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騙し絵の牙
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騙し絵の牙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 61~80 4/5ページ
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『騙し絵の牙』は「2018年本屋大賞のノミネート作品」ですし、結果として第6位に入った作品ということで関心をもって読了しました。 塩田武士の作品はこれまで何作も読みました。毎回違うテーマで書くことのできる筆力の確かさは証明済みです。 今回は、出版業界を取り上げ、本、雑誌という紙媒体の行く末を暗示するようなストーリーでしたから、書店員の支持を集めたのは間違いないでしょう。 大手出版社である『薫風社』に勤務し雑誌『トリニティ』の辣腕編集長として活躍する速水が主人公です。大泉洋さんをイメージしたあてがきとのこと。企画段階から凝っています。 編集会議でのやりとりに出版業界の置かれている厳しい現状が綴られていました。特集企画を出し合い、少しでも部数を伸ばせる企画はないのか、ということも検討しているわけですが、二次利用に活路を見出すという点が、本書の構成上大きな役割を果たしていることが感じられました。 大泉洋さんが表紙を飾っているというタイアップ企画もその一つの例示なのでしょう。 兵庫県生まれの塩田武士のバックグラウンドに由来する会話の妙は、本作品の強みです。ストーリー展開のスパイスのような効果が表れていました。 エピローグは作者のプロットの完成に必要だったのでしょう。読者は当然知らされていないので、唖然とします。『騙し絵の牙』というタイトルの持つ意味をそこで理解するという趣向でした。 鮮やかに騙される方が楽しめます。 | ||||
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エピローグまでずっと出版業界の憂いが続き、個人的には絶望を見せられた感があった。エピローグで、書名が「騙し絵の牙」となっている理由が明かされる。私はすっかり騙されました。でも、でもね、エピローグの展開が唐突過ぎるのは否めないと思う。伏線が大量に回収されているので、論理的な破綻はないし、見事だなあとは思う。でもやはり、こんなうまくは行かないよなというのが正直なところ。 出版業界の明るい将来を描こうとしたのかもしれない。多少の無理はあったものの、楽しめる作品であることに変わりはない。 | ||||
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大泉洋さんを当て書きという宣伝文句に惹かれ即購入。すっごく面白かった! 後半思いもよらない展開に変わっていき、そこが騙し絵の牙なのかなと思ったけど、でも騙してたとは思えなかった。 それほど小説の中で大泉洋さんが躍動してて魅力的でした。 プロローグとエピローグの仕掛けが好きです。 映画化を念頭に置いたプロローグだと思いました。 | ||||
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面白くてあっという間に読めました。映画化は楽しみだけど、小説だから面白い部分(表現)もあるような気がします。装丁はさすが吉田ユニさんという感じですが、読み終わって改めて見ると読む前と違う印象になり、余韻の残る本です。 | ||||
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リアルな出版不況本で暗い気分になったが、最後に明るい展開になれてよかった。エピローグは賛否両論だと思うが、私的にはありかな。 | ||||
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実在の人物とのコラボ、そんな小説は聞いたことがないので、興味本位で購入。 ストーリーの組み立て方はサイコー!主人公のセリフもグッド! 吹きだしたり、頷いたり…それに本好きにはたまらない、出版社と言うステージ設定。 出版勤務ではないものの多少知っている業界の為、読み進めるうちに〝この著者って何者?〝と経歴を調べた程でした。 新聞社にお勤めだったのであれば多少は知識がおありだったのかもしれませんが、雑誌の現場など取材もされたのだろうと思います。 とにかくこの小説を読みたくて読みたくて…と言う数日間! 寝る前に読み、眠たくなるのが悔しかったほどでした。 この所、読みたい国内作家の作品がなく、海外ものにばかり手を出していました。 小説の楽しさをひさしぶりに味わわせてもらいました。ありがとうございました。 今は、塩田さんの前の作品「罪の声」を読んでいます。 | ||||
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素直に面白かった。出版界に関わる仕事をしている身でもあり先が気になり一気に読破。主役大泉洋としての映像化ありきの小説だが連ドラで観たい。映画では微妙なニュアンスは省かれ極端な表現になるわけだろうし、そうなってしまうと小説とは異なる作品になりそうなのが今から残念な思い。願わくば光と影のコントラストが強い映画版と光と影の間のグラデーション豊かなグレーも表現された連ドラ版の両方を観てみたい。 | ||||
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大泉洋さんの当て書きと聞いた時点でこれは買わなければならない!と思い、即購入しました。 仕事面での速水は大泉さんのイメージ通り。つらいことや理不尽なことがあっても、相手の懐にスッと入っていく持ち前の人たらしさで乗り切っていきます。 が、家庭面ので速水さんは大泉さんのイメージと全然あいません。というか、普通に最低な夫だと感じました。 勝手に劣等感を抱いて妻を責めて、自分は不倫。なのに被害者面していることに読んでて不快に感じてしまいました・・・。 残念です。 | ||||
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…が、エピローグ後半部分の「生い立ち」は必要だったんだろうか…? ↑は自分的には蛇足だった 「立ち位置替えて、起死回生」を、「悪魔」と、悪者としてしまってるのも少々腑に落ちない 基本は楽しく読みました | ||||
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速水が大泉洋さんにバッチリはまってました。 その上、 ラストの展開にはびっくり‼️ | ||||
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ハードルを下げまくったおかげか、めちゃくちゃ楽しんでしまった。いや、睡眠時間さえも削ったぐらいだから、本当に面白かったのだろう。 塩田武士の作品は初めてだったが、なかなかやり手の作家である。読者の感情を振り回すのが上手い。 これだけ揺さぶられちゃ、そりゃあもう楽しめないわけがないだろう。 あと、大泉洋をあてがきした試みについては、完全にハマっていた。どのセリフも脳内再生が余裕だし、何よりも本を読みながら映像化するのがラクになった。ライトノベルの挿絵と似たような効果を生んでいた。 出版不況の今、こういった新しい試みはどんどんやっていってほしい。新規の顧客は新しい所にしかいないのだから。 | ||||
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正直、反吐が出そうな気分で読み進んだ。 軽妙な話術を駆使するとされている主人公だけど、これっぽっちも魅力を感じない。 「人たらし」とか書いてるけど、それを書いちゃおしまいでしょう。書かないで魅力感じさせてくれよ。 それがないから、どろどろとした出版社の裏事情の薄汚さを中和するものがなく、反吐が出そうになるわけよ。単純に業界ものが好きな人には面白いのかも知れないけど。 でも、本屋大賞ノミネート作品なんだ。今にきっと面白くなる。頑張って最後まで読めばきっと面白いに違いない…と読み進むと、しまいにはセコい『砂の器』みたいな父子放浪。なんじゃこりゃ? ああ、本屋大賞ノミネートって、きっと裏で変な圧力がかかったのね。「この本をノミネートしないと、大御所〇〇先生の本を卸さないよ」とか。内容が内容だけに、そんな疑惑まで抱いちゃうわよね。 この☆一つは、大泉洋の写真に対するものです。私は殆どこの写真で買ったに等しいので。(そういう人、他にも居そうな気がする) 実にもう時間と金を無駄にした! と思いました。 | ||||
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作品としてはよく出来ているのだけど大泉洋が出てきすぎ。こうした方が話題になるのかもしれないけれど、何か脚本を読まされているようでした。作品の情景や人物の様子を思い浮かべながら読むのを楽しみとしている自分には合わない。作品星4-大泉洋の出すぎマイナス星1で星3つ | ||||
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出版社とそれを取り巻く様々な業種の、ひたすら”不景気な話”が、自分にとってはかなりキツかったのですが、いやぁ~やられた。 書店員さん達の「面白いから!」は嘘じゃなかった。読んでる最初から最後まで脳内で大泉洋さんが大暴れでした。 | ||||
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人たらしの大泉さんだけではなく悪い感じが垣間見れてとても良かった‼今後も是非大泉さんで色々読んでみたいです。 | ||||
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大泉洋とのタイアップ?部分にはお金を払いたくないなあという気持ちもあったけど、塩田武士というだけの理由で購入。 タレントのことをそれほど知らないので、当然頭の中でタレントは微塵も動かず。 ただ本編は普通に面白かった。会話がコントみたいたったり、昭和の映画みたいな味わいがあったり。 が、まあ元は取れたかなと感じながら読み始めたエピローグでは完全に油断していた、、、ラストがあった。なんというか、あまりのショックに久々に平衡感覚を一瞬失うほどの衝撃を受けた。大どんでん返しとはこういうのだろう。しばらく頭がしびれて動けなかった。 そしてさらに読み終わって、大泉洋がどうのと帯やらで謳っていたのがじわじわと繋がってきた。 きっと彼じゃなくてもよかったのだ。この本のオチと、現実の商品としてのこの本が絶妙につながっていて、彼はその分かりやすい目印、橋渡し役に過ぎないのだ。でも逆に彼くらい有名な人でないとだめだったのか。 今ここまで書いていて改めて少しゾッとした。この本はどこまで計算してつくられているのだろう。まだなんかあるようで、なんだか怖くなってきた | ||||
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エピローグが読者置き去りで呆気にとられた。 最後に読者を騙そうとしたんだろうけど、どんでん返しというよりはただの手抜きじゃないかと?付いていけなかった。 それまではまあまあ面白く、出版業界の悲喜こもごもも興味深く(この話題はやや食傷気味ですが)読んでいたが、オチが残念。 大泉洋がおもしろいだけじゃないのか...。 | ||||
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ただ大泉洋による話題性だけの作品。出版業界のなんやかんやがひどくつまらない。文もかなり読みにくいし、面白くない。買って損しました。 | ||||
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あてがきされたことで脳内で大泉さんが再生される仕組みになっている、新しい小説。 面白かった!! 映画を一本観たみたいな気持ち。 さらには小説ならではのギミックで、その「あてがき」が、ラストのあるポイントになるという…凄い。 大泉洋がイメージされた雑誌編集長が物語の主人公。廃刊を匂わされ、組織に翻弄されていく彼の行動から出版界の光と影が、さらに徐々に主人公・速水自身の明と暗の部分が浮かび上がっていく。ラスト20ページどんでん返しの嵐だが、読み返すとエピローグへの細かい伏線が散りばめられていることがわかる。そういう点で2度読みしたい作品だし、泣けるカタルシスがある。 カバーは大泉さん演じる速水の影が人の顔になっていて、タイトルにもぴったりで、読み終わったあと物語自体がパッケージともリンクしていることにハッとした。 作り込まれてるなーと感心。 また主人公が起こした最後の結末が正義なのか悪なのか、それも見え方次第だよなーと。 たしかにスマホが手放せなくなっていて、小説だけでなくテレビや映画、ラジオからも離れている。これからエンタメ業界には速水みたいなグレーなヒーローが出てくるんだろうか。 大泉さん主演で映像化期待してます。 | ||||
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「これからは 、割り切ってサラリ ーマンとして生きる出版人が増えるだろう …」というフレーズにドキッとしました。ほんとそれ! | ||||
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