が続き、本作のテーマは差別とか偏見を、悪と断じる事に置かれている様にも見受けられます。 作風に関しては、舞台こそ移民問題に起因した、下町の治安の悪さ等が目立つカナダを舞台にしていますが、その謎解きはITの活用や、臍帯血とか幹細胞と言う近年流行の医療用語なんかも登場し、明らかな現代劇です。 ただ本作は、訳者から「3部作である」と公言されており、その辺りの事情もあってか、相棒犬の扱いが相棒らしく無かったりと、単巻読みでは詰めが甘く感じる演出も散見されました。 総じて、中程度の緻密性を有した謎解きモノと言えそうですが、続刊に備えた伏線でも張っているのか、少し見所と言えるシーンが前半には少なく、面白みに欠けると言うべきかと思います。 それでも、優しき人々の差し伸べた手を、時には踏み付けたりしながらも、結果的には皆の信念に沿って、望む方向へと進んでいく展開は悪い気分にはなりませんでしたので、取り合えずの及第点評価とします。 | ||||
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脇役は個性的だったが、主人公にはどうも今ひとつ感情移入できませんでした。 ストーリーも私には三文小説(?)的で、どうものめり込めず。 | ||||
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自分が生んで養子に出した娘を探してほしいと依頼を受け奔走するストーリー。 個性的な登場人物がたくさん登場。飼い犬もそこそこ活躍・・・。 主人公の強烈な個性とその行動力に唖然とさせられます。 カーチェイスをしたり、海に落ちたりと本当にいろいろ起こります。 主人公がピンチになると予定調和的に不思議なことや助けてくれる人が次々現れるところにとても違和感を覚えます。 (それにしてもクジラはないよね・・・。) ストーリー展開もありがちで目新しさは全くなく、面白みもない感じ。 | ||||
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珍しいカナダ舞台のミステリーと思い手に取りました。 壮絶な過去を持つ先住民族の血も混じった孤高のヒロインが、望まない妊娠で手放した我が子が行方不明と知り、本能のまま行方を追う。 異色なのはこういった場合、美人だの、ハイテクには天才的とか、何かしらの突出した才能の持ち主が主人公の事が多いけど、その点この主人公、地味です。(歌が上手いのと、嘘を見抜くのが得意) 身に起こった悲惨な出来事以前から、里親に馴染めず15で家出、路上で歌って生活していたアウトサイダーで、事件が拍車をかけ以後まったく人を信用しない人間に。アルコール依存とも戦っています。 深く描けば魅力的な脇役(仕事のボスである同性愛カップル、情報収集を手伝ってくれるドラッグクイーンでITに強い日独ハーフとか主人公といい仲になりそうな刑事とか・・・・)が出てくるのに、頑なに助けを求めない主人公なので、活躍の場はあまり与えられないのがもったいない。 過去が大変な傷になっているのは事件の陰惨さからわかるのだが、それでも恩をアダで返すような行動が多いので、私は決して好きになれなかった。それでも脇役たちや、見ず知らずの人もいいタイミングで主人公の力になってくれるのだ。時には人間以外も。 少し都合よくない?と辛口も言いたくなる。 私みたいに、大型犬が出てきて一緒に大活躍するのね~と思うとがっかりします・・・・犬ももっと活用してくれ・・・ ただポテンシャルは感じる。 ブルース歌手を目指していた主人公が歌うのは2シーンのみ。その描写が結構いい。 3部作予定だとかで、次作はデトロイトに飛ぶそうなので父親の過去を洗うのか?3部作通さないとこの作品の評価は出せないなぁ~と思いつつ、今作だけで言えばミステリー部分が弱いけどヒロインの頑張りに免じて星3個。 惹句のように犬が相棒としてもっと出番が多ければ星もう一つ増やしたのに・・・・犬好きの私はうっかり釣られたので宣伝効果はあったと思いますが。 本国での人気はどうなのだろう。映像に向いていそうだけど、悪役がなぁ・・・・難しいところです。 | ||||
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