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忌物堂鬼談
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忌物堂鬼談の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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三津田作品の大ファンで、新作をまだかまだかと心待ちにし過ぎたせいか、今回の作品は少々微妙でした。 期待し過ぎてハードルが上がったというのも考えられますが…。 一番面白かったのは、とある忌物に関するエピソード、古いアパートで女子大生が体験した怪異ですかね。 アパートの独特な造り(古い物件だと珍しくないのかもしれませんが)も手伝って、その場面を想像して怖さ倍増。 何でキッチン共同なの?トイレも?何で個々の玄関のドア引き戸なの?と、アパートの造り故に女子大生の身がより危険な感じがして。 そのエピソードの臨場感は、さすが三津田作品だなと思ったのですが…。 他の忌物のエピソードは、正直微妙でした。 特にある家族のエピソード…グロ過ぎ。 私はミステリーやホラーは読むのが好きですが、如何せんグロいのが大の苦手で…。 三津田作品はグロ描写がほとんどないので(「スラッシャー」「シェルター」など極稀にグロ作品がありますが)、それも三津田作品のファンである理由なのですが…このエピソードに関してはビックリするくらいグロかった。 丁寧過ぎるくらいのグロ描写。 これはいただけない。 三津田作品にしては珍しく、女性が主人公です。 だからなのか、他の三津田作品のように主人公の存在感というか個性がない。 まあもう一人主人公とも言える男性が登場しますが、登場シーンが少ない。 その分猫が可愛かった。 「死相学探偵」のボク的ポジションなのかな? 全体的にけしてつまらない訳ではないのですが、語り口というか手法は「ホラー作家の読む本」とかと通じるものもあるし。 ただこれまでの三津田作品と比べると、どうしても物足りなさが残るかな~。 とはいえ、三津田作品ファンなら読んでみるべきとは思います。 最後の終わり方、いかにもこの作品がシリーズ化しそうな感じでしたが、個人的には「刀城言耶」やシリーズの新刊を出してほしい…。 | ||||
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