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希望が死んだ夜に
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希望が死んだ夜にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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女子中学生が同級生を殺した。捜査一課の刑事が取調べをするが、少女は動機を黙秘する。 過去の少女達の話と、刑事達の話が交互に描かれていきます。 精神的にも条件的にも、生活保護を受けることの難しさが分かります。 シングルマザーたけでなく、シングルファーザーにも貧困層があることも。 結末には驚きました。 | ||||
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ネタバレ注意。 刑事2人の視点と被害者と加害者の少女2人の視点がパラレルに進む。 刑事目線からのミステリーという構成を取っている事により、オチのどんでん返しを作らざるを得なくなってしまっている。そのせいで話がアザとい。謎解きの要素を削って少女2人の青春小説として作ったとしたら、どんなラストが導かれるのだろうと気になった。 エンターテイメント小説として、格差社会の傍目には分からない問題を詳らかにしていくために、外部者が事実関係を調べていくというミステリーが適切だったというのはよく分かる。しかし、あのラストにしないための斬新な構成とかなかったのかなという気がしてしまう。 それにしても少女を描くのが巧い作家さんだと思った。彼女たちが出会っていくことを通して、取り巻く社会や自分達の幼さに向き合わされてしまう、それは素敵な出会いだったと同時に他者を通して大人になる場所として、彼女たちが置かれている状況がハードすぎて残酷な青春小説にしかなっていかない哀しさがあり。とにかく2人の人生から目が離せなかった。 ちょっと勘ぐってしまうのは、2人の主人公の出自がどちらも金持ち出身の貧困という所。なんというか、著者のインテリっぽい出自もここから透けて見えてしまう気がした。だから悪いとは全く思わないが、相当資料と格闘して作ったんだなと。もともとそこにある貧困の連鎖も読みたい気がしつつも、貧困の外側から貧困を描いてる自分自身を対象化する視点(ジャーナリスト)をしっかり入れ込んでいるあたりも書き手の誠実さが見える気がした。 | ||||
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そんなに話題になった本ではないし、作者・天称涼をこの度初めて知った。あまり期待をしないで読んでみたが、期待を裏切るかたちでかなり面白かった。本の帯には「面白い作家が、凄い作家になる瞬間がある。本書を読んだとき、天称涼は凄い作家になったと、感嘆した」と批評されていたが、まさしくその通りだ。他の作品も読んでみたい気持ちだ。 貧困の問題を抱えた二人の女子中学生が仲良くなっていく、後半からの展開は読者を惹き付けるストーリーになっている。頼りにならない駄目な親元で、生きる希望が持て始めた時期もあったが、その後一気に失っていく過程がよく描けていると思う。どんどんストーリーに引き込まれていき、彼女らの気持ちにとても共感できる。 最後に真実を知った時は、彼女らの相手を想いやる心と『希望が死んだ夜に』というタイトルが頭の中をぐるぐる廻って、思わず涙が出てきた。感動的な終わりかたになっていてとても良かった。 | ||||
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思ってたよりは感動とかはなかった 本当にミステリーが読みたい人にはあまりおすすめではないかも | ||||
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